あなたがいなければ祖国もない
表示
本作は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を本国とする著作物です。 日本国著作権法上の保護対象ではありませんが(最判平成23年12月8日・民集65巻9号3275頁)、ウィキペディアのサーバー設置国であるアメリカ合衆国(米国)においてはウルグアイ・ラウンド協定法(URAA)に基づき、米国著作権法上の保護対象とされています(権利回復日)。 このため、日本国著作権法第32条および米国著作権法第107条によりフェアユースと認められる形式の引用を除き、著作物のウィキペディアへの掲載は著作権侵害となります。また、演奏などの著作隣接権についてもご注意ください。 |
あなたがいなければ祖国もない(あなたがいなければそこくもない、朝鮮語: 당신이 없으면 조국도 없다)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の楽曲。
「あなたがいなければ祖国もない」 | |
---|---|
普天堡電子楽団の楽曲 | |
発祥 | 朝鮮民主主義人民共和国 |
ジャンル | DPRK-POP |
作詞者 | リ・ジョンオ(李鍾旿、리종오) |
作曲者 | ファン・ジニョン(黄真永、황진영) |
あなたがいなければ祖国もない | |
---|---|
各種表記 | |
チョソングル: | 당신이 없으면 조국도 없다 |
漢字: | 當身이 없으면 祖國도 없다 |
RR式: | Dangsini eopseumyeon jogukdo eopda |
MR式: | Tangsini ŏpsŭmyŏn chogukto ŏpta[1] |
概要
[編集]「あなたがいなければ祖国もない」は、北朝鮮の前最高指導者金正日の才能と美徳を称え、苦難の行軍から脱出したことを宣言している。この曲は先軍政治や主体思想といった北朝鮮の基本政策を象徴するものと考えられており、ラジオや街頭のスピーカーなどを通して頻繁に放送されることが多い[2]。
「あなたがいなければ祖国もない」は、1993年に北朝鮮国防委員長となった金正日のために作曲された[3]。数ある金正日の歌のなかでも代表曲として認識されることが多く[4]、最高指導者を称えた歌であることもあり、北朝鮮国内では人気のある曲の一つとされる[3]。公式な式典の開会式で「金日成将軍の歌」が流されると、閉会式の際にはほぼこの曲が使われる[5]。
替え歌
[編集]長年安倍晋三を応援してきた元小学校教師の70代女性が、自身が作詞した「安倍総理応援歌」をTwitterに投稿した。MGTOW NEWS (@MGTOW_JP) が安倍晋三の肖像画を背景に「あなたがいなければ祖国もない」のメロディとこの歌詞を組み合わせたミュージック・ビデオをカラオケ用としてTwitterに投稿し、翌日にはbilibiliに転載され人気を博し、2020年6月21日時点で再生回数10万回以上を記録している。2020年6月中旬頃からはこの替え歌を歌唱した動画が投稿されるなど[6]、様々なバージョンの動画が誕生した[7]。
脚注
[編集]- ^ Keith Howard (January 2006). Korean Pop Music: Riding the Wave. Global Oriental. p. 163. ISBN 978-1-905246-22-9
- ^ Marshall Cavendish Corporation (2007). World and Its Peoples: Eastern and Southern Asia. Marshall Cavendish. pp. 929. ISBN 978-0-7614-7631-3
- ^ a b Sue Vander Hook (1 January 2011). Communism. ABDO. p. 70. ISBN 978-1-61758-947-8
- ^ Dalton Fury (20 October 2015). One Killer Force: A Delta Force Novel. St. Martin's Press. p. 58. ISBN 978-1-4668-7090-1
- ^ Eddie Burdick (26 May 2010). Three Days in the Hermit Kingdom: An American Visits North Korea. McFarland. p. 328. ISBN 978-0-7864-5653-6
- ^ “「安倍総理応援歌」中国ネットで人気の珍現象 動画は10万再生超え...いったい何が?”. J-CAST ニュース (2020年6月21日). 2021年1月2日閲覧。
- ^ 豬貓貓 (2020年6月22日). “太嗆!安倍粉作詞「總理應援歌」爆紅 網友換裝秒變「老乾爸」” (中国語). ETtoday新聞雲. 2021年1月2日閲覧。