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はまなす車いすマラソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
はまなす車いすマラソン
開催地 北海道札幌市
開催時期 8月
種類 札幌市内都心ロードコース(日本陸連公認)
距離 ハーフマラソン 21.0975km ほか
創立 1990年

はまなす車いすマラソン(はまなすくるまいすマラソン)は、1990年から北海道札幌市で開催されている車いすマラソン大会。

概要

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1989年に札幌市で開催された「第25回全国身体障害者スポーツ大会(はまなす大会)」において、公開競技として車いすマラソンが実施された。翌年から車いす使用者だけの単独大会「はまなす全国車いすマラソン」として開催され、マラソンの部、ハーフマラソンの部のほか重度障害者や初心者を対象とした3㎞・5㎞コースもオープン競技として実施された。なお1985年に実施予定だった「'85北海道車いすマラソン大会」については、台風のため中止となっている。

ハーフマラソン化

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2012年からフルマラソンの部が廃止され、ハーフマラソンの大会となった。

北海道マラソンと統合

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2015年の第26回大会から北海道マラソンとの併催に移行したため、8月最終日曜日の開催となり、大会名も「はまなす車いすマラソン」に変更[1]。「ハーフマラソン」と1.5kmの「ショートレース」が実施された。 ハーフマラソンは、札幌市街中心部の大通公園をスタートし、駅前通を南下、中の島通平岸通石狩街道などを経由し、新川通(新川西1-1)をゴールとする、ワンウェイで実施される。 ショートレースは大通公園周辺の市中心部の周回とし、年齢や使用する車いすに制限なく出場できる。

2016年からはショートレースが1km、2kmの2部門となる。

2020年は、北海道マラソンが、東京オリンピック・パラリンピック開催により中止となったため、同時開催となる本大会も中止となった。 2021年は、北海道マラソンが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期された東京オリンピック・パラリンピック開催のため、前年に引き続き中止となったため、同時開催となる本大会も中止となった。

歴代優勝者

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※ フルマラソンのみ(2012年以降はハーフマラソンのみ)。

開催日 男子 女子
優勝者(出身地) タイム 優勝者(出身地) タイム
1 1990年8月5日 山口悟志(愛媛県) 1時間59分31秒  長谷川尚美(兵庫県) 2時間15分24秒 
2 1991年6月9日 川上耕作(兵庫県) 2時間4分23秒     
3 1992年6月21日 山本行文(熊本県) 1時間48分18秒  長谷川尚美(兵庫県) 2時間25分45秒 
4 1993年6月20日 中村博之(大阪府) 1時間44分26秒 奥山京子(山形県) 2時間32分52秒
5 1994年6月19日 藤田英二(山口県) 1時間40分00秒 阿部礼子(北海道) 2時間37分26秒
6 1995年6月14日 室塚一也(北海道) 1時間37分55秒  
7 1996年6月23日 室塚一也(北海道) 1時間36分16秒  
8 1997年6月22日 室塚一也(北海道) 1時間34分52秒  
9 1998年6月21日 田中秀夫(山口県) 1時間39分30秒 土田和歌子(東京都)  1時間57分07秒
10 1999年6月20日 室塚一也(北海道) 1時間31分41秒 畑中和(兵庫県) 1時間50分32秒
11 2000年6月18日 副島正純 (福岡県) 1時間39分49秒 奥山京子(山形県) 2時間19分09秒
12 2001年6月24日 室塚一也(北海道)  1時間32分20秒  
13 2002年6月23日 室塚一也(北海道)  1時間32分07秒 鈴木良美(愛知県)  2時間21分09秒
14 2003年6月22日 花岡伸和(大分県) 1時間31分53秒 土田和歌子(東京都) 1時間42分23秒
15 2004年6月20日 笹原廣喜(大分県) 1時間34分55秒  
16 2005年6月19日 笹原廣喜(大分県) 1時間28分58秒 八巻智美(福島県) 2時間12分43秒
17 2006年6月18日 笹原廣喜(大分県) 1時間29分50秒 八巻智美(福島県) 2時間22分21秒
18 2007年6月17日 笹原廣喜(大分県)   1時間32分11秒 土田和歌子(東京都) 1時間56分39秒
19 2008年9月23日 花岡伸和(大分県)  1時間36分36秒  
20 2009年6月21日 洞ノ上浩太(福岡県)   1時間35分48秒  
21 2010年6月20日 樋口政幸(長野県)  1時間35分39秒  
22 2011年6月19日 樋口政幸(長野県)  1時間31分29秒     
  • 2012年以降はハーフマラソン
開催日 男子 女子
優勝者(出身地) タイム 優勝者(出身地) タイム
23 2012年6月17日 洞ノ上浩太(福岡県) 45分47秒  土田和歌子(東京都) 56分41秒
24 2013年6月30日 洞ノ上浩太(福岡県) 44分46秒 新田のんの(北海道) 1時間13分33秒
25 2014年6月22日 洞ノ上浩太(福岡県) 44分01秒 新田のんの(札幌市) 1時間13分45秒
26 2015年8月30日 山本浩之 (1966年生の陸上選手)(福岡県) 40分54秒 土田和歌子(東京都) 49分20秒
27 2016年8月28日 西田宗城 (大阪府) 41分17秒 新田のんの(札幌市) 1時間05分07秒
28 2017年8月27日 山本浩之(福岡県) 44分22秒 喜納翼(沖縄県) 52分23秒
29 2018年8月26日 久保恒造(北海道) 40分21秒 喜納翼(沖縄県) 51分36秒 
30 2019年8月25日 洞ノ上浩太(福岡県) 40分21秒 見﨑真未(熊本県) 1時間17分24秒
31 中止        
32 中止        
33 2022年8月28日 西田宗城(大阪府) 41分23秒 土田和歌子(東京都) 48分46秒
34 2023年8月27日 渡辺勝(福岡県) 43分26秒 喜納翼(沖縄県) 48分35秒
34 2024年8月25日 渡辺勝(福岡県) 43分59秒 喜納翼(沖縄県) 51分55秒

脚注

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  1. ^ “北海道マラソン「フル」定員2千人増 「はまなす車いす」同時開催”. 北海道マラソン. (2015年2月21日) 

外部リンク

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