アンドリー・タラン
アンドリー・タラン Андрій Таран | |
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生誕 |
1955年3月4日(69歳) 東ドイツフランクフルト |
所属組織 | ソビエト連邦軍→ウクライナ軍 |
軍歴 |
1972年〜2016年 第16代ウクライナ国防大臣 |
最終階級 | 中将 |
出身校 |
ウクライナ国防大学 アメリカ国防総合大学 |
アンドリー・タラン Андрій Таран | |
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駐スロベニアウクライナ大使 | |
在任期間 | 2022年5月4日 - 現職 |
大統領 | ウォロディミル・ゼレンスキー |
アンドリー・ヴァシリョヴィチ・タラン (ウクライナ語: Таран Андрій Васильович) は、ウクライナの軍人、政治家。現駐スロベニアウクライナ大使。
経歴
[編集]1955年3月4日、東ドイツフランクフルト・アン・デア・オーダーで、ドイツ駐留ソ連軍に所属する軍人の家庭に生まれた。1970年代にキエフ高等砲兵技術学校(現ウクライナ国防大学校)を卒業し、軍事無線工学を専攻した。1980年代には、陸軍防空士官学校を戦闘作戦管理を専攻し卒業した。また、キーウ大学やアメリカの国防総合大学も卒業している[1]。英語とロシア語に堪能である[2]。
1992年、ウクライナ国防省で勤務を開始、その後情報総局やウクライナ国家安全保障・国防会議で勤務した[3]。2015年9月から11月まで、ウクライナに関する三者接触グループで活動した。2015年12月から2016年4月まで、ウクライナ陸軍第一副司令官を務めた。2016年、年齢を理由に61歳で退役[4]。
政治家として
[編集]2019年のウクライナ大統領選挙にて、大統領候補のイゴール・スメシュコの選挙本部を率いた[5][6]。2019年ウクライナ最高議会選挙では、スメシュコの力と名誉党から出馬した[7]。しかし、同党は支持率が3.82%であったため選挙基準を満たせず議席を獲得できなかった[8]。
2020年3月4日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領から国防大臣に指名され、ウクライナ最高議会議員285名の賛成を得て、シュミハリ内閣の国防大臣に就任した[9][10]。2020年3月13日、ウクライナ国家安全保障・国防会議のメンバーとなった[11]。
2021年11月2日、タランは国防大臣を辞任した[12][13][14]。
2022年5月5日、駐スロベニアウクライナ大使に任命された[15][16]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “Міністром оборони став Андрій Таран: що про нього відомо” (ウクライナ語). 24 Канал (2020年3月4日). 2024年11月13日閲覧。
- ^ “Хто такий Андрій Таран?”. 2024年11月13日閲覧。
- ^ “Андрій Таран став новим міністром оборони України” (ウクライナ語). 24 Канал (2020年3月4日). 2024年11月13日閲覧。
- ^ Свобода, Радіо (2020年3月4日). “Рада призначила міністром оборони Андрія Тарана” (ウクライナ語). Радіо Свобода 2024年11月13日閲覧。
- ^ “Передвиборчий штаб Смешка очолив генерал-лейтенант ЗСУ Таран” (ウクライナ語). Гордон | Gordon. 2024年11月13日閲覧。
- ^ “Міністром оборони став Андрій Таран: що про нього відомо” (ウクライナ語). 24 Канал (2020年3月4日). 2024年11月13日閲覧。
- ^ “Кого Смешко повів на вибори: повний виборчий список партії «Сила і честь»” (ウクライナ語). ГЛАВКОМ (2019年6月23日). 2024年11月13日閲覧。
- ^ “CEC counts 100 percent of vote in Ukraine's parliamentary elections” (英語). www.ukrinform.net (2019年7月26日). 2024年11月13日閲覧。
- ^ “Рада відправила у відставку Кабмін Гончарука: онлайн” (ロシア語). РБК-Украина. 2024年11月13日閲覧。
- ^ “Ukrainian lawmakers appoint Andriy Taran as new defense minister” (英語). www.unian.info. 2024年11月13日閲覧。
- ^ “УКАЗ ПРЕЗИДЕНТА УКРАЇНИ №80/2020”. ウクライナ大統領府. 2024年11月13日閲覧。
- ^ “Ukraine's defence minister submits resignation”. ロイター. 2024年11月13日閲覧。
- ^ “Verkhovna Rada dismisses Defense Minister Andriy Taran” (英語). www.ukrinform.net (2021年11月3日). 2024年11月13日閲覧。
- ^ “Ukraine Gets New Defense Minister to Strengthen Army” (英語). Voice of America (2021年11月4日). 2024年11月13日閲覧。
- ^ “Zelensky Appoints Former Defence Minister as New Ukrainian Ambassador to Slovenia” (英語). www.total-slovenia-news.com. 2024年11月13日閲覧。
- ^ “УКАЗ ПРЕЗИДЕНТА УКРАЇНИ №306/2022”. 2024年11月13日閲覧。
公職 | ||
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ウクライナ国防大臣 第16代:2020年3月 - 2021年11月 |
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