ゴリラのアイヴァン
ゴリラのアイヴァン | |
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The One and Only Ivan | |
監督 | テア・シャーロック |
脚本 | マイク・ホワイト |
原作 |
キャサリン・アップルゲイト (『世界一幸せなゴリラ、イバン』より) |
製作 |
アンジェリーナ・ジョリー アリソン・シェアマー ブリガム・テイラー |
出演者 |
ブライアン・クランストン ラモン・ロドリゲス サム・ロックウェル アンジェリーナ・ジョリー ダニー・デヴィート ヘレン・ミレン チャカ・カーン |
音楽 | クレイグ・アームストロング |
撮影 | フロリアン・バルハウス |
編集 | バーニー・ピリング |
製作会社 | ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ[1] |
配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ |
公開 |
2020年8月21日[2] 2020年9月11日[3] |
上映時間 | 95分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
『ゴリラのアイヴァン』(原題:The One and Only Ivan)は、2020年制作のアメリカ合衆国のファンタジー映画。
実話を基にしたキャサリン・アップルゲイト原作の世界的ベストセラー小説『世界一幸せなゴリラ、イバン』の映画化。アンジェリーナ・ジョリー製作[4]。
あらすじ
[編集]体重180キロのボスゴリラのアイヴァンは、郊外のショッピングモールでゾウのステラ、犬のボブ、その他様々な動物たちと一緒に暮らしている。
アイヴァンは自分が捕らえられるまで生活していたジャングルの記憶がほとんど無かったが、モールにやってきた赤ちゃんゾウのルビーが、アイヴァンの心の奥深くにしまわれていた何かに触れる。
家族と引き離されたルビーの存在が、アイヴァンにサーカスでの暮らしに疑問を投げかけさせるきっかけとなり、アイヴァンは元々の我が家であった自然の中に帰りたいと考えるようになる。
キャスト
[編集]括弧内は日本語吹き替え声優[5]
- マック:ブライアン・クランストン(内田直哉)
- ジョージ:レイモン・ロドリゲス(岸祐二)
- ジュリア:アリアナ・グリーンブラット(梅崎音羽)
- カステロ:オウェイン・アーサー(松川裕輝)
- ヘレン:ハンナ・ボーン(和優希)
- マヤ・ウィルソン:インディラ・ヴァルマ(熊谷海麗)
- キャンディス・テイラー:エレノア・マツウラ(阿部彬名)
- 声の出演
- ゴリラのアイヴァン〈ゴリラ〉:サム・ロックウェル(根本泰彦)
- ゾウのステラ:アンジェリーナ・ジョリー(深見梨加)
- 野良犬のボブ:ダニー・デヴィート(斎藤志郎)
- プードルのスニッカーズ:ヘレン・ミレン(宮沢きよこ)
- ニワトリのヘンリエッタ:チャカ・カーン(ニケライ・ファラナーゼ)
- アザラシのフランキー:マイク・ホワイト(虎島貴明)
- 赤ちゃんゾウのルビー:ブルックリン・キンバリー・プリンス(中村優月)
- ウサギのマーフィー:ロン・ファンチズ(深増祐一)
- オウムのセルマ〈ルリコンゴウインコ〉:フィリッパ・スー(大平あひる)
公開
[編集]当初は2020年8月14日にウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズによる配給で、アメリカでの劇場公開が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響により、定額制動画配信サービス「Disney+」での配信に変更となった[6][7]。日本でも同年9月11日から同サービスにて配信を開始した[8]。
2023年5月、ウォルト・ディズニー・カンパニーは動画配信事業における赤字を削減するため、一部作品の配信を今後取り止めることを表明[9]。同月に配信打ち切り予定作品のリストが社内に公開され、本作品もその対象に入っていることが報じられた[10][11][12]。この報道を受けて、マック役を演じたブライアン・クランストンは自身のInstagramにおいて、「(本作品が)永久に消えてしまう前に、今週末に見てください」とのコメントを述べた[13]。その後、同月27日3時(アメリカ東部標準時)にDisney+から本作品が削除された[14]。
2023年9月、主要ビデオ・オン・デマンドサービス事業者からセル配信の販売・レンタルという形で本作品のデジタル配信が再開された[15]。日本でも同年12月12日から同様の措置が取られている[16]。
脚注
[編集]- ^ Gleiberman, Owen (August 19, 2020). “‘The One and Only Ivan’ Review: Sam Rockwell and Angelina Jolie Voice a Touching Animal Fable From Disney Plus”. Variety 22 August 2020閲覧。
- ^ D'Alessandro, Anthony (June 12, 2020). “'The One And Only Ivan' Heads To Disney+; 'Beatles: Get Back' Moves To 2021 & More: Disney Release Date Changes”. Deadline Hollywood. 2020年6月12日閲覧。
- ^ “アンジェリーナ・ジョリー製作『ゴリラのアイヴァン』ディズニープラスで独占配信決定!”. SCREEN ONLINE. (2020年8月17日) 2020年9月1日閲覧。
- ^ “実話もとにした「ゴリラのアイヴァン」Disney+で配信、アンジェリーナ・ジョリーも参加”. 映画ナタリー. (2020年8月17日) 2020年9月1日閲覧。
- ^ “『ゴリラのアイヴァン』ゴリラ好きの声優・山本希望から“ゴリラ愛”溢れるコメント到着!”. ナビコン・ニュース. (2020年9月11日) 2021年3月30日閲覧。
- ^ D'Alessandro, Anthony (May 7, 2019). “Disney-Fox Updates Release Schedule: Sets Three Untitled 'Star Wars' Movies, 'New Mutants' Heads To 2020, 'Ad Astra' To Open Fall & More”. Deadline Hollywood. 2019年5月7日閲覧。
- ^ “【ディズニー・プラス】Disney+の9月配信作品を紹介!あの最新作が限定公開!”. 映画board. p. 3 (2020年8月30日). 2020年9月1日閲覧。
- ^ “ディズニー映画『ゴリラのアイヴァン』劇場公開から配信へ変更”. ORICON NEWS (2020年8月17日). 2020年9月1日閲覧。
- ^ “米ディズニー、配信作品を削減 黒字化に向け戦略見直し”. 日本経済新聞 (2023年5月11日). 2023年6月2日閲覧。
- ^ Andreeva, Nellie (2023年5月18日). “Disney Removes Dozens Of Series From Disney+ & Hulu, Including ‘Big Shot’, ‘Willow’, ‘Y’ & ‘Dollface’”. Deadline. 2023年6月11日閲覧。
- ^ Goldberg, Lesley (2023年5月18日). “‘Y: The Last Man,’ ‘Willow’ Among Dozens of Shows Yanked From Disney+, Hulu”. The Hollywood Reporter. 2023年6月2日閲覧。
- ^ Lucas Shaw、Chris Palmeri (2023年5月19日). “ディズニー、動画配信サービスで番組打ち切りに着手へ-関係者”. Bloomberg.com. 2023年6月2日閲覧。
- ^ “bryancranstonのInstagram” (2023年5月20日). 2023年6月2日閲覧。
- ^ Nebens, Richard (2023年5月29日). “Disney+ Just Removed 12 Major Movies In First-Ever Content Purge”. The Direct. 2023年6月2日閲覧。
- ^ Eclarinal, Aeron Mer (2023年9月26日). “Disney Reveals Historic Re-Release of 7 Abandoned Movies”. The Direct. 2023年12月30日閲覧。
- ^ “ゴリラのアイヴァン”. Disney Blu-ray&Digital. ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 (2023年12月12日). 2023年12月24日閲覧。