エディ・エンケティア
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アーセナルFCでのエンケティア(2018年) | ||||||
名前 | ||||||
本名 |
エドワード・ケダー・エンケティア Edward Keddar Nketiah | |||||
ラテン文字 | Eddie Nketiah | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 |
イングランド ガーナ | |||||
生年月日 | 1999年5月30日(25歳) | |||||
出身地 | ロンドン・ルイシャム | |||||
身長 | 180cm | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | クリスタル・パレスFC | |||||
ポジション | FW | |||||
背番号 | 9 | |||||
ユース | ||||||
2008-2015 | チェルシーFC | |||||
2015-2017 | アーセナルFC | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2017-2024 | アーセナルFC | 116 | (19) | |||
2019-2020 | → リーズ・ユナイテッドFC (loan) | 17 | (3) | |||
2024- | クリスタル・パレスFC | 0 | (0) | |||
代表歴2 | ||||||
2017 | イングランド U-18 | 2 | (4) | |||
2017-2018 | イングランド U-19 | 10 | (9) | |||
2018-2019 | イングランド U-20 | 9 | (6) | |||
2018-2021 | イングランド U-21 | 17 | (16) | |||
2023- | イングランド | 1 | (0) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2024年5月31日現在。 2. 2023年10月18日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
エドワード・ケダー・エンケティア(Edward Keddar Nketiah, 1999年5月30日 - )は、イギリス・ロンドン・ルイシャム出身のサッカー選手。ポジションは、フォワード。クリスタル・パレスFC所属。イングランド代表の各ユース年代で選出されている。エヌケティア、ヌケティア、ケシャ等の表記も見られる。
経歴
[編集]クラブ
[編集]イギリスのロンドン・ルイシャム区ルイシャムで生まれ、ロンドン南東のチームHillyfieldersでプレーしたあと9歳でチェルシーFCのユースに引き抜かれた。2015年、身長の低さを理由にU-14のカテゴリーで放出された[1]。しかし、数日後にアーセナルFCからトレーニング参加の招待を受けて合格しアーセナルユースの所属となった。2015-16シーズン、彼は、28試合24ゴールという記録を残した。
2016年9月、アーセナルFCとプロ契約を結んだ。2016-17シーズン、U-18チームで16試合で15ゴールを決めるとともに、飛び級でU-23チームにも招聘され26試合12ゴールという記録を残した[2]。
2017年夏、その活躍がアーセン・ベンゲル監督の目に留まりトップチームのオーストラリアと中国へのプレシーズンツアーに招集された[3]。2017年9月28日、ヨーロッパリーグのBATEボリソフ戦でトップチームに招集されると89分から出場した[4]。次にトップチームでの出場となったのは約1ヶ月後のEFLカップのノリッジ・シティFC戦となった。この試合でアーセナルが1点ビハインドの85分から投入されると15秒後のファーストタッチでゴールを決め、さらにもう1点追加し2得点の活躍で逆転勝利に貢献した[5]。2019年5月12日、シーズン最終戦となるバーンリーFC戦においてプレミアリーグ初得点を決めた[6]。
2019年8月8日、2019-20シーズンの間EFLチャンピオンシップに参加するリーズ・ユナイテッドFCにレンタル移籍することが決定した[7]。しかし、リーグ戦先発出場はわずか2試合とあまり出場機会を得られなかったため、2020年1月、ローン契約は打ち切られアーセナルに復帰した[8]。7月7日のレスター・シティFC戦では、後半26分から途中出場で起用されながら、ボールに触れることもなく、4分後にレッドカードを提示されるという、不名誉な一発退場を受けた[9]。
2021年8月1日、プレシーズンマッチのチェルシー戦で右足首を負傷し約1ヶ月の離脱をした[10][11]。同年12月21日、EFLカップのサンダーランド戦でハットトリック達成[12]。2022年1月1日、新型コロナの検査で陽性反応となったことが発表された[13]。
2022年2月20日、プレミアリーグ第26節ブレントフォード戦で、その試合でキャプテンを務めていたアレクサンドル・ラカゼットと代わり後半29分に途中出場をし、同31分にキーラン・ティアニーにキャプテンマークを渡すまでの約2分間、キャプテンを務めた。2021-22シーズンはラカゼットの牙城を崩せず、2022年3月までスタメンはわずか1回であったが、4月20日のチェルシーFCとのビッグロンドンダービーではラカゼットが離脱してることからスタメンで出場し、2得点を上げる活躍を見せたことで監督のミケル・アルテタから評価された[14]。
2022年6月18日、アーセナルと契約延長すること及び2022-23シーズンより14番に背番号を変更することが公式発表された[15]。2023年3月1日、プレミアリーグ第7節延期分エヴァートン戦で足首を負傷。4月16日の第31節ウェストハム戦で途中出場し6週間以上ぶりに実戦復帰した。同年10月28日、プレミアリーグ第10節シェフィールド・ユナイテッド戦で自身初となるハットトリックを達成した[16]。
2024年8月30日、5年契約でクリスタル・パレスFCに完全移籍することが公式発表された。背番号は9番を着用する[17]。
代表
[編集]2017年3月22日、U-18イングランド代表としてU-19サウジアラビア代表戦で国際的なデビューを果たし初得点を決めた[18]。次戦のU-19カタール代表戦ではハットトリックを達成した[19]。2017年11月、2018年U-19欧州選手権予選のフェロー諸島戦で4得点を記録した[20] 。2018年5月18日、トゥーロン国際大会でU-21イングランド代表に初招集された[21]。同大会では、準決勝のU-21スコットランド戦で2得点[22]、決勝のU-20メキシコ戦でキーラン・ドウェルの決勝点をアシストしイングランドの優勝に貢献した[23]。また、彼のスコットランド戦の1つ目のゴールはトーナメント最優秀ゴール賞に選ばれた[24]。
2020年9月4日、U-21コソボ代表戦でU-21イングランド代表のキャプテンを初めて務めた[25]。同年10月13日、12戦目となるU-21トルコ代表戦で14得点目を決め、アラン・シアラー、フランシス・ジェファーズのもつそれまでの最多得点記録13得点を抜きイングランド代表U-21の歴代最多得点者となった[26]。
2023年8月31日、9月の代表戦に向けた招集メンバーに選ばれイングランド代表に初招集された[27]。10月13日、親善試合のオーストラリア代表戦でイングランド代表デビューを果たした[28]。
個人成績
[編集]クラブ | シーズン | リーグ | リーグ戦 | カップ戦 | リーグ杯 | 国際大会 | その他 | 合計 | ||||||
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出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | |||
アーセナル | 2017-18 | プレミアリーグ | 3 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2 | 5 | 0 | 0 | 0 | 10 | 2 |
2018-19 | 5 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 9 | 1 | ||
通算 | 8 | 1 | 2 | 0 | 2 | 2 | 7 | 0 | 0 | 0 | 19 | 3 | ||
リーズ | 2019-20 | チャンピオンシップ | 17 | 3 | - | 2 | 2 | - | 0 | 0 | 19 | 5 | ||
通算 | 17 | 3 | - | 2 | 2 | - | 0 | 0 | 19 | 5 | ||||
アーセナル | 2019-20 | プレミアリーグ | 13 | 2 | 4 | 2 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | 17 | 4 | |
2020-21 | 17 | 2 | 1 | 0 | 2 | 1 | 8 | 3 | 1 | 0 | 29 | 6 | ||
2021-22 | 21 | 5 | 1 | 0 | 5 | 5 | 0 | 0 | 1 | 0 | 28 | 10 | ||
2022-23 | 30 | 4 | 2 | 2 | 1 | 1 | 6 | 2 | 0 | 0 | 39 | 9 | ||
通算 | 81 | 13 | 8 | 4 | 8 | 7 | 14 | 5 | 2 | 0 | 113 | 29 | ||
総通算 | 106 | 17 | 10 | 4 | 12 | 11 | 21 | 5 | 2 | 0 | 151 | 37 |
タイトル
[編集]クラブ
[編集]- アーセナルU-23
- プレミアリーグ2 : 2017-18
- アーセナル
- FAカップ : 2019-20
- FAコミュニティ・シールド :2回(2020, 2023)
個人
[編集]- トゥーロン国際大会最優秀ゴール賞 : 2018
脚注
[編集]- ^ “Arsenal’s Eddie Nketiah let go by Chelsea for being too small” (2017年10月26日). 2019年7月22日閲覧。
- ^ “Arsenal FC news: All you need to know about Eddie Nketiah, the Gunners and England talent making headlines”. (2017年3月30日) 2019年7月22日閲覧。
- ^ “Lucas Perez, Kieran Gibbs left off Arsenal's preseason tour squad”. (2017年7月9日) 2019年7月22日閲覧。
- ^ “BATE Borisov 2–4 Arsenal”. 2019年7月22日閲覧。
- ^ “Arsenal 2–1 Norwich City” (2017年10月25日). 2019年7月22日閲覧。
- ^ “Burnley 1-3 Arsenal: Aubameyang double for the Gunners who finish fifth - BBC Sport” (2019年5月12日). 2019年7月22日閲覧。
- ^ “EDDIE NKETIAH COMPLETES LEEDS UNITED MOVE” (2019年8月8日). 2019年8月9日閲覧。
- ^ “MARCELO BIELSA CONFIRMS EDDIE NKETIAH LOAN TO BE CUT SHORT” (2020年1月1日). 2020年1月17日閲覧。
- ^ “アーセナルFW、出場から4分で1発レッド...ボールに1度も触れず”. SPORT.es.jp (2020年7月8日). 2020年7月9日閲覧。
- ^ “Team news: Gabriel, Partey, White, Elneny” (2021年8月7日). 2021年8月20日閲覧。
- ^ “Team news: Partey, Nketiah, Gabriel” (2021年9月9日). 2021年9月10日閲覧。
- ^ “Carabao Cup Arsenal 5-1 Sunderland: Eddie Nketiah scores superb hat-trick”. BBC Sport (2021年12月21日). 2021年12月22日閲覧。
- ^ “Arsenal suffer blow as Eddie Nketiah tests positive for Covid-19 ahead of Man City” (2021年1月1日). 2022年1月3日閲覧。
- ^ アルテタ監督が反省「エンケティア、私の失敗を証明した」qoly 2022年4月22日
- ^ “Eddie Nketiah signs new contract”. (2022年6月18日) 2022年6月18日閲覧。
- ^ “Nketiah - ‘It’s a day I’ll remember forever’”. (2023年10月28日) 2023年10月29日閲覧。
- ^ “Eddie Nketiah signs for Crystal Palace”. (2024年8月30日) 2024年9月1日閲覧。
- ^ “England Under-18s seal win over Saudi Arabia in first of three games”. (2017年3月22日) 2019年7月22日閲覧。
- ^ “Report: Qatar 0–4 England Under-18s”. (2017年3月27日) 2019年7月22日閲覧。
- ^ “Young Lions start Euro defence with 6-0 win over Faroe Islands as Nketiah bags four”. (2017年11月8日) 2019年7月22日閲覧。
- ^ “ENGLAND U21S HEAD TO MAURICE REVELLO TOURNAMENT IN TOULON WITH A 20-MAN SQUAD”. (2018年5月18日) 2019年7月22日閲覧。
- ^ “Toulon Tournament: England U21s beat Scotland 3-1 to reach final”. (2018年6月6日) 2019年7月22日閲覧。
- ^ “Toulon Tournament: England U21s secure third successive title with 2-1 win over Mexico”. (2018年6月9日) 2019年7月22日閲覧。
- ^ “Festival International Espoirs 2018 : les récompenses” (2018年6月12日). 2019年7月22日閲覧。
- ^ “YOUNG LIONS EXTEND WINNING RUN THANKS TO SECOND-HALF ONSLAUGHT IN KOSOVO” (2020年9月4日). 2020年9月9日閲覧。
- ^ “England U21 2-1 Turkey U21: Eddie Nketiah becomes leading goalscorer - BBC Sport” (2020年10月13日). 2020年10月18日閲覧。
- ^ “Nketiah among Gunners in Three Lions squad” (2023年8月31日). 2023年9月1日閲覧。
- ^ “Nketiah makes England debut against Australia” (2023年10月14日). 2023年10月14日閲覧。
外部リンク
[編集]- エディ・エンケティア (@eddienketiah) - Instagram
- エディー・ケシャ - National-Football-Teams.com
- エディー・ケシャ - Soccerway.com
- エディー・ケシャ - Soccerbase.comによる選手データ
- エディー・ケシャ - FootballDatabase.eu
- エディー・ケシャ - WorldFootball.net
- エディー・ケシャ - Transfermarkt.comによる選手データ
- エディー・ケシャ - UEFA
- エディー・ケシャ - レキップ
- エディー・ケシャ - TheFinalBall.com
- エディー・ケシャ - BDFutbol.com