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ふゆしお (潜水艦・初代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ふゆしお
基本情報
建造所 川崎重工業 神戸工場
運用者  海上自衛隊
艦種 通常動力型潜水艦
級名 なつしお型
艦歴
計画 昭和35年度計画
発注 1960年
起工 1961年12月6日
進水 1962年12月14日
就役 1963年9月17日
除籍 1980年6月10日
除籍後 1980年9月、江田島町の古沢鋼材で解体
要目
排水量 基準 799t
満載 993t
全長 60.52m
最大幅 6.48m
深さ 6.4m
吃水 4.12m
機関 ディーゼル・エレクトリック方式
三菱神戸/ズルツアー 6LDA 25Bディーゼルエンジン × 2基
富士電機 SG-2発電機 × 2基
三菱電機 SM-2電動機 × 2基
SCA-36W蓄電池 × 240個
推進 スクリュープロペラ × 2軸
出力 水上 900PS
水中 2,320PS
速力 水上 14kt
水中 11kt
燃料 65t(常備)
航続距離 巡航10ktで6,000海里
潜航深度 150m程度
乗員 43名
兵装 56式533mm魚雷発射管 × 3門
レーダー ZPS-2 水上
ソナー JQS-3 アクティブ
JQO-3 パッシブ
探索装置・
その他装置
56式3型 潜望鏡
電子戦
対抗手段
ZLR-1 ECM
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ふゆしおローマ字JS Fuyushio, SS-524)は、海上自衛隊潜水艦なつしお型潜水艦の2番艦。艦名はから由来する。

艦歴

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「ふゆしお」は、第1次防衛力整備計画に基づく昭和35年度計画潜水艦8704号艦として、川崎重工業神戸工場で1961年12月6日に起工され、1962年12月14日に進水、1963年9月17日に就役し、自衛艦隊第1潜水隊に編入された。

1965年2月1日、第1潜水隊が自衛艦隊隷下に新編された第1潜水隊群隷下に編成替え。同年6月8日から8月23日までの間、「なつしお」とともにハワイ派遣訓練に参加。

1978年6月20日愛媛県佐多岬沖合で貨物船の乗組員5人を救助。乗組員が乗っていた貨物船は台風接近に伴う荒天で転覆し、救命ゴムボートで漂流していたもの[1]

1979年3月23日、第1潜水隊が廃止となり、第1潜水隊群直轄艦となる。

1980年6月10日、除籍。除籍までの潜航回数は3,158回、潜航時数は15,357時間44分、スノーケル時数は6,680時間10分であった。

脚注

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  1. ^ 貨物船転覆、潜水艦が救助 佐多岬沖『朝日新聞』1978年6月21日朝刊、13版、23面

参考文献

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  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)