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アサマイチモンジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アサマイチモンジ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: チョウ目(鱗翅目) Lepidoptera
亜目 : Glossata
下目 : Heteroneura
上科 : アゲハチョウ上科 Papilionoidea
: タテハチョウ科 Nymphalidae
亜科 : イチモンジチョウ亜科 Limenitidinae
: イチモンジチョウ族 Limentidini
: オオイチモンジ属 Limenitis
: アサマイチモンジ L. glorifica
学名
Limenitis glorifica (Fruhstorfer, 1909)
シノニム

Ladoga glorifica

和名
アサマイチモンジ
浅間一文字
英名
The Asama White Admiral

アサマイチモンジ(浅間一文字、Limenitis glorificaまたはLadoga glorifica)は、チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ上科タテハチョウ科に属するチョウの一種。

概要

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前翅から後翅を通り、反対側の前翅にかけて名の通り一条の白斑列が並ぶ。ミスジチョウの仲間だが、特徴である滑空するような飛翔はあまり行わない。山地の広葉樹林や草原に生息し、花によく来るほか湿地や腐果にも集まる。名前のアサマは浅間山からであるが分布域はそれにとどまらない。ただ、あまり多い種ではないようである。

翅裏


近縁種にイチモンジチョウがあるが、前翅中室の白紋が顕著に表れること、逆に前翅外縁の白点は消えること、複眼に毛がないことで区別できる。またメスグロヒョウモンのメスとも似るが、メスグロヒョウモンは翅表にある白条が裏には現れない。

幼虫の食草はスイカズラ科スイカズラニシキウツギなどである。成虫は年1回発生、5月から9月ごろまで。越冬態は3齢幼虫。イチモンジチョウよりやや山地性で、明るく開けた環境に多い。

分布

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日本固有種で、本州全土に分布。

関連項目

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参考文献

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  • 牧林功解説 『日本の蝶』成美堂出版、1994年、ISBN 4-415-08045-6
  • 日本環境動物昆虫学会編『チョウの調べ方』文教出版、1998年、ISBN 4-938489-11-2