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アポモルヒネ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アポモルヒネ
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
胎児危険度分類
  • C
法的規制
  • JP: 劇薬、処方箋医薬品
  • (Prescription only)
薬物動態データ
生物学的利用能100% 皮下注射
血漿タンパク結合~50%
代謝Hepatic
半減期40 分(30-60分の間)
識別
CAS番号
41372-20-7
ATCコード G04BE07 (WHO) N04BC07 (WHO)
PubChem CID: 6005
IUPHAR/BPS 33
DrugBank APRD00531
ChemSpider 5783 チェック
UNII F39049Y068 チェック
KEGG D07460  チェック
化学的データ
化学式C17H17NO2
分子量267.322 g/mol
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アポモルヒネ(英:apomorphine)とはイソキノリンアルカロイドの一つ。モルヒネから水1分子を取り除くことにより作られる。麻薬には指定されていない。ドパミン受容体D1D2のアゴニストで、塩酸アポモルヒネ水和物としてパーキンソン病の治療に用いられる。 製品名は「アポカイン皮下注30mg」(協和発酵キリン製造販売)。CAS登録番号は [41372-20-7]。嘔吐作用はイヌで感受性が高く、ネコでは低い。

適応

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パーキンソン病におけるオフ症状の改善(レボドパ含有製剤の頻回投与及び他の抗パーキンソン病薬の増量等を行っても十分に効果が得られない場合)[1]

作用機序

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ドパミンD1様及びD2様受容体作動薬であり、線条体においてD1/D2受容体を刺激することによりパーキンソン病における運動機能障害を改善させる。 

副作用

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化学受容器引き金帯 (CTZ) のに作用して嘔吐中枢を刺激することにより嘔吐を引き起こす。[2]

重大な副作用として突発的睡眠、傾眠QT延長、失神、狭心症、血圧低下、起立性低血圧幻視幻覚幻聴、妄想が報告されている。[1]

参考文献

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  • 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版社 1991年 ISBN 4885006104
  • 吐山豊秋著 『新編家畜薬理学 改訂版』 養賢堂 1994年 ISBN 4842594047
  • 伊藤勝昭ほか編集 『新獣医薬理学 第二版』 近代出版 2004年 ISBN 4874021018

出典

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  1. ^ a b 医療用医薬品 : アポカイン (アポカイン皮下注30mg)”. www.kegg.jp. 2021年10月3日閲覧。
  2. ^ 新しい疾患薬理学』Katsunori Iwasaki, Shōgo Tokuyama, 岩崎克典., 徳山尚吾.、南江堂、Tōkyō、2018年、398頁。ISBN 978-4-524-40335-6OCLC 1030482447https://www.worldcat.org/oclc/1030482447 

関連項目

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