むつき (巡視艇・初代)
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むつき | |
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基本情報 | |
建造所 | 南国特殊造船 |
艦種 | 25メートル型PC |
艦歴 | |
計画 | 昭和25年度 |
竣工 | 1951年12月11日 |
除籍 | 1972年12月2日 |
要目 | |
常備排水量 | 57トン |
総トン数 | 69トン |
全長 | 25.5 m |
最大幅 | 4.9 m |
深さ | 2.8 m |
主機 | ディーゼルエンジン×2基 |
推進 | スクリュープロペラ×2軸 |
出力 | 1,000馬力 |
速力 | 14.9ノット |
乗員 | 10名 |
むつき(英語: JCG Mutsuki, PC-25)は、海上保安庁が運用していた巡視艇。区分上はPC型、公称船型は25メートル型[1]。
概要
[編集]本艇は、アメリカ沿岸警備隊の83フィート型巡視艇をタイプシップとして設計された。船質は木、没水部船型ははつなみ型と同様に丸型である[2]。また主機関は、第二次世界大戦中に開発に着手された高回転・大出力の三菱ZC型をもとにしたものとされたが、種々の改造のために製作は遅延した。このために本艇の竣工は予定より4ヶ月遅れとなり、当初計画されていた同型艇の建造は実現しなかった[1]。
タイプシップは600馬力のガソリンエンジンを2基搭載して20ノットの速力を発揮できたとされたが、本艇は海上公試で16ノット以下に留まり、所期の速力を発揮できなかったことから、試作艇の域を出るものではなかった[1]。