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シラネニンジン属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シラネニンジン属
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : キキョウ類 campanulids
: セリ目 Apiales
: セリ科 Apiaceae
: シラネニンジン属 [1]
Tilingia [1]
学名
Tilingia Regel (1859) [2][3]
タイプ種
Tilingia ajanensis [3]
  • 本文参照

シラネニンジン属(シラネニンジンぞく、白根人参属、Tilingia)はセリ科の一つ。

特徴

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多年草。全体が無毛で、は直立して上部は分枝する。は長い柄をもち、1-4回3出羽状複葉または1-3回羽状複葉になり、小葉は線形から卵形状になる裂片に裂けるか、鋸歯がある。は複散形花序になり、花序には総苞片と小総苞片があり、花弁は白色になる。果実は卵形または長楕円形で、油管は分果の表面側の各背溝下に1-3個、分果が接しあう合生面に2個または4個ある。

日本のほか、シベリア東部、ロシア極東部、朝鮮、中国に5種知られている。

日本の種

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ミヤマウイキョウ Tilingia tachiroei (Franch. et AU|Sav) Kitag.
北海道、本州中部以北、四国、朝鮮、中国東北部に分布する。
シラネニンジン T. ajanensis Regel
北海道、本州中部以北、シベリア東部、ロシア極東部などに広く分布する。
ツシマノダケ T. tsusimensis (Y.Yabe) Kitag.
対馬の山地に分布する。
イブキゼリモドキ T. holopetala (Maxim.) Kitag.
日本固有種。北海道、本州中部以北に分布する。

ギャラリー

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脚注および参考文献

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  1. ^ a b 米倉浩司『高等植物分類表』(重版)北隆館、2010年。ISBN 978-4-8326-0838-2 
  2. ^ "Plant Name Details for Tilingia Regel & Tiling". International Plant Names Index (IPNI). International Organization for Plant Information (IOPI). 2012年8月16日閲覧
  3. ^ a b "'Tilingia Regel & Tiling". Tropicos. Missouri Botanical Garden. 40014562. 2012年8月16日閲覧
  • 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎(他編)『日本の野生植物』 草本II 離弁花類、平凡社、1982年。 
  • 林弥栄(編)『日本の野草』山と渓谷社〈山渓カラー名鑑〉、1983年。 
  • 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “簡易検索結果”. BG Plants 和名−学名インデックス」(YList). 2012年8月16日閲覧。

外部リンク

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