シロネ属
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シロネ属 | |||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Lycopus L.[1] | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
シロネ属(白根属)[2] | |||||||||||||||||||||
種 | |||||||||||||||||||||
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シロネ属(シロネぞく、学名:Lycopus、和名漢字表記:白根属)はシソ科の属の一つ。
特徴
[編集]湿地に生育する多年草。葉は対生し、縁に鋭い鋸歯があるか羽裂し、多くは葉柄は無い。花は小型で各葉腋に密に生じ、小苞は多くは針形になる。萼は鐘形で等間隔に4-5裂する。花冠は小型の鐘形で、ほぼ等間隔に5裂する。雄蕊は4個で、うち下側の2個が完全雄蕊で、上側の2個は仮雄蕊となるかまたは無い。果実は分果で、扁3稜形のくさび状になり、先端は切形になる[3]。
分布
[編集]ヨーロッパ、アジア、北アメリカに約10数種あり[4]、日本には5種が分布する[5]。
種
[編集]日本に分布する種
[編集]- コシロネ Lycopus cavaleriei H.Lév. - 別名、サルダヒコ、イヌシロネ。北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国に分布する[5]。
- シロネ Lycopus lucidus Turcz. ex Benth. - 北海道、本州、四国、九州、東アジア、北アメリカに分布する[3]。
- ヒメシロネ Lycopus maackianus (Maxim. ex Herder) Makino - 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国東北部、東シベリアに分布する[5]。
- ヒメサルダヒコ Lycopus ramosissimus (Makino) Makino var. ramosissimus - 本州、四国、九州、朝鮮半島、中国に分布する。コシロネ(L. cavaleriei)と区別しないことがある[5]。
- エゾシロネ Lycopus uniflorus Michx. - 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国東北部、シベリア、北アメリカに分布する[3]。
和名、学名の由来
[編集]シロネ属のシロネは、「白根」を意味し、地下茎が白いのでいう[5]。また、学名の Lycopus は、ギリシャ語の lykos (オオカミ)+ pous (足)を意味し、オオカミの足に似ているためとされるが、意味は不明[6]。
ギャラリー
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本III合弁花類』、1981年、平凡社
- 林弥栄監修、平野隆久写真『山溪ハンディ図鑑1 野に咲く花』、1989年、山と溪谷社
- 牧野富太郎原著、大橋広好・邑田仁・岩槻邦男編『新牧野日本植物圖鑑』、2008年、北隆館
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
- Lycopus Tropicos
- Lycopus The Plant List.