あゆみ製薬
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種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒104-0061 東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー 19階 |
設立 |
2015年1月16日 (ヒュペリオンファーマ株式会社) |
業種 | 医薬品 |
法人番号 | 2010001199250 |
事業内容 | 抗リウマチ薬をはじめとするジェネリック医薬品などの製造・販売等 |
代表者 |
唐沢 清紀(代表取締役会長) 草野 弘子(代表取締役社長) |
資本金 | 1億円 |
売上高 | 253億9,750万6千円(2020年度)[1] |
営業利益 | 31億9,213万3千円(2020年度)[1] |
経常利益 | 19億2,501万3千円(2020年度)[1] |
純利益 | 6億4,259万3千円(2020年度)[1] |
純資産 | 190億4,406万2千円(2020年度)[1] |
総資産 | 1,161億9,150万8千円(2020年度)[1] |
従業員数 | 363名(2021年1月1日現在) |
主要株主 | あゆみ製薬ホールディングス株式会社 |
外部リンク | https://www.ayumi-pharma.com/ |
あゆみ製薬株式会社(あゆみせいやく)は、2015年1月に設立された、日本のジェネリック医薬品を中心とする製薬会社である。本社は東京都中央区に所在する。
現在はアメリカの投資ファンドであるブラックストーンを主体に東邦ホールディングスや久光製薬も出資するあゆみ製薬ホールディングス(3代目法人)の子会社である。
概要
[編集]日本初となるリウマチと整形外科領域に特化した製薬会社で、ジェネリック医薬品やバイオシミラーが主力品である。参天製薬株式会社から抗リウマチ薬事業を、昭和薬品化工株式会社(現:株式会社ジーシー昭和薬品)から医薬品事業をそれぞれ承継している。
沿革
[編集]- 2015年(平成27年)
- 1月16日 - ヒュペリオンファーマ株式会社を設立。
- 6月2日 - あゆみ製薬株式会社(初代)に商号変更。
- 8月3日 - 参天製薬株式会社の抗リウマチ薬事業を承継し、営業開始。
- 12月11日 - 参天製薬よりタクロリムス錠の製造販売承認を承継。
- 12月28日 - 昭和薬品化工株式会社(現:株式会社ジーシー昭和薬品)の医薬品事業を承継・統合し、併せて、同社の主力製品であった「カロナール」の製造販売承認も承継。
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)
- 5月30日 - エタネルセプトBS「MA」の販売を開始。日本国内で初となるエタネルセプトのバイオシミラーとなる。
- 6月20日 - ミノドロン酸錠1mg・50mg「あゆみ」の販売を開始。
- 2019年(令和元年)
- 4月26日 - 株式譲渡による異動に伴い、主要株主がユニゾン・キャピタル株式会社からブラックストーンへ移行される[2]。
- 10月1日 - 株式会社AYM A-Co(エーワイエムエーコー)があゆみ製薬株式会社(初代)を吸収合併[3]。存続会社となった株式会社AYM A-Coがあゆみ製薬株式会社(2代目)に商号変更する[4](逆さ合併による統合)。
- 2021年(令和3年)
- 2022年(令和4年)4月1日 - 逆さ合併によりあゆみ製薬ホールディングス株式会社(2代目)を吸収合併してAYM HD株式会社(旧:あゆみ製薬ホールディングス株式会社(初代))から商号変更されたあゆみ製薬ホールディングス株式会社(3代目)が当社の親会社となる。
製品一覧
[編集]- 抗リウマチ薬
- アザルフィジンEN錠(サラゾスルファピリジン)※2019年11月にファイザー株式会社から製造販売承認を承継
- イグラチモド錠「あゆみ」
- リマチル錠(ブシラミン)
- メトトレキサート錠「あゆみ」
- タクロリムス錠「あゆみ」 - 継承に伴い、タクロリムス錠「参天」から製品名を変更
- 生物由来製品
- 骨粗鬆症治療剤
- ミノドロン酸錠「あゆみ」
- ラロキシフェン塩酸塩錠「あゆみ」(製造販売元:シオノケミカル)
- カロナール(アセトアミノフェン)
- アセトアミノフェン中毒解毒剤
- アセチルシステイン内用液「あゆみ」
- 高尿酸血症治療剤
- アロプリノール錠「あゆみ」
- 持続性抗ヒスタミン剤
- クレマスチンドライシロップ「あゆみ」
- 健胃消化剤
- ピーマーゲン配合散
- 口腔粘膜用剤
- アフタゾロン口腔用軟膏(デキサメタゾン)
- 眼科検査用試験紙
- フローレス眼検査用試験紙(フルオレセイン)
- その他製品
- ゾーンクイック(フェノールレッド糸)
- シルメル試験紙
事業所一覧
[編集]本社 (東京都中央区銀座四丁目 歌舞伎座タワー19F)
営業所・支店
- 札幌営業所 (北海道札幌市北区北10条西四丁目1-19)
- 東北支店 (宮城県仙台市青葉区上杉一丁目5-15)
- 関東支店 (埼玉県さいたま市大宮区吉敷町一丁目89-1)
- 東京支店 (東京都中央区日本橋室町四丁目2-16)
- 名古屋支店 (愛知県名古屋市中区丸の内一丁目9-11 第40KTビル4階)
- 関西支店 (京都府京都市下京区四条烏丸通烏丸東入長刀鉾町20)
- 中国・四国支店 (広島県広島市中区大手町二丁目8-5 合人社広島大手町ビル7階)
- 九州支店 (福岡県福岡市博多区博多町二丁目1-1)
工場・研究所
業績の推移
[編集]業績の推移は以下の通りである。
2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
売上高 [億円] | ー | 96.6 | 217.0 | 232.4 | 249.6 | 127 | 253.9 | 297.8 |
純利益 [億円] | ー | - 2.9 | 11.0 | 20.9 | 14.9 | - 26 | 6.4 | 4.3 |
※2019年10月1日付で旧あゆみ製薬株式会社(消滅会社)を吸収合併して営業を引き継いでいるため、2019年度には、消滅会社の2019年4月1日~2019年9月30日の業績は含まれていない。
経営者による業績目標は以下の通りである。2015年、2016年における目標は未達となっている。
年月日 | 記事内容 | 発言した経営者 | 参考文献 | 達成状況 |
---|---|---|---|---|
2015年12月28日 | 今後5年間で500億円まで伸ばしたい | 大内光(代表取締役社長) | 日経ビジネス[7] | 未達 |
2016年1月29日 | 当初10年後に予定していた売上目標500億円を5年後に前倒しする | 大内光(代表取締役社長) | 薬事日報[8] | 未達 |
2019年10月21日 | 「売上1000億円目指す」‐5年以内 | 唐沢清紀(代表取締役社長) | 薬事日報[9] | - |
不祥事
[編集]・2020年10月22日 カロナール錠300 バラ500錠 自主回収[10]
関連項目
[編集]- 参天製薬
- ジーシー昭和薬品
- 第一三共ヘルスケア - 同社へ「カロナール」の商標使用を許諾し、同社の製造販売により当社が医療用として発売している「カロナール錠300」と同一成分を配合した一般用「カロナールA」が2024年1月に発売された。
- 抗リウマチ薬
- ブラックストーン・グループ
脚注
[編集]- ^ a b c d e f “第3期 決算公告” (PDF). 2021年11月18日閲覧。
- ^ 『株式譲渡のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)あゆみ製薬株式会社、2019年3月15日 。2019年12月15日閲覧。
- ^ “合併公告” (PDF). あゆみ製薬株式会社 (2019年8月25日). 2020年4月11日閲覧。
- ^ “法人番号公表サイト”. 国税庁. 2019年10月1日閲覧。
- ^ 『代表取締役の異動に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)あゆみ製薬ホールディングス、あゆみ製薬(2社連名)、2021年6月25日 。2022年11月9日閲覧。
- ^ “電子公告|あゆみ製薬について|あゆみ製薬株式会社”. www.ayumi-pharma.com. 2019年11月26日閲覧。
- ^ “トップインタビュー|あゆみ製薬株式会社”. www.ayumi-pharma.com. 2019年11月26日閲覧。
- ^ “3年後にバイオ後続品投入‐あゆみ製薬・大内社長に聞く : 薬事日報ウェブサイト 薬学生版”. 2019年11月26日閲覧。
- ^ “【あゆみ製薬】唐沢社長「売上1000億円目指す」‐5年以内、事業拡大に意欲|薬事日報ウェブサイト”. 2019年11月26日閲覧。
- ^ “自主回収のお知らせ”. あゆみ製薬株式会社. 2020年10月22日閲覧。
外部リンク
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