コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

キナバル自然公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キナバル国立公園から転送)
世界遺産 キナバル公園
マレーシア
キナバル山
英名 Kinabalu Park
仏名 Parc du Kinabalu
面積 75,370ヘクタール (753.7 km2)
登録区分 自然遺産
IUCN分類 国立公園 (II)
登録基準 (9), (10)
登録年 2000年
公式サイト 世界遺産センター(英語)
地図
キナバル自然公園の位置(ボルネオ島内)
キナバル自然公園
キナバル自然公園の位置(マレーシア内)
キナバル自然公園
使用方法表示

キナバル自然公園(キナバルしぜんこうえん[1]キナバル公園マレー語: Taman Kinabalu[2]英語: Kinabalu Park)は、ボルネオ島マレーシア領内、北端部のサバ州にあるキナバル山を含む山域の保護を目的とした自然公園[3]。マレーシアの国立公園IUCNカテゴリーII)であり、キナバル国立公園マレー語: Taman Negara Kinabalu英語: Kinabalu National Park)とも呼ばれる[4]2000年ユネスコ世界遺産自然遺産)に登録されている[3]。2023年にユネスコ世界ジオパークにも指定される[5]

概要

[編集]

キナバルとは、マレー語で「キナ(Kica〈チナ、Cina[6]〉)」は「中国」、「バル(Balu)」は「寡婦(未亡人)」を意味する。キナバル山付近には、中国人の男と先住民の寡婦を主題とする伝説[7]などがいくつか残っている[8]。また、先住民カダザン・ドゥスン族英語版カダザン語(ドゥスン語[9])による[10]「アキナバル[11](アキ・ナバアル[12]、Aki Nabalu[13][14])」(「死者の聖地[10]〈祖先を奉る山[12]〉」の意)からの転訛ともされる[15]

ボルネオ島のジャングルは、世界最古の熱帯雨林といわれるとともに[16]南アメリカ大陸アマゾンアフリカ大陸コンゴ盆地を含む世界三大熱帯林の1つに数えられる[17][18]。公園内には、特有の動植物が数多く見られ[3]、とりわけ世界最大の花ともいわれるラフレシア[19]食虫植物として有名なウツボカズラ[20]が原生している[1]

また、公園本部(: Park Headquarters; Park H.Q.〈PHQ[21])から約40キロメートルの場所にポーリン温泉: Poring Hot Spring〈PHS〉[22])があり[23]入浴施設などのほか、ポーリン温泉・自然保護区(: Poring Hot Spring & Nature Reserve[24]として観察路(トレイル、: trails)などが整備される[25]。公園本部の東約14キロメートルのマシラウ英語版[26]の施設と登山路は、2015年6月のサバ地震による災害以降閉鎖されている[27][28]

地勢

[編集]
  キナバル国立公園

キナバル自然公園は、ボルネオ島の東マレーシア、サバ州西側に伸びるクロッカー山脈英語版に位置する[29]。ボルネオ島ならびにマレーシアの最高峰キナバル山(標高4095.2メートル[注 1][32][13]、それに高さマレーシア第3位のタンブユコン山英語版(標高2579メートル[33][34][注 2]を中心とした地域が指定され[38]、北部はテンプラー山(マレー語: Gunung Templer、標高1128メートル[39][40])を含む山域につながる[41]

面積は 75,370ヘクタール (753.7 km2) で[42]ラナウ郡英語版コタ・ブルッ郡英語版(コタブルド[43])、コタ・マルドゥ郡英語版(コタマルド[43])の3つの地域にまたがり、標高は152メートル(Serinsim[44][45])から4095メートルにおよぶ[14]

キナバル公園の地区面積[46]
地区 面積 hr(km2
ラナウ 31,700ヘクタール (317.0 km2)
コタ・ブルッ 25,700ヘクタール (257.0 km2)
コタ・マルドゥ 17,970ヘクタール (179.7 km2)
総面積 75,370ヘクタール (753.7 km2)
低地熱帯雨林英語版
標高約1200メートルまで(500-1400m[47])。
温泉地で知られるポーリンは、標高約500メートル(550m[48])にあり、樹高50メートル(30-50m[49])におよぶフタバガキ林が形成される[50]
下部山地林英語版
標高約1200-1800メートル(1400-1900m[47])。
ブナ科クスノキ科の樹木が多くを占める。標高が高くなるに従って樹高は低くなり、標高約1500[30]-1600メートル[25](1563m[29][51])にある公園本部周辺の樹高は20メートルほどとされる[52]
上部山地林[53]
標高約1800-2700メートル(1900-2600m[47])。
全般に霧が発生する雲霧林にあたり、蘚苔林(せんたいりん)[54]として、コケシダランなどの着生植物が繁茂している[30]
亜高山帯林[53]
標高約2700-3500メートル(2600-3500m[47])。
標高3200メートルにかけて超塩基性岩蛇紋岩[55])地帯が続き、フトモモ科マキ科などの低木が占める[56]
高山帯
標高3500メートルから(3500-4100m[47])。
森林限界は標高約3500メートルで[57]花崗岩が露出する。植生はわずかで小低木草本類などが岩盤の間隙に見られる[58]

キナバル山は、1500万年前のマグマの貫入による花崗岩(花崗閃緑岩[59])がおよそ100万年前[3](150万年前[60])に隆起したもので、頂部には最終氷期氷冠による氷食地形が形成されている[59]

気象

[編集]

年間雨量には変動があるが[41]、標高1560メートル付近にある公園本部の平均年間降水量は2380ミリメートル[14]ないし2700ミリメートルとされ、降水量は標高が高くなるほど増加する[41]。雨量は一般に10-1月が最も多く、2-5月が少ない。また、公園本部の月平均気温はおよそ摂氏20度で、昼夜の日内変動は7-9度となる[14]。キナバル山頂部では摂氏4度になり[61]、ごくまれに降雪も記録される[62]

熱帯山地林の公園本部と Mempening の降水量と気温[63]
地点 観測年(西暦) 年間降水量 年平均気温
公園本部
1997-1998年 1,709 mm 18.6°C
1996・1999-2000年 3,120 mm
1996・1999-2001年 18.1°C
Mempening
2006年 3,203 mm 16.2°C
2007年 3,109 mm 16.2°C

自然

[編集]

植物

[編集]
キナバルウツボカズラ

維管束植物は、推定5000-6000種が自生するものとされる[3]。約4000種の植物が知られており、そのうちランは約700種(711種[64])の報告があり[65]、1200種余りが生育するともいわれる[66]。また、シダ類は621種[64](590種[67])におよぶほか、シャクナゲ類は24種[65](27種[64])とされ、イチジク類78種[3]ヤシ類81種[64]ブナ科の樹木は40種余りとされる[66]

ウツボカズラNepenthes)の自生する9種のうち[64]、固有種としてオオウツボカズラ英語版N. rajah[68])・ビロードウツボ英語版N. villosa)・ヒョウモンウツボ英語版N. burbidgeae)などが知られ[46]キナバルウツボカズラ英語版[69]N. × kinabaluensisN. kinabaluensis[46]〉)は、ビロードウツボとオオウツボカズラの自然交雑種とされる[70]ラフレシアRafflesia)は、R. keithii(ケーシーラフレシア[71])・R. pricei[46](プリセイラフレシア[72])の2種のほか[64]R. tengku-adliniiの記録がある[73]

動物

[編集]
ボルネオタンビヘキサン英語版

鳥類は、ボルネオ島産の鳥約600種のうちおよそ半分の300種余り(306種[71])の報告があり[66]、このうち固有種は23種で[71]、少なくとも17種がキナバル固有の鳥とされる[64]。特にアカガシラシャコの生息が知られる[5]

哺乳類は、ボルネオ島の陸生223種[74](229種〈うち野生化家畜6種〉、サバ州201種[75])のうち123種の記録がある[71]。そしてボルネオ島固有の哺乳類42種のうち、サバ州で34種、キナバルの山域において28種が認められる[76]。キナバル固有種としてクロジャコウネズミ英語版Suncus ater)が生息し[77]、また、ヤマスンダトゲネズミ英語版Maxomys alticola)がキナバル山とトゥルスマディ山英語版 の山域のみ記録されるほか[78][79]キナバルジネズミ英語版Crocidura baluensis)の生息も知られる[80][81]

両生類は、カエルが多く75種を数えるほか、アシナシイモリ類も認められる。爬虫類は、サバ州で100種であることからおよそ80種であろうといわれる。昆虫においては、チョウ290種(約600種[64])、アリ125種などとされる[71]

歴史

[編集]

1851年イギリスの植民地施政官で博物学者ヒュー・ローが、キナバル山頂部への登山を初めて記録した[82]。その後、1858年4月と7月にも登頂しているが、ヒュー・ローにちなんで名付けられた最高点のローズ峰(ローズ・ピーク、: Low's Peak)には至っておらず、1888年、ジョン・ホワイトヘッド英語版が到達している[83]

キナバル・エコリンク境界図
  キナバル国立公園
  キナバル・エコリンク

キナバル自然公園は、植物学者E・J・H・コーナー英語版による1961年のロンドン王立学会の調査結果を踏まえ[84]、1962年、植民地議会によりサバ国立公園の条例が可決[14]。これに基づき1963年のマレーシア連邦成立[85]の後、1964年[14]1月16日[41][46]、サバ州初の州立(国立)公園として[86]71,100ヘクタール (711.0 km2) が指定された[14][41]

その後、1971年に約 2,500ヘクタール (25.0 km2) が鉱業により解除され、1974年には北部のテンプラー山の森林保護区 9,300ヘクタール (93.0 km2) をつないで総面積を 77,900ヘクタール (779.0 km2) とした[41]

1984年、サバ州における新たな公園法の制定とともに[87]境界が再定義され、面積は 75,370ヘクタール (753.7 km2) となった[41]。キナバル国立公園は[88]、同年、ASEAN遺産公園英語版に指定される[14]。2000年12月2日、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産(自然遺産)に登録された[46]。キナバル公園は、サバ州公園理事会マレー語版: The Board of Trustees of Sabah Parks[89])のもと、サバ州公園局英語版により管理・運営されている[14]。公園内の宿泊施設は、2008年より民間企業のステラサンクチュアリロッジ(Sutera Sanctuary Lodges)に委託された[90]

2011年、サバ州のキナバル国立公園側のクンダサン英語版クロッカー山脈国立公園英語版側のタンブナンとの生態系をつなぐ重要性についての調査がなされた後、焼畑農業地帯により隔てられた約12キロメートル(10km[91])を森林として再生させ、2つの国立公園の生態系を連結する[92]キナバル・エコリンク(: Kinabalu Ecolinc)事業が進められている[93][94]

登録基準

[編集]

この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (9) 陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
  • (10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ キナバル山の最高峰であるローズ峰[30](ローズ・ピーク、: Low's Peak)は、1997年まで、標高4101メートルとされていた[31]
  2. ^ マレーシアの標高第2位は、同じくサバ州にあるトゥルスマディ山脈英語版の森林保護区(: Nuluhon Trusmadi Forest Reserve[35][36])に位置するトゥルスマディ山英語版の標高2642メートルとなる[37]

出典

[編集]
  1. ^ a b キナバル自然公園”. コトバンク. 2023年1月6日閲覧。
  2. ^ キナバル公園”. コトバンク. 2023年1月6日閲覧。
  3. ^ a b c d e f Kinabalu Park”. UNESCO World Heritage Convention. UNESCO World Heritage Centre. 2023年1月6日閲覧。
  4. ^ キナバル国立公園”. コトバンク. 2023年1月6日閲覧。
  5. ^ a b Kinabalu UNESCO Global Geopark”. UNESCO (24 May 2023). 2023年5月24日閲覧。
  6. ^ マレー語テキスト2”. NAgoya City Overseas Seminar. NACOS 2001. 名古屋市教育センター. 2023年1月6日閲覧。
  7. ^ キナバル山”. コトバンク. ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典. 2023年1月6日閲覧。
  8. ^ 安間 (2004)、18-19頁
  9. ^ 安間 (2004)、19頁
  10. ^ a b キナバル [山]”. コトバンク. 世界大百科事典 第2版. 2023年1月6日閲覧。
  11. ^ 秋山智英「国際林業協力の理解の輪を拡げよう」『熱帯林業』第21号、国際緑化推進センター、1991年、27-32頁、doi:10.32205/ttf.21.0_272023年4月25日閲覧 
  12. ^ a b 古川音 (2012年11月28日). “キナバル公園/マレーシアの世界遺産”. All About. オールアバウト. 2023年1月6日閲覧。
  13. ^ a b Mount Kinabalu”. Britannica. 2023年1月6日閲覧。
  14. ^ a b c d e f g h i Kinabulu Park”. World Heritage Datasheet. UNEP-WCMC (2017年). 2023年1月6日閲覧。
  15. ^ Introduction: Legends & Myths - Mt Kinabalu Tale”. Mount kinabalu. MountKinabalu.com. 2023年1月6日閲覧。
  16. ^ マレーシアの概要”. Malaysia Truly Asia. マレーシア基本情報. マレーシア政府観光局. 2023年1月6日閲覧。
  17. ^ 100万ヘクタールの土地に植樹=コンゴが計画」『ロイター』(時事通信社)2011年6月15日。2023年1月6日閲覧。
  18. ^ 松沢哲郎 (2016年7月). “アマゾンの新世界ザル”. チンパンジー・アイ. 京都大学霊長類研究所. 2023年1月6日閲覧。
  19. ^ ecotopia編集部 (2021年11月3日). “世界最大の花はどっち? ラフレシアとショクダイオオコンニャク”. エコトピア. 浜屋. 2023年1月6日閲覧。
  20. ^ 食虫植物の人気ランキング10”. ウェザーニュース. 月刊SORA. ウェザーニューズ (2016年4月). 2023年1月6日閲覧。
  21. ^ ネイチャー”. Malaysia Truly Asia. マレーシアを満喫. マレーシア政府観光局. 2023年1月6日閲覧。
  22. ^ Poring Hot Spring (PHS)”. Discover Sabah Amazing Places. ulelong.com. 2023年1月6日閲覧。
  23. ^ Poring Hot Spring”. Sabah Parks. Kinabalu Park. Sabah Parks. 2023年1月6日閲覧。
  24. ^ (英語) Poring Hot Spring, eTawau.com, (2022-04-09), https://www.etawau.com/Geography/Sabah/2_WestCoastDivision/Ranau_District/Poring_Hot_Spring.htm 2023年1月6日閲覧。 
  25. ^ a b 安間 (2002)、53頁
  26. ^ Mesilau”. Sabah Parks. Kinabalu Park. Sabah Parks. 2023年1月15日閲覧。
  27. ^ “RM1mil cancellations on safety fears”. Daily Express (Sabah Publishing House Sdn. Bhd.). (2015年7月9日). https://www.dailyexpress.com.my/news.cfm?NewsID=101343 2023年1月15日閲覧。 
  28. ^ “Landslide Part Of Stabilisation Process After 2015 Killer Rumbler”. Borneo Today (BorneoToday.net). (2017年10月22日). https://www.borneotoday.net/landslide-part-of-stabilisation-process-after-2015-killer-rumbler/ 2023年1月15日閲覧。 
  29. ^ a b Kinabalu Park”. Mount kinabalu. MountKinabalu.com. 2023年1月6日閲覧。
  30. ^ a b c 中安、浅間 (1996)、10頁
  31. ^ 安間 (2004)、16頁
  32. ^ Mahathir-Kinabalu: Mahathir Proclaims New Height of Mount Kinabalu” (PDF). Perdana Library. Perdana Leadership Foundation (1997年8月17日). 2023年1月6日閲覧。
  33. ^ Lawrence S. Hamilton; James O. Juvik; F. N. Scatena, ed (1995). Tropical Montane Cloud Forests. Springer-Verlag. p. 194. doi:10.1007/978-1-4612-2500-3. ISBN 978-1-4612-7564-0. https://books.google.com/books?id=pO_SBwAAQBAJ&pg=PA194 2023年1月6日閲覧。 
  34. ^ Mount Tambuyukon”. Mapcarta. 2023年1月6日閲覧。
  35. ^ Nuluhon Trusmadi”. Malaysia Biodiversity Information System (MyBIS). Malaysia Biodiversity Centre (MBC). 2023年1月6日閲覧。
  36. ^ Damit, Alviana; Sugau, John B.; Nilus, Reuben; Suleiman, Monica (2018-07). “Nepenthes Species of Mount Trus Madi in Sabah Borneo” (PDF). 18th Malaysian Forestry Conference (Forestry Department of Peninsular Malaysia). https://www.researchgate.net/publication/328654637_Nepenthes_Species_of_Mount_Trus_Madi_in_Sabah_Borneo 2023年1月6日閲覧。. 
  37. ^ Mount Trusmadi”. Mapcarta. 2023年1月6日閲覧。
  38. ^ Mount Tambuyukon”. Sabah Parks. Kinabalu Park. Sabah Parks. 2023年1月6日閲覧。
  39. ^ Gunung Templer”. Mapcarta. 2023年1月6日閲覧。
  40. ^ Gunung Templer”. geoview.info. 2023年1月6日閲覧。
  41. ^ a b c d e f g Mount Kinabalu”. Data Zone. BirdLife International (2003年). 2023年1月6日閲覧。
  42. ^ Kinabalu Park”. protected planet. UNEP-WCMC. 2023年1月6日閲覧。
  43. ^ a b 安間 (2002)、35・52頁
  44. ^ Sabah Biodiversity Centre, p. 5
  45. ^ Serinsim, a different face of Kinabalu Park”. MySabah.com (2017年7月13日). 2023年1月6日閲覧。
  46. ^ a b c d e f Fred Tuh Yit Yu (2022年9月2日). “Taman Kinabalu: Syurga Alam Semula Jadi” (マレー語). Dewan Kosmik. 2023年1月6日閲覧。
  47. ^ a b c d e ボルネオ島キナバル山のコケ植物”. 広島大学デジタル自然史博物館. 植物. 広島大学 (2003年). 2023年1月6日閲覧。
  48. ^ Sabah Biodiversity Centre, p. 3
  49. ^ ボルネオ島キナバル山のコケ植物: 低地熱帯多雨林”. 広島大学デジタル自然史博物館. 植物. 広島大学 (2003年). 2023年1月6日閲覧。
  50. ^ 中安、浅間 (1996)、9頁
  51. ^ Sabah Biodiversity Centre, p. 2
  52. ^ 中安、浅間 (1996)、9-10・131頁
  53. ^ a b 相場慎一郎「西太平洋湿潤地域の植生帯と針葉樹優占の生物地理学」『日本生態学会誌』第67巻第3号、日本生態学会、2017年、313-321頁、doi:10.18960/seitai.67.3_313ISSN 0021-50072023年4月25日閲覧 
  54. ^ ボルネオ島キナバル山のコケ植物: 蘚苔林”. 広島大学デジタル自然史博物館. 植物. 広島大学 (2003年). 2023年1月6日閲覧。
  55. ^ 相場慎一郎. “Mt Kinabalu (キナバル山)”. Study sites (調査地). 2023年1月6日閲覧。
  56. ^ 中安、浅間 (1996)、10-11頁
  57. ^ 安間 (2002)、52・56・63頁
  58. ^ 中安、浅間 (1996)、11頁
  59. ^ a b 森島済; 藁谷哲也、佐藤浩『2-2 熱帯山岳地域における自然と近年の環境変動の解明』(PDF)(レポート)日本大学文理学部、23-24頁https://chs.nihon-u.ac.jp/wp-content/uploads/2022/03/n_report_2018_2-2.pdf2023年1月6日閲覧 
  60. ^ キナバル公園”. サテナビ. だいち写真ギャラリー. 宇宙航空研究開発機構 衛星利用運用センター (2008年). 2023年1月6日閲覧。
  61. ^ Geography, Climate & Geology”. Kinabalu Mountain Range. Phylodiversity Network (2007年10月). 2023年1月15日閲覧。
  62. ^ Jenne Lajiun (2022年2月28日). “Snow falls over Mount Kinabalu, phenomenon last recorded in 1993 (Video)”. Borneo Post Online (Borneo Post Online Sdn Bhd.). https://www.theborneopost.com/2022/02/28/snow-falls-over-mount-kinabalu-phenomenon-last-recorded-in-1993-video/ 2023年1月15日閲覧。 
  63. ^ 五名美江ほか「ボルネオ熱帯山地林と低地林における降雨と渓流水の溶存物質濃度の特性」『水文・水資源学会研究発表会要旨集』第22回(2009年度)、水文・水資源学会、doi:10.11520/jshwr.22.0.132.02023年4月25日閲覧 
  64. ^ a b c d e f g h Flora & Fauna of Kinabalu”. Sabah Parks. Kinabalu Park. Sabah Parks. 2023年1月6日閲覧。
  65. ^ a b 安間 (2004)、170頁
  66. ^ a b c 中安、浅間 (1996)、12頁
  67. ^ John H. Beaman; Peter J. Edwards (2007). Ferns of Kinabalu. Natural History Publications (Borneo). ISBN 983-812-122-3. https://www.nhpborneo.com/book/ferns-of-kinabalu/ 2023年1月6日閲覧。 
  68. ^ ネペンテス・ラジャ”. 咲くやこの花館. 2023年1月6日閲覧。
  69. ^ 安間 (2004)、28頁
  70. ^ Nepenthes × kinabaluensis”. Plants of the World Online. Royal Botanic Gardens, Kew. 2023年1月6日閲覧。
  71. ^ a b c d e 安間 (2002)、54頁
  72. ^ 安間 (2004)、170-172頁
  73. ^ 佐藤卓「ボルネオ島の熱帯山地林に見られるラフレシアの生態について」『熱帯林業』第30号、国際緑化推進センター、1994年、21-29頁、doi:10.32205/ttf.30.0_21_21ISSN 0910-51152023年4月25日閲覧 
  74. ^ 浅間 (2005)、192頁
  75. ^ 安間 (2002)、196頁
  76. ^ 安間 (2002)、54-55頁
  77. ^ Chiozza, F. (2016年). “Black Shrew”. IUCN Red List. IUCN. 2023年1月6日閲覧。
  78. ^ 安間 (2002)、55頁
  79. ^ Cassola, F. (2016年). “Bornean Mountain Maxomys”. IUCN Red List. IUCN. 2023年1月6日閲覧。
  80. ^ Wilson, D. E. ; Reeder, D. M. : “Crocidura baluensis”. Mammal Species of the World, 3rd edition. Bucknell University (2005年). 2023年1月6日閲覧。
  81. ^ Kinabalu Shrew”. IUCN Red List. IUCN (2016年). 2023年1月6日閲覧。
  82. ^ Low, Hugh (Sir)”. Conchology. Shellers From the Past and the Present. Conchology, Inc.. 2023年1月6日閲覧。
  83. ^ Thien, David (2019年5月11日). “Recalling Low’s exploits in Borneo”. Daily Express (Sabah Publishing House Sdn. Bhd.). https://www.dailyexpress.com.my/news/135115/recalling-low-s-exploits-in-borneo/ 2023年1月6日閲覧。 
  84. ^ E. J. H. Corner”. Singapore Infopedia. National Library Board (2013年4月4日). 2023年1月6日閲覧。
  85. ^ マレーシア連邦”. コトバンク. 旺文社世界史事典 三訂版. 2023年1月6日閲覧。
  86. ^ 安間 (2002)、52頁
  87. ^ アジア地域等の地域政策に係る動向分析及び支援方策等に関する調査 - マレーシアの国土政策事情 - 報告書』(PDF)(レポート)国土交通省 国土計画局、2011年3月、24頁https://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/international/spw/report/1103_malaysia.pdf2023年1月6日閲覧 
  88. ^ Kinabalu National Park”. Sabah Parks. About Us. Sabah Parks. 2023年1月6日閲覧。
  89. ^ Board of Trustees”. Sabah Parks. About Us. Sabah Parks. 2023年1月6日閲覧。
  90. ^ 今村志帆 (2014年8月22日). “世界自然遺産に泊まる! キナバル公園本部の宿泊施設”. All About. オールアバウト. pp. 1-2. 2023年1月15日閲覧。
  91. ^ Jamili Nais; Maipol Spait (2017-04-18), “Indigenous Community Conservation Area (ICCA): Sabah Parks initiatives” (PDF), Asian Regional Workshop On Satoyama Initiative (International Partnership for the Satoyama Initiative (IPSI)), https://satoyama-initiative.org/wp-content/uploads/2017/04/Panel-3.-JNais-ICCA.compressed.pdf 2023年1月6日閲覧。 
  92. ^ マレーシア・サバ州における熱帯林連結プロジェクトとは”. 京都大学森林生態学研究室. 2023年1月3日閲覧。
  93. ^ 豊田哲也「アジアの自然保護地域制度の営造物型から地域制型への発展」『国際教養大学 アジア地域研究連携機構研究紀要』第1巻、国際教養大学アジア地域研究連携機構、2015年、87-96頁、doi:10.24687/iasrc.1.0_87ISSN 2189-55542023年1月6日閲覧 
  94. ^ Paul Mu (2021年12月5日). “Kinabalu Ecolinc to ensure sustainability of forest management”. New Straits Times (New Straits Times Press). https://www.nst.com.my/news/nation/2021/12/751603/kinabalu-ecolinc-ensure-sustainability-forest-management 2023年1月6日閲覧。 

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]

座標: 北緯6度00分21秒 東経116度32分33秒 / 北緯6.00583度 東経116.54250度 / 6.00583; 116.54250