どてかぼちゃ
表示
どてかぼちゃ | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ |
脚本 | 松木ひろし、大西信行、ジェームス三木、田上雄、向田邦子、宮川一郎 |
演出 | 山内和郎、田中利一 |
出演者 | 森繁久彌 ほか |
製作 | |
制作 | NET(現・テレビ朝日) |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1975年11月6日〜1976年5月13日 |
放送時間 | 木曜日 21:00〜21:54 |
放送枠 | ナショナルゴールデン劇場 |
放送分 | 54分 |
回数 | 28 |
『どてかぼちゃ』は、NET(現・テレビ朝日)系列のナショナルゴールデン劇場(毎週木曜日21時台)の枠で、1975年11月6日から1976年5月13日まで放送されていたテレビドラマである。全28話。
概要
[編集]『だいこんの花』から続く、「野菜シリーズ」の第7弾。
30数年前に岐阜県飛騨地方の高山の中学校の生徒で、その後東京に住む中年男たちが、久々の同窓会を開こうと藤島先生に招待状を出した。しかしその同窓会当日やって来たのは、当時教え子たちが「鬼勘」と呼んで敬遠していた存在の元漢文教師・小野勘一郎だった。勘一郎はその場で「これからお前たちの家庭を訪問するぞ」と宣言し、一軒ずつ教え子たちの家を泊まり歩くようになる。そこで勘一郎が目にしたのは、夫婦喧嘩、親子喧嘩など様々な家庭の問題だった。
本作のタイトル「どてかぼちゃ」は、カボチャを「どこにでもある野菜」として、庶民の哀歓をカボチャに例えたところからとしている[1]。なお、本作は『ナショナルゴールデン劇場』になってから500回を迎える回が含まれるドラマであったため『ナショナルゴールデン劇場500回記念番組』と銘打たれ[2]、それまでの作品の出演者が本作に多くレギュラーやゲストとして出演[3]、当時の主演級の俳優も多く出演していた[4]。
キャスト
[編集]- 小野勘一郎:森繁久彌
- 小野列子:岡田奈々
- 工藤:三橋達也
- 猪股:大坂志郎
- 猪俣加奈子(猪股の長女):松原智恵子
- 猪俣由美(猪股の三女):吉沢京子
- 芹子:いしだあゆみ
- 南(ガードマン):ハナ肇
- 南市子:ホーン・ユキ
- 若月(ラーメン屋):佐野浅夫
- 若月美代:赤木春恵
- 役名不明:川崎敬三
- 剣持修三:芦田伸介
- 純子:宇津宮雅代
- 利枝(料理屋の女将):都家かつ江
- 北川:犬塚弘
- 塩沢輝之助(葬儀屋):牟田悌三
- 塩沢京子:春川ますみ
- 漆原(パチンコ屋):藤村有弘
- 服部:入川保則
- 藤島先生:志村喬
- 役名不明:長谷川哲夫(第5話)
- 北川久美子(北川の妻):水野久美(第8話)
- 悦子:鶴間エリ(第8話)
- 権田:谷村昌彦(第8話)
- 美千弥(芸者):森光子(第10話)
- 神田:杉浦直樹(第11話~第13話)
- 江沢:石立鉄男(第12話・第13話)
- 敬子:いけだももこ
- 坂本:フランキー堺(第14話)
- 熊坂:金子信雄(第15話)
- 熊坂律子:大山のぶ代(第15話)
- 花子:久里千春
- 工藤花江(工藤の妻):浅香光代(第16話)
- 工藤成夫(工藤の息子):岡田裕介(第16話)
- 夏子:川口晶
- 生田:山口崇(第18話)
- 静子:有沢正子(第18話)
- ユリ:弓恵子(第19話)
- 三上刑事:竹脇無我(第19話)
- 役名不明:三上真一郎(第19話)
- 役名不明:沢たまき(第20話)
- 役名不明:安田伸(第20話)
- 役名不明:西村晃(第20話)
- 板倉(元陸軍中将)・板倉清志(板倉の息子):木村功(第24話・二役)
- あき子:加藤治子(第24話)
- 文江:三浦布美子(第26話)
- 水原:池部良(第26話)
- 次郎:松山英太郎(第27話・第28話)
- 竹代:桜むつ子(第28話)
スタッフ
[編集]- 脚本:放送リスト参照。
- 演出:放送リスト参照。
- 音楽:山本直純
- 制作:NET
放送リスト
[編集]話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 |
---|---|---|---|---|
1 | 1975年11月6日 | オソガイ鬼勘上京す! | 松木ひろし | 山内和郎 |
2 | 11月13日 | オソガイ! 家庭訪問大宣言 | 田中利一 | |
3 | 11月20日 | 私はあなたの娘です・・・ | 山内和郎 | |
4 | 11月27日 | 君よ涙の止まらぬ時は | 田中利一 | |
5 | 12月4日 | チョッカイ・せっかい・ご厄介 | ||
6 | 12月11日 | 鬼神も避けるリブ姉妹 | ||
7 | 12月18日 | 恋と喧嘩はなりゆきまかせ | ||
8 | 12月25日 | 酔ってくだまく親心 | 大西信行 | |
9 | 1976年1月1日 | 笑う門には鬼来たる | ||
10 | 1月8日 | 夜中のひまわり | ||
11 | 1月15日 | 浮気と本気! 大誤診 | ||
12 | 1月22日 | 男涙に花も散る | 松木ひろし | |
13 | 1月29日 | カンナン汝を男にするぞ | ||
14 | 2月5日 | 夫が授けた落しもの | 大西信行 | 山内和郎 |
15 | 2月12日 | 三十年目のスパルタ教育 | ジェームス三木 | 田中利一 |
16 | 2月19日 | 受験戦争に剣戟の響き | 大西信行 | 山内和郎 |
17 | 2月26日 | 災い転じて恋となす | 松木ひろし | |
18 | 3月4日 | 早春に消えた恋 | ||
19 | 3月11日 | 予期せぬ訪問者 | ||
20 | 3月18日 | 先生になった教え子 | 田上雄 | 田中利一 |
21 | 3月25日 | 双子座の女 | 松木ひろし | |
22 | 4月1日 | 金儲け心得帳 | 大西信行 | |
23 | 4月8日 | 二十年目の高砂や | 松木ひろし | 山内和郎 |
24 | 4月15日 | 路地に流れる校歌 | 向田邦子 | |
25 | 4月22日 | 珠磨かずば光なし | 宮川一郎 | |
26 | 4月29日 | 舞いに隠した涙 | 大西信行 | |
27 | 5月6日 | 将を射んと欲すれど | 松木ひろし | |
28 | 5月13日 | 鬼勘、江戸を去る |
参考文献
[編集]脚注
[編集]- ^ 週刊TVガイド 1975年11月8日号での本作の紹介記事より。
- ^ 当時の番組広告より(週刊TVガイド 1975年11月~1976年5月の『週刊TVガイド』に掲載)。
- ^ 1975年11月6日付 読売新聞テレビ欄の本番組の紹介記事より。
- ^ 1975年11月6日付 毎日新聞テレビ欄の本番組の紹介記事より。
前後番組
[編集]NET(現:テレビ朝日)系 木曜21時枠(ナショナルゴールデン劇場) | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
じゃがいも
(第2シリーズ) |
どてかぼちゃ
|