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エーエム・ピーエム・関西

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社エーエム・ピーエム・関西
am/pm-kansai

am/pm難波1丁目店
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 660-0845
(本部)兵庫県尼崎市西高洲町30-10
本店所在地 330-0854
(登記上本店・管理部)
埼玉県さいたま市大宮区桜木町1丁目10-6
設立 1995年(平成7年)10月30日
業種 小売業
事業内容 コンビニエンスストアの店舗運営とフランチャイジーの経営の指導
代表者 代表取締役社長 池端伸穂
資本金 9000万円
発行済株式総数 12万8000株
売上高 46億9百万円(2010年2月期)
営業利益 ▲3億11百万円(2010年2月期)
純利益 ▲8億31百万円(2010年2月期)
純資産 3億71百万円(2010年2月28日現在)
総資産 46億84百万円(2010年2月28日現在)
従業員数 55人(2010年2月28日現在)
決算期 2月末
主要株主 カッパ・クリエイト株式会社 90%[1]
近畿日本鉄道株式会社 8.75%
株式会社近鉄百貨店 1.25%
(2010年8月31日現在)
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am/pm南久宝寺町3丁目店

株式会社エーエム・ピーエム・関西(エーエム・ピーエム・かんさい)は、かつて存在したコンビニエンスストア運営会社(エリア・フランチャイズ)。

am/pm近畿地区でのフランチャイズ運営を行っていた。

概要

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近畿日本鉄道が87.5%、近鉄百貨店が12.5%出資する近鉄グループ子会社株式会社エーエム・ピーエム・近鉄(エーエム・ピーエム・きんてつ)として設立され、当時ジャパンエナジー傘下(後にレックスグループ傘下)の株式会社エーエム・ピーエム・ジャパンとの間でエリアフランチャイズを締結し、近畿エリアでコンビニエンスストア「am/pm」を展開していた。

2006年5月24日に、近鉄のグループ再編計画に伴い、『かっぱ寿司』を全国展開する回転寿司チェーンのカッパ・クリエイトグループに株式の90%が売却され[2]、11月には、社名を株式会社エーエム・ピーエム・関西に変更した。この当時、カッパ・クリエイト株式会社の子会社で惣菜小売事業を行う株式会社得得が、直接の親会社となっていた。

カッパ・クリエイト傘下になったことから、外食産業のノウハウを取り入れ、一部店舗で店内に厨房を作り、コンビニでは商品管理が難しいとされるにぎり寿司の販売を行うようになった[3]。またカッパ・クリエイトは、2010年6月にam/pm(関西)向けの弁当・おにぎり新工場(投資額15億円)を作るなど、好調なプライベートブランド(弁当・おにぎり)の生産力を増やすなどして、独自に事業のテコ入れを図っていた。

2009年2月28日時点で運営店舗は139店舗であったが、同年12月にフランチャイズ元であるエーエム・ピーエム・ジャパンが、ファミリーマートに買収(2010年3月合併)されたことに関連して、2011年4月にファミリーマートに吸収合併された[4]。なお、関西営業エリアの店舗は、2015年末まではエーエム・ピーエム・関西が営業出来る契約となっていたが、今回のファミリーマートへの経営統合により事実上この権利を破棄・解消し、am/pmブランド名義のコンビニエンスストアは2012年2月までにファミマへ転換される見通しとなった。そして2011年6月1日より旧am/pm店舗からファミリーマートへの転換が順次進められ、同年12月10日を以ってam/pm全店舗が閉店した[5]

沿革

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  • 1995年
  • 1997年3月 エーエム・ピーエム・ジャパンとエリアフランチャイズ契約締結(兵庫県)。
  • 1999年9月 近畿日本鉄道直営店舗の1号店オープン。
  • 2006年
    • 5月24日 - カッパ・クリエイト株式会社に株式が売却され、同社のグループ会社となる。
    • 11月 - 社名(商号)を株式会社エーエム・ピーエム・関西に変更。
  • 2010年9月 - 登記上の本店を大阪市からさいたま市(カッパ・クリエイトの本部所在地)、実際の事業本社となる本部を大阪市から兵庫県尼崎市に移す。
  • 2011年
    • 1月 - カッパ・クリエイトがファミリーマートと当社の譲渡につき基本合意書を締結。
    • 4月1日 - ファミリーマートに吸収合併され、解散。カッパ・クリエイトには対価として現金給付。
    • 6月1日 - 旧am/pm店舗より、ファミリーマートへの転換を開始。
    • 12月10日 - 最後まで残った大阪府下のam/pm2店舗が閉店。

店舗展開していた地域

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関連項目

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鉄道事業者関連のコンビニエンスストア事業。

  • JR九州リテール - JR九州駅構内、九州地区am/pmエリアフランチャイジー:2010年7月より順次、ファミリーマートへ転換。
  • K PLAT - am/pmに代わり駅構内などに出店した近畿日本鉄道直営=近鉄リテールサービス(現・近鉄リテーリング)に運営委託していたコンビニ型大型売店。am/pmのフランチャイズ契約店も残っていたが、2011年8月よりファミリーマートに転換[6]。のちに近鉄駅売店(Pocketplat、Pocketplat mini)そのものも含めファミリーマートへ転換された。
  • asnas - 阪急電鉄阪神電鉄の駅構内および駅周辺にあるコンビニエンスストア。2021年よりローソンのフランチャイズに転換。
  • アンスリー - 京阪電鉄南海電鉄の駅にあるコンビニエンスストア。元は阪神も参加していた。南海電鉄系の店舗はセブン-イレブンのフランチャイズに転換された。
  • ハートインデイリーイン - JR西日本の子会社が運営するコンビニエンスストア。2014年セブン-イレブンとエリアフランチャイズを結び、左記ブランドの店舗は順次セブン-イレブンとのデュアルブランド形式の店舗に転換されている。

脚注・出典

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  1. ^ かつては、株式の57%については、カッパ・クリエイトの子会社(59.2%出資)であった株式会社得得の保有であったが、2007年5月に得得の株式を売却したことから、カッパ・クリエイトの直接保有が33%→90%になった。
  2. ^ カッパ・クリエイトグループによる株式会社エーエム・ピーエム・近鉄の株式取得に関するお知らせ カッパクリエイト・プレスリリース平成18年5月24日
  3. ^ テレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」2008年5月15日放送分
  4. ^ 連結子会社(株式会社エーエム・ピーエム・関西)の合併に関する契約締結のお知らせ
  5. ^ 国内の「am/pm」消滅 ファミマへの転換完了(msn産経ニュース、2011年12月12日)
  6. ^ 近畿日本鉄道株式会社が運営するam/pm6店舗をファミリーマートへ転換