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さんわグループ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社さんわコーポレーション
Sanwa Corporation
本社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
490-1144
愛知県海部郡大治町西條附田106-3
北緯35度11分12.8秒 東経136度48分38秒 / 北緯35.186889度 東経136.81056度 / 35.186889; 136.81056座標: 北緯35度11分12.8秒 東経136度48分38秒 / 北緯35.186889度 東経136.81056度 / 35.186889; 136.81056
設立 1955年6月4日
創業1900年明治33年)6月
業種 食料品
法人番号 8180001098109
事業内容 三和の純鶏名古屋コーチンをはじめとした鶏肉加工、及び贈答、お土産商品の製造・卸・販売・小売・外食[1]
代表者 代表取締役 古川翔大[1]
資本金 9800万円[1]
決算期 3月31日
外部リンク http://www.sanwa-grp.co.jp/
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さんわグループ: Sanwa Group)は愛知県海部郡に本社を置く株式会社さんわコーポレーションを中心に名古屋コーチンを主体とした鶏肉[2]の第三次加工・卸小売業を行う企業グループである。[3]

概要

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沿革

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1933年(昭和8年)愛知県知多郡大高町に三和農場建設[6]
  • 1900年(明治33年) - 名古屋市西区鹽町十丁目に米穀、及び雑穀、飼料商として伊藤和四五郎商店(現 日本農産工業株式会社)創業[7][3]
  • 1933年(昭和8年) - 愛知県知多郡大高町(後の名古屋市緑区)に名古屋コーチンを始め八万羽を育成し東洋一の規模を誇る三和農場建設[6][8][3]
  • 1955年(昭和30年) - 古川柳三により名古屋市熱田区大宝に三和畜産株式会社(現 株式会社さんわコーポレーション)設立[3]
  • 1956年(昭和31年) - 名古屋市西区菊井町(後の名古屋市西区名駅二丁目)に"若鶏のさんわ"直営一号店(2018年閉店)として大衆鶏肉料理店開店
  • 1957年(昭和32年) - 名古屋駅前地下街に"若鶏のさんわ"として初めての鶏肉直営小売店開店
  • 1958年(昭和33年) - 関東地区流通卸部門を三菱商事と提携し東京三和畜産株式会社(現 フードリンク株式会社)設立
  • 1965年(昭和40年) - 愛知県海部郡に大治工場完成[3]
  • 1955年(昭和53年) - タイに合弁会社セントラル・ポートリー・プロセッシング社設立
  • 1983年(昭和58年) - 株式会社サンワインターナショナル設立
  • 1984年(昭和59年) - 愛知県海部郡に二次・三次加工を中心とした本社プロセスセンター完成[3][9][10][11]
  • 1986年(昭和61年) - 小売部門を独立させ株式会社ゆめみ亭(現 株式会社オールドリバー)設立
  • 1989年(平成元年) - さんわグループ本社事務所完成
  • 1990年(平成2年) - 関東地区百貨店に"若鶏のさんわ"小売店舗出店
  • 1991年(平成3年) - 北陸プロセスセンター完成[3]
  • 1994年(平成6年) - 関東地区百貨店に純鶏名古屋コーチンを中心とした小売店舗"鶏三和"を出店
  • 2000年(平成12年) - 有限会社中日本ファームズのグループ化
  • 2001年(平成13年) - 関東地区百貨店に小売店舗"チキンファーム・デリ"出店
  • 2002年(平成14年) - 中部地区アウトレットモールに"鶏三和"親子丼イートイン店舗出店
  • 2004年(平成16年) - 株式会社マルセのグループ化により純鶏名古屋コーチンの飼育・一次加工業務開始
  • 2004年(平成16年) - 九州地区百貨店に"鶏三和"小売店舗出店
  • 2006年(平成18年) - 関東地区百貨店に"伊藤和四五郎商店"小売店舗出店
  • 2008年(平成20年) - 関東地区の駅ナカ商業施設に"チキンファーム・デリ"小売店舗出店
  • 2009年(平成21年) - 関東地区都心型複合商業施設に"鶏三和"親子丼イートイン併設型小売店舗出店
  • 2010年(平成22年) - 中部地区高速道路サービスエリアに"鶏三和"親子丼イートイン並びに小売店舗出店
  • 2010年(平成22年) - 中部地区郊外型複合商業施設のフードコートに"鶏三和"親子丼イートイン店舗出店
  • 2011年(平成23年) - 中部国際空港に"鶏三和"親子丼イートイン並びに小売店舗出店
  • 2014年(平成26年) - 関東地区及び関西地区の都心型複合商業施設のレストランゾーンに"鶏三和"親子丼専門店出店
  • 2017年(平成29年) - 台湾現地法人として台灣鳥三和有限公司設立
  • 2018年(平成30年) - 畜産クラスター制度を利用した直営農場を新設
  • 2018年(平成30年) - 台湾に"鶏三和"親子丼イートイン店舗出店
  • 2020年(令和2年) - 本社事務所を新設

グループ会社

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株式会社さんわコーポレーション
三和の純鶏名古屋コーチンをはじめとした鶏肉加工および贈答品・お土産商品の製品・卸業務[3]
株式会社サンワインターナショナル
さんわグループの業務指導、資産管理、不動産賃貸[1]
株式会社オールドリバー
三和の純鶏名古屋コーチンをはじめとした鶏肉、総菜、米飯、贈答品、お土産の小売・外食業務[3]
有限会社中日本ファームズ
三和の純鶏名古屋コーチン専用農場による飼育業務[3]
株式会社マルセ
三和の純鶏名古屋コーチン専用農場による飼育業務および処理加工業務[3]
台灣鳥三和有限公司
台湾における総菜、米飯の小売、贈答品、土産の小売・外食業務

主な商品

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  • 鶏肉原料
名古屋コーチン、香草美水鶏(こうそうめいすいどり)、国内産一般鶏、国内産銘柄鶏海外鶏肉(正肉、規格品)
  • 鶏肉加工商品
市販用:手羽唐、鶏肉燻製、味付鶏肉、手羽唐
業務用:鍋スープ、磯辺揚げ、精肉
  • 手土産・贈答品
手羽煮、手羽唐、名古屋コーチンたまごぷりん、名古屋コーチンハム、名古屋コーチン水炊き鍋セット
  • 新業態店舗
名古屋コーチン親子丼、鶏かつ丼、唐揚定食、鶏南蛮定食、焼鳥、米飯和洋鶏総菜(唐揚、焼鳥、磯揚げ等)、精肉

CMソング

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昭和30年当時、若年期の鶏肉は一般的ではなく、当時は「かしわ」という一般家庭で卵を産まなくなり、老齢化した肉質の固い肉が食されていたが、若年期の鶏肉の柔らかさとおいしさを一般に認知してもらう為「かしわ」に対して”わかどり”という言葉を使ったラジオCMの放送を開始。[12]

  • CMソング
とっても柔らかどなたも誉める さんわさんわさんわのわかどり おいしったらないね♪[13][注 1][14]

店舗展開

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東北関東中部関西山陽九州地区の百貨店駅ナカ駅ビル・郊外、都心型複合商業施設・高速道路サービスエリアでの鶏肉総菜、米飯、贈答品、お土産の小売・外食業務(鶏肉特化型専門小売・外食店舗)

伊藤和四五郎商店
さんわグループ創始者である伊藤和四五郎の名を冠し、純鶏名古屋コーチンを始めとした鶏肉のみを取り扱うグループの旗艦店舗
鶏三和・尾張さんわ屋
純鶏名古屋コーチンを始めとした諸国名産鶏を中心に、鶏肉を提供する老舗店舗
チキンファーム・デリ(CFD)
ナチュラルな香草美水鶏などを素材とした、欧米風のカジュアルな店舗
さんわ
新鮮な鶏肉料理素材から総菜、米飯などを幅広く、手頃な価格帯で提供する店舗
鶏撰[15]
鶏総菜の中で「和」をテーマとした食材を中心に、純鶏名古屋コーチンを始めとする、焼鳥、総菜、米飯などの商品を提供する店舖

全国に約80店舗を構える(2021年10月現在)[16]

脚注

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  1. ^ 1980年代までは「のこいのこ」がこのCMソングを歌っている

出典

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  1. ^ a b c d 会社概要”. さんわグループ. 2022年5月25日閲覧。
  2. ^ 純鶏名古屋コーチンを中心に展開する「さんわグループ」 “もう一品”提案へ販売スキル磨く ZAKUZAKU by 夕刊フジ 2013年8月29日
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 鶏肉のアウトパック業務から独自商品の開発・製造へシフト|日本食糧新聞社『月刊食品工場長』2014年2月(No.202)
  4. ^ a b 農場・処理場・加工場・卸販売・小売販売にわたる生産から販売までの一貫体制の確立 愛知ブランドホームページ 2015年12月16日閲覧
  5. ^ 一般社団法人日本規格協会審査登録事業部 登録企業情報 2009/8/3
  6. ^ a b 日本一の養鶏・飼料試験大農場 : 伊藤和四五郎商店の努力 (中外商業新報 1935.5.24 昭和10)
  7. ^ 育成社 足立松陽著『伊藤和四五郎傳』P68-71による
  8. ^ 育成社 足立松陽著『伊藤和四五郎傳』P156-157 による
  9. ^ 養鶏春秋社 大鹿富彦 『養鶏春秋』 若鶏のさんわの本社流通センター完成 による
  10. ^ 鶏友社 喜多村博『鶏友 第562号』鮮度管理の徹底により良品質の商品を生産する㈱若鶏のさんわ本社工場竣工 による
  11. ^ 日本養鶏報道連盟加盟社 『週刊 鶏卵肉情報 1984年6月22日号』P24-26 60年代の流通革新に対応するプロセスセンター、新社屋完成 による
  12. ^ さんわグループ、大量生産&消費の時代からお土産やギフト市場開拓へ転換 ZAKZAK by 夕刊フジ 2013年9月5日
  13. ^ さんわギャラリーさんわグループホームページより 2015年12月22日閲覧
  14. ^ 中部経済新聞社 中部取材センター編『先取り経営で成功する中部の企業』P234-237 による
  15. ^ 会社概要”. さんわグループ. 2016年4月19日閲覧。
  16. ^ 店舗一覧”. さんわグループ. 2016年5月20日閲覧。[リンク切れ]

参考文献

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  • 足立松陽『伊藤和四五郎傳』武者小路寛篤装幀 合資会社育成社 1938年
  • 新修名古屋市史資料編編集委員会『新修名古屋市史 資料編 近代3』 名古屋市 2014年

参考資料

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  • 「月刊食品工場長」日本食糧新聞社 2014年2月(No.202)
  • 「先取り経営で成功する中部の企業」中部経済新聞社 1983年7月2日初刷
  • 「養鶏春秋」養鶏春秋社 1984年7月1日発行
  • 「鶏友」株式会社鶏友社 1984年8月1日発行(第562号)
  • 「産業新潮1987年6月号」産業新潮社 1987年6月1日発行(第417号)
  • 「週刊鶏卵肉情報」日本養鶏報道連盟加盟社 1984年6月22日発行(第601号)
  • 「近代中小企業」中小企業経営研究会 1995年4月1日発行(第400号)
  • 「プレジデント」プレジデント社 1989年11月号

外部リンク

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