インダストリアルインターネット
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インダストリアル・インターネット(英: Industrial Internet、産業のインターネット)とは、アメリカのゼネラル・エレクトリック (GE) 社が2012年に発表した、ICT技術を活用し生産性の向上やコストの削減を支援する産業サービス[1]:84。様々な製品から稼働データなどを収集してビッグデータを分析し、運用・保守や次の製品開発に生かす事により、製造業のビジネスモデルを変える取り組みである。運用の最適化や、故障の前兆を発見するなど、タービンや発電機の運用効率向上に役立つとされる[2]。IoT(Internet of Things)に対する取り組みにより派生したものであり、ドイツでは同様の取り組みとしてインダストリー4.0が、日本ではソサエティー5.0がそれぞれの政府主体で提唱されている。
GE社の提供するインダストリアル・インターネットには、Predixと呼ばれる共通プラットフォームが用意されており、製品を販売するだけではなく、保守管理を含めたパッケージ型事業の提供の実例となっている[1]:93。
関連項目
[編集]- モノのインターネット
- インダストリー4.0
- ソサエティー5.0
- インターネット・プラス
- ゼネラル・エレクトリック
- インダストリアル・インターネット・コンソーシアム
- ロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会 [1]
- en:Industrial internet of things
出典
[編集]- ^ a b 青嶋稔『日本は「パッケージ型事業」でアジア市場で勝利する』東洋経済新報社、2016年。ISBN 978-4-49255766-2。
- ^ 坂村健監修『コンピューターがネットと出会ったら』角川学芸出版〈角川インターネット講座14〉、2015年、18頁。ISBN 978-4-04-653894-9。
外部リンク
[編集]- インダストリアル・インターネットGE.COM