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シンハリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シンハリーズ
欧字表記 Singhalese[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栗毛[1]
生誕 2002年3月3日(22歳) [1]
Singspiel[1]
Baize[1]
母の父 Efisio[1]
生国 イギリスの旗 イギリス[1]
生産者 G. and Mrs Middlebrook[1][2]
馬主 Gould Family Trust and Dixon, Paul[2]
調教師 James M. Cassidy[2]
競走成績
生涯成績 12戦3勝[1]
勝ち鞍
G1 デルマーオークス 2005年
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シンハリーズ(欧字名:Singhalese2002年3月3日 - )は、イギリスで生産された競走馬繁殖牝馬[1]

2005年デルマーオークス(G1)を制したほか、引退後は日本繁殖牝馬となり、2016年優駿牝馬(オークス、GI)を制したシンハライトなど3頭の重賞勝ち馬を輩出した。

競走馬時代

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2歳時に4戦1勝の戦績を残し、3歳となる2005年は重賞戦線で好走。G1初出走となるアメリカンオークスでは日本から出走してきたシーザリオの3着に敗れるも、次走1着を挟んで出走したデルマーオークスを制しついに重賞およびG1初制覇を果たした。その後、G3パッカーアップステークスに出走し2着、クイーンエリザベス2世チャレンジカップステークスでは7着に敗れ、翌2006年の1戦で敗れたのを最後に現役を引退した。

繁殖牝馬時代

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引退後は社台グループ吉田勝己に売却され、日本ノーザンファーム繁殖牝馬となった。すると、2年目の産駒であるアダムスピーク(父ディープインパクト)が2011年ラジオNIKKEI杯2歳ステークスを制し[3]、早くも産駒の初重賞制覇を果たした。さらに、2016年にはアダムスピークの全妹シンハライト優駿牝馬を制し[4]、産駒のGI級競走およびクラシック競走初制覇を達成した。

繁殖成績

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馬名 誕生年 毛色 馬主 厩舎 戦績・備考 出典
初仔 ポロンナルワ 2008年 栗毛 Rahy (未出走・繁殖) [5]
2番仔 アダムスピーク 2009年 黒鹿毛 ディープインパクト (有)キャロットファーム 栗東石坂正 8戦3勝(ラジオNIKKEI杯2歳S優勝・引退) [6]
3番仔 シンハディーパ 2010年 黒鹿毛 ウォーエンブレム (有)サンデーレーシング 栗東・松永幹夫 11戦1勝(引退・繁殖) [7]
4番仔 リラヴァティ 2011年 黒鹿毛 ゼンノロブロイ (有)キャロットファーム 栗東・石坂正 23戦5勝(マーメイドS優勝・繁殖) [8]
5番仔 アダムスブリッジ 2012年 鹿毛 36戦3勝(若駒S優勝・引退) [9]
6番仔 シンハライト 2013年 黒鹿毛 ディープインパクト 6戦5勝
優駿牝馬ローズSチューリップ賞優勝・繁殖)
[10]
7番仔 ミリッサ 2014年 栗毛 ダイワメジャー 17戦4勝(引退・繁殖) [11]
8番仔 シンハラージャ 2015年 栗毛 オルフェーヴル 14戦2勝(引退) [12]
9番仔 ライティア 2017年 鹿毛 ディープインパクト 栗東・池添学 14戦4勝(引退・繁殖) [13]
10番仔 スリーパーダ 2019年 栗毛 ミッキーアイル 栗東・斉藤崇史 16戦3勝(現役) [14]
11番仔 ジャミーレ 2020年 栗毛 リアルインパクト 7戦2勝(現役) [15]
12番仔 ナインストーンズ 2021年 鹿毛 キズナ (有)キャロットファーム
→武井良介
栗東・池添学
大井・鈴木啓之
5戦0勝(現役) [16]
13番仔 エンベッカ 2022年 鹿毛 サトノダイヤモンド (有)キャロットファーム 栗東・斉藤崇史 (デビュー前) [17]
  • 2024年10月8日現在

エピソード

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  • 活躍産駒のシンハライトは6戦5勝、桜花賞のみ2着という戦績で現役を終えたが、オークス制覇を含む6戦5勝、敗れた1戦が桜花賞2着というのは、シンハリーズがアメリカンオークスで敗れたシーザリオの戦績とも一致する[18]

血統表

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シンハリーズ(Singhalese)血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サドラーズウェルズ系
[§ 2]

Singspiel
1992 鹿毛
父の父
In the Wings
1986 鹿毛
Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
High Hawk Shirley Heights
Sunbittern
父の母
Glorious Song
1976 鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Ballade Herbager
Miss Swapsco

Baize
1993 栗毛
Efisio
1982 鹿毛
Formidable Forli
Native Partner
Eldoret High Top
Bamburi
母の母
Bayonne
1988 栗毛
Bay Express Polyfoto
Pal Sinna
Lambay Lorenzaccio
Treasure Island
母系(F-No.) (FN:F6-e) [§ 3]
5代内の近親交配 アウトブリード [§ 4]
出典
  1. ^ [19][20]
  2. ^ [20]
  3. ^ [19][20]
  4. ^ [19][20]


脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l シンハリーズ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年9月23日閲覧。
  2. ^ a b c Singhalese (GB) - EQUIBASE、2022年10月1日閲覧。
  3. ^ アダムスピークが優勝 競馬ラジオNIKKEI杯 - 日本経済新聞、2022年10月1日閲覧。
  4. ^ シンハライトV、桜花賞惜敗の無念晴らす/オークス - 極ウマ、2022年10月1日閲覧。
  5. ^ ポロンナルワ - JBISサーチ、2022年10月1日閲覧。
  6. ^ アダムスピーク - JBISサーチ、2022年10月1日閲覧。
  7. ^ シンハディーパ - JBISサーチ、2022年10月1日閲覧。
  8. ^ リラヴァティ - JBISサーチ、2022年10月1日閲覧。
  9. ^ アダムスブリッジ - JBISサーチ、2022年10月1日閲覧。
  10. ^ シンハライト - JBISサーチ、2022年10月1日閲覧。
  11. ^ ミリッサ - JBISサーチ、2022年10月1日閲覧。
  12. ^ シンハラージャ - JBISサーチ、2022年10月1日閲覧。
  13. ^ ライティア - JBISサーチ、2022年10月1日閲覧。
  14. ^ スリーパーダ - JBISサーチ、2022年10月1日閲覧。
  15. ^ ジャミーレ|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2023年1月18日閲覧。
  16. ^ ナインストーンズ|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2024年10月10日閲覧。
  17. ^ _________ - JBISサーチ、2022年10月1日閲覧。
  18. ^ シンハライト 母の仇敵シーザリオの追い込み再現 - スポニチアネックス、2022年10月1日閲覧。
  19. ^ a b c シンハリーズ(GB) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年10月1日閲覧。
  20. ^ a b c d シンハリーズの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2022年10月1日閲覧。

外部リンク

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