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エルベ級支援母艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エルベ級支援母艦 (404型)
A516 ドナウ
A516 ドナウ
基本情報
種別 Sボート母艦 / 掃海母艦 / 潜水母艦
命名基準 ドイツの河川名
運用者  ドイツ海軍
建造期間 1992年 - 1994年
就役期間 1994年 - 就役中
建造数 6隻
前級 ライン級 (401 / 402 / 403型)
要目
満載排水量 3,170 t
全長 100.55 m
最大幅 15.4 m
吃水 4.05 m
主機 デゥーツ-MWM SBV-12M-628 ディーゼルエンジン×1基
推進器
  • スクリュープロペラ×1軸
  • サイドスラスター×1基(47 kN)
出力 3,360 bhp
速力 最大15ノット (28 km/h)
航続距離 2,000海里 (3,700 km)(11ノット巡航時)
搭載能力
  • 6.2mスタンダードコンテナ×24基
  • 補給品
    • 艦艇用燃料:700m3
    • 航空燃料:60m3
    • 真水:280m3
    • 弾薬:160 t
    • その他消耗品:40 t
  • 回収品
    • 固形廃棄物:5 t
    • 汚水:180m3
    • 廃油:32m3[1]
乗員
  • 士官4名+曹士36名
  • 戦隊幕僚12名+特技兵38名
  • 兵装
  • Rh202 20mm単装機銃×2基
    MLG-27 27mm単装機銃に後日換装
  • FIM-92 スティンガー近SAM発射機×2基
  • 搭載機
  • ヘリコプター甲板有り
    シーキングまでのヘリコプターが着艦可能)
  • 格納庫無し
  • テンプレートを表示

    エルベ級支援母艦ドイツ語: Tender Elbe-Klasse; Tender Klasse 404とも)は、ドイツ海軍補給艦・母艦である。6隻が建造された。

    概要

    [編集]

    ドイツ海軍が多数運用する掃海艇ミサイル艇、そして潜水艦などの小規模艦艇に対する補給艦としての役割を担うほか、艦艇の小規模な修理や、負傷者病人の収容が役目である。この支援艦の存在によって艦艇は帰港することなく出動海域において連続的に任務を遂行できる。

    燃料、真水、弾薬、物資を搭載し、また逆に相手から廃棄物や廃油を回収する。

    ヘリコプター甲板のほか、人員収容スペースと医療設備も有するが、通常、軍医は乗艦していない。

    支援艦艇として海外派遣も多い。エルベ級は補給艦として一まとめに運用されるのではなく掃海艇隊やミサイル艇隊の各隊に分散配置されており、相手の艦種に応じて一部の設備を変換する。とくに潜水母艦となるときにはそうである。20mm機関砲はMLG-27 27mm機関砲へ置き換えられる予定。

    同型艦

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    同型艦
    # 艦名 起工 就役 配属 退役
    A511 エルベ
    Elbe
    1992年
    5月11日
    1993年
    1月28日
    第7高速艇戦隊
    A512 モーゼル
    Mosel
    1992年
    2月29日
    1993年
    7月1日
    第5掃海艇戦隊
    A513 ライン
    Rhein
    1992年
    10月7日
    1993年
    9月1日
    第3掃海艇戦隊
    A514 ヴェラ
    Werra
    1992年
    11月11日
    1993年
    12月9日
    A515 マイン
    Main
    1992年
    8月3日
    1994年
    6月10日
    第1潜水艦戦隊
    A516 ドナウ
    Donau
    1993年
    6月25日
    1994年
    11月15日
    第1コルベット戦隊

    参考文献

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    • Eric Wertheim (2007). Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World: Their Ships, Aircraft, and Systems. Naval Institute Press. pp. 253-254. ISBN 9781591149552. https://books.google.co.jp/books?id=TJunjRvplU4C 

    関連項目

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