アルピーノ級フリゲート
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アルピーノ級フリゲート | |
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基本情報 | |
艦種 | フリゲート |
前級 | カルロ・ベルガミーニ級 |
次級 | ルポ級 |
要目 | |
基準排水量 | 2,000トン |
満載排水量 | 2,689トン |
全長 | 113.3メートル (372 ft) |
最大幅 | 13.3メートル (44 ft) |
吃水 | 3.80メートル (12.5 ft) |
機関方式 | CODAG方式 |
主機 |
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推進器 | スクリュープロペラ×2軸 |
出力 |
・ディーゼル: 各4,200 bhp ・ガスタービン: 各7,700 shp |
電力 | 2,400 kW |
速力 | 28ノット (52 km/h) |
航続距離 | 4,200海里 (17kt巡航時) |
乗員 | 士官19名+曹士228名 |
兵装 | |
搭載機 | AB-204/212哨戒ヘリコプター×1機 |
レーダー |
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ソナー |
(DE-1164に後日換装) (DE-1164に後日換装) |
電子戦・ 対抗手段 |
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アルピーノ級フリゲート(イタリア語: fregate della Classe Alpino)は、イタリア海軍が運用していたフリゲートの艦級[1]。
設計
[編集]本級は、先行する戦後第2世代のフリゲートであるカルロ・ベルガミーニ級を元にした拡大改良型である[2]。船型は中央船楼型を踏襲したが、主機関はディーゼルエンジン単独であったのに対し、加速機としてガスタービンエンジンを組み合わせたCODAG方式に変更された。ここで採用されたガスタービン主機は、イギリス海軍のカウンティ級駆逐艦で採用されたのと同じメトロポリタン=ヴィッカース社製メトロヴィックG6型をトシ社がライセンス生産したものであった。ディーゼルエンジンによる巡航時には22ノットを発揮することができた[1]。
高角砲としては、当時生産が始まったばかりの国産のMMIアラーガト 76mm単装砲が採用された。6門という多数が搭載されており、その装備位置は、前甲板および船楼前端に背負式に1基ずつ、船楼後端の両舷に1基ずつ、そしてそれと同じ01甲板レベルのヘリコプター甲板直前に1基ずつという独特なものであった。また32番砲の直後にはメノンK113 305mm対潜迫撃砲が搭載されたが、これは毎分15発の発射能力を備えていた[2]。
同型艦一覧
[編集]# | 艦名 | 起工 | 就役 | 退役 |
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F 580 | アルピーノ Alpino |
1963年2月 | 1968年1月 | 2006年3月 |
F 581 | カラビニエーレ Carabiniere |
1965年1月 | 1968年4月 | 2008年11月 |
参考文献
[編集]- ^ a b Bernard Prezelin (1990). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 1990-1991. Naval Institute Press. p. 278. ISBN 978-0870212505
- ^ a b 「今日のイタリア軍艦」『世界の艦船』第365号、海人社、1986年6月、55-67頁。
関連項目
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、アルピーノ級フリゲートに関するカテゴリがあります。
- ケルン級フリゲート - 西ドイツ海軍の同世代・同規模艦