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なでしこリーグ準加盟制度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

なでしこリーグ準加盟制度(なでしこリーグじゅんかめいせいど)は、日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)で、2010年度より採用されているなでしこリーグ傘下のチャレンジリーグに属するクラブを対象とした制度である。

仕組み

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2006年から2009年までのLリーグ(なでしこリーグ)では、1部(L1)の最下位と2部(L2)の優勝チームが自動入れ替え、1部の最下位の次に成績の悪かったチームと2部の2位が入れ替え戦を行うという方式を採用していたが、2010年度から、Jリーグ準加盟制度に倣い主催者が提示した次の条件を満たすか、それに準じる形で今後なでしこリーグへの加盟意思を示すチャレンジリーグ所属クラブを対象になでしこリーグへの昇格権利を与える形を取り入れた。

この制度により、チャレンジリーグの成績上位クラブで準加盟が入った場合にはなでしこリーグへの昇格、または入れ替え戦進出の権利が与えられるようになった。この準加盟資格を持っていないクラブは成績面の昇格条件を満たしても、なでしこリーグへ昇格することは出来ない。なお昇格決定のレギュレーションは年度により異なっているので、それぞれの年度のリーグ戦試合方式を参照されたい。

なお、2015年からなでしこリーグは3部制を敷き、チャレンジリーグ(3部)のクラブが、2部リーグ以上へ昇格する場合は、「なでしこリーグガイドライン」と呼ばれるJリーグクラブライセンス制度に準じた制度を受ける意思があるクラブに限定することになり、かつ、1部リーグ昇格の場合は、「サッカー活動に専念できる者(事実上のプロ選手)3人以上保有」「15歳以下のアカデミー(育成型)チームを編成する」などの条件を満たす必要がある。[1]

準加盟申請規定

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なでしこリーグ準加盟規程第2条「準加盟の条件」に次が挙げられている[2]

  • 将来なでしこリーグへの加盟を目指す意思を持つチームであること
  • なでしこリーグのホームゲームを一定試合数、チームのホームタウン(所在地)にあるスタジアムで行うこと
  • そのホームタウンのスタジアムがリーグの開催規約の基準に適しているものであること
  • 新規にチャレンジリーグへ参加する場合、その後の1年間の活動状況が、なでしこリーグ規約第22条に基づいて充分な運営基盤と判断され、その上で次年度のチャレンジリーグに所属していること

準加盟制度適用クラブ(2014年度)

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過去の準加盟クラブ

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なでしこリーグへ昇格したクラブ

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  1. ^ 1位の常盤木学園高校が準加盟資格を持っていないため、自動昇格。

チャレンジリーグから降格したクラブ

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準加盟制度申請中のクラブ

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(不明)

過去に準加盟制度申請中であったクラブ

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  • アギラス神戸
    • 2011年までチャレンジリーグに在籍。準加盟申請をしたものの承認されないまま、予算難やチーム事情により2012年は自主撤退となった。その後は運営規模を縮小し、関西女子サッカーリーグ3部で「アルベロ神戸」として活動を続けている。

脚注

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  1. ^ “なでしこリーグ、来季から3部制に移行”. 日本経済新聞. (2014年3月17日). https://www.nikkei.com/article/DGXNSSXKB0777_X10C14A3000000/ 2015年12月12日閲覧。 
  2. ^ a b c なでしこリーグ準加盟申請承認について”. 日本女子サッカーリーグ (2013年3月4日). 2013年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月28日閲覧。
  3. ^ a b なでしこリーグ準加盟申請承認について”. 日本女子サッカーリーグ (2012年3月23日). 2012年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月28日閲覧。
  4. ^ なでしこリーグ準加盟申請承認の件”. 日本女子サッカーリーグ (2011年3月8日). 2012年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月28日閲覧。