コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

アイボリー・ウィリアムズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アイボリー・ウィリアムズ Portal:陸上競技
アイボリー・ウィリアムズ(オレンジのユニフォームの選手、2009年)
選手情報
ラテン文字 Ivory Williams
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
競技 陸上競技 (短距離走)
種目 60m, 100m, 200m
大学 アメリカ合衆国の旗 ヒューストン大学
生年月日 (1985-05-02) 1985年5月2日(39歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 テキサス州ジェファーソン郡
身長 173cm
体重 77kg
成績
国内大会決勝 全米選手権
100m 3位 (2010年)
200m 4位 (2009年)
自己ベスト
60m 6秒51 (2010年)
100m 9秒93 (2009年)
9秒88w (2010年)
200m 20秒62 (2006年)
20秒05w (2009年)
400m 46秒25 (2005年)
獲得メダル
陸上競技
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
世界ジュニア選手権
2002 キングストン 4x100mR
2004 グロッセート 100m
2004 グロッセート 4x100mR
編集 テンプレートのヘルプを表示する

アイボリー・ウィリアムズIvory Williams1985年5月2日 ‐ )は、アメリカ合衆国ジェファーソン郡出身で短距離走が専門の陸上競技選手。100mで9秒93の自己ベストを持ち、4×100mリレーでは38秒66のジュニア世界記録保持者である。2011年大邱世界選手権男子4×100mリレーのアメリカ代表。

経歴

[編集]

2002年7月、キングストンで開催された世界ジュニア選手権(現・世界U20選手権)の男子4×100mリレー決勝で3走(Ashton Collins、ウェス・フェリックス、ウィリアムズ、Willie Hordge)を務め、ジュニア世界記録(当時)となる38秒92をマークしての金メダル獲得に貢献した[1]

2004年7月、グロッセートで開催された世界ジュニア選手権に2大会連続の出場を果たすと、個人種目初出場となった男子100mは決勝を10秒29(+0.1)で制して金メダルを獲得した[2]。男子4×100mリレーは3走(トレル・キモンズアビデミ・オモーレ、ウィリアムズ、ラショーン・メリット)を務め、決勝ではジュニア世界記録となる38秒66をマークしての金メダル獲得に貢献した[3]

2008年6月、全米選手権(兼北京オリンピックアメリカ代表選考会)の男子100m2次予選を自身初の9秒台となる9秒94(+1.6)で突破。しかし、準決勝では10秒09(+2.2)の組5着に終わり、わずか0秒001差で決勝進出を逃した[4]

2009年6月、全米選手権の100mと200mで初の決勝に進出したが、男子100mは10秒16(+3.1)の7位、男子200mは20秒05(+3.3)の4位に終わり、ベルリン世界選手権アメリカ代表の座を逃した[5]

2010年2月、全米室内選手権の男子60m決勝で今季世界最高記録となる6秒49をマークし、マイク・ロジャース(6秒52)やトレル・キモンズ(6秒56)を抑えて初優勝を成し遂げた[6]。ところが、大会後のドーピング検査でカルボキシ・テトラヒドロカンナビノールが検出され、3ヶ月の資格停止処分が下った。全米室内選手権の記録は抹消され、メダル候補だった3月の世界室内選手権にも出場できなかった[7]

2010年6月、全米選手権の男子100m決勝で10秒29(-1.5)をマークし、ウォルター・ディックス(10秒04)、トレル・キモンズ(10秒27)に次いで3位に入った[8]

2011年6月、全米選手権の男子100m予選で9秒95(+2.3)、準決勝で9秒96(+2.9)と、追い風参考記録ながら連続で9秒台をマークして決勝に進出したが、決勝はフライングのため失格となった[9]

2011年8-9月、大邱で開催された世界選手権に男子4×100mリレー代表として参加したが、補欠として出番はなかった。

自己ベスト

[編集]

記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
100m 9秒93 (+1.1) 2009年7月20日 ギリシャの旗 レティムノ
9秒88w (+3.7) 2010年4月3日 アメリカ合衆国の旗 オースティン 追い風参考記録
200m 20秒62 (+1.3) 2006年5月6日 アメリカ合衆国の旗 ヒューストン
20秒05w (+3.3) 2009年6月28日 アメリカ合衆国の旗 ユージーン 追い風参考記録
400m 46秒25 2005年4月16日 アメリカ合衆国の旗 ウィチタ
室内
60m 6秒51 2010年2月6日 アメリカ合衆国の旗 ボストン
200m 20秒81 2009年1月17日 アメリカ合衆国の旗 リンカーン

主要大会成績

[編集]

備考欄の記録は当時のもの

大会 場所 種目 結果 記録 備考
2002 世界ジュニア選手権 ジャマイカの旗 キングストン 4x100mR 優勝 38秒92 (3走) ジュニア世界記録
2004 世界ジュニア選手権 イタリアの旗 グロッセート 100m 優勝 10秒29 (+1.0)
4x100mR 優勝 38秒66 (3走) ジュニア世界記録

脚注

[編集]
  1. ^ 2002年世界ジュニア選手権男子4×100mリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年4月14日閲覧。
  2. ^ 第10回世界ジュニア選手権男子100m決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年4月14日閲覧。
  3. ^ 第10回世界ジュニア選手権男子4×100mリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年4月14日閲覧。
  4. ^ 2008年全米選手権フルリザルト”. 全米陸上競技連盟. 2016年4月14日閲覧。
  5. ^ 2009年全米選手権フルリザルト”. 全米陸上競技連盟. 2016年4月14日閲覧。
  6. ^ Cantwell, Campbell win Visa Championship Series titles at 2010 USA Indoor Championships”. 全米陸上競技連盟 (2010年2月28日). 2016年4月14日閲覧。
  7. ^ Ivory Williams ban boosts gold hopes for Dwain Chambers”. BBCスポーツ (2010年3月10日). 2016年4月14日閲覧。
  8. ^ 2010年全米選手権フルリザルト”. 全米陸上競技連盟. 2016年4月14日閲覧。
  9. ^ 2011年全米選手権フルリザルト”. 全米陸上競技連盟. 2016年4月14日閲覧。

外部リンク

[編集]