イワセントウソウ
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イワセントウソウ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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茨城県北部 2018年5月上旬
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分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Pternopetalum tanakae (Franch. et Sav.) Hand.-Mazz. (1933)[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
イワセントウソウ(岩仙洞草)[3] |
イワセントウソウ(岩仙洞草、学名: Pternopetalum tanakae)は、セリ科イワセントウソウ属の多年草[3][4][5]。
特徴
[編集]地下茎は細長い。茎は単一で直立し、高さ10-30cmになり、枝を出さない。根出葉は長い葉柄があり、2-3回3出羽状複葉で、小葉は深く切り込む。茎につく葉は1個あり、ふつう根出葉とは異なって単羽状複葉となり、羽片は細い線形で切れ込まないが、まれに根出葉と同様に切れ込む[3][4][5]。
花期は5-6月。茎先に複散形花序を1個つける。花柄は細く糸状で10-20個あり、小花柄は2-3個あって短く、白色の小型の5弁の花をつける。花弁は平たい卵形、萼歯片は目立たない。花序の下の総苞片は無く、小花序の下の小総苞片は少ない。雄蕊は5個あり、下位子房がある。果実は卵形で、長さ2mmになり、無毛。分果の横断面は円形となり、果皮は薄く、隆条は細く目立たない。油管は細く、分果の表面側の各背溝下に1個ずつ、分果が接しあう合生面に2個ある[3][4][5]。
分布と生育環境
[編集]日本では、本州、四国、九州に分布し、深山の木陰の湿った岩場や苔上などに生育する[3][4][5]。世界では、朝鮮半島、中国大陸に分布する[5]。
名前の由来
[編集]和名イワセントウソウは、「岩仙洞草」の意で[3]、同科セントウソウ属セントウソウより深山に生え、岩の割れ目などに生えるのでいう[4]。
ギャラリー
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茎葉は単羽状複葉で、羽片は細い線形。複散形花序の花柄は糸状。小花柄は2-3個あって短く、白色の小型の5弁花をつける。
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根出葉は2-3回3出羽状複葉で、小葉は深く切り込む。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 牧野富太郎原著、大橋広好・邑田仁・岩槻邦男編『新牧野日本植物圖鑑』、2008年、北隆館
- 門田裕一監修、永田芳男写真、畔上能力編『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』、2013年、山と溪谷社
- 大橋広好・門田裕一・木原浩他編『改訂新版 日本の野生植物 5』、2017年、平凡社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)
- The Plant List