INGグループ
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(アイエヌジーバンク・エヌ・ヴイから転送)
現在のINGグループ本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 |
Euronext: INGA NYSE: ING |
略称 | INGグループ |
本社所在地 |
オランダ 北ホラント州アムステルダム |
設立 | 1991年3月 |
業種 | 銀行業 |
SWIFTコード | INGBNL2A |
事業内容 |
リテール・バンキング ホールセール・バンキング アセット・マネジメント リース 不動産 インターネットバンキング |
代表者 | ミチェル・ティルマン(会長) |
資本金 | 140億3,800万ユーロ |
売上高 | 1765億87百万ユーロ(2008年7月1日現在) |
総資産 | 1兆3,125億ユーロ(2008年7月1日現在) |
従業員数 | 124,634人(2008年7月1日現在) |
決算期 | 12月31日 |
主要子会社 |
INGバンク ING損保 ING投信 ING生命 |
外部リンク | http://www.ing.com |
INGグループ(蘭: ING Groep N.V.)は、オランダ発祥の総合金融機関。INGはInternationale Nederlanden Groepの意。本社はアムステルダム。世界50ヶ国以上で銀行業務などを展開、従業員数は約8万4,000人(2013年現在)。
株式をユーロネクスト・アムステルダムとニューヨーク証券取引所に上場しており(Euronext: INGA 、NYSE: ING)、ユーロネクスト・アムステルダムではAEX指数の採用銘柄となっている。
歴史
[編集]→「NNグループ § 沿革」も参照
- 1991年 - オランダの大手保険会社ナショナーレ・ネーデルランデン(Nationale-Nederlanden)と、オランダの郵便貯金を前身とする銀行NMBポストバンクとの合併で発足。
- 1995年 - ベアリングス銀行を買収。
- 1997年 - INGダイレクトがカナダで業務開始。ニューヨーク証券取引所に上場。Equitable of Iowaを買収。
- 1998年 - グループ・ブリュッセル・ランバートの子会社Banque Bruxelles Lambert (BBL)を買収。
- 2000年 - アメリカのReliaStar、Aetna Financial Services および Aetna Internationalを買収。INGダイレクトがアメリカで業務開始。
- 2001年 - メキシコのSeguros Comercial Americaの経営権を獲得。
- 2003年 - INGダイレクトが英国で業務開始。ドイツの銀行DiBaを完全子会社化。
- 2004年 - アリアンツのカナダにおける損害保険事業を買収。
- 2005年 - 中国の北京銀行に19.9%出資。
- 2007年 - トルコのOyak bankを買収。タイのタイ軍人銀行に30%出資。
- 2009年 - 保険部門と資産運用部門の経営分割を発表。
- 2013年 - 保険部門と資産運用部門をNNグループとして分離(2016年に株式全額売却[1])。
- 2015年 - 日本法人のアイエヌジー生命保険株式会社、アイエヌジー投信株式会社がそれぞれ商号変更の上、NNグループへ移行。
- 2018年 - 9月4日オランダ検察当局へ和解金7億7500万ユーロ(不当利得1億ユーロ込み)を支払うことに合意した。2010-16年にかけて措置を怠りINGの銀行口座を資金洗浄に使わせた疑い。世界金融危機より継続している調査で国際通信業者VEONがING口座で資金洗浄したケースが氷山の一角とされており、政治問題としてもウズベキスタン元大統領イスラム・カリモフの娘グリナラ・カリモヴァが所有する企業に数百万ドルの賄賂を送金したケースが発覚したという。VEONは多様な機関投資家の所有する企業であるが、2017年12月30日の主要株主としてファラロン(Farallon Capital, 1.68%)、フィデリティ・インベストメンツ(1.12%)、モルガン・スタンレー(0.89%)、BNPパリバ(0.83%)、エクソール(0.76%)、プルーデンシャル(0.57%)、バンカメ(0.49%)を挙げることができる。[2][3][4]
日本におけるINGグループ
[編集]日本では現在、ホールセール部門のINGホールセールバンキングが、東京(明治生命館)にオフィスを持ち、法人などの大口顧客を対象とした営業活動を行っている。なお日本でのリテール事業に関しては、2015年にNNグループに移行している。
スポーツスポンサー
[編集]- 2007年シーズンより2009年シーズン途中まで、マイルドセブンに代わりルノーF1チームのメインスポンサーとなっていた。なお、同チームは過去にコンストラクターズチャンピオンを2回獲得しているチームである。本来であれば2009年いっぱいスポンサー活動を続ける予定であったが、同チームが2008年シンガポールGPにおいて意図的なクラッシュを起こし、チーム戦略を優位に進めたこと(クラッシュゲート)が判明、シーズン途中で契約を打ち切った。
- サッカーオランダ代表のオフィシャルスポンサーをつとめている
- F1世界選手権のグランプリ、タイトル・スポンサーをつとめている。
- 2007年 オーストラリアグランプリ・ベルギーグランプリ
- 2008年 オーストラリアグランプリ・ハンガリーグランプリ・ベルギーグランプリ
- 2009年 オーストラリアグランプリ・トルコグランプリ・ハンガリーグランプリ・ベルギーグランプリ
- AFCアジアカップ2007のオフィシャルスポンサーをつとめている。
- AFCチャンピオンズリーグ2008のオフィシャルスポンサーをつとめている
- ニューヨークシティマラソンのタイトル・スポンサーをつとめている。
- エールディビジ所属アヤックス・アムステルダムのオフィシャルスポンサーをつとめていたが2008年エイゴン社の参入により撤退した。
INGハウス
[編集]アムステルダムにあるING Houseは2000年から2012年までINGグループの本社として利用されていた。デザイナーメイエルとファン・スホーテンによって設計された建築物。その奇抜なデザインから観光名所としても人気が高く、外装が靴に似ていることから「お金のなる靴」と呼ばれている。社内は一部公開されており一般の人も見学することが可能。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “ING Groep to sell remaining shares in NN Group” (英語). ロイター (2016年4月14日). 2016年12月9日閲覧。
- ^ 日経新聞電子版 「ING、和解金1000億円で合意 資金洗浄巡り蘭当局と」 2018/9/5 9:27
- ^ Reuters, "ING penalty puts Europe's money laundering controls on the spot", September 5, 2018
- ^ YahooFinance, "Top Institutional Holders", Retrieved 27 Sep. 2018
外部リンク
[編集]- コーポレートサイト
- INGホールセールバンキング
- 個人利用者向けウェブサイト
- ING (ING) - Facebook
- ING (@ing_news) - X(旧Twitter)