アレサ・イン・パリス
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『アレサ・イン・パリス』 | ||||
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アレサ・フランクリン の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1968年5月7日 パリ オランピア[1] | |||
ジャンル | R&B、ソウル | |||
時間 | ||||
レーベル |
アトランティック・レコード ライノ(リマスターCD) | |||
プロデュース | ジェリー・ウェクスラー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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アレサ・フランクリン アルバム 年表 | ||||
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『アレサ・イン・パリス』(Aretha in Paris)は、アメリカ合衆国の歌手アレサ・フランクリンが1968年に録音・発表した、キャリア初のライブ・アルバム。
解説
[編集]フランクリンは1968年に自身初のヨーロッパ・ツアーを行い、オランピアで行われたパリ公演では、2回のショウで1万5千人以上を動員した[3]。本作には5月7日の公演の模様が収録されている。収録曲はいずれも、アトランティック・レコード移籍後のアルバムから選曲された。
このツアーでは、フランクリンのマネージャーを務めていたテッド・ホワイトの案により、ドナルド・タウンズ等デトロイトを拠点としていたミュージシャン達がバック・バンドに起用された[4]。しかし、プロデューサーのジェリー・ウェクスラーはホワイトの選んだバンドに満足できず、後にキング・カーティス率いるザ・キングピンズをフランクリンのバンドに起用した[4]。
アメリカの『ビルボード』では、1968年にR&Bアルバム・チャートで2位に達し、1969年には総合アルバム・チャートのBillboard 200で13位を記録[2]。
収録曲
[編集]- Side 1
- サティスファクション - "(I Can't Get No) Satisfaction" (Mick Jagger, Keith Richards) - 2:17
- 夢をさまさないで - "Don't Let Me Lose This Dream" (Aretha Franklin, Teddy White) - 2:19
- ソウル・セレナーデ - "Soul Serenade" (Luther Dixon, Curtis Ousley) - 3:15
- ナイト・ライフ - "Night Life" (Willie Nelson, Walt Breeland, Paul Buskirk) - 4:05
- ベイビー・アイ・ラヴ・ユー - "Baby, I Love You" (Ronnie Shannon) - 2:45
- グルーヴィン - "Groovin'" (Eddie Brigati, Felix Cavaliere) - 3:12
- ナチュラル・ウーマン - "(You Make Me Feel Like) A Natural Woman" (Carole King, Gerry Goffin, Jerry Wexler) - 3:35
- Side 2
- カム・バック・ベイビー - "Come Back Baby" (Ray Charles) - 3:04
- ドクター・フィールグッド - "Dr. Feelgood (Love Is a Serious Business)" (A. Franklin, T. White) - 4:12
- 愛する貴方を失くして - "(Sweet Sweet Baby) Since You've Been Gone" (A. Franklin, T. White) - 2:26
- 貴方だけを愛して - "I Never Loved a Man (The Way I Love You)" (R. Shannon) - 3:54
- チェイン・オブ・フールズ - "Chain of Fools" (Don Covay) - 2:52
- リスペクト - "Respect" (Otis Redding) - 3:06
参加ミュージシャン
[編集]- アレサ・フランクリン - ボーカル(all)、ピアノ(B2, B3)
- ゲイリー・イリングワース - ピアノ
- ジェリー・ウィーヴァー - ギター
- ロデリック・ヒックス - ベース
- ジョージ・デヴィッドソン - ドラムス
- ドナルド・タウンズ - トランペット、指揮
- ラッセル・コンウェイ - トランペット
- ロン・ジャクソン - トランペット
- リトル・ジョン・ウィルソン - トランペット
- ルネ・ピッツ - トロンボーン
- ミラー・ブリスカー - テナー・サックス
- ドナルド・ウォルドン - テナー・サックス
- デヴィッド・スクワイア - バリトン・サックス
- キャロリン・フランクリン - バッキング・ボーカル
- Wyline Ivey - バッキング・ボーカル
- Charnessa Jones - バッキング・ボーカル
脚注
[編集]- ^ Aretha Franklin - Aretha In Paris (Vinyl, LP, Album) at Discogs
- ^ a b “Aretha Franklin - Awards”. AllMusic. 2016年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月25日閲覧。
- ^ “Europe SRO For Aretha”. Billboard (Nielsen Business Media) 80 (21): 22. (1968-05-25). ISSN 0006-2510. Google Books参照
- ^ a b 1994年リマスターCD (Rhino Records 8122718522)ライナーノーツ(David Nathan)