シュウ酸鉄
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シュウ酸鉄(しゅうさんてつ、蓚酸鉄、iron oxalate)は鉄とシュウ酸の塩であり、鉄の酸化数によって、シュウ酸鉄(II)とシュウ酸鉄(III)が存在する。
シュウ酸鉄(II)
[編集]シュウ酸鉄(II)二水和物 | |
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一般情報 | |
IUPAC名 | Iron(II) oxalate dihydrate |
分子式 | Fe(C2O4)・2H2O |
分子量 | 179.89 |
形状 | 淡黄色粉末 |
CAS登録番号 | 6047-25-2 |
性質 | |
出典 | Sigma Aldrich MSDS |
シュウ酸鉄(II) (iron(II) oxalate, ferrous oxalate) は水和水を持つ2価の鉄とシュウ酸の化合物である。化学式はFe(C2O4)・2H2O、CAS登録番号は[6047-25-2]である。空気を絶って強熱すると酸化鉄(II)と一酸化炭素および二酸化炭素になる[1]。空気中では160℃で分解するが脱水はできない[2]。
天然には、希産鉱物のフンボルト石として産出する。
シュウ酸鉄(III)
[編集]シュウ酸鉄(III)六水和物 | |
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一般情報 | |
IUPAC名 | Iron(III) oxalate hexahydrate |
分子式 | Fe2(C2O4)3・6H2O |
分子量 | 483.84 |
形状 | 黄色粉末 |
CAS登録番号 | 166897-40-1 |
性質 | |
出典 | Sigma Aldrich MSDS |
シュウ酸鉄(III) (iron(III) oxalate, ferric oxalate) は水和水を持つ3価の鉄とシュウ酸の化合物である。化学式はFe2(C2O4)3・6H2O、CAS登録番号は[166897-40-1]である。光に当てると黄緑色に変化し、強い光によってシュウ酸鉄(II)と二酸化炭素に分解する[2]。水溶液に光を当てながら2~3日放置しても、徐々に分解し、シュウ酸鉄(II)を析出する。
脚注
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