アンカレッジ級ドック型揚陸艦
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アンカレッジ級ドック型揚陸艦 | |
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基本情報 | |
艦種 | ドック型揚陸艦(LSD) |
命名基準 | 都市名。一番艦はアラスカ州アンカレッジに因む。 |
建造期間 | 1967年 - 1972年 |
就役期間 | 1969年 - 2003年 |
建造数 | 5隻 |
前級 | トーマストン級 |
次級 | ホイッドビー・アイランド級 |
要目 | |
満載排水量 | 14,000トン |
全長 | 168.6メートル (553 ft) |
最大幅 | 25.9メートル (85 ft) |
吃水 | 5.5メートル (18 ft) |
機関方式 | 蒸気タービン |
ボイラー | ボイラー (蒸気圧 600psi)×2基+タービン×2基 |
推進器 | スクリュープロペラ×2軸 |
出力 | 24,000 軸馬力 |
速力 | 22ノット (41 km/h) |
乗員 | 士官18名、兵員340名 |
搭載艇 | LCU-1610級 or LCAC-1型揚陸艇×3隻 |
アンカレッジ級ドック型揚陸艦(アンカレッジきゅうドックがたようりくかん、Anchorage class dock landing ship)は、アメリカ海軍のドック型揚陸艦。基本計画番号はSCB-404-65。
概要
[編集]トーマストン級の拡大型であり、全幅は変わらないものの、ウェルドックが拡大され、全長が約13m長くなっている。艦上構造物もやや大型化され、乾舷も引き上げられ、居住性の向上が図られた。
艦後部にはドックがあり、ドックの前部には大型クレーンが装備されている。ドック前部には覆いがないが、ドック後部にはヘリコプター甲板が装備され、ドックの覆いとなっていた。ヘリコプター格納庫は無いが、航空燃料を90t搭載できる。
ドックには最大LCU-1610級 3隻、またはLCM(8)級 9隻、AAV7水陸両用装甲兵員輸送車55両がそれぞれ最大搭載できる[1]。ドックの前部には、中間デッキと飛行甲板までのランプを設けることができ、揚陸艇の搭載数は減少するものの、車両搭載作業は容易とすることができる。就役時にはLCACエアクッション揚陸艇の搭載は考慮されていなかったが、これは最大3隻搭載できる。
就役時は7.6cm連装砲を4基装備。後に近代化改装で撤去されCIWSなどに交換された。
2003年までにアメリカ海軍からは全艦が退役しているが、「ペンサコーラ」(LSD-38)は1999年に中華民国へ売却され、「旭海」として再就役している。
同型艦
[編集]アメリカ海軍 | 退役/再就役後 | ||||||
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# | 艦名 | 就役 | 退役 | 再就役先 | # | 艦名 | 退役 |
LSD-36 | アンカレッジ USS Anchorage |
1969年 2月 | 2003年10月 | 実艦標的として海没処分(2010年7月) | |||
LSD-37 | ポートランド USS Portland |
1970年10月 | 2003年 8月 | 実艦標的として海没処分(2000年4月) | |||
LSD-38 | ペンサコーラ USS Pensacola |
1971年 3月 | 1999年 9月 | 中華民国海軍 | LSD-193 | 旭海 ROCS Hsu Hai |
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LSD-39 | マウント・ヴァーノン USS Mount Vernon |
1972年 3月 | 2003年 7月 | 実艦標的として海没処分(2005年7月) | |||
LSD-40 | フォート・フィッシャー USS Fort Fisher |
1972年12月 | 1998年 2月 | スクラップ処分(2009年9月) |
脚注・参考文献
[編集]- ^ UNITED STATES MARINE CORPS, Logistics Operations School, CHARACTERISTICS OF AMPHIBIOUS SHIPS, LANDING CRAFT,AMPHIBIOUS VEHICLES AND USMC AIRCRAFT p6
- アメリカ揚陸艦史 世界の艦船 2007年1月号増刊 海人社 EAN 4910056040171