WATERS takeshiba
WATERS takeshiba | |
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Waters takeshibaの表示とシアター棟 | |
施設情報 | |
所在地 | 東京都港区海岸一丁目10番30号 |
座標 | 北緯35度39分23秒 東経139度45分45秒 / 北緯35.65639度 東経139.76250度座標: 北緯35度39分23秒 東経139度45分45秒 / 北緯35.65639度 東経139.76250度 |
状態 | 完成 |
着工 | 2017年6月[1] |
竣工 | 2020年7月[1] |
開業 |
2020年4月1日(オフィス) 2020年4月27日(ホテル) 2020年6月17日(アトレ竹芝Ⅰ期) 2020年8月1日(アトレ竹芝Ⅱ期) 2020年10月24日(JR東日本四季劇場[秋] 2021年1月10日(JR東日本四季劇場[春])[2] |
用途 | ホテル、オフィス、店舗、劇場、駐車場など[1] |
地上高 | |
高さ |
109.86m(タワー棟) 43.54m(シアター棟) 33.235m(パーキング)[1] |
各種諸元 | |
階数 |
地下2階、地上26階、塔屋2階(タワー棟) 地下1階、地上6階(シアター棟) 地下1階、地上10階(パーキング)[1] |
敷地面積 | 23,025.33 m² [1] |
建築面積 |
14,315.43 m² [1] ※合計 |
延床面積 |
103,464.42 m² [1] ※合計 |
構造形式 |
S造一部SRC造(タワー棟) S造一部RC造(シアター棟・パーキング)[1] |
エレベーター数 |
18基(タワー棟) 10基(シアター棟) 2基(パーキング)[1] |
駐車台数 |
35台(タワー棟) 5台(シアター棟) 428台(パーキング)[1] |
関連企業 | |
設計 | JR東日本建築設計(設計・監理)、清水建設一級建築事務所(タワー棟構造設計協力、劇場内装設計)、インフィクス(商業環境デザイン)、ランドスケープデザイン(外構設計協力)、Lighting Planners Associates(ライティングデザイン)、井口理安デザイン事務所(サインデザイン)[1] |
施工 | 清水建設[1] |
デベロッパー | 東日本旅客鉄道[1] |
管理運営 | JR東日本ビルディング、アトレ |
メズム東京、オートグラフコレクション | |
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メズム東京、オートグラフコレクションが入るWATERS takeshibaタワー棟 | |
ホテル概要 | |
ホテルチェーン | マリオット・インターナショナル |
設計 | JR東日本建築設計、WILSON ASSOCIATES、日本設計[1] |
施工 | 清水建設[1] |
運営 | 日本ホテル[3] |
階数 | 16[3] - 26[3]階 |
レストラン数 | 4軒 |
部屋数 | 265[3]室 |
スイート数 | 8[3]室 |
開業 | 2020年4月27日 |
所在地 | 東京都港区海岸一丁目10番30号 |
WATERS takeshiba(ウォーターズ竹芝)は東京都港区海岸にある東日本旅客鉄道(JR東日本)が開発したホテル、オフィス、店舗、劇場などからなる複合施設。
概要
[編集]旧国鉄時代の1970年代に浜松町駅にほど近い竹芝地区において、シーサイドホテル芝弥生、社宅、現業事務所が建設され、JR東日本承継後の1998年にJR東日本アートセンターが開業した。これら約23,000平方メートルの事業用地をラグジュアリーホテル(メズム東京、オートグラフコレクション)・賃貸オフィス・商業施設(アトレ竹芝)・JR東日本四季劇場[秋]・JR東日本四季劇場[春](建て替え)からなる複合高層ビルへ再開発すべく[4]、清水建設が埋め立て地特有の軟弱地盤での困難な地下工事などを手掛け[5]、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、当初予定より遅れたが順次施設は開業に至った。なお、2005年開業の自由劇場は再開発対象から外れて存続している。
"つぎの豊かさを生み出すまち"をビジョンに掲げ、既存の5棟の建物を、タワー棟、シアター棟、バーキングの3棟に集約化、高層化することで、魅力ある広場や沿道部の賑わいを創出し、これまで劇団四季とともに培ってきた文化・芸術の発信機能を核に、水辺には、広場と連続した船着場、干潟を整備することで新たな舟運や水辺のアクティビティを生み出し、計画地の高いポテンシャルを最大限に活かした、新しいまちづくりを目指した[4]。ホテルは、世界的な高級ホテルチェーンであるマリオットの「オートグラフコレクション」に加盟している。
施設
[編集]タワー棟
[編集]頂部にホテル、中層部にオフィス、下層部に商業施設が配され、構造種別は、地下SRC造、地上S造(一部CFT柱)の制振構造である[6]。大空間オフィスの上に居住空間を複数要するホテルを重ねるために15階に切り替え階を設け、柱スパンの切り替えと水平剛性の確保、設備・電気インフラの展開ができる構成としている[6]。
- メズム東京、オートグラフ コレクション
JR東日本グループの日本ホテルがマリオット・インターナショナルと初提携して開業したラグジュアリーホテル。16階に置かれたロビーにはゲストが自由に弾くことができるヴィンテージグランドピアノも備え、フロントは和の折り紙と宇宙の構造物にも取り入れられている先端科学が融合したミウラ折りのアートが飾る[7]。
スイートルーム8室を含め、客室は265室設け[3]、浜離宮に面する客室全てにテラスを配置し、上階に向かうほどテラスの面積を大きくすることで、眼前に広がる浜離宮と汐留の超高層ビル群、スカイツリーが一望できる開放的な眺望と屋外空間が体験できるようにしたほか[8]、全客室にカシオ計算機の電子ピアノが導入された[7]。またレストラン、ラウンジ、宴会場、フィットネス等の付帯施設は6ヵ所設けた。
- オフィス
5階~14階がオフィスで[9]、JR東日本ビルディングが運営する。風の影響を受けにくい下層部ではテラスの面積を大きく取り、アウターワークスペースとして活用できるようにし、上階に向かうほど執務室の眺望がより開けるようにテラスの奥行きを浅く計画している[8]。当時東新橋などにあったヤクルト本社グループ各部門が集約されて入居、満床で竣工した[9]。
- アトレ竹芝
タワー棟とシアター棟の低層部に位置する商業空間で初の駅ソトアトレとなる[2]。レストラン、ショップ、クリニック、エンターテイメントなどからなり、核店舗の一つとして、イオン傘下の有機食品専門店を展開するビオセボン・ジャポンが「ビオセボン アトレ竹芝店」を出店した[10]。
シアター棟
[編集]劇団四季の新拠点である客席数約1,200席のJR東日本四季劇場[秋]および約1,500席のJR東日本四季劇場[春]が入る。既存の自由劇場と併せた3劇場で、“日本の演劇文化”を発信していく[11]。
竹芝地区船着場(ウォーターズ竹芝前)・竹芝干潟
[編集]一般社団法人竹芝エリアマネジメント(正会員 アルベログランデ[注釈 1]、東急不動産)とJR東日本が竹芝地区の利便性・魅力向上に向けた取組みとして、竹芝エリアマネジメントがウォーターズ竹芝の前面の汐留川の占用許可を受け、JR東日本が船着場・干潟の整備を行った[2]。
これにより、完成した船着場から東京都観光汽船、観光汽船興業、東京都公園協会が浅草、豊洲、お台場等に向け定期航路船(水上バス)を運行し[2]、JR東日本は整備した干潟で環境学習活動を実施している[2]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ (仮称)竹芝地区開発計画(東京ポートシティ竹芝)の推進のため東急不動産および鹿島建設により設立された事業会社であり、東急不動産ホールディングスの連結子会社[12]。
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 近代建築 2020, p. 117.
- ^ a b c d e “竹芝地区船着場(ウォーターズ竹芝前)・竹芝干潟の使用開始と アトレ竹芝第Ⅰ期開業日決定について”. 東日本旅客鉄道株式会社 (2020年6月10日). 2021年5月30日閲覧。
- ^ a b c d e f “メズム東京、オートグラフコレクション「WATERS takeshiba」内に2020年4月27日(月)開業”. 日本ホテル株式会社 メズム東京、オートグラフコレクション. (2019年9月9日) 2021年5月30日閲覧。
- ^ a b 近代建築 2020, p. 108.
- ^ 「臨海部、再開発盛ん 竹芝・芝浦、データ解析、効率管理 マンスリー編集特集」『日経産業新聞』6頁 2021年1月29日
- ^ a b 近代建築 2020, p. 116.
- ^ a b “五感にシャワー 非日常感溢れる都内の最新ホテル3選”. NIKKEI STYLE. (2021年3月28日) 2021年5月30日閲覧。
- ^ a b 近代建築 2020, p. 110.
- ^ a b “不動産ニュース「ウォーターズ竹芝」、20年7月に開業”. 日本不動産研究所. (2019年9月10日) 2021年5月30日閲覧。
- ^ “出来たてスポットselection 健康意識の高まりで注目 東京・竹芝のオーガニック店”. NIKKEI STYLE. (2020年7月8日) 2021年5月30日閲覧。
- ^ “劇団四季の新本拠地「JR東日本四季劇場春・秋」東京・竹芝に『オペラ座の怪人』からスタート”. FASHION PRESS. (2020年10月13日) 2021年5月30日閲覧。
- ^ 東急不動産ホールディングス株式会社 第7期有価証券報告書
参考文献
[編集]- 『近代建築』近代建築社、2020年8月。