クイーン・オブ・タイム
『クイーン・オブ・タイム』 | ||||
---|---|---|---|---|
アモルフィス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ヘヴィメタル、メロディックデスメタル、フォーク・メタル、プログレッシブ・メタル | |||
時間 | ||||
レーベル | ニュークリア・ブラスト | |||
プロデュース | イェンス・ボグレン | |||
チャート最高順位 | ||||
アモルフィス アルバム 年表 | ||||
|
『クイーン・オブ・タイム』(Queen of Time)は、フィンランドのヘヴィメタル・バンド、アモルフィスが2018年に発表した13作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]2017年にニクラス・エテレヴォリが脱退し、オリジナル・ベーシストのオーリ=ペッカ・ライネ(2000年脱退)が復帰した[12]。前スタジオ・アルバム『アンダー・ザ・レッド・クラウド』(2015年)に引き続きイェンス・ボグレンがプロデューサーを務め[13]、本作ではボグレンの案により生のストリングスが導入された[14]。ジャケットの絵はハチと頭蓋骨をモチーフとしており、前者は生、後者は死を象徴している[14]。
以前よりバンドと共同作業を続けてきた作詞家のペッカ・カイヌライネンが、本作ではフィンランド語のナレーションでも貢献している[12]。作詞面では、アングラのラファエル・ビッテンコートもラテン語の翻訳で協力した[15]。
イスラエルのアカペラ・グループHellscore、元ザ・ギャザリングのアネク・ヴァン・ガースバーゲン、エルヴェイティのクリゲル・グランツマンとマッテオ・システィを含むゲスト・ミュージシャンが起用され、また、日本盤ボーナス・トラックの「ハニーフロー」にはLOUDNESSの高崎晃が参加した[15]。
反響
[編集]母国フィンランドでは2018年第21週のアルバム・チャートで初登場1位となり、自身5作目の1位獲得アルバムとなった[2]。スイスでは2018年5月27日付のアルバム・チャートで初登場3位となり、同国における初のトップ10入りを果たした[3]。ドイツのアルバム・チャートでは最高4位を記録し、『アンダー・ザ・レッド・クラウド』に続く2作目のトップ10アルバムとなった[4]。
アメリカでは『ビルボード』のトップ・ヒートシーカーズで3位を記録した[16]。
収録曲
[編集]全曲とも作詞はペッカ・カイヌライネンによる。
- ザ・ビー - The Bee – 5:30
- 作曲:サンテリ・カリオ
- メッセージ・イン・ザ・アンバー - Message in the Amber – 6:44
- 作曲:エサ・ホロパイネン
- ドーター・オブ・ヘイト - Daughter of Hate – 6:20
- 作曲:エサ・ホロパイネン
- ザ・ゴールデン・エルク - The Golden Elk – 6:22
- 作曲:サンテリ・カリオ
- ロング・ディレクション - Wrong Direction – 5:09
- 作曲:エサ・ホロパイネン
- ハート・オブ・ザ・ジャイアント - Heart of the Giant – 6:32
- 作曲:サンテリ・カリオ
- ウィ・アカースト - We Accursed – 4:59
- 作曲:サンテリ・カリオ
- グレイン・オブ・サンド - Grain of Sand – 4:44
- 作曲:エサ・ホロパイネン
- アモングスト・スターズ - Amongst Stars – 4:50
- 作曲:サンテリ・カリオ
- パイアーズ・オン・ザ・コースト - Pyres on the Coast – 6:18
- 作曲:エサ・ホロパイネン
日本盤ボーナス・トラック
[編集]- ハニーフロー - Honeyflow - 5:15
- 作曲:サンテリ・カリオ
限定デジパック盤ボーナス・トラック
[編集]- As Mountains Crumble
- 作曲:オーリ=ペッカ・ライネ
- Brother and Sister
- 作曲:サンテリ・カリオ
参加ミュージシャン
[編集]- トミ・ヨーツセン - ボーカル
- エサ・ホロパイネン - リードギター
- トミ・コイヴサーリ - リズムギター
- サンテリ・カリオ - キーボード
- オーリ=ペッカ・ライネ - ベース
- ヤン・レックベルガー - ドラムス
アディショナル・ミュージシャン
- オーファンド・ランド・オリエンタル・オーケストラ - ストリングス
- フランチェスコ・フェリーニ - オーケストラ・アレンジ
- Mümin Sesler - ストリングス指揮
- Hellscore - クワイア
- Noa Gruman - クワイア・アレンジ、指揮
- クリゲル・グランツマン、マッテオ・システィ - ティン・ホイッスル、ロー・ホイッスル
- André Alvinzi - アディショナル・キーボード(on #1)
- Albert Kuvezin - スロート・シンギング(on #1)
- ペッカ・カイヌライネン - ナレーション(on #3)
- ヨルゲン・ミュンケービー - サクソフォーン(on #3)
- Affif Merhej - ウード・ソロ(on #4)
- アネク・ヴァン・ガースバーゲン - ボーカル(on #9)
- Per Aldeheim - ボーカル・アレンジ(on #9)
- 高崎晃 - ギター・ソロ(on "Honeyflow")
- Pekko Käppi - ボウド・ライアー(on "Honeyflow")
脚注・出典
[編集]- ^ “アモルフィス/クイーン・オブ・タイム”. CDJournal. 音楽出版社. 2018年6月17日閲覧。
- ^ a b finnishcharts.com - Amorphis - Queen Of Time
- ^ a b Amorphis - Queen Of Time - hitparade.ch
- ^ a b Amorphis | Longplay-Chartverfolgung - musicline.de
- ^ Amorphis - Queen Of Time - austriancharts.at
- ^ swedishcharts.com - Amorphis - Queen Of Time
- ^ ORICON NEWS
- ^ ultratop.be - Amorphis - Queen Of Time
- ^ ultratop.be - Amorphis - Queen Of Time
- ^ lescharts.com - Amorphis - Queen Of Time
- ^ spanishcharts.com - Amorphis - Queen Of Time
- ^ a b “Amorphis: First Trailer For 'Queen Of Time' Album”. Blabbermouth.net (2018年4月5日). 2018年6月17日閲覧。
- ^ Christopher, Michael (2018年2月22日). “Amorphis Announce May Release for New LP 'Queen of Time'”. Loudwire Network. 2018年6月17日閲覧。
- ^ a b “【インタビュー】民族音楽色もグロウルもたっぷり、これぞアモルフィス”. BARKS. Japan Music Network (2018年5月21日). 2018年6月17日閲覧。
- ^ a b 日本盤CD (GQCS-90570)ライナーノーツ(伊藤政則、2018年4月3日)
- ^ “Amorphis Chart History - Heetseekers Albums”. Billboard. 2018年6月17日閲覧。
外部リンク
[編集]- クイーン・オブ・タイム - Discogs (発売一覧)