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クリスティアン・マルテル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クリスティアン・マルテル
Christiane Martel
Cinémonde英語版』誌991号表紙
プロフィール
生年月日 1932年1月18日
現年齢 92歳
公称サイズ(1953年[1]時点)
身長 / 体重 168 cm / 57 kg
BMI 20.2
スリーサイズ 84 - 56 - 89 cm
活動
ジャンル ファッション
備考 ミス・ユニバース1953
他の活動 女優
モデル: テンプレート - カテゴリ

クリスティアン・マルテル(Christiane Martel、1932年1月18日 - )は、フランスモデル女優。1936年生まれとする資料[2]もあるが、ここではAP通信の報道に従う[3]1953年、第2回ミス・ユニバース世界大会(ミス・ユニバース1953)優勝[4]

経歴

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1932年1月18日ムルト=エ=モゼル県ピエンヌに生まれる[5]ヴァル=ド=マルヌ県クレテイユ生まれとする資料[2]もある。出生名Christiane Magnani[6]

1940年、一家はヴィエンヌ県ルデュンに移る。

1952年までに Miss Chatellerault, plus belle Italienne de France, Miss Cinémonde[7]などを受賞。

1953年1月、ミス・フランス1953のシルヴィアン・カルパンティエは結婚の準備のためミス・ユニバースおよびミス・ワールドに出場しないと表明。急遽、Miss Cinémondeのマルテルがミス・ユニバースに、デニス・ペリエがミス・ワールドに出場することとなる。二人は、ミス・フランスのタイトルを持たずにミスコンでフランスを代表した珍しい例となった[8]。クリスティアン・マルテルの芸名を使用開始[9]

左から: アナ・ベルサ・レペ、マーナ・ハンセン、クリスティアン・マルテル、伊東絹子、マキシン・モーガン。
1953年のプレス写真。

1953年7月17日ロングビーチで開催された第2回ミス・ユニバース世界大会(ミス・ユニバース1953)で優勝。先代のアルミ・クーセラはミスとしての任期を残して辞任していたため、マルテルはジュリー・アダムス(米国の女優)より戴冠されている。詳細は関連項目参照。

その後

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ミスとしての任期を終えると、マルテルはいくつかの映画に出演する。その他、ミス・ユニバース1978の審査員を務めるほか、1989年1993年、および2007年にミス・ユニバースに関するTV特番に出演。

フィルモグラフィ

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備考

『Yankee Pasha 』の一場面。左から1番目がクリスティアン・マルテル。左から3番目は伊東絹子

Yankee Pashaには、クリスティアン・マルテルの他にもミス・ユニバース1953出場者( マーナ・ハンセン伊東絹子エミータ・アロセメーナ、Synnove Gulbrandsen、Alicia Ibáñez、Ingrid Mills、Maxine Morgan)が出演している[10]

私生活とゴシップ

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1955年、デパート経営者Ronnie Marengoと約70日間[9]結婚していた。1955年離婚[11]

1961年3月20日、メキシコシティで弁護士のミゲル・アレマン・ベラスコ英語版と再婚。Christiane Magnani De Alemanとなる[8]。彼は第46代メキシコ大統領ミゲル・アレマンの息子で、自身も後にベラクルス州ベラクルス州知事英語版になるのだが、詳細は関連項目参照。

3人の娘と1人の息子を儲ける。息子ミゲル・アレマン・マグナーニ英語版はメディア関連企業テレビサの出資者であり、格安航空会社インテルジェットのオーナーである[2]

10人の孫の一人であるカルラ・マウリスペイン語版はメキシコの歌手として知られる[9]

補足

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芸名のマルテル(Martel、英語読みはマーテル)は松本零士の漫画『銀河鉄道999』のヒロイン、メーテル(Maetel)と一字違いであるが、両者の関連を裏付ける資料は無い。

関連項目

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出典

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  1. ^ “New Miss Universe Is a Cute Parisian Dish”. Spokane Daily Chronicle (Spokane, Washington). (1953年7月18日). https://news.google.com/newspapers?id=a3YzAAAAIBAJ&sjid=hPYDAAAAIBAJ&pg=5553,4347060&dq=christiane-martel&hl=en 2019年4月18日閲覧。 
  2. ^ a b c Christiane MARTEL”. glamourgirlsofthesilverscreen.com. 2013年4月26日閲覧。
  3. ^ Bill Becker (1953年7月18日). “French Beauty New Miss Universe; Her First Words Are "Mais Oui"”. The Day (New London, Connecticut) 
  4. ^ Christiane Magnani, la “Miss Universo” que reina en el corazon de Miguel Aleman Velasco”. guadalupeloaeza.typepad.com (2013年6月28日). 2014年3月30日閲覧。
  5. ^ Das neue Filmlexikon (DVD-ROM) (ドイツ語). München: United-Soft-Media-Verlag. 2008. ISBN 978-3-8032-2079-0
  6. ^ Reclams elektronisches Filmlexikon (CD-ROM) (ドイツ語). Stuttgart: Reclam. 2001. ISBN 3-15-100217-X
  7. ^ “MISS CINEMONDE ELUE MISS UNIVERS - Après son triomphe de Long-Beach, Christiane Martel laisse éclater sa joie” (フランス語). Cinemonde (Paris: Au Bureau Du Journal Publisher) (991). (1953). 
  8. ^ a b Miss Univers : l'incroyable destin d'une Piennoise”. Le Republican Lorrain (2015年7月5日). 2021年5月9日閲覧。
  9. ^ a b c Une Miss Univers née en Lorraine”. L'EST REPUBLICAN (2005年7月20日). 2021年2月16日閲覧。
  10. ^ Barry Lowe (2008). Atomic Blonde: The Films of Mamie Van Doren. McFarland & Company Inc.. p. 69. ISBN 978-0-7864-8273-3 
  11. ^ Mark Griffin (2010). A Hundred Or More Hidden Things: The Life and Films of Vincente Minnelli. Da Capo Press. p. 168. ISBN 0-306-81893-0