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グッバイフジヤマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グッバイフジヤマ
出身地 日本の旗 日本
ジャンル
活動期間 2011年 - 2019年
レーベル
公式サイト goodbyefujiyama
メンバー

グッバイフジヤマは、日本ロックバンドである。2019年の活動終了まで、東京を中心に全国のライブハウスで活動していた。本稿では、グッバイフジヤマの後継バンドである「愛しておくれ」についても記述する。

概要

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大学卒業後就職したものの「バンドをやりたい」と数ヶ月で退職した中山が、高校の同級生だった中澤と中澤の幼馴染である冬木を誘ってスタジオに入ったことから始まった。[1]

結成当初は「ルンペンフジヤマ」というバンド名で活動していたが、2013年から現在の「グッバイフジヤマ」というバンド名になった。[2] バンドの名付け親はGEEKSTREEKSカワノヤスユキイツエの馬場義也である。[2]

その音楽性は、GOING STEADY銀杏BOYZandymoriといった邦楽ロックをルーツにしつつ、小沢健二の渋谷系ポップスの要素も取り入れるなど、ロックとポップスを融合したものとなっている。初期においては「平成の渋谷系」を自称するなど、よりポップス色の強いサウンドであったが、バンド末期においてはむしろパンクロック色を強めていた。 [3] [4]

ほぼ全てのアーティスト写真を、andymoriや神聖かまってちゃんなどの撮影で知られる佐藤哲郎が担当している。

メンバー

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現メンバー

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中山卓哉(なかやま たくや、1987年12月15日 - )ボーカル、ギター

小島”lue”秀和(こじま“るー”ひでかず、1987年6月24日 - )ギター

中澤健介(なかざわ けんすけ、1987年2月13日 - )ベース

  • 山梨県出身。
  • 中山とは高校の同級生。
  • 普段あまり喋ることはないが、メンバーには「世界で一番面白い奴」と評されている。[5]

高原星美(たかはら ほしみ、1987年12月5日 - )ドラムス

元メンバー

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冬木涼太(ふゆき りょうた)ドラムス

  • 中澤の幼馴染であり、小島とは専門学校の同級生。

宮元ナナ(みやもと なな)キーボード

  • 愛称は「ちゃんなな」

元サポートメンバー

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稲荷直史(いなり なおふみ)キーボード

略歴

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  • 2010年
    • 年末、中山・中澤・冬木の3名でスタジオに入る。
  • 2011年
  • 2012年
    • 8月、グッバイフジヤマに改名する。
  • 2013年
    • 11月、冬木及び宮元が脱退する。後にメンバーになる高原がDrumsでサポートにつく。
  • 2014年
    • 12月、高原が正式加入。
  • 2015年
  • 2016年
  • 2017年
  • 2019年
    • Gt.小島"lue"秀和が家庭の事情でバンドを離れることとなり、グッバイフジヤマの活動を6月30日渋谷WWWツアーファイナルワンマンを最後に終了することを発表。[9]
    • 同日、中山、中澤及び高原はギタリストの小畑哲平を迎え、新たな4人組バンド「愛しておくれ」を結成し、以後ライブ活動を継続している。

作品

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インディーズ

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会場限定盤

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※1st・2nd・3rd Demoはルンペンフジヤマ名義

リリース タイトル 収録曲 規格品番 その他
1st Demo 2011年 サブカル大先生 200枚限定/廃盤
2nd Demo 2011年12月2日 大日本奴隷帝國 100枚限定/廃盤
3rd Demo 2012年5月5日 SUBCULTURE-SHOCK!! 500枚限定/廃盤
4th Demo 2013年7月15日 はっぴいえんど 廃盤
1st 会場限定
single
2016年2月6日 BOYS IN THE BAND LADR-003 廃盤
2nd 会場限定
single
2016年6月22日 Summer of Lovers LADR-006
3rd 会場限定
single
2016年6月23日 ですとらくしょん! LADR-007
会場限定
Mini Album
2017年1月12日 ALL YOU NEED IS LOVE

全国流通盤

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リリース タイトル 収録曲 規格品番 その他
1st Single 2013年5月22日 いつも飛んでる♪ FGK001 diskunion
タワーレコード
限定発売
1st Mini Album 2014年1月15日 5人はアイドル PTA-0008
1st Ep. 2014年9月10日 ひばりくんの憂鬱ep. DDCZ-1974
2nd Mini Album 2015年9月9日 スイートセブンティーン LADR-001
1st Full Album 2016年11月2日 この胸いっぱいの愛を LADR-009

参加作品

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リリース タイトル バンド名/収録曲 規格品番 その他
2015年7月1日 JACKMAN RECORDS
COMPILATION ALBUM
vol.11-赤盤- RO69JACK 2014
ROJR-0043

メジャー

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リリース タイトル 収録曲 規格品番 その他
1st Single 2017年6月28日 チェリー TECI-566 期間限定生産盤CD2枚組
1st Album 2019年4月17日 キャッチャー・イン・ザ・ヘル TECI-1633

ミュージックビデオ

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監督 作品名 その他
タンザワユウキ 戦争しましょう
??? ひばりくんの憂鬱
カワノヤスユキGEEKSTREEKS きるみべいび
佐藤哲郎 やまぐちみかこに騙された 見放題2015のライブ会場などで撮影された
??? はっぴいえんど ゆるめるモ!あのが出演
加藤マニ ですとらくしょん!/Summer of Lovers 1つの動画を逆再生することで2曲分の動画にした画期的な手法が話題を呼んだ
加藤マニ 星めぐりのこどもたち メンバーの地元・実家等で撮影された
All You Need Is Love ファンから画像・動画を募り作成した
加藤マニ チェリー 禁断の多数決ほげちゃんが出演
加藤マニ ぼーいふれんど ゆるめるモ!あのが出演
加藤マニ ダーリン! ゆるめるモ!あのが出演

愛しておくれ

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愛しておくれ
出身地 日本の旗 日本
ジャンル
活動期間 2019年 -
レーベル ふがくRecords
公式サイト ふがくRecords
メンバー

愛しておくれ(あいしておくれ)は、日本ロックバンドである。略称は「おくれ」。レーベルは自主レーベルのふがくRecords。グッバイフジヤマの活動終了後に、別のバンドとして新たに結成されたが、ライブのレパートリーには一部グッバイフジヤマ時代の楽曲が引き継がれるなど、一定の連続性を有する。

概要

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グッバイフジヤマは2019年6月30日をもって活動を終了した。同日、グッバイフジヤマのメンバーである中山卓哉、仲沢犬助(中澤健介)、高原星美及びサポートギタリストであった小畑哲平が、新たなバンドとして、愛しておくれを結成した[10]

バンド名は、中山が影響を受けたという峯田和伸のロックバンド、GOING STEADYの代表曲、「愛しておくれ」に由来する。バンド名として同曲名を使用するにあたって、中山が峯田に許可を願い出たところ、峯田は「好き勝手に使っていいよ。お互いがんばろうね」と快諾した。(中山本人のブログによれば「いい名前ですね、どうぞ使ってください」との返信を受けたという)[11][12]

その音楽性は、GOING STEADY及び銀杏BOYZに強い影響を受けた青春パンクである。前身のグッバイフジヤマにおいてはパンクロックとポップスが混在する音楽性であったが、愛しておくれにおいてはよりパンクロックの傾向を強めている[10]

来歴

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2019年6月30日、グッバイフジヤマの活動終了と同時に結成。同日、1stシングルとなる「こんな地獄のような世界で」を発売。

2019年12月24日、高円寺HIGHで初のワンマンライブ「地獄のクリスマス・イブ」を行う。

2020年2月22日から4月25日にかけて全国5都市を巡る初の全国ツアー「地獄からの救出ツアー2020」を開始したが、新型コロナウイルス感染症の流行により、仙台、名古屋、大阪心斎橋での公演が中止となり、また渋谷での公演が延期となった。 [13] [14]

2021年2月23日、1stアルバムとなる「夢みる頃がおわっても」を発売。

2021年12月25日、新代田FEVERでのライブ「地獄からのハネムーンツアー"-コウノトリ編-」をもって一旦活動休止となる。これは、ドラマーの高原に第一子が誕生するため「育休」を実施するものとされ、祝福の中での活動休止となった。

2022年12月24日、下北沢SHELTERでのライブ「地獄のクリスマス・イヴ2022」にて活動を再開する。

メンバー

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名前 プロフィール 担当楽器 備考
中山 卓哉
(なかやま たくや)
(1987-12-15) 1987年12月15日(37歳)
日本の旗 日本 山梨県
ボーカル
ギター
  • グッバイフジヤマの前身バンド、ルンペンフジヤマでデビュー。
  • I'sのギタリストとしても活動。
  • グッバイフジヤマの初代ドラマーである冬木涼太とのユニット「星めぐりのこどもたち」を組み、不定期で公演を行う。

[15]

小畑 哲平
(おばた てっぺい)
(1987-11-26) 1987年11月26日(37歳)
日本の旗 日本
ギター
  • 愛称は「てぺ」。
  • 以前はTHE楽団マーキュリーのギタリストとして活動。
  • 2019年から活動終了まで、グッバイフジヤマにサポートとして参加。
  • Neon Boys Fan Club名義でも活動している。
仲沢 犬助
(なかざわ けんすけ)
(1987-02-13) 1987年2月13日(37歳)
日本の旗 日本 山梨県
ベース
  • 本名及びグッバイフジヤマまでの名義は「中澤健介」。
  • グッバイフジヤマの前身バンド、ルンペンフジヤマでデビュー。
高原 星美
(たかはら ほしみ)
(1987-12-05) 1987年12月5日(37歳)
日本の旗 日本 神奈川県横浜市
ドラムス
  • 愛称は「ほっしー」。
  • 以前はTHE楽団マーキュリーのドラマーとして活動。
  • 2013年からグッバイフジヤマにサポートとして参加し、2014年12月に正式加入。

ディスコグラフィ

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アルバム

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  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1stアルバム 2021年2月23日 夢みる頃がおわっても FGK-009

1.ユー・アー・ノット・アローン
2.VS 大人
3.キャッチャー・イン・ザ・ヘル
4.思春期のすべて
5.セブンティーン
6.山口美甘子に騙された
7.redo
8.退屈はぶっとばせ
9.お別れのチャイム
10.愛しておくれ
11.わたしを夢からつれだして
12.メランコリーベイビー
13.真夜中のなやみごと
14.アイ・スタンド・ヒア

作詞・作曲・編曲:中山卓哉

シングル

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  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st single 2019年6月30日 こんな地獄のような世界で FGK-002 1.キャッチャー・イン・ザ・ヘル

2.アイ・スタンド・ヒア
3.山口実甘子に騙された (live at kouenji clubliner)

作詞・作曲・編曲:中山卓哉
2nd single 2019年??月??日 退屈はぶっとばせ FGK-005 退屈はぶっとばせ 作詞・作曲・編曲:中山卓哉
1st digital single 2021年12月24日 永遠処女 永遠処女 作詞・作曲・編曲:中山卓哉

曲名の読みは「えいえんめいでん」

2nd digital single 2023年1月14日 愛しておくれ 愛しておくれ 作詞・作曲・編曲:中山卓哉
3rd digital single 2023年5月3日 サラウンド サラウンド 作詞・作曲・編曲:中山卓哉

出典

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  1. ^ グッバイフジヤマ 入賞インタヴュー”. jack.ro69. 2017年1月31日閲覧。
  2. ^ a b グッバイフジヤマ”. diggity (2014年9月8日). 2017年1月31日閲覧。
  3. ^ グッバイフジヤマ 洗練と風情が巡りあうサウンドと青春の憂いーー磨き抜かれたポップネスでバンドの成長を見せつける2ndミニ・アルバム ”. skream!. 2023年12月16日閲覧。
  4. ^ 「グッバイフジヤマ」インタビュー 日常を捨て掴んだメジャーデビュー。後悔しない人生を送るために必要なこと。【前編】”. ドーモプラス. 2023年12月16日閲覧。
  5. ^ 2ndミニアルバム「スイートセブンティーン」購入特典映像「ダウンロードフジヤマ」最終回。
  6. ^ リコチェットマイガール『ランドリー』インタビュー”. diggity . 2017年2月13日閲覧。
  7. ^ 「見放題東京」タイムテーブル発表、ヘッドライナーはグッバイフジヤマ ”. natalie (2017年2月22日). 2017年4月26日閲覧。
  8. ^ グッバイフジヤマがメジャーへ、デビュー曲はスピッツ「チェリー」カバー”. natalie (2017年4月1日). 2017年4月26日閲覧。
  9. ^ 公式サイトより「NEWS!!:大切なお知らせ」2019-02-23更新|url=https://lumpennk.wixsite.com/goodbyefujiyama |
  10. ^ a b 愛しておくれ ほとばしる汗とむき出しの感情。まっすぐに心を描く青春パンクサウンド”. muevo voice (2019年11月22日). 2023年12月15日閲覧。
  11. ^ 銀杏BOYZとBiSHがガチンコツーマン、レア曲披露やセッションにファン熱狂”. ナタリー (2019年9月20日). 2023年12月15日閲覧。
  12. ^ グッバイ、フジヤマ”. 「人生最大の敵 めんどくさいと闘う日々」(中山本人のブログ) (2019年6月30日). 2023年12月15日閲覧。
  13. ^ 4人組ロック・バンド 愛しておくれ、初の全国ツアー開催決定。バレンタインに東京初期衝動との対バン企画も”. skream (2019年12月24日). 2023年12月15日閲覧。
  14. ^ 地獄からの救出ツアー東京公演の延期日程と払い戻しに関してのお知らせ”. ふがくRecords(バンド自主レーベル公式ホームページ) (2020年7月1日). 2023年12月15日閲覧。
  15. ^ 愛しておくれっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!”. ヴィレッジ・ヴァンガード (2022年1月6日). 2023年12月15日閲覧。

外部リンク

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