アンダー・ザ・レッド・クラウド
『アンダー・ザ・レッド・クラウド』 | ||||
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アモルフィス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 2015年春 Fascination Street Studios | |||
ジャンル | ヘヴィメタル、メロディックデスメタル、フォーク・メタル | |||
時間 | ||||
レーベル | ニュークリア・ブラスト | |||
プロデュース | イェンス・ボグレン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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アモルフィス アルバム 年表 | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「Under The Red Cloud」 - YouTube 「Death Of A King」 - YouTube 「Sacrifice」 - YouTube |
『アンダー・ザ・レッド・クラウド』(Under the Red Cloud)は、フィンランドのヘヴィメタル・バンド、アモルフィスが2015年に発表した12作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]オーペス、ソイルワーク、アモン・アマース等との仕事で知られるイェンス・ボグレンがプロデューサーに起用された[10]。女性ボーカリストのアレア・スタンブリッジが3曲にゲスト参加しており[11][12]、また、「デス・オブ・ア・キング」のパーカッションは元オーペスのマーティン・ロペスによる演奏である[10][11]。
タイトル曲の歌詞は、スー族の人物レッド・クラウドをモチーフとしている[11]。
日本のJVCケンウッド・ビクターエンタテインメントから限定発売されたデラックス・エディション盤(VIZP-139)のボーナス・ディスクには、2014年10月20日のLOUD PARK 13におけるライヴ録音が収録された[13]。
反響・評価
[編集]母国フィンランドのアルバム・チャートでは、2015年第37週・第38週ともにアイアン・メイデンの『魂の書〜ザ・ブック・オブ・ソウルズ〜』に1位獲得を阻まれて[14][15]2週連続2位となり、合計17週にわたりトップ50入りした[1]。ドイツのアルバム・チャートでは10位に達し、同国においてバンド初のトップ10入りを果たした[2]。スイスでは2015年9月13日付のアルバム・チャートで11位を記録し、同国において初のトップ20入りを果たした[3]。
ダン・ドラゴはAbout.comのレビューで5点満点中4.5点を付け「『アンダー・ザ・レッド・クラウド』は全体的に、トミ・ヨーツセン加入後としては最強の作品で、バンドが過去に発表した幾つかの傑作とも肩を並べる」と評している[12]。また、レイ・ヴァン・ホーン・ジュニアはBlabbermouth.netのレビューで10点満点中8点を付け「トミ・ヨーツセンのグロウルのファンにとって、このアルバムは喜ばしいだろう」と評している[16]。
収録曲
[編集]全曲とも作詞はペッカ・カイヌライネンによる。
- アンダー・ザ・レッド・クラウド - Under the Red Cloud – 5:33
- 作曲:サンテリ・カリオ
- ザ・フォー・ワイズ・ワンズ - The Four Wise Ones – 4:40
- 作曲:エサ・ホロパイネン
- バッド・ブラッド - Bad Blood – 5:23
- 作曲:サンテリ・カリオ
- ザ・スカル - The Skull – 5:04
- 作曲:トミ・コイヴサーリ
- デス・オブ・ア・キング - Death of a King – 5:14
- 作曲:サンテリ・カリオ
- サクリファイス - Sacrifice – 3:56
- 作曲:エサ・ホロパイネン
- ダーク・パス - Dark Path – 5:08
- 作曲:エサ・ホロパイネン
- エネミー・アット・ザ・ゲイツ - Enemy at the Gates – 5:07
- 作曲:エサ・ホロパイネン
- トゥリー・オブ・エイジズ - Tree of Ages – 4:37
- 作曲:サンテリ・カリオ
- ホワイト・ナイト - White Night – 5:17
- 作曲:エサ・ホロパイネン
デラックス・エディション盤ボーナス・トラック
[編集]- カム・ザ・スプリング - Come the Spring
- 作曲:トミ・コイヴサーリ
- ザ・ウィンド - The Wind
- 作曲:サンテリ・カリオ
デラックス・エディション盤ボーナス・ディスク
[編集]- シェイズ・オブ・グレイ(ライヴ) - Shades of Gray
- ナロウ・パス(ライヴ) - Narrow Path
- スカイ・イズ・マイン(ライヴ) - Sky Is Mine
- シルヴァー・ブライド(ライヴ) - Silver Bride
- イントゥ・ハイディング(ライヴ) - Into Hiding
- マイ・カンタレ(ライヴ) - My Kantele
- ナイトバーズ・ソング(ライヴ) - Nightbird's Song
- ホープレス・デイズ(ライヴ) - Hopeless Days
- ハウス・オブ・スリープ(ライヴ) - House of Sleep
参加ミュージシャン
[編集]- トミ・ヨーツセン - ボーカル
- エサ・ホロパイネン - リードギター
- トミ・コイヴサーリ - リズムギター
- サンテリ・カリオ - キーボード
- ニクラス・エテレヴォリ - ベース
- ヤン・レックベルガー - ドラムス、パーカッション、ハーモニー・ボーカル
アディショナル・ミュージシャン
- アレア・スタンブリッジ - ボーカル(on #2, #6, #10)
- クリゲル・グランツマン - フルート、ホイッスル(on #2, #5, #9)
- マーティン・ロペス - パーカッション(on #5)
- イェンス・ボグレン - ハーモニー・ボーカル
- André Alvinzi - キーボード
- ジョン・フィリップス - オーケストレーション、ストリングス・アレンジ
脚注・出典
[編集]- ^ a b finnishcharts.com - Amorphis - Under The Red Cloud
- ^ a b Amorphis | Longplay-Chartverfolgung - musicline.de
- ^ a b Amorphis - Under The Red Cloud - hitparade.ch
- ^ Amorphis - Under The Red Cloud - austriancharts.at
- ^ ORICON STYLE
- ^ ultratop.be - Amorphis - Under The Red Cloud
- ^ Amorphis - Under The Red Cloud - dutchcharts.nl
- ^ ultratop.be - Amorphis - Under The Red Cloud
- ^ lescharts.com - Amorphis - Under The Red Cloud
- ^ a b “AMORPHIS debut new single feat. ELUVEITIE and ex-OPETH members”. Metal-Rules.com (2015年7月17日). 2016年7月26日閲覧。
- ^ a b c 日本盤CD (VICP-65328)ライナーノーツ(伊藤政則、2015年7月27日)
- ^ a b Drago, Dan (2015年9月1日). “Amorphis - Under The Red Cloud Review”. About.com. 2016年7月26日閲覧。
- ^ Amorphis - Under The Red Cloud (2xCD, Album, Dlx, Ltd, Dig) at Discogs
- ^ finnishcharts.com - Album Top 50 - 37/2015
- ^ finnishcharts.com - Album Top 50 - 38/2015
- ^ “CD Reviews - Under The Red Cloud Amorphis”. Blabbermouth.net. 2016年7月26日閲覧。
外部リンク
[編集]- アンダー・ザ・レッド・クラウド - Discogs (発売一覧)