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アーロン・ラムズデール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アーロン・ラムズデール
アーセナルでのラムズデール(2023年)
名前
本名 アーロン・クリストファー・ラムズデール
Aaron Christopher Ramsdale
ラテン文字 Aaron Ramsdale
基本情報
国籍 イングランドの旗 イングランド
生年月日 (1998-05-14) 1998年5月14日(26歳)
出身地 ストーク=オン=トレント
身長 188cm
選手情報
在籍チーム イングランドの旗 サウサンプトンFC
ポジション GK
背番号 30
利き足 右足
ユース
イングランドの旗 マーシュ・タウン
イングランドの旗 ボルトン・ワンダラーズ
2013-2015 イングランドの旗 シェフィールド・ユナイテッド
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2015-2017 イングランドの旗 シェフィールド・ユナイテッド 0 (0)
2015 イングランドの旗 ワークソップ・タウン (loan) 1 (0)
2017-2020 イングランドの旗 ボーンマス 37 (0)
2018 イングランドの旗 チェスターフィールド (loan) 19 (0)
2019 イングランドの旗 ウィンブルドン (loan) 20 (0)
2020-2021 イングランドの旗 シェフィールド・ユナイテッド 40 (0)
2021-2024 イングランドの旗 アーセナル 78 (0)
2024‐ イングランドの旗 サウサンプトン
代表歴2
2016  イングランド U-18 2 (0)
2016-2017  イングランド U-19 12 (0)
2017-2018  イングランド U-20 5 (0)
2018-2021  イングランド U-21 15 (0)
2021- イングランドの旗 イングランド 5 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年5月20日現在。
2. 2024年7月15日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

アーロン・クリストファー・ラムズデール(Aaron Christopher Ramsdale, 1998年5月14日 - )は、イングランドストーク=オン=トレント出身のサッカー選手プレミアリーグサウサンプトンFC所属。イングランド代表。ポジションはGK

経歴

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クラブ

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2017年1月31日、プレミアリーグボーンマスに推定額80万ユーロで移籍した[1]

2017-18シーズンの1月に出場機会を求めてチェスターフィールドに期限付き移籍した[2]

2019年1月4日、ウィンブルドンに期限付き移籍[3]。同シーズン中にクラブの若手選手賞を獲得した[4]

2019-20シーズンはボーンマスに戻り、開幕戦に先発出場した[5]

2020年8月、古巣のシェフィールド・ユナイテッドに4年契約で移籍した[6]

2021年8月20日、アーセナルと長期契約を結んだ[7]降格クラブから2400万ポンドもかけて獲得されたことで批判的な意見も多く、ジェイ・ボスロイドらは、やはり獲得に関してTwitterで懐疑的な意見を示した[要出典]。加入当初は控えに留まるも、第3節マンチェスター・シティ戦でベルント・レノが5失点を喫して敗れると、次節の第4節ノリッジ・シティ戦で先発に抜擢され、アーセナル加入後プレミアリーグデビューを果たした。試合を1-0の無失点に抑え、チームの同年リーグ戦初勝利に貢献した。10月30日、プレミアリーグのレスター・シティ戦でジェームズ・マディソンのゴール右上隅を捉えた決定的なフリーキックをスーパーセーブした。対戦相手レスターの守護神カスパー・シュマイケルの父で自身もプレミアリーグのレジェンドGKであったピーター・シュマイケルはここ数年で最高のセーブだと大絶賛した[8]。このセーブはプレミアリーグに新設されたシーズンで最も試合を変えるパフォーマンスをした者に与えられるゲーム・チェンジャー・オブ・ザ・シーズンの6つの候補に入った[9]。また、このセーブはシーズン最優秀セーブ賞の9つの候補の中にも選出された[10]。2021-22シーズンのプレミアリーグ年間最優秀若手賞の8人の候補の中に選出された[11]。同年8月3日、レノの移籍により空いた1番に背番号を変更[12]

2023年2月18日、プレミアリーグ第24節アストン・ヴィラ戦でレオン・ベイリーの強烈なニアへのシュートを上に弾きボールがポストに跳ね返り防いだセーブがプレミアリーグ月間最優秀セーブの6候補の一つに選出された[13]。3月13日、ロンドン・フットボール・アワードの2022-23シーズンの年間最優秀ゴールキーパー賞を受賞した[14]。3月4日、プレミアリーグ第26節ボーンマス戦において1点ビハインドの場面で数的不利のカウンターを受け相手左サイドからPA内でグラウンダークロスが右出ると完全にフリーの状態で相手選手が二人走り込んできておりダンゴ・ワッタラが全速力で走り込みながらシュートを放つも即座に前に飛び出しセーブした。この失点を防いだことは、チームがラストプレーでの劇的逆転したことに大きく貢献したこともあり3月のプレミアリーグ月間最優秀セーブに選ばれた[15]。4月9日、プレミアリーグ第30節リヴァプール戦において2-2の状態で後半アディショナルタイムに自陣PA内でモハメド・サラーがシュートを放つとシュートブロックに入ったウィリアン・サリバの背中に当たりゴール左隅にボールが飛んでいくもこれを指先でセーブしチームの敗戦を防いだ。このセーブが4月のプレミアリーグ月間最優秀セーブに選ばれ2ヶ月連続で同賞を受賞した[16]。同年5月18日、アーセナルと契約延長したことが公式発表された[17]

2023年8月29日、2022-23シーズンPFA年間ベストイレブンにチームメイトのウィリアン・サリバ、マルティン・ウーデゴールブカヨ・サカと共に選出された[18]

しかし2023-24シーズンは状況が一転。シーズン開幕前にブレントフォードFCからダビド・ラヤが加入すると、開幕直後こそはスタメンの座をキープしたが、第5節以降はラヤにポジションを明け渡し、第2GKに降格。シーズン通してリーグ戦の出場は6試合にとどまるなどと、不本意なシーズンを過ごした[19]

2024年8月30日、サウサンプトンFCへ完全移籍することが発表された[20]

代表

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2021年5月25日、2021年6月開幕のUEFA EURO 2020に向けた暫定登録メンバーに入りイングランドA代表に初招集されたが[21]、26人の最終メンバーには残れなかった[22]。しかしグループリーグ初戦後にディーン・ヘンダーソンが負傷離脱したことで追加招集された[23]。同年11月15日、2022W杯欧州予選グループステージのサンマリノ戦で先発出場しイングランドA代表デビューを果たした[24]

2022年11月10日、2022 FIFAワールドカップのイングランド代表メンバーに選出された[25]。しかし、ベスト8でチームがフランス代表に敗退するまでの5試合全てで、ジョーダン・ピックフォードがスタメン起用されたため同大会で出場機会は無かった。

2024年6月6日、EURO 2024のイングランド代表メンバーに招集された[26]。同大会ではチームは準優勝に終わったが、クラブで出場機会を失ったこともありワールドカップに引き続きピックフォードが決勝までの全試合でスタメン起用されたため出場機会はなかった。

個人成績

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クラブ

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2022年12月26日現在
クラブ シーズン リーグ カップ リーグカップ 国際大会 その他 通算
ディビジョン 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
シェフィールド・ユナイテッド 2015-16[27] リーグ1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2016-17[28] リーグ1 0 0 2 0 0 0 0 0 2 0
通算 0 0 2 0 0 0 0 0 2 0
ボーンマス 2016-17[28] プレミアリーグ 0 0 0 0
2017-18[29] プレミアリーグ 0 0 0 0 0 0 0 0
2018-19[30] プレミアリーグ 0 0 0 0 0 0
2019-20[31] プレミアリーグ 37 0 0 0 0 0 37 0
通算 37 0 0 0 0 0 37 0
チェスターフィールド (loan) 2017-18[29] リーグ2 19 0 19 0
ウィンブルドン (loan) 2018-19[30] リーグ1 20 0 3 0 23 0
シェフィールド・ユナイテッド 2020-21[32] プレミアリーグ 38 0 4 0 0 0 42 0
2021-22[33] チャンピオンシップ 2 0 0 0 2 0
通算 40 0 4 0 0 0 44 0
アーセナル 2021-22[33] プレミアリーグ 34 0 0 0 3 0 37 0
2022-23[34] プレミアリーグ 15 0 0 0 0 0 2 0 17 0
通算 49 0 0 0 3 0 2 0 54 0
総通算 165 0 9 0 3 0 2 0 0 0 179 0

代表数

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2023年12月28日現在
代表国 出場 得点
 イングランド 2021 1 0
2022 2 0
2023 1 0
通算 4 0

タイトル

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クラブ

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アーセナル

代表

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イングランド U-19
イングランド U-21

個人

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  • ロンドン・フットボール・アワード 年間最優秀ゴールキーパー賞:1回(2022-23)
  • プレミアリーグ月間最優秀セーブ:2回(2023年3月、4月)
  • PFA年間ベストイレブン:1回(2022-23)

脚注

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  1. ^ AFC Bournemouth sign young 'keeper Aaron Ramsdale from Sheffield UnitedA.F.C Bournemouth 2017年1月31日
  2. ^ Fourth New Recruit Joins SpireitesChesterfield F.C. 2018年1月5日
  3. ^ Dons sign goalkeeper on loan from Bournemouth www.afcwimbledon.co.uk 2019年1月4日
  4. ^ Player of the Year Will quick to focus on completing survival bid www.afcwimbledon.co.uk 2019年4月28日
  5. ^ AFC Bournemouth vs. Sheffield United - 10 August 2019”. Soccerway. 2019年11月11日閲覧。
  6. ^ U-21イングランド代表GKラムズデール、古巣シェフィールド・Uに復帰!”. サッカーキング (2020年8月20日). 2020年8月20日閲覧。
  7. ^ Aaron Ramsdale joins in permanent deal”. arsenal.com (2021年8月20日). 2021年8月21日閲覧。
  8. ^ “'Best save I've seen in years!' - Ramsdale heroics earn Arsenal record statement win at Leicester”. (2021年10月30日). https://www.goal.com/en/news/best-save-ive-seen-in-years-ramsdale-heroics-earn-arsenal-record-/1nc224v9x7e1x1g0u8ktpzkvfm 2022年5月25日閲覧。 
  9. ^ “Vote for your Castrol Game Changer of the Season”. (2022年5月25日). https://www.premierleague.com/news/2621755 2022年5月25日閲覧。 
  10. ^ “Castrol 2021/22 Save of the Season shortlist”. (2022年5月24日). https://www.premierleague.com/news/2633198 2022年5月30日閲覧。 
  11. ^ “Hublot Young Player of the Season shortlist for 2021/22”. (2022年5月12日). https://www.premierleague.com/news/2612178 2022年5月25日閲覧。 
  12. ^ “Aaron Ramsdale takes number one shirt”. (2022年8月3日). https://www.arsenal.com/news/aaron-ramsdale-takes-number-one-shirt 2022年8月3日閲覧。 
  13. ^ “Select your Castrol Save of the Month”. (2023年3月2日). https://www.premierleague.com/news/3087418 2023年3月3日閲覧。 
  14. ^ Quartet honoured at London Football Awards” (2023年3月13日). 2023年3月16日閲覧。
  15. ^ Ramsdale claims Castrol Save of the Month award” (2023年3月31日). 2023年4月2日閲覧。
  16. ^ Ramsdale claims back-to-back Castrol Save of the Month awards” (2023年5月12日). 2023年5月13日閲覧。
  17. ^ Aaron Ramsdale signs new contract” (2023年5月18日). 2023年5月19日閲覧。
  18. ^ PFA Premier League Team of the Year” (2023年8月29日). 2023年9月6日閲覧。
  19. ^ 出場機会望むラムズデール、今夏の移籍が濃厚もアルテタ監督は「我々と契約を結んでいる」”. 超ワールドサッカー (2024年4月3日). 2024年5月19日閲覧。
  20. ^ Southampton complete the transfer of goalkeeper Aaron Ramsdale from Arsenal | Southampton FC | News” (英語). www.southamptonfc.com (2024年8月30日). 2024年8月30日閲覧。
  21. ^ England name provisional Euro 2020 squad: Ben White Ben Godfrey Aaron Ramsdale and Sam Johnstone in” (2021年5月25日). 2021年11月16日閲覧。
  22. ^ Euro 2020: Trent Alexander-Arnold named in England's 26-man squad” (2021年6月1日). 2021年11月16日閲覧。
  23. ^ イングランド代表、負傷のD・ヘンダーソンに代わりラムズデールを招集”. ゲキサカ (2021年6月16日). 2021年6月16日閲覧。
  24. ^ Match report: San Marino 0-10 England” (2021年11月15日). 2021年11月16日閲覧。
  25. ^ England squad named for FIFA World Cup Qatar 2022” (2022年11月10日). 2022年11月11日閲覧。
  26. ^ England squad named for EURO 2024” (2024年6月6日). 2024年6月11日閲覧。
  27. ^ "アーロン・ラムズデールの2015/2016での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2019年10月12日閲覧
  28. ^ a b "アーロン・ラムズデールの2016/2017での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2018年1月9日閲覧
  29. ^ a b "アーロン・ラムズデールの2017/2018での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2021年5月27日閲覧
  30. ^ a b "アーロン・ラムズデールの2018/2019での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2021年5月27日閲覧
  31. ^ "アーロン・ラムズデールの2019/2020での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2021年5月27日閲覧
  32. ^ "アーロン・ラムズデールの2020/2021での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2021年5月27日閲覧
  33. ^ a b "アーロン・ラムズデールの2021/2022での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2022年11月28日閲覧
  34. ^ "アーロン・ラムズデールの2022/2023での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2022年11月28日閲覧

外部リンク

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