アンデルソン・ジョゼ・ロペス・デ・ソウザ
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横浜F・マリノスでのアンデルソン・ロペス(2023年) | ||||||
名前 | ||||||
本名 |
アンデルソン・ジョゼ・ロペス・デ・ソウザ Anderson José Lopes de Souza | |||||
ラテン文字 | Anderson Lopes | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | ブラジル | |||||
生年月日 | 1993年9月15日(31歳) | |||||
出身地 | ペルナンブーコ州レシフェ | |||||
身長 | 185 cm | |||||
体重 | 82 kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | 横浜F・マリノス | |||||
ポジション | FW | |||||
背番号 | 10 | |||||
利き足 | 左足 | |||||
ユース | ||||||
2006 | スポルチ・レシフェ | |||||
2007 | サン・ジョゼ-RS | |||||
2007-2011 | インテルナシオナル | |||||
2011-2013 | アヴァイ | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2013-2014 | アヴァイ | 1 | (0) | |||
2014 | → マルシリオ・ジアス (loan) | 15 | (6) | |||
2014-2018 | トンベンセ | 0 | (0) | |||
2014-2015 | → アヴァイ (loan) | 85 | (19) | |||
2016 | → アトレチコ-PR (loan) | 19 | (2) | |||
2016-2017 | → サンフレッチェ広島 (loan) | 39 | (12) | |||
2018 | ソウル | 30 | (6) | |||
2019-2021 | 北海道コンサドーレ札幌 | 63 | (30) | |||
2021 | 武漢足球倶楽部 | 17 | (7) | |||
2022- | 横浜F・マリノス | 62 | (33) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2023年12月4日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
アンデルソン・ロペス(Anderson Lopes)ことアンデルソン・ジョゼ・ロペス・デ・ソウザ(Anderson José Lopes de Souza、1993年9月15日 - )は、ブラジル・ペルナンブーコ州レシフェ出身のプロサッカー選手。Jリーグ・横浜F・マリノス所属。ポジションはフォワード。
Jリーグ時代の登録名はアンデルソン・ロペス[1]、Kリーグ時代の登録名はアンデルソン(朝鮮語: 안델손)[2]。
来歴
[編集]2013年にアヴァイのトップチームの公式戦に初出場。マルシリオ・ジアスへの期限付き移籍の後、2014年途中からトンベンセへ保有権が移り、期限付きでアヴァイに復帰。2016年に移籍したアトレチコ・パラナエンセでパラナ州選手権のタイトルを獲得し、翌7月には海外移籍した浅野拓磨の代役として、翌年1月1日までの期限付きでJリーグ・サンフレッチェ広島へ移籍[3][4]。2017年にはリーグ戦で10得点したが、守備面での脆さも露呈し、結局この年限りで退団した[5]。
2018年12月12日、Kリーグ1のソウルへ移籍した。6得点を記録したがソウルは下位に沈み、ロペスもこの1年限りで退団した。のちに本人はこの移籍を間違いだったと語り、「韓国では何かをするにも助けてくれなかったし、歓迎してくれるような感じではなかった」と述べ、「日本では戦術やテクニックが重要で、リーグ自体の質も上だ」と評している[6]。
2019年シーズンに北海道コンサドーレ札幌へ移籍[7]。3月9日に行われた第3節清水エスパルス戦で移籍後初ゴール、来日初ハットトリックを達成した[8]。
2021年は前半戦だけで2桁得点を挙げるなど攻撃陣を牽引していたが、中国サッカー・スーパーリーグの武漢足球倶楽部に引き抜かれ、完全移籍で退団[9]。
2022年、海外移籍した前田大然に代わるストライカーの補強を計っていた横浜F・マリノスへ完全移籍で加入[10]。2月19日、加入後初の公式戦であるリーグ第1節のセレッソ大阪戦で、1ゴールと1アシストを記録した[11]。開幕から好調を維持していたが、第14節のアビスパ福岡戦で相手DF宮大樹に唾を吐いたとして退場処分となり[12]、6試合の出場停止処分と罰金60万円が科された。リーグ戦ではレオ・セアラと並ぶチームトップタイの11得点を記録し、チームのリーグ優勝に貢献した。
2023年、自身初のリーグ戦20得点台を記録、最終的に自己最高記録を大きく更新するリーグ戦22得点を記録し、F・マリノスのブラジル人選手シーズン最多得点記録(それまでは2013年のマルキーニョスが持っていた16ゴールである。)を更新し、得点王となった[13]。
2024年、11月9日の鳥栖戦で逆転ゴールを奪い、1993年に28ゴール、1994年に23ゴールを奪ったラモン・ディアス以来クラブ史上30年ぶり2人目の2年連続20ゴール超えを成し遂げ、台風の影響で11月16日に延期になった磐田戦で同点ゴールを挙げて、それまで53ゴールのダビド・ビスコンティが持っていたF・マリノスの外国人選手通算最多得点者となったのに続き、ハットトリックを達成した事でシーズン23ゴール目。自らが持っていたクラブのブラジル人選手シーズン最多得点記録を更新した。
人物・プレースタイル
[編集]左足のシュートは正確であり、ヘディングのミート力が高い[4]。ディフェンダーを背負うプレーでも貢献できると評されている[4]。
個人成績
[編集]国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
ブラジル | リーグ戦 | ブラジル杯 | オープン杯 | 期間通算 | |||||||
2013 | アヴァイ | セリエB | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | |
2014 | マルシリオ・ジアス | SC州選手権 | 15 | 6 | - | - | 15 | 6 | |||
アヴァイ | セリエB | 0 | 0 | 3 | 2 | 14 | 3 | 17 | 5 | ||
2015 | セリエA | 8 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | 5 | ||
2016 | アトレチコ-PR | 77 | 19 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 19 | 2 | |
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2016 | 広島 | 44 | J1 | 7 | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 9 | 3 |
2017 | 32 | 10 | 5 | 0 | 2 | 0 | 39 | 10 | |||
韓国 | リーグ戦 | リーグ杯 | FA杯 | 期間通算 | |||||||
2018 | ソウル | 9 | K1 | 30 | 6 | 1 | 1 | 0 | 0 | 31 | 7 |
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2019 | 札幌 | 11 | J1 | 25 | 9 | 6 | 6 | 1 | 0 | 32 | 15 |
2020 | 24 | 9 | 3 | 1 | - | 27 | 10 | ||||
2021 | 14 | 12 | 2 | 2 | 0 | 0 | 16 | 16 | |||
中国 | リーグ戦 | リーグ杯 | FA杯 | 期間通算 | |||||||
2021 | 武漢 | 44 | 超級 | 17 | 7 | - | 1 | 0 | 18 | 7 | |
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2022 | 横浜FM | 11 | J1 | 28 | 11 | 2 | 0 | 0 | 0 | 30 | 11 |
2023 | 34 | 22 | 5 | 2 | 0 | 0 | 39 | 24 | |||
2024 | 10 | ||||||||||
通算 | ブラジル | セリエA | 27 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 27 | 7 | |
ブラジル | セリエB | 2 | 0 | 3 | 2 | 14 | 3 | 19 | 5 | ||
ブラジル | SC州選手権 | 15 | 6 | - | - | 15 | 6 | ||||
日本 | J1 | 150 | 75 | 21 | 9 | 5 | 1 | 176 | 85 | ||
韓国 | Kリーグ1 | 30 | 6 | 1 | 1 | 0 | 0 | 31 | 7 | ||
中国 | 超級 | 17 | 7 | - | 1 | 0 | 18 | 7 | |||
総通算 | 241 | 89 | 34 | 14 | 20 | 4 | 295 | 105 |
その他の公式戦
- 2023年
- FUJI XEROX SUPER CUP 1試合0得点
国際大会個人成績 | ||||
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年度 | クラブ | 背番号 | 出場 | 得点 |
AFC | ACL | |||
2022 | 横浜FM | 11 | 4 | 3 |
2023-24 | 11 | 6 | ||
通算 | AFC | 15 | 9 |
タイトル
[編集]クラブ
[編集]- アトレチコ・パラナエンセ
- パラナ州選手権(2016年)
- 横浜F・マリノス
- J1リーグ(2022年)
- FUJIFILM SUPER CUP :1回(2023年)
個人
[編集]- 札幌ドームMVP賞:1回 (2019年)
- Jリーグ優秀選手賞:2回(2022年、2023年)[14]
- Jリーグベストイレブン:1回(2023年)
- J1リーグ 得点王:1回(2023年)[13]
出典
[編集]- ^ “アンデルソン ロペス”. J.League. 2023年12月5日閲覧。
- ^ “안델손”. K League. 2023年12月5日閲覧。
- ^ アンデルソン・ロペス選手 トンベンセ(ブラジル)より期限付き移籍合意のお知らせ サンフレッチェ広島、2016年7月11日閲覧。
- ^ a b c 広島、浅野代役にブラジル人FW獲得。活躍に絶対的な自信「必ず日本でフィットする」 フトチャン、2016年7月10日
- ^ Aロペスが退団 昨季チーム最多10得点 中国新聞、2018年1月9日
- ^ “海外助っ人Jリーガー、日本と韓国の“対応差”指摘 日本生活に満足、韓国移籍は「後悔」”. football zone. (2019年3月20日) 2022年5月7日閲覧。
- ^ アンデルソン・ロペス選手 完全移籍加入のお知らせ 北海道コンサドーレ札幌、2018年12月28日
- ^ 【札幌】「あそこを飛び越えていなかったら…」4得点のA・ロペス、フェンス奥へ落下したハプニングを"ネタ"に会場を沸かすサッカーダイジェストWeb、2019年03月09日
- ^ アンデルソン・ロペス選手 武漢足球倶楽部へ完全移籍のお知らせ 北海道コンサドーレ札幌、2021年7月3日
- ^ アンデルソン ロペス選手 完全移籍加入のお知らせ 横浜F・マリノス、2022年2月3日
- ^ “加入から約2週間…途中投入で1得点1アシスト 横浜FMロペス「勝ち点3取れれば完璧なデビュー」”. サッカーキング (2022年2月19日). 2022年2月22日閲覧。
- ^ “J1横浜M・FWアンデルソンロペスは6試合出場停止と罰金60万円 福岡戦で唾吐き退場処分”. デイリースポーツ online (2022年5月24日). 2022年5月24日閲覧。
- ^ a b 榊原拓海 (2023年12月5日). "初の得点王受賞も心境は複雑…横浜FMのアンデルソン・ロペス、ストライカーとしての矜持". SOCCERKING. 2024年1月13日閲覧。
- ^ “Jリーグ優秀選手賞30名が発表! 横浜FMから最多10名が選出…MVPやベストイレブンは7日に決定”. SOCCERKING (2022年11月6日). 2023年1月21日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- アンデルソン・ジョゼ・ロペス・デ・ソウザ - Soccerway.com
- アンデルソン・ジョゼ・ロペス・デ・ソウザ - Soccerbase.comによる選手データ
- アンデルソン・ジョゼ・ロペス・デ・ソウザ - FootballDatabase.eu
- アンデルソン・ジョゼ・ロペス・デ・ソウザ - WorldFootball.net
- アンデルソン・ジョゼ・ロペス・デ・ソウザ - Transfermarkt.comによる選手データ
- アンデルソン・ジョゼ・ロペス・デ・ソウザ - J.League Data Siteによる選手データ
- アンデルソン・ジョゼ・ロペス・デ・ソウザ - K League
- アンデルソン・ジョゼ・ロペス・デ・ソウザ - TheFinalBall.com
- アンデルソン・ジョゼ・ロペス・デ・ソウザ - BDFutbol.com
- アンデルソン・ジョゼ・ロペス・デ・ソウザ (@a_lopes93) - Instagram