アンルート
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『アンルート』 | ||||
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ジョン・スコフィールド・トリオ の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 2003年12月 ニューヨーク ブルーノート[3] | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | ヴァーヴ・レコード | |||
プロデュース | ジョン・スコフィールド | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ジョン・スコフィールド アルバム 年表 | ||||
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『アンルート』(EnRoute)は、アメリカ合衆国のジャズ・ギタリスト、ジョン・スコフィールドが2003年12月に録音し、2004年にジョン・スコフィールド・トリオ名義で発表したライブ・アルバム。
背景
[編集]音楽的には、スコフィールドが2000年代に発表した作品の中でも、特にストレート・アヘッド・ジャズ色の強い作品の一つとみなされている[4]。ジャズ・ファンク的なジャムの「オーヴァー・ビッグ・トップ」は、アルバム『グルーヴ・イレーション』(1995年)収録曲「ビッグトップ」を素材としている[2]。
反響・評価
[編集]アメリカでは『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートで6位を記録した[5]。
Richard S. Ginellはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「3人はせわしなく、激しく、入り組んだインタープレイで、しばしば烈火を放っている」「スコフィールドのジャズ的な一面に傾倒しているとはいえ、この精力的な作品は、彼がまたジャズ・ファンク的なグルーヴを持つ作品を出してほしいと思っている向きにとっても、楽しい時間潰しになるだろう」と評している[2]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「近年のジョンはジャム・バンド・シーンで人気だが、これは本来のジャズのセッション」と評されている[1]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はジョン・スコフィールド作曲。
- ウィー - "Wee" (Denzil Best) - 8:24
- トゥーグス - "Toogs" - 7:26
- ネイム・ザット・チューン - "Name That Tune" (Steve Swallow) - 6:30
- ハンモック・ソリロクィ - "Hammock Soliloquy" - 9:50
- バッグ - "Bag" - 9:03
- イット・イズ・リトゥン - "It Is Written" - 6:39
- アルフィー - "Alfie" (Burt Bacharach, Hal David) - 6:52
- トラヴェル・ジョン - "Travel John" - 7:30
- オーヴァー・ビッグ・トップ - "Over Big Top" - 11:15
参加ミュージシャン
[編集]- ジョン・スコフィールド - エレクトリック・ギター
- スティーヴ・スワロウ - エレクトリックベース
- ビル・スチュワート - ドラムス
脚注
[編集]- ^ a b “ジョン・スコフィールド・トリオ/アンルート (廃盤)”. CDJournal. 音楽出版社. 2020年5月24日閲覧。
- ^ a b c Ginell, Richard S. “EnRoute - John Scofield”. AllMusic. 2020年5月24日閲覧。
- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ Shadrick, Jason (2013年6月20日). “Interview: John Scofield - Uncle John's Electro-Jam Band”. Premier Guitar. 2020年5月24日閲覧。
- ^ “John Scofield - Awards”. AllMusic. 2015年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月24日閲覧。