サイド・エフェクト (映画)
サイド・エフェクト | |
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Side Effects | |
監督 | スティーヴン・ソダーバーグ |
脚本 | スコット・Z・バーンズ |
製作 |
ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ グレゴリー・ジェイコブズ スコット・Z・バーンズ |
製作総指揮 |
ダグラス・ハンセン マイケル・ポレール ジェームズ・D・スターン |
出演者 |
ジュード・ロウ ルーニー・マーラ キャサリン・ゼタ=ジョーンズ チャニング・テイタム |
音楽 | トーマス・ニューマン[1] |
撮影 | スティーヴン・ソダーバーグ |
編集 | スティーヴン・ソダーバーグ |
製作会社 | エンドゲーム・エンターテインメント |
配給 |
オープン・ロード・フィルムズ プレシディオ |
公開 |
2013年2月8日 2013年9月6日 |
上映時間 | 106分[2] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $30,000,000[3] |
興行収入 | $60,288,363[4] |
『サイド・エフェクト』(原題: Side Effects )は、2013年のアメリカ合衆国のサイコスリラー映画。スティーヴン・ソダーバーグ監督、スコット・Z・バーンズ脚本、出演はジュード・ロウ、ルーニー・マーラ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、チャニング・テイタム他。抗うつ薬を処方された若い女性に襲いかかる副作用(サイド・エフェクト)が描かれる。
ストーリー
[編集]うつ病を患っていたエミリーは、精神科医のバンクスが処方した新薬の副作用で発症した夢遊病で夫を殺害する。医師として社会的信頼を失ったバンクスは、新薬やエミリーの周辺について独自に調査を開始すると、隠された衝撃的な真実にたどりつく。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替
- ジョナサン・バンクス博士 - ジュード・ロウ(森川智之)
- エミリー・テイラー - ルーニー・マーラ(小林沙苗)
- ヴィクトリア・シーバート博士 - キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(深見梨加)
- マーティン・テイラー - チャニング・テイタム(前田一世)
- ディアドラ・バンクス - ヴィネッサ・ショウ[5](恒松あゆみ)
- マーティンの母親 - アン・ダウド
- エミリーの上司 - ポリー・ドレイパー(宮寺智子)
- カール・ミルバンク - デヴィッド・コスタビル(尾花かんじ)
- ケイラ・ミルバンク - メイミー・ガマー(片貝薫)
- バンクスの上司 - フランシス・フリードマン(魚建)
- エズラ・バンクス - ミッチェル・ミハリシン(白石涼子)
- エミリーの弁護士 - シェイラ・タピア(根本圭子)
- その他の日本語吹き替え‐金光宣明/田尻浩章/衣鳩志野/塩谷綾子/竹内絢子/櫻井トオル
- 日本語版制作スタッフ 演出:麦島哲也 翻訳:井村千瑞 監修:Azby Brown 制作:HALF H・P STUDI
当初は主役としてブレイク・ライヴリーがキャスティングされたが[6]、のちにルーニー・マーラへ変更された[7]。ヴィクトリア役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズとソダーバーグのコラボレーションは、『トラフィック』(2000年)、『オーシャンズ12』(2004年)に次いで3作品目である[8]。
製作
[編集]当初の表題は『The Bitter Pill 』で、スティーヴン・ソダーバーグが監督、スコット・Z・バーンズが脚本、ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラとグレゴリー・ジェイコブズとバーンズがプロデューサーを務めた[9]。2012年1月に、アナプルナ・ピクチャーズが製作することが報じられた[10]。数週間後にアナプルナはプロジェクトから降り、エンドゲーム・エンターテインメントが出資することとなった[11]。
主要撮影は2012年4月5日にニューヨークで開始され[12]、撮影現場の写真は4月10日に公開された[13][14]。
音楽
[編集]『Side Effects』 | |
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多数のアーティスト の サウンドトラック | |
リリース | |
ジャンル | 映画音楽 |
レーベル | ヴァレーズ・サラバンド・レコーズ |
映画音楽はトーマス・ニューマンが作曲し、2013年3月5日にヴァレーズ・サラバンド・レコーズからスコア盤が発売された。
全作曲: トーマス・ニューマン。 | ||
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「Acute Parasomnia」 | |
2. | 「Very Sick Girl (Main Title)」 | |
3. | 「Houston Free Meds」 | |
4. | 「Relativity」 | |
5. | 「Past Behaviour」 | |
6. | 「Another Acquittal」 | |
7. | 「Knife」 | |
8. | 「Hopelessness」 | |
9. | 「Allison Finn」 | |
10. | 「Dark & Stormy」 | |
11. | 「Poisonous Fog」 | |
12. | 「Salt Water」 | |
13. | 「Conduct Review」 | |
14. | 「Double Jeopardy」 | |
15. | 「Malingering」 | |
16. | 「St. Luke’s」 | |
17. | 「Take Back Tomorrow (End Title)」 | |
18. | 「The Forgotten People」(歌: ジーベリー・コーポレーション) |
公開
[編集]『The Bitter Pill 』はオープン・ロード・フィルムズで公開されることが、2012年1月に発表された[10]。のちに表題は『Side Effects 』に変更され、11月に予告編が公開された。2013年2月に第63回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門で上映された[15]。
北米では公開週末3日間で約1000万ドルを売り上げて3位となった[16]。
批評家の反応
[編集]2013年6月7日時点で、Rotten Tomatoes では195件の批評家レビューで支持率は83%となっている[17] 。Metacritic では39件のレビューで加重平均値は75/100となった[18]。
『Honey Cutts Hollywood 』のカーク・ハニーカットは「ポストモダン・ヒッチコック・スリラー」と評し、ストーリーについて「インクレディブル」と賞賛した[19]。『タイム』のリチャード・コーリスは監督と脚本家を賞賛し、『白い恐怖』、『間違えられた男』、『めまい』、『マーニー』との類似点を挙げ、『愛のメモリー』、『殺しのドレス』、『レイジング・ケイン』、『パッション』のようなヒッチコック・トリビュート映画だと述べた[20]。
参考文献
[編集]- ^ "Thomas Newman to Score Steven Soderbergh's 'The Bitter Pill'". FilmMusicReporter.com. Retrieved July 14, 2012.
- ^ “SIDE EFFECTS (15)”. British Board of Film Classification (2013年2月5日). 2013年2月5日閲覧。
- ^ Kaufman, Amy (February 7, 2013). “'Identity Thief' will easily steal No. 1 from 'Side Effects'”. Los Angeles Times June 1, 2013閲覧。
- ^ “Side Effects(2013)”. The Numbers. May 18, 2013閲覧。
- ^ “Vinessa Shaw In Talks To Join Steven Soderbergh's 'Bitter Pill'”. Deadline.com (March 27, 2012). April 12, 2012閲覧。
- ^ Lyttelton, Oliver (January 9, 2012). “Exclusive: Blake Lively, Jude Law & Channing Tatum Will Lead Steven Soderbergh's 'The Side Effects'”. indieWire. January 19, 2012閲覧。
- ^ Fleming, Mike (January 30, 2012). “Rooney Mara Takes Lead In Steven Soderbergh's 'Side Effects'”. Deadline.com. February 4, 2012閲覧。
- ^ Fleming, Mike (January 24, 2012). “Catherine Zeta-Jones Joins Steven Soderbergh's 'Side Effects'”. Deadline.com. February 4, 2012閲覧。
- ^ Kit, Borys (November 29, 2011). “Steven Soderbergh's New Project Is Thriller 'The Bitter Pill' (Exclusive)”. The Hollywood Reporter. January 19, 2012閲覧。
- ^ a b Lang, Brent (January 18, 2011). “Soderbergh Not Ready to Retire Yet; Open Road and Annapurna Releasing 'Side Effects'”. The Wrap. Reuters. January 19, 2012閲覧。
- ^ Kit, Borys (January 31, 2012). “Endgame to Finance Steven Soderbergh's 'Bitter Pill'”. The Hollywood Reporter. February 4, 2012閲覧。
- ^ “'Bitter Pill', starring Channing Tatum and Jude Law, filming underway in NYC!”. On Location Vacations (April 5, 2012). April 12, 2012閲覧。
- ^ Raup, Jordan (April 10, 2012). “[First Look Rooney Mara Goes Piercing Free On Steven Soderbergh’s ‘Bitter Pill’ Set]”. The Film Stage. April 12, 2012閲覧。
- ^ Reynolds, Simon (April 11, 2012). “Rooney Mara, Jude Law in 'The Bitter Pill' - First Look Pictures”. Digital Spy. April 12, 2012閲覧。
- ^ “Berlinale Competition 2013: Another Nine Films Confirmed”. berlinale. 2013年1月11日閲覧。
- ^ Bahr, Lindsey (February 11, 2013). “Box office report: 'Identity Thief' wins the weekend, beats 'Bridesmaids'”. CNN.com. February 11, 2013閲覧。
- ^ “Side Effects”. Rotten Tomatoes. 2014年12月3日閲覧。
- ^ “Side Effects”. 2013年6月13日閲覧。
- ^ Honeycutt, Kirk (January 29, 2013). “Side Effects is Steven Soderbergh's post-modern Hitchcock thriller”. Honeycutt's Hollywood. June 1, 2013閲覧。
- ^ Corliss, Richard (February 8, 2013). “Side Effects: One Pill Makes You Murder”. Time June 1, 2013閲覧。.
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト - ウェイバックマシン(2014年5月19日アーカイブ分)
- サイド・エフェクト - allcinema
- サイド・エフェクト - KINENOTE
- Side Effects - オールムービー
- Side Effects - IMDb
- Side Effects - Rotten Tomatoes