コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ホンダ・インテグラSJ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
いすゞ・バーテックから転送)
ホンダ・インテグラ > ホンダ・インテグラSJ
ホンダ・インテグラSJ
EK3型
後期型フロント
後期型リア
概要
製造国 日本の旗 日本
販売期間 1996年3月 - 2002年1月
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
駆動方式 FF
パワートレイン
エンジン D15B型:1.5L SOHC
変速機 CVT/4速AT/5速MT
サスペンション
ダブルウィッシュボーン
ダブルウィッシュボーン
車両寸法
ホイールベース 2,620mm
全長 4,450mm
全幅 1,695mm
全高 1,390mm
車両重量 970 - 1,100kg
その他
ベース車 ホンダ・シビックフェリオ(2代目)
姉妹車 ホンダ・ドマーニ(2代目)
アキュラ・EL
いすゞ・バーテックス
系譜
先代 2代目バラード
※シビックセダンと直接キャビンを共有するベルノ店向け姉妹車としてはこちらが実質前身。約9年5か月の空白期間あり。
後継 8代目シビック [1]
フィットアリア[2]
テンプレートを表示

インテグラ SJ(インテグラ エスジェイ、INTEGRA SJ)は、本田技研工業がかつて生産、販売していたセダン型の小型乗用車である。通称は「インテSJ」「オルテグラ」

概要

[編集]

ホンダベルノ店向けの車種として、また、インテグラの派生車種として、EK型シビックフェリオをベースに開発され、バルクヘッドから前の部分をオルティアと共有している。マイナーチェンジに際しては、オルティアがフロントマスクを一新したのに対し、リアセクションのみにフェリオと同様の丸みが増したランプを採用した。

エンジンはD15B型のみで、3ステージVTEC仕様(130PS)とハイパー16バルブ仕様(105PS)の2種類が用意された。

トランスミッションはCVT(LXi,VXi)、4速AT(EXi)、5速MTの3種だが、CVTはシビックに搭載された初期型に対して改良がされている。

搭載エンジン

[編集]
ホンダ・D15B型
  • エンジン種類:水冷直列4気筒横置き
  • 弁機構:SOHCベルト駆動 吸気2 排気2 / SOHCベルト駆動 吸気2 排気2 3Stage VTEC
  • 最高出力:105PS/6,400rpm、130PS/7,000rpm(VTEC)
  • 最大トルク:13.6kgf·m/4,500rpm、14.2kgf·m/5,300rpm(VTEC)
  • 総排気量:1,493cc
  • 内径×行程:74.0mm×84.5mm
  • 圧縮比:9.4、9.6(VTEC)
  • 燃料供給装置形式:電子制御燃料噴射式(ホンダPGM-FI)
  • 使用燃料種類:無鉛レギュラーガソリン
  • 燃料タンク容量:45L

初代 EK3型(1996年-2002年)

[編集]
1996年2月29日
モデル発表(発売は翌3月1日)。ベース車である2代目シビックフェリオより半年遅れての登場であった。
1997年2月6日
マイナーチェンジ(発売は翌2月7日)。両席SRSエアバッグが全車に標準装備されるなど、装備の充実やオプション価格の変更などが主で、外観上および性能上はほとんど変更がない。
1998年1月29日
マイナーチェンジ。ABSおよび全面UVカットガラスが全車に標準装備された。リアトランク及びリアコンビランプがフェリオ同様のものとされ(ただしウィンカーはクリア)、インパネも2DIN対応のものとされた。
1999年1月21日
内外装の改良。「HONDA LEV」の適用車種が拡大された。
1999年7月30日
LEVの適用タイプが平成12年排出ガス規制に適合されたことに伴い、「LXi」をベースとした特別仕様車「クリーンエディション」が発売された。木目ウッドパネル、ハイグレードCDチェンジャーコントロール機能内蔵カセットオーディオ等が特別装備された。
2001年12月[3]
前年のシビックおよびフェリオのフルモデルチェンジに合わせ、販売低迷による車種整理のために生産終了。以降は在庫対応分のみの販売となる。
2002年1月[4]
在庫対応分がすべて完売し販売終了。これにより、ベルノ店では同年12月にフィットアリアが発売するまで、小型セダンの取り扱いがなくなることになる(フロントを共有するワゴンタイプのオルティアは同年10月まで販売)。
また、2006年2月にホンダ車が全店全車種併売となった際、シビックフェリオ後継車である8代目シビックの取り扱いが開始されたため、4年2か月ぶりにシビック系のセダンがベルノ店で取り扱われることになった。販売期間中の新車登録台数の累計は9960台[5]

車名の由来

[編集]

「統合する」の意味の英語「Integration」から作られた造語。SJは「Sedan Joyful」の略。

取扱販売店

[編集]

いすゞ・バーテックス

[編集]

タイでは、いすゞ自動車にバーテックス (Vertex) の名称でOEM供給されていた。

脚注

[編集]
  1. ^ 約4年の空白期間あり。ただし、7代目シビック・3代目シビックフェリオはベルノ店での取り扱いは無し。
  2. ^ ドマーニと統合。約1ヶ月の空白期間あり
  3. ^ インテグラSJ(ホンダ)のカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月21日). 2020年1月21日閲覧。
  4. ^ ホンダ インテグラSJ 1996年式モデルの価格・カタログ情報” (2021年10月23日). 2021年10月23日閲覧。
  5. ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第79号5ページより。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]