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T

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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Tt Tt
ラテン文字
Aa Bb Cc Dd    
Ee Ff Gg Hh    
Ii Jj Kk Ll Mm Nn
Oo Pp Qq Rr Ss Tt
Uu Vv Ww Xx Yy Zz
  • 各行左側のAEIOUは母音である。

Tは、ラテン文字アルファベット)の20番目の文字。小文字はtギリシャ文字Τ(タウ)に由来し、キリル文字Тに相当する。

字形

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筆記体
ジュッターリーン体

大文字と小文字とで異なる。

  1. 大文字は、上に書かれた横線と、中央から下がる縦線で構成される。フラクトゥールのように、下にも短い横線が付くことがある。
  2. 小文字は、大文字に似るが、2線が上部で交差する。縦線の下部はしばしば右に曲がり、折り返すことがある。フラクトゥール。筆記体では、左下から縦線につながる。筆記体は横線をあとに書くが、縦線下部から左上に折り返して横線を続けて書く場合がある。

呼称

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音素

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この文字が表す音素は、無声歯茎破裂音 /t/ないしその類似音である。

  • tiに母音字が続く場合が多く、英語ではシの子音/ʃ/(IPA) = /S/(X-SAMPA)に、フランス語では「スュィ」/sj/になる。またドイツ語では「ツィ」/tsi/になる。
  • フランス語では語尾の t を黙字とする(ごく一部の単語を除く。例:Est(東), concept, district 等)。ただし、後続の単語が母音で始まっていれば、リエゾンして発音する。
  • 英語のthは、当該記事を参照のこと。
  • ドイツ語のtschは/tʃ/である[1]
  • 日本語のローマ字表記ではタ行の子音に用いられる。ただし、ヘボン式では「」は別の子音(ch)となり、「」は破擦音であるためsを加えtsとなる。
  • 朝鮮語のローマ字表記である文化観光部2000年式ではおよび終声の(母音が後続しない場合)に用いられる。マッキューン=ライシャワー式では語頭などの無声で発音される初声にもtを用いる。初声のはどちらの方式も2つ重ねて tt となる。
  • 中国語漢語拼音では有気歯茎破裂音に用いられる。

T の意味

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  • Tは、世界共通の郵便物の料金未納又は料金不足郵便物の記号として使用される。逓信省が郵便マークを一旦「丁」と発表したが、「丁」と形の似ている「T」が料金未納の意味であることが分かったので、後に「」の誤りと発表した、と言われている。
  • 大正の略記。
  • LISPで、t は真を表す。偽は nil である。
  • 古代ローマ人の個人名ティトゥス (Titus) の略。
  • カルテ、処方箋等で錠剤 (tablet) を表す。
  • 人物のプロフィールで身長を示す。例えば T170 は身長 170cm の意味。
  • 証券業界で証券コードの後に<xxxx.T>のようにつけて東京証券取引所上場企業を表す。
  • アメリカンフットボールポジションの一つであるタックル (Tackle) の略称。
  • Tフォーメーション - アメリカンフットボールにおける戦略の一つ。
  • アメリカのレーティング審査組織Entertainment Software Rating Boardによる13歳以上対象の表示(Teen の略)。
  • 引掛形コンセント。構内電気設備配線用図記号 (JIS C 0303:2000) で用いられる。コンセントの図記号に傍記。
  • タイマ付スイッチ。構内電気設備配線用図記号 (JIS C 0303:2000) で用いられる。スイッチの図記号に傍記。

科学・数学・単位

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乗り物・交通

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  • T字路は丁字路(ていじろ)のこと。

鉄道

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自動車

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  • トヨタ車の形式名に於いては、以下の意味がある。
  • トヨタ車、日産車のエンジンにおいてターボ仕様を意味する符号。
    • トヨタの場合エンジン形式のハイフンの後につくと、ターボエンジンを意味する。(例:2E-TE、3S-GTE、2JZ-GTE)
    • 日産の場合は後ろにつく(例:SR20DET)が、ツインターボの場合は"TT"(例:RB26DETT)、ディーゼルインタークーラーターボの場合は"Ti"(例:ZD30DDTi)となる。

企業・ブランド

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衣料品

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人物・その他

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符号位置

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大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
T U+0054 1-3-52 &#x54;
&#84;
t U+0074 1-3-84 &#x74;
&#116;
U+FF34 1-3-52 &#xFF34;
&#65332;
U+FF54 1-3-84 &#xFF54;
&#65364;
全角
U+24C9 &#x24C9;
&#9417;
U+24E3 1-12-52 &#x24E3;
&#9443;
丸囲み
🄣 U+1F123 &#x1F123;
&#127267;
U+24AF &#x24AF;
&#9391;
括弧付き
𝐓 U+1D413 &#x1D413;
&#119827;
𝐭 U+1D42D &#x1D42D;
&#119853;
太字

他の表現法

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同名の作品

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出典

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  1. ^ [1] - 広島大学の助教授(当時、現在は教授)岩崎克己による。なお経歴の根拠は[2]

関連項目

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