【推しの子】
【推しの子】 | |
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ジャンル | 青年漫画 |
漫画 | |
原作・原案など | 赤坂アカ |
作画 | 横槍メンゴ |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | 週刊ヤングジャンプ 少年ジャンプ+ |
レーベル | ヤングジャンプ・コミックス |
発表号 | 2020年21号 - |
発表期間 | 2020年4月23日[1] - |
巻数 | 既刊11巻(2023年3月17日現在) |
アニメ | |
原作 | 赤坂アカ、横槍メンゴ |
監督 | 平牧大輔 |
シリーズ構成 | 田中仁 |
脚本 | 田中仁 |
キャラクターデザイン | 平山寛菜 |
音楽 | 伊賀拓郎 |
アニメーション制作 | 動画工房 |
製作 | 【推しの子】製作委員会 |
放送局 | TOKYO MXほか |
放送期間 | 2023年4月12日 - |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
『【推しの子】』(おしのこ)は、赤坂アカ(原作)、横槍メンゴ(作画)による日本の漫画作品。
『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて、2020年21号より連載中[1]。1週遅れでウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』(集英社)でも毎週木曜更新で連載されている[2]。
概要
原作担当の赤坂にとって4作目、作画担当の横槍にとって6作目となる連載作品であり、赤坂は『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』連載中に本作を始めており、異例の2作品同時週刊連載となった[2]。
主人公の青年が死後に前世の記憶を持ったまま、推していたアイドルの子供に生まれ変わる「転生もの」[3]。ファンタジー設定でありながら、サスペンス要素や現代社会を投影した展開、芸能界の闇へ切り込むリアルさが本作の特徴である[4]。
「推し」は、アイドルファンなどの間で「応援している人」の意味で使われ[4]、本作タイトルは「推していたアイドルの子供に転生する」という意味が込められており、主人公とその妹のことを指す[5]。表題に含まれる隅付き括弧(【】)は、外側が二重線になった独自記号を用いるのがタイトルロゴでの正式表記とされ、演出上の意味がある伏線となっている[6]。
作品解説
執筆
この節の加筆が望まれています。 |
原作を担当する赤坂が、作画を担当する横槍に本作のプロットを見せたのは連載開始の2年前であったとされ、その時点では内容の相談という形であったものの、既に横槍との共著も想定した内容となっていた[7]。横槍と組むことを正式に決めたのは、横槍が読み切り漫画『「かわいい」』を発表した時点(2019年9月[8])とされる[7]。
伏線や構成の筋道については執筆前からブレることなく作りこんでいたとしており、恋愛リアリティショー編をはじめ、取り上げる題材については初期プロットの段階から構想が固まっていたという[7]。
ただし登場人物の関係性については連載のライブ感を重視し、流動的に変更を加えているとされる[7]。具体的には、当初の中心人物として登場する星野アイが早々と物語から退場する展開や[7]、あまり重要ではない立場で登場したMEMちょが主要登場人物のアイドルユニットに加わりレギュラーキャラクターとなる展開は[7][9]、連載中に思いついて変更した展開とされる。
「芸能界の闇に切り込む作品」[4]として評価されることも多い本作だが、赤坂や横槍によれば、芸能界の裏側を暴露するジャーナリズム性は本作の本題ではなく、むしろ「そこをメインにしてしまったら、作品としては終わり」であるとし、糺すべき悪人がいるなら司法を通すべきで、漫画を通じて訴える題材ではないという考えを示した[7]。赤坂は、芸能界を縛るしがらみや慣習により、人々の奮闘が幸せな形に繋がらない実情を描くことで「作り手と受け手側のディスコミュニケーションを少しでも埋められる漫画」を目指しているとしている[7]。
評価
発表年 | 賞 | 部門 | 結果 |
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2021年 | 全国書店員が選んだおすすめコミック2021 | 4位[10] | |
出版社コミック担当が選んだおすすめコミック 2021 | 4位[10] | ||
マンガ大賞2021 | 5位[11] | ||
みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞 2021 | 3位[12] | ||
次にくるマンガ大賞 2021 | コミックス部門 | 1位[13] | |
第67回小学館漫画賞 | 一般向け部門 | ノミネート[14] | |
2022年 | 第26回手塚治虫文化賞 | ノミネート[15] | |
第46回講談社漫画賞 | 総合部門 | ノミネート[16] | |
第5回アニメ化してほしいマンガランキング | 総合部門 | 5位[17] | |
このマンガがすごい!2022 | オトコ編 | 7位[18] | |
マンガ大賞2022 | 8位[19] |
芸能界の華やかな部分とシビアな部分の双方を描いた本作は、斬新な設定や先の読めない展開も相まって大きな反響を呼んでいる[20]。個性的な作風の作家がタッグを組んだものの、その個性が反発することなく、「彼らだからこそ織りなせる独自の世界観をうまく創り上げている」と評される[5]。
売り上げにおいては、2020年7月1日から9月30日まで発売された単行本第1巻は、同期間に日本でもっとも売れた作品となった[21]。2023年6月時点で単行本の累計部数は900万部を突破している[22]。
2021年6月に「第5回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」にて3位受賞[23]、同年8月には「次にくるマンガ大賞 2021」にてコミックス部門1位を受賞した[13][24]。
現実の自殺事件と似た展開への遺族からの抗議と報道、それらに対する反発
本作は2020年4月に連載を開始したが、それから間もない2020年5月、日本の恋愛リアリティ番組『テラスハウス』に出演していた、女子プロレスラーの木村花の自殺が起こった。そして同年10月、第三章「恋愛リアリティショー編」で、主要登場人物のひとりが番組収録中のハプニングを発端として過度の誹謗中傷を受け、自殺を試みて未遂に終わるという展開が描かれた。
ネット炎上によって心理的に追いつめられる登場人物の様子はショッキングに描かれ、読者の間で話題となった[7]。このシナリオが木村花の自殺をモチーフにしていると言われることがあるが[25][26]、原作者の赤坂は、「恋愛リアリティーショー編は連載前から準備していた初期プロットの段階で既に構想されていたもので[7][27]、当初から予定していた内容と類似した事件が連載中に起きてしまったことはアクシデントである」としており[27]、木村花の自殺事件を下敷きにストーリーを展開したことは否定している。なお、「YouTubeは非常に人気があり、動画は字幕付きで視聴され、脚本はますますアニメやマンガに基づいており、リアリティショーが原因で自殺する例も出ている。これらすべての事実を考慮した」と、それより前からエンターテインメント界で取り沙汰されていた事象を総合的に取り上げたことは肯定している[28]。劇中においても、世界各国で人気の恋愛リアリティショー番組が、過去に50人近い自殺者を出しているという実情を登場人物に指摘させている[29][30]。原作の赤坂はエピソードの意図について、誰もがいつ、誹謗中傷をする側にも受ける側にもなり得る「みんなのお話」であると訴えることを意図したとし、作画の横槍も、普段から感じていることを心を込めて描いたとしている[7]。
しかし、原作者の赤坂が木村花とストーリーの関連性を否定した後も、両者は引き続き関連付けて論じられ[25][26]、2023年5月に本作のテレビアニメ版で該当エピソードが映像化されたことで議論が再燃した[31]。
木村花の母親であり元プロレスラーの木村響子は「友人が木村さんの事件がモチーフになっていると知らずにその話を見てしまい、フラッシュバックが原因で息ができなくなるくらい苦しくなった」「実際にあった話をそのまま使うことで花を大切に想う人たちが深く傷つくことは想像できないのかな」「まして、命日が近いタイミングでアニメ配信?」と語り、制作者に対して「売るため話題になるためなら手段を選ばない」「心から軽蔑します」などと、強い言葉で非難した[32][33]。しかし上記のとおり、「木村花の事件がモチーフになっている」「実際にあった話をそのまま使った」という木村の主張は2021年の時点で既に否定されたことである[27]。この主張に反発したファンから木村へ抗議が殺到したことに対し、「問題提起をする素晴らしいアニメ、とファンの方が私に言ってくるんですが、そんな素晴らしいアニメのファンの方がなぜ私を誹謗中傷するのか」「作者や個人を責める気はない。作品が世に出る段階で配慮が足りなかったことが悲しくなる、問題提起をしてる作品と聞いているので出来れば応援したいが、SNSで実際にそういう被害を受けた人たちが苦しくなるやり方をやる必要はないと思います」などと述べた[32]。
あらすじ
- 第1章「幼年期」(第1巻第1話 - 第10話)
- 田舎の産婦人科医ゴローは、自分に懐いていた患者で、12歳の若さで亡くなった少女さりなの影響によりアイドルオタクになっていた。そんな彼の元に、活動休止中の彼の推しアイドル・星野アイが双子を妊娠した状態で現れる。子供を産むこともアイドル活動も諦めないというアイに改めて魅力を感じ、彼女の内密出産を全力で応援することにしたゴローは、彼女の主治医としてつきそう。しかし、アイの出産日に、ゴローはアイのストーカーのリョースケによって殺される。
- ゴローはアイの子供、星野愛久愛海(アクア)として生まれ変わる。アクアの双子の妹である星野瑠美衣(ルビー)は、さりなが生まれ変わった姿だった。二人は互いに生まれ変わる前の記憶を持っていることを知るが、自分たちがかつての医者と患者の関係であったことまでは気づかない。そのまま二人は、出産したことを隠しつつアイドル活動を再開したアイを応援しながら、アイのもとで成長していく。
- やがてアイの人気はますます上昇し、東京ドームでのライブを控えるまでになる。しかし、アイは自宅に押しかけてきたリョースケに刺され、アクアとルビーの目の前で死んでしまう。
- リョースケは自殺し、アクアとルビーはアイの芸能事務所「苺プロダクション」の社長である斉藤夫妻の子として成長していく。アクアは、リョースケにアイの妊娠や病院、転居直後の住所などの情報を提供した黒幕がおり、その人物は自分とルビーの実父と思われると推察した。アイの交流の範囲から、実父は芸能界にいる可能性が高いと考え、その人物への復讐を誓う。
- 第2章「芸能界」(第2巻第11話 - 第20話)
- 中学生になったルビーは、母のアイのようなアイドルになることを目指す。アクアは、ルビーがアイと同じような目に遭わないため、また自分の復讐劇にルビーを巻きこまないためにも密かに反対していたが、ルビーの情熱は変わらない。結局、ふたりの養母である斉藤ミヤコが現在経営する苺プロダクションからの十数年ぶりの新規アイドルグループの一員としてデビューする契約をする。
- 一方、アクアは芸能界に近づくため、かつてアイとアクアが出演した映画の監督を務めていた五反田泰志のもとで映画制作の手伝いをしていたが、五反田はアクアに役者の才能を見いだしていた。やがてルビーは陽東高校の芸能科、アクアは一般科を受験する。
- その陽東高校で、五反田の映画に出演したことがある「元・天才子役」の有馬かなと再会。かつてアクアの演技に心を奪われたかなは、ドラマでの共演をアクアに誘う。そのドラマのプロデューサー鏑木勝也は、アイと交流があったため自分たちの父親の可能性があると考えアクアは誘いに乗り、ドラマ「今日は甘口で」に出演して好評を得る。鏑木は結局アクア達の血縁者ではなかったが、アクアに注目した鏑木は、彼を恋愛リアリティショー「今からガチ恋始めます」への出演に誘う。アクアは引き換えに鏑木からアイの情報を得るため話を受ける。
- アクアとルビーは陽東高校に入学する。芸能科は既に芸能界で活躍する同級生ばかりでルビーは焦りを覚えるが、共にアイドルグループでデビューするメンバーがまだ見つからない。そこでルビーとアクアは、かなをメンバーに誘う。
- 第3章「恋愛リアリティショー編」(第3巻第21話 - 第4巻第32話)
- まだデビュー曲も決まっていないルビーとかなだが、正式デビューに向けて準備を進め、ルビーはユニット名をアイのいたアイドルグループと同じ「B小町」に決める。恋愛リアリティショーでアクアと共演する黒川あかねは、共演者の鷲見ゆきの顔を傷つけてしまいそのためにネットがバズったことを苦にして自殺を図る。MEMちょとアクアの機転により自殺は未遂に終わるが、あかねは番組を休演する。アクアはあかねの自殺未遂をマスコミにリークするとともに出演者のゆき、MEMちょ、熊野ノブユキ、森本ケンゴ、番組スタッフの協力を得て、「私たち目線の今ガチ」をネットにアップしあかねは番組への復帰を決意する。アクア、ゆき、MEMちょの3人はあかねに自分を護るためにキャラクターを演じることを勧め、あかねはアクアの好みのタイプが“アイ”であることを知り、優れたリサーチ力、演技力、洞察力を活用して、アクアやルビーが目を見張るほどのアイを演じて、アクアの強い関心を引く。そしてアクアが自分を異性として見ていないことを知りつつ、アクアとカップルになった番組の終了後も、彼と交流を続けることを望む。元々アイドル志望だったMEMちょはアクアに勧誘され、ルビー、かなとともにB小町の一員となる。
- 第4章「ファーストステージ編」(第4巻第33話 - 第40話)
- 人気ユーチューバーであるMEMの手腕により、新生B小町の知名度は徐々に上がる。鏑木はアクアだけではなくB小町にも興味を抱き、彼のコネでB小町最初のライブステージはJIF(ジャパン・アイドル・フェス)という大きな舞台に決定した。ぴえヨンの覆面を被ったアクアのサポートもあり、JIFのステージはアイドルデビューとして上々の滑り出しとなる。そんな中で、アクアのサポートに気づいたかなはさらに彼を意識し、複雑な感情を抱く。
- 第5章「2.5次元舞台編」(第5巻第41話 - 第7巻第66話)
- 鏑木の誘いで、アクアはかな、あかね、また「今日は甘口で」で共演した鳴嶋メルトらと共に、人気漫画「東京ブレイド」の舞台(2.5次元舞台)に出演する事が決まる。鏑木の話を聞いたアクアは、舞台の劇団ララライに自分たちの父親がいる可能性があると考えていた。だがアクアは稽古中、アイが死んだときのトラウマが蘇って倒れてしまう。そのアクアを介抱していたあかねは、さまざまな状況証拠から、アクアとルビーの実母がアイだということに気がつき、アクアが何をしようとしているのかも察する。舞台の方は、アクアは五反田の助言を得て乗り切り、他の役者の熱演などもあって、結果的に大盛況となる。
- 第6章「プライベート」(第7巻第67話 - 第8巻第80話)
- 密かに舞台関係者のDNAを収集し鑑定に出していたアクアは、主演役者の姫川大樹が自分の異母兄であることを知り、彼に話を聞く。すると姫川の父である上原清十郎は妻との心中で既に死去しているという。復讐する相手が既にこの世にいないと考えたアクアは憑きものが落ちたかのようになり、今までの話をあかねに打ち明けるが、あかねはアクアが重大な見落としをしていることに気がつく。
- 一方でB小町はMEMの発案により新曲のMVロケに行くことになるが、偶然にもその場所はかつてアクアとルビーが生まれた病院がある宮崎県高千穂町だった。そこでルビーは、アイを殺した人間が、自分が生まれ変わる前に慕っていた病院の「せんせ(先生)」ことゴローをも殺していたことを知り、復讐を願う。
- 第7章「中堅編」(第9巻第81話 - 第10巻第100話)
- アイとゴローを殺した人間の手がかりを求めて芸能界での影響力を強めようと、かつて苺プロの社長だった斉藤壱護の協力も得て、精力的に動くルビーの力によりB小町、そして何よりルビー個人の知名度はどんどん上がっていた。マルチタレントとして順調に活動の幅を広げていたアクアも、壱護の存在に気付いて会いに行く。そこでアクアは物事が起こった時系列的に、「姫川の戸籍上の父である故人の上原清十郎と、姫川、アクア、ルビーの実父は別人である」可能性が非常に高いことを気づかされる。先にそのことに気づいていたあかねは、カミキヒカルという存命の人物がアクア達の実父である可能性が高いと睨む。あかねはアクアを復讐から解放するため自分が決着をつけようとするが、その事に気づいたアクアは、あかねを巻き込まないために彼女との関係を絶つ。
- 第8章「スキャンダル編」(第11巻第101話 - 第108話)
- 最近のB小町のヒットはルビーあってのものだとわかっていたかなは悩み、演技の仕事がしたいと考えていた。そんな中で島政則という監督と話す機会を得たかなは自分を売り込みにかかり、島に誘われて彼のマンションに出入りする場面を週刊誌記者に撮影されていた。スキャンダル記事の載った週刊誌が出る直前、かなを救いたいというルビーの願いを聞いたアクアは、記事を取り下げるバーターとして、自分とルビーが、かつて東京ドームライブの当日に殺害されたアイドルであるアイの隠し子だというネタを渡す。母の名誉を汚したとしてアクアはルビーに恨まれるが、結果としてかなの記事は出ず、「亡き母の遺志を継いで活動する」アクアとルビーの知名度もさらに上がる。
- 第9章「映画編」(第11巻第109話 - )
- アクアと五反田は、五反田が監督、脚本は五反田とアクア共著によるアイの伝記映画「15年の嘘(仮)」の企画を鏑木に持ち込む。その出演者としてアクア自身のほか、ルビーたちB小町のメンバーや、あかね、フリルらが候補に挙がる。あかねの行動からカミキの存在に気付いていたアクアは、復讐計画の最終段階に進んでいた。
登場人物
担当声優はテレビアニメ版での配役。
主要人物
- アクア / 星野 愛久愛海(ほしの あくあまりん)[34]
- 声 - 大塚剛央(アクア[35]) / 内山夕実(アクア・幼少期[35]) / 伊東健人(ゴロー[35])
- 本作の主人公。星野アイの息子でルビーの双子の兄。芸名は「アクア」[36]あるいは「星野アクア」。
- 転生前の名前は雨宮吾郎(あまみや ごろう)で、宮崎県中山間地域[注釈 1]の産婦人科医。さりなからは「ゴロー」と呼ばれる。亡くなった入院患者・さりなの影響で、アイドル「B小町」のアイのファンになる。
- 第一話にて、偶然妊娠中のアイが病院を訪れ、医師として出産を見守ることになる。しかし、出産直前にアイのストーカーに襲われ死亡(死体は後に白骨化していたところをルビーたちに発見される)。アイの双子の子供として転生する。
- 母親からの遺伝で右目に星マークが入っている。前世の記憶を有しており、赤子の段階で会話できた。幼児まで成長した頃に、撮影現場で五反田監督に気に入られて、苺プロダクションの子役としてデビューする。
- 演技力は平凡だが、コミュニケーション能力の高さや頭の回転の早さを演技に活かす。前世では国立医大に合格しており頭脳明晰。高校入試時の偏差値70超え[38][39]。
- 一章終盤の事件に実の父親が関与していると推測し、復讐を誓う。アイの交友関係の狭さから父親は芸能界にいるとにらみ役者を目指す。
- 二章では冷静かつドライな性格になり不愛想であるが、さり気なく相手を気遣うことができる。また、妹に対して過保護気味となり、しばしば「シスコン」と言われる。二章で陽東高校の一般科に入学する。
- 自分には才能がないと役者をあきらめて、裏方で芸能界に関わろうと五反田監督の下で映画製作の手伝いをしていたが、再会したかなに誘われたドラマ『今日は甘口で』のプロデューサーが父親の可能性があったため、ヒロインに付きまとうストーカーの役で出演する。
- 作者からの愛称は「あーくん」。
- ルビー / 星野 瑠美衣(ほしの るびい)[34]
- 声 - 伊駒ゆりえ(ルビー[35]) / 高柳知葉(さりな[35])
- 星野アイの娘でアクアの双子の妹。芸名は「ルビー」[36]あるいは「星野ルビー」。
- 転生前の名前は天童寺さりな(てんどうじ さりな)。さりなはアイと同い年でアイを敬愛するアイドルオタクだった。ゴローの勤務する病院で闘病生活を送っており、ゴローのことも慕っていた。しかし、アイの出産の4年前に死亡する。12歳没[34][40]。死因は退形成性星細胞腫[40]。
- 一章にて、アイの双子の子供として転生する。兄と逆で左目に星マークが入っている。兄同様、赤子の段階で喋れる。オタク気質は転生前と変わらず、その性格でしばしば兄をドン引きさせる。一方で天性の演技力の持ち主で、アイのスキャンダルを売ろうとしたミヤコに対して、「神」を演じて脅して従わせた。なおアクアには同じ転生者であることは知られているが、転生前が誰だったのかはお互い気づいていない。
- 二章終盤で陽東高校の芸能科に入学する。二章では母親と同じアイドルになろうとオーディションを受けていたが、アイと同じ目に合わせたくないとアクアが裏で断っていた。スカウトを受けたのをきっかけに信頼できない事務所に任せるよりはと、アクアとミヤコの提案で苺プロダクションのアイドルとして契約し、有馬かなをスカウトしてアイドルグループ名を「B小町」とする。メンバーカラーは赤。
- 快活で純粋な性格であるが、人の好き嫌いが激しく過激な一面も持ち合わせている。前世の反動もあり運動好きで、幼児の時点で身体能力が優れていた。その一方で、歌は下手。
- ルビーとしてB小町を再結成した理由には、アイができなかったドーム公演の実現という目標の他に前世で好きだったゴローと再会したいとの思いも動機に含まれていた。
- アイ / 星野 アイ(ほしの アイ)
- 声 - 高橋李依[35]
- アクアとルビーの母。アイドルグループ「B小町」のセンター[34]。物語開始時点でグループ結成4年目の16歳。
- 非常に整った顔立ちの少女。両目に星マークが入っている。常に明るくポジティブで、双子出産後すぐにアイドルに復帰するバイタリティの持ち主。子供がいることは内緒にしており、アクアとルビーは名目上「事務所社長の子供」ということになっている。
- 子どもの時に母親が窃盗で捕まり施設に入り、釈放された後も引き取りに来なかったので、そのまま施設で育った。生い立ちが原因で、他人の愛し方がわからず、スカウトの際に「嘘でも愛してると言えば、そのうち本当になるかもしれない」と言われてアイドルになった。演技力と歌唱力はやや平凡ながら、自分は嘘でできていると、アイドルとしての自分の魅せ方に関して研究し、周囲を引き付けるカリスマ性を発揮する。自身の生い立ちから、賑やかな家庭に憧れていた。
- 一章終盤でストーカーをしていたリョースケに刺殺されたが、子供たちのみならず自分を刺したリョースケにさえも慈愛に満ちた態度で接した[34]。20歳没[34][注釈 2]。アイドル活動中も死亡後も、本名の姓は公表されていなかった[44]。
苺プロダクション
事務所の規模は物語開始時点で弱小レベル。B小町解散後はアイドル部門はなくなり、ネットタレントのマネジメントに手を広げて運営が成り立っていたが、ルビーの情熱を受けて十数年ぶりに新規アイドルグループを立ち上げる。
- 斉藤 壱護(さいとう いちご)
- 声 - 江川央生
- アイが所属する苺プロダクションの社長。ちょび髭・茶髪・サングラスが特徴の中年男性。
- 孤児だったアイをスカウトし、身元引受人になった。二章では連絡が付かなくなっているが七章ではルビーと接点を持ち、ルビーがテレビ業界でアイドルとして活躍するためのプロセスを教授している。
- 斉藤 ミヤコ(さいとう ミヤコ)
- 声 - Lynn[45]
- アイが所属する苺プロダクションの社長夫人。二章では失踪した壱護に代わって社長に就任。
- 美少年に近づくために壱護と結婚し、あわよくば再婚をもくろむ。一章ではアイの仕事中は双子の親として面倒を見ていることにストレスを感じ、週刊誌に売ろうとしたが、本来言葉も話せないはずの赤子のルビーが人語を話し、自らが神の化身であると言ったのを信じて良いように使われるようになる。しかし、面倒を見ているうちに、アクアとルビーを自分の子のように大事に思うようになる。
- アイの死後、身寄りの無くなったアクアとルビーの育ての親となる。
- 有馬 かな(ありま かな)
- 声 - 潘めぐみ[35]
- 役者の少女。童顔で可愛く自覚もあるが、アイドルとして通用する自信はない。皮肉屋で毒舌家であり、感情が高ぶると強い言葉が出る。周りの演技を綺麗に受ける適応型の演技をする。
- 「10秒で泣ける天才子役」と評判で演技に自信を持っていたが、共演したアクアの監督の意図を理解した演技を見て、「負けた」と言って悔しがる。それ以来、アクアを意識し続けていた。ルビーに対しては、「重曹を舐める天才子役」と間違えられたり、面と向かって「好きじゃない」と言われた事もあり、あまり好印象は抱いていなかった。ルビーを「顔だけの女」と言っているものの、アイを彷彿させる何かを感じており、芸能人としての可能性は感じている。
- 二章では、陽東高校の先輩としてアクアたちと再会。旬が過ぎて仕事がなくなっているが、その反省で協調性を身に着けて我を通さずに作品の品質貢献に勤めている。事務所に所属していなかったため、ルビーとアクアからアイドルグループに勧誘される。当初は断るつもりでいたが、アクアの説得に流される形で苺プロダクション所属のアイドルになった。
- 子役時代に曲を出しているが、1曲目のピーマン体操以外は売れていないので歌唱力に自信はないと主張する(練習を重ねて四章の時点ではとても上手い)。しかし、他の2人があまりにも下手なのでいやいやながらも「B小町」のセンターになった。メンバーカラーは白。ピーマン体操の事は黒歴史だと主張する。
- 「よくわかるマネートレード」「よくわかるエリマキトカゲ」「よくわかるインターネットウミウシ」等、「よくわかる〇〇」という本を頻繁に読んでいる[46]。
- 作者、読者からの愛称は「重曹ちゃん」。劇中でもルビーとのやり取りを通じ、劇中の「B小町」のファンの間でも定着している描写がある[47]。
- ぴえヨン
- 声 - 村田太志[48][49]
- ひよこの覆面を被った覆面筋トレ系ユーチューバー。小中学生に大人気の苺プロダクションの稼ぎ頭で年収は1億円。
今からガチ恋始めます
芸能活動している高校生たちが週末にイベントを通じて交流を深める恋愛リアリティショー。通称「今ガチ」。
- 黒川 あかね(くろかわ あかね)
- 声 - 石見舞菜香[35]
- 女優の高校2年生。儚げな雰囲気の美人。奥手で自己主張が苦手、バラエティ映えしない性格だとして自己評価も低いが、真面目な努力家。役にどっぷり入り込む没入型の演技をする。感受性豊かであり、他者の心に寄り添おうとする。
- 一流の役者しかいない劇団「ララライ」の若きエースで、与えられた役に対してプロファイリングを参考にした徹底的な洞察と考察を行い、それらを完璧に演じる天性のセンスは有馬ですら「天才と呼ぶしかない」と嫉妬するほどの演技力の持ち主。
- 番組スタッフに悪女をやるといいとアドバイスを受け、その結果ネット上で大炎上してしまい、自殺未遂まで追いつめられるがアクアに助けられて出演者全員で協力して作った動画で持ち直す。
- その後、ゆきとMEMちょの提案でアクア好みの女性を演じることになり、B小町のアイを完全に演じ隠し子がいることまで察する才能に利用価値を見出したアクアの告白を受け入れ仕事上の彼氏彼女を続け、やがて彼の内面と向き合っていくことになる。
- 子役時代の有馬かなに憧れて役者になったが、当時はオーディションでかなに連戦連敗、更にその時にかなに直接悪口を言われたことでかなとの仲は「表向き」良くないが、かなの実力は認めていて、今もかなの熱烈なファンであり、直接面しているときは「かなちゃんかなちゃん」と心の中で連呼することが多く、アクアからも「(かなの)厄介なファン」と言われる始末。
- 演劇以外の芸能活動は全くの不得手であることから、ルビーから「B小町」に勧誘された際にはやんわりと断っている[50]。
- MEMちょ(めむちょ)
- 声 - 大久保瑠美[35]
- ユーチューバーの高校3年生。小柄で可愛らしい容姿で、常に悪魔の角のカチューシャをしている。一見ゆるふわな性格だが、ネット上のマーケティングとセルフプロモーションで人気を上げた自称「バズりのプロ」。
- 公称は18歳だが、実年齢は25歳で7歳もサバを読んでいた。元々B小町のアイ推しのアイドルオタクで、アイドルを目指してオーデションを受けていたが、母子家庭で高校1年生のころに母が倒れて休学して弟たちの学費を稼いでいた。弟たちの大学入学後に、配信を始めるが高校休学中だったため、現役女子高生を名乗って配信をしたら予想以上に人気がでて引っ込みがつかなくなった。
- 「今ガチ」の番組終了後、アクアに勧誘されて「B小町」に加入し(苺プロに所属はしておらずアイドル業務を依頼する形)、年齢の関係で一度は諦めていたアイドルの道を歩み始める。メンバーカラーは黄色。原作者によれば、登場時には第3章「恋愛リアリティショー編」限りのゲストキャラクターとなる予定であったとされるが、赤坂のネームから膨らませた横槍のデザインを赤坂が気に入り、「B小町」に必要な人材としてその後の展開とも噛み合うことから、レギュラーキャラクターに昇格されたとされる[9]。
- 「B小町」加入後は年長者としての人生経験やユーチューバーとして培った分析力を生かし、B小町のプロデュースに貢献したり、一歩引いた立場から周囲の人間関係の潤滑油役を担ったりする[51]。アイドルオタク同士でルビーとは仲がいい(さりな時代を加えたルビーとはほぼ同年代になる)。歌はルビーよりは上手いがヘタウマの部類。
- アクアの事を「アクたん」と呼ぶ。
- 鷲見 ゆき(すみ ゆき)
- 声 - 大西沙織
- ファッションモデルの高校1年生。セミロングの黒髪の清楚な容貌。一方でやや小悪魔的な性格であり、番組が進むにつれ「今ガチ」の中心的人物となる。
- 原作者によると、第3章「恋愛リアリティショー編」の終盤で明かされるあかねの秘密から読者の注目を逸らすための作劇上の役割が与えられていたとされ、当初は二心持った悪役であるかのように見せかける意味深長な描写がなされた[9]。
- あかねとは仲が良く、番組内で見せ場を作るためにあかねが演技をしていることもわかっていたが、撮影直前にあかねに行ったネイルが原因で頬に引っ掻き傷を負ってしまう。自身は全く気にしていなかったものの、これが原因であかねは誹謗中傷の嵐に見舞われ、自殺未遂まで起こしてしまった。それを深く気にしており、あかねが警察に保護された時は、「相談してよ」と泣きながらあかねの頬をひっぱたく。以降はそれまで以上にあかねとの仲が深まった。
- 「今ガチ」の番組終了後は、世には公にせずノブユキと付き合っている。
- 熊野 ノブユキ(くまの ノブユキ)
- 声 - 大野智敬[52]
- ダンサーの高校2年生。黒髪の青年。ノリが軽くて目立ちやすい。裏表がない。世には公にせずゆきと付き合っている。アクアの事を「あっくん」と呼ぶ。出演者全員で動画作成した際は目立ったことをしなかったため、共演者から総ツッコミを受けていた。
- 森本 ケンゴ(もりもと ケンゴ)
- 声 - 坂泰斗[53]
- バンドマンの高校3年生。前髪を切り揃えた青年。他のメンバーに比べて比較的地味だが、バンドマンとしての技術は本物でレーベルに所属するプロのアーティストである。出演者全員で動画作成した際はオリジナル楽曲を提供した。
陽東高校
- 寿 みなみ(ことぶき みなみ)
- 声 - 羊宮妃那[54]
- ルビーのクラスメイトの女子生徒。ウェーブヘアで胸の大きなグラドル。おっとりとした性格で、入学初日にルビーと友達になる。生まれも育ちも神奈川だが、ノリでエセ関西弁を使っている。ちなみに胸はGカップ。
- 不知火 フリル(しらぬい フリル)
- 声 - 瀬戸麻沙美[55]
- ルビーのクラスメイトの女子生徒。超人気の歌って踊れて演技もできるマルチタレント。黒髪のワンレングスで口元に黒子がある。美少女という言葉を聞いたら殆どの人が思い浮かべるとルビーは評価する。
- また、ルビーとみなみ曰くテレビではクールなものの実は言うことが面白い。
- 本作の原作者・赤坂アカの作品『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』に登場するキャラクター「不知火ころも」の妹である[6]。また、同じく赤坂が原作を担当する漫画『恋愛代行』の第1話でも、話題作の主演女優として名前が挙がる場面がある。
その他の登場人物
- 鳴嶋 メルト(なるしま メルト)
- 声 - 前田誠二[56]
- 高校1年生。役者・俳優・モデル。顔もよくモテるが大根役者でとても演技が下手。今まで適当に生きてきていて、ドラマ「今日は甘口で」(今日あま)でもその大根っぷりを発揮していたところ、その最終話にてアクアと共演する。
- アクアの演技に圧倒され、自分の演技がへたくそだということを再確認し、自分がもっと本気で取り組めばこの作品ももっといいものになったのではないかと後悔をする描写もある。
- 登場時にはあまり重要でない端役のように描写されるが、第5章「2.5次元舞台編」で再登場した際にはサブプロットの主人公的な役割が与えられる[9]。2.5次元舞台「東京ブレイド」にて「今日あま」で共演したアクア、有馬かならとふたたび共演。「今日あま」のようにはなりたくないと、その時には殺陣シーンの稽古を人一倍するなど、前までは見られなかった努力が見られ成長が感じられた。しかし、それでも演技に関しては「素人に毛が生えただけの演技」と言われているシーンもあり、もともとのへたくそな演技からは脱せられたもののまだまだ上手いとはいえない様子。それでも、その努力をするところを買われプロデューサーの鏑木雅也には気に入られている。
- しかし、「今日あま」でのひどい演技のせいで、「今日あま」の原作者・吉祥寺頼子にはあまりよく思われていない。
- 五反田 泰志(ごたんだ たいし)
- 声 - 加瀬康之[57]
- 映画監督。見た目は怖いが、実家暮らしの子供部屋おじさん。
- 撮影現場にいたアクアを気に入って映画に出演させ、アクアが役者になるきっかけを作った。アクアの弟子入り志願を受け入れ、映画製作の手伝いをさせている。アクアとルビーがアイの子供であることを長年の付き合いから勘づいている。
- 鏑木 勝也(かぶらぎ まさや)
- 声 - てらそままさき
- インターネットテレビ局「ドットTV!」所属のプロデューサーで、旧「B小町」時代に既にプロデューサー業をしていたので、キャリアは相当長く、芸能界における人脈も幅広いものを持つ。アイとは雑誌のモデルの仕事を斡旋したことで知り合った。かつては自身も「劇団ララライ」に在籍していたことがあり、その縁でアイに営業先や事務所に内緒で彼氏に会うお店を紹介するなどしていた。アクアやB小町にも興味を持ち、アクアにはドラマ出演の斡旋をし、芸能界のシステムやアイの情報を教え、B小町には大型アイドルイベントへの出演を斡旋したりしている。
- 姫川 大輝(ひめかわ たいき)
- 本名は上原大輝(うえはら たいき)。19歳。『劇団ララライ』看板役者。2.5次元舞台「東京ブレイド」の主人公役で出演する。
- 月9主演俳優経験もあり、数々の賞を受賞している。養護施設出身で施設を出た後は金田一敏朗に面倒を見てもらっていた。
- アクアによるDNA鑑定によりアクアと姫川は異母兄弟だということを知らされた。
- 父親は上原清十郎で母親は姫川愛梨。両親共に役者で、大輝が5歳の時に夫婦ともども心中している。
- 吉祥寺 頼子(きちじょうじ よりこ)
- 声 - 伊藤静
- 漫画家。『今日は甘口で』の原作者。「今日あま」の実写化の出来にあたっては思うところがあったが、持ち前の演技力で良い最終回にした有馬かなには感謝している。
- 鮫島 アビ子(さめじま アビこ)
- 漫画家。『東京ブレイド』の原作者。
- クリエイターとしての我が強い性格であり、舞台化にあたってキャラクターの改変を許さずに現場との意見の擦り合わせで衝突する。頼子を師匠と慕っている。
- ディレクター
- 声 - 三瓶雄樹
- 「今ガチ」のディレクターで本名は不明。35歳。「今ガチ」をエンタメコンテンツの一つとして考えており、番組を盛り上げるためにあかねをそそのかし、悪役へと仕立て上げた。しかしそれが原因であかねの自殺未遂を招いてしまう。「悪役を演じる選択をしたのはあかね自身で、自分は何もしていない」と白を切るが、「35歳の大人が、ガキ一人守れないのか」とアクアに一喝され、番組と演者に対する態度を改めた。
- あかねの母
- 声 - 大井麻利衣
- あかねの母で本名は不明。あかねが「今ガチ」に出演していることを理解していたが、あかねから番組について詮索しないよう言われていた。またSNSなどに疎かったため、誹謗中傷騒ぎの際はあかねが自殺未遂で警察に保護されるまでその事実を全く知らなかった。
- 社長
- 声 - 松田健一郎
- あかねが所属する事務所の社長。あかねを「今ガチ」に出演させたは良いが、影が薄く番組で全く目立たないことから腹を立てマネージャーを𠮟責する。しかしこの𠮟責が、あかねをより苦しめることになる。
- マネージャー
- 声 - 菊池康弘
- あかねの担当マネージャー。社長に推薦し、あかねを「今ガチ」出演に取り付ける。しかし番組内で目立たず仕舞いだったため、「推薦したお前の責任だ」と酷く社長から怒鳴りつけられる。それでもあかねを誰よりも気遣い、「君は気にする必要ない」とフォローする。しかしこの優しさが、かえってあかねを苦しめてしまう。
- MEMちょの母
- 声 - 三輪夏紀
- MEMちょの母で本名は不明。MEMちょを含め3人の子どもを女手一つで育てた。MEMちょの理解者であり、アイドルに憧れるMEMちょを後押ししていたが、MEMちょが高校生の時に無理が祟って倒れてしまう。結果、幼い弟たちを大学まで行かせるためMEMちょは休学して様々なアルバイトに従事する。そのためアクアからスカウトを受けるまで、MEMちょはアイドルの夢を諦めてしまっていた。
- リョースケ
- 声 - 田丸篤志[58]
- 都内在住の大学生。ストーカーと言えるほどの熱狂的なアイのファン。
- どこから情報を仕入れたのかアイの妊娠に激高し、アイの担当医のゴローを崖下に突き落として殺害。それから数年後、やはり情報を仕入れ今度は新居に越したばかりのアイを刺殺する。「応援していた自分のことなんて覚えていないだろう」とヤケになっての凶行であったが、名前を記憶することが苦手なアイですらリョースケの名前もプレゼントを贈られたことも記憶していたため、それにショックを受けて自殺する。
- カミキヒカル
- 神木プロダクションの代表取締役にして、アクアが星野兄妹の父親にしてアイの殺害を教唆した黒幕と目している人物。表向きは物腰穏やかで常に笑顔を絶やさず、悩んでいる人間にも優しくかつ的確に助言できる好青年で、あかねも「彼との出会いが、アイの破滅的行動を改善させた」とみなしているが、その本性は「自らが価値を見出した存在が滅びゆく様」に悦びを感じるサイコキラーであり、その上自身に疑いが掛からないよう立ち回り、時には平気で他人をスケープゴートにして諸共始末する狡猾さも併せ持っている。
- かつては劇団ララライに所属しており、11歳にして姫川愛梨と関係をもち大輝を儲け、15歳でアイと関係を持ち星野兄妹を儲け、(アクアの推理によれば)そのことや居場所をリョースケに伝えゴローとアイを間接的に手を掛けた。双子の成長後も彼に相談を持ち掛けてきた女優・片寄ゆらを登山中の転落事故に見せかけて殺害している。
- 天童寺 まりな(てんどうじ まりな)
- 9章から登場。天童寺さりなの実母で広告代理店に務めている。かつてはスケートの選手だった。
- ルビーの回想によれば、さりなの病気が発覚したことで精神が崩壊し、さりなを宮崎の病院に預けて心の回復に務めた。
- その後は現実逃避をするかのように仕事に没頭。やがてさりなからも目を逸らすようになり、最終的には死に目にも会わず、電話越しで娘の訃報を聞いた。
- 現在は夫と、さりなの死後に授かった二人の子供と共に暮らしている。
書誌情報
- 赤坂アカ×横槍メンゴ 『【推しの子】』 集英社〈ヤングジャンプ・コミックス〉、既刊11巻(2023年3月17日現在)
- 2020年7月22日発行(7月17日発売[書誌 1])、ISBN 978-4-08-891650-7
- 2020年10月21日発行(10月16日発売[書誌 2])、ISBN 978-4-08-891717-7
- 2021年2月24日発行(2月19日発売[書誌 3])、ISBN 978-4-08-891801-3
- 2021年5月24日発行(5月19日発売[書誌 4])、ISBN 978-4-08-891872-3
- 2021年8月23日発行(8月18日発売[書誌 5])、ISBN 978-4-08-892056-6
- 2021年11月24日発行(11月19日発売[書誌 6])、ISBN 978-4-08-892135-8
- 2022年2月23日発行(2月18日発売[書誌 7])、ISBN 978-4-08-892224-9
- 2022年6月22日発行(6月17日発売[書誌 8])、ISBN 978-4-08-892364-2
- 2022年10月24日発行(10月19日発売[書誌 9])、ISBN 978-4-08-892429-8
- 2023年1月24日発行(1月19日発売[書誌 10])、ISBN 978-4-08-892535-6
- 2023年3月22日発行(3月17日発売[書誌 11])、ISBN 978-4-08-892630-8
テレビアニメ
2023年4月よりTOKYO MXほかにて放送中[59][60]。第1話は90分の拡大スペシャルとして制作された[61]。また、放送に先駆けて3月17日より全国の映画館にて第一話が『【推しの子】Mother and Children』のタイトルで先行上映された[59][62]。配給は角川ANIMATION[62]。
企画・製作
赤坂アカの『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』、横槍メンゴの『クズの本懐』は共にアニプレックスがDVD/Blu-ray販売元として製作に参加しているが、本作ではKADOKAWAがDVD/Blu-ray販売元としてIPライセンスを取得している[63]。
アニメ化の企画を提案したのは、KADOKAWA所属のプロデューサーである吉岡拓也である。原作漫画を以前から読んでいて、アニメ化したいと考え、出版元の集英社やKADOKAWA社内に本作のアニメ化企画を提案していた。その頃、同じくKADOKAWA所属のプロデューサーである山下愼平と本作の監督である平牧大輔との話し合いの中で、動画工房で本作をアニメ化したいという旨の話を偶然していた。その後、吉岡と山下の両者がプロデューサーとなり、本作のアニメ化企画が本格始動した[64]。
第1話90分拡大版に関しては、プロデューサーの吉岡と山下が原作1巻の内容をどうするか話し合った際に、1巻の内容をそのまま1話で作ること、劇場で1話を先行公開することを発案した。その後、両者は原作者や集英社、動画工房にそのことを提案し、実現するに至った[65]。
イベント
AnimeJapan2023では、メインステージにて本作のスペシャルステージが実施され、本予告2の映像が発表された[66][67]。加えて、メインエリアに出展される「KADOKAWA ANIME PARK」をテーマにしたKADOKAWAブースにて本作のコーナーを出展した[68]。
スタッフ
- 原作 - 赤坂アカ、横槍メンゴ[35]
- 監督 - 平牧大輔[35]
- 助監督 - 猫富ちゃお[35]
- シリーズ構成・脚本 - 田中仁[35]
- キャラクターデザイン - 平山寛菜[35]
- サブキャラクターデザイン - 澤井駿[69]
- プロップデザイン - 箱田ななみ、松元美季
- メインアニメーター - 納武史、沢田犬二、早川麻美、横山穂乃花、水野公彰、室賀彩花
- 美術監督 - 宇佐美哲也[69]
- 美術設定 - 水本浩太[69]
- 色彩設計 - 石黒けい[69]
- 撮影監督 - 桒野貴文[69]
- 編集 - 坪根健太郎[69]
- 音楽 - 伊賀拓郎[69]
- 音楽プロデューサー - 水鳥智栄子
- 音楽制作 - KADOKAWA
- 音響監督 - 高寺たけし[69]
- 音響効果 - 川田清貴[69]
- プロデューサー - 吉岡拓也、山下愼平、根岸弦輝、鎌田肇、青村陽介
- 制作プロデューサー[注釈 3] - 小林涼
- アニメーション制作 - 動画工房[35]
- 製作 - 【推しの子】製作委員会[70](KADOKAWA、集英社、動画工房、CyberAgent)
主題歌
- 「アイドル」
- YOASOBIによるオープニングテーマ。作詞・作曲・編曲はAyase。
- 赤坂アカが書き下ろした小説「45510」を原作として制作された楽曲[71][72]。
- 「メフィスト」[73]
- 女王蜂によるエンディングテーマ。作詞・作曲は薔薇園アヴ、編曲は女王蜂と塚田耕司、弦編曲はながしまみのり。
劇中歌
- 「サインはB -アイ Solo Ver.-」[74]
- B小町アイ(高橋李依)による第一話の挿入歌。作詞・作曲は大石昌良、編曲はやしきん。
- 「STAR☆T☆RAIN -アイ Solo Ver.-」[74]
- B小町アイ(高橋李依)による第一話の挿入歌。作詞・作曲は小野寺祐輔、編曲は脇眞富。
- 「HEART's♡KISS -アイ Solo Ver.-」[74]
- B小町アイ(高橋李依)による第一話の挿入歌。作詞・作編曲は設楽哲也。
- 「ぴえヨンブートダンス」[75]
- ぴえヨン(村田太志)による第五話の挿入歌。作詞はピヨす屋茶房[76]、作曲・編曲はピヨす屋茶房とピヨ崎あやととピヨばな亮祐[77]、コレオ協力はSho from YZ Entertainment.。
- 「Full moon…!」[78]
- 有馬かな(潘めぐみ)による第九話の挿入歌。作詞・作曲はJunPayer、編曲はyamazo。
- 「ピーマン体操」[79]
- 有馬かな(潘めぐみ)による第九話の挿入歌。作詞・作曲・編曲はKijibato。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | カラー スクリプト | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第一話 | Mother and Children[ep 1] |
|
| 猫富ちゃお |
| 平山寛菜 | 2023年 4月12日 |
第二話 | 三つ目の選択肢[ep 2] | 舛成孝二 | 金成旻 |
|
| 4月19日 | |
第三話 | 漫画原作ドラマ[ep 3] |
| 内野宮晃希 |
| 渥美智也 | 4月26日 | |
第四話 | 役者[ep 4] | 伊藤良太 | 仁科くにやす |
|
| 松元美季 | 5月3日 |
第五話 | 恋愛リアリティショー[ep 5] | 金成旻 | 猫富ちゃお |
| 平山寛菜 | 5月10日 | |
第六話 | エゴサーチ[ep 6] | 仁科くにやす |
|
|
| 5月17日 | |
第七話 | バズ[ep 7] | 入江泰浩 | 猫富ちゃお |
| 松元美季 | 5月24日 | |
第八話 | 初めて[ep 8] |
| 平牧大輔 |
|
| 平山寛菜 | 6月7日 |
第九話 | B小町[ep 9] | 吉川博明 |
| 猫富ちゃお |
|
| 6月14日 |
第十話 | プレッシャー[ep 10] | 德野雄士 |
| 松元美季 | 6月21日 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [80] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2023年4月12日 - | 水曜 23:00 - 23:30 | TOKYO MX | 東京都 | |
2023年4月13日 - | 木曜 0:45 - 1:15(水曜深夜) | 千葉テレビ | 千葉県 | |
木曜 1:00 - 1:30(水曜深夜) | 群馬テレビ | 群馬県 | ||
KBS京都 | 京都府 | |||
サンテレビ | 兵庫県 | |||
BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 | ||
木曜 1:25 - 1:55(水曜深夜) | 静岡放送 | 静岡県 | 『スーパーアニメ6区』枠 | |
木曜 1:30 - 2:00(水曜深夜) | とちぎテレビ | 栃木県 | ||
テレビ埼玉 | 埼玉県 | |||
テレビ神奈川 | 神奈川県 | |||
北陸放送 | 石川県 | |||
テレビ愛知 | 愛知県 | |||
木曜 1:31 - 2:01(水曜深夜) | 東日本放送 | 宮城県 | ||
木曜 1:40 - 2:10(水曜深夜) | 広島ホームテレビ | 広島県 | ||
木曜 2:05 - 2:35(水曜深夜) | テレビ北海道 | 北海道 | ||
TVQ九州放送 | 福岡県 | |||
木曜 2:30 - 3:00(水曜深夜) | 新潟放送 | 新潟県 | 作者(原作)の出身地 | |
2023年4月14日 - | 金曜 21:00 - 21:30 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / 字幕放送[81] / リピート放送あり |
初回(第1話)は90分に拡大で放送。 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2023年4月12日 | 水曜 23:00 - 23:30 | ABEMA |
2023年4月13日 | 木曜 23:00 以降順次更新 |
|
BD / DVD
巻 | 発売日[82] | 収録話 | 規格品番 | |
---|---|---|---|---|
BD | DVD | |||
1 | 2023年6月28日予定 | 第1話 | KAXA-8601 | KABA-11371 |
2 | 2023年7月26日予定 | 第2話 - 第3話 | KAXA-8602 | KABA-11372 |
3 | 2023年8月30日予定 | 第4話 - 第5話 | KAXA-8603 | KABA-11373 |
4 | 2023年9月27日予定 | 第6話 - 第7話 | KAXA-8604 | KABA-11374 |
5 | 2023年10月25日予定 | 第8話 - 第9話 | KAXA-8605 | KABA-11375 |
6 | 2023年11月24日予定 | 第10話 - 第11話 | KAXA-8606 | KABA-11376 |
CD
発売日[83] | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|
2023年7月5日予定 | TVアニメ「【推しの子】」キャラクターソングCD Vol.1 | ZMCZ-16721 |
TVアニメ「【推しの子】」キャラクターソングCD Vol.2 | ZMCZ-16722 | |
TVアニメ「【推しの子】」キャラクターソングCD Vol.3 | ZMCZ-16723 |
特番
- 『TVアニメ【推しの子】振り返り特番~【推しの子】は推せるときに推せ!~』[84] [85]
- 5月31日に放送。6月1日23時にYouTubeにて配信。第一話から第七話を振り返る内容となっており、大塚剛央(星野アクア役)、伊駒ゆりえ(星野ルビー役)がインタビュー出演している。ナレーションはLynn(斉藤ミヤコ役)。
Webラジオ
アクア役の大塚剛央とルビー役の伊駒ゆりえによるWebラジオ『【推しの子】のおはなし』(略称:推しらじ)[86]が、2023年4月7日からYouTubeの「TVアニメ『【推しの子】』公式チャンネル」にて不定期金曜日の21時から生配信されている[87]。
派生番組として、『苺プロダクション給湯室』も生配信されている[88]。
回 | 配信日 | ゲスト |
---|---|---|
第1回 | 4月7日 | なし |
第2回 | 4月21日 | 潘めぐみ(有馬かな役) |
第3回 | 5月5日 | Lynn(斉藤ミヤコ役) |
第4回 | 5月12日 | 村田太志(ぴえヨン役) |
第5回 | 5月26日 | 前田誠二(鳴嶋メルト役) |
第6回 | 6月2日 | 羊宮妃那(寿みなみ役) |
第7回 | 6月16日 | 大久保瑠美(MEMちょ役) |
配信日 | サブタイトル | 出演者 |
---|---|---|
5月18日 | 恋愛リアリティショー編 | 大久保瑠美(MEMちょ役)、石見舞菜香(黒川あかね役) |
6月22日 | ファーストステージ編 | 伊駒ゆりえ(星野ルビー役)、潘めぐみ(有馬かな役) |
小説
- 45510
- 赤坂アカによる小説作品。オープニングテーマ「アイドル」を制作するにあたり、原作小説として書き下ろされた[71][72]。
- 第1話放送後の2023年4月13日より公式サイトにて期間限定無料公開された[72][89]。
- 視点B
- 赤坂アカによる小説作品。劇場先行公開時の来場者特典として配布された[90]。
脚注
書誌出典
- ^ “【推しの子】 1/赤坂 アカ/横槍 メンゴ”. 集英社. 2023年3月2日閲覧。
- ^ “【推しの子】 2/赤坂 アカ/横槍 メンゴ”. 集英社. 2023年3月2日閲覧。
- ^ “【推しの子】 3/赤坂 アカ/横槍 メンゴ”. 集英社. 2023年3月2日閲覧。
- ^ “【推しの子】 4/赤坂 アカ/横槍 メンゴ”. 集英社. 2023年3月2日閲覧。
- ^ “【推しの子】 5/赤坂 アカ/横槍 メンゴ”. 集英社. 2023年3月2日閲覧。
- ^ “【推しの子】 6/赤坂 アカ/横槍 メンゴ”. 集英社. 2023年3月2日閲覧。
- ^ “【推しの子】 7/赤坂 アカ/横槍 メンゴ”. 集英社. 2023年3月2日閲覧。
- ^ “【推しの子】 8/赤坂 アカ/横槍 メンゴ”. 集英社. 2022年9月1日閲覧。
- ^ “【推しの子】 9/赤坂 アカ/横槍 メンゴ”. 集英社. 2022年10月19日閲覧。
- ^ “【推しの子】 10/赤坂 アカ/横槍 メンゴ”. 集英社. 2023年1月19日閲覧。
- ^ “【推しの子】 11/赤坂 アカ/横槍 メンゴ”. 集英社. 2023年3月17日閲覧。
出典
- ^ a b “赤坂アカが横槍メンゴとのタッグでYJ2作同時連載、芸能界舞台の「【推しの子】」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年4月23日) 2020年7月19日閲覧。
- ^ a b “【推しの子】 エピソード一覧”. 少年ジャンプ+ 公式サイト. 集英社. 2021年9月9日閲覧。
- ^ “23年の漫画ヒット候補に葬送のフリーレン・【推しの子】 (要購読契約)”. 日経MJ. 日本経済新聞社 (2023年1月8日). 2023年4月13日閲覧。
- ^ a b c SALLiA (2021年1月7日). “「鬼滅」読破したなら…巣ごもりで読みたい話題の漫画4選”. 日刊ゲンダイDIGITAL (日刊現代) 2023年4月13日閲覧。
- ^ a b たかなし亜妖 (2020年12月23日). “赤坂アカ×横槍メンゴ『推しの子』から目が離せない! 斬新すぎるアイドル物語の行末は?”. Real Soundブック (blueprint) 2021年9月9日閲覧。
- ^ a b 赤坂アカ; 横槍メンゴ(インタビュアー:仕掛け番長)「『【推しの子】』タイトルに付けられた【】の意味とは? 1巻は伏線だらけ!!【TSUTAYAの名物企画人“仕掛け番長”のススメ】」『TSUTAYA』、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、2021年11月19日 。2023年4月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 赤坂アカ; 横槍メンゴ; 担当編集・サカイ(インタビュアー:岡本大介)「漫画『【推しの子】』赤坂アカ×横槍メンゴ×担当編集・サカイ(前編)/描きたいのは「芸能界の闇」ではなく、しがらみや圧力の中でもがく人々」『livedoor ニュース』、LINE株式会社、2021年7月5日 。2023年5月26日閲覧。
- ^ コミックナタリー編集部 (2019年9月9日). “横槍メンゴの読み切り「かわいい」がスピリッツに、とある少女のダークポエトリー”. コミックナタリー. ナターシャ. 2023年6月2日閲覧。
- ^ a b c d 赤坂アカ; 横槍メンゴ(インタビュアー:トロピカル田畑、竹中プレジデント)「【推しの子】制作秘話を作者ふたりにネタバレ全開で語ってもらった! 神回と評される”エゴサ回”で作品の方向性が決まった? - Part 2」『ニコニコニュースオリジナル』、ドワンゴ、2頁、2022年8月25日 。2023年5月28日閲覧。
- ^ a b “「全国書店員が選んだおすすめコミック2021」発表!第1位は「わたしの幸せな結婚」”. 日本出版販売 (2021年1月29日). 2021年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月19日閲覧。
- ^ “マンガ大賞2021、大賞は山田鐘人・アベツカサ「葬送のフリーレン」”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年3月16日). 2023年4月18日閲覧。
- ^ “第5回『TSUTAYAコミック大賞』大賞は『僕の心のヤバイやつ』”. ORICON NEWS. oricon ME (2021年6月14日). 2023年4月18日閲覧。
- ^ a b “次にくるマンガ大賞2021、「【推しの子】」「怪獣8号」がコミックス&Web部門で1位に”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年8月24日). 2023年4月19日閲覧。
- ^ “決定!!第67回小学館漫画賞最終候補作!!”. 小学館 (2021年12月1日). 2022年4月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月18日閲覧。
- ^ 『朝日新聞』2022年4月25日朝刊東特集T面17頁「地・知・血、普遍の物語に マンガ大賞「チ。―地球の運動について―」 第26回手塚治虫文化賞」(朝日新聞東京本社)
- ^ “第46回講談社漫画賞の最終候補作14作品が決定”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年4月7日). 2023年4月18日閲覧。
- ^ “AnimeJapan 2022「アニメ化してほしいマンガランキング」トップ10&ノミネート内おすすめマンガ10選──全20作品の見どころを一挙にご紹介!【ネタバレあり】”. アニメイトタイムズ (2022年4月9日). 2023年4月18日閲覧。
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注釈
- ^ 物語の導入に登場する病院所在地について、原作漫画では第1話の時点で宮崎県北端部が指し示されており、「第六章 プライベート」では具体的に宮崎県高千穂町と描写され、同町に所在する荒立神社や天岩戸(天岩戸神社)などが、芸能の神であるアメノウズメに関連した神話にまつわる土地として言及される[37]。一方で、テレビアニメ版公式ウェブサイト「STORY」では「地方都市」との表現にとどまる上に、アニメ本編では第1話時点では病院所在地への言及がない。
- ^ 劇中の描写では、20歳の誕生日の直前であったとも[41]、誕生日と同じ週に殺害されたとも[42]、死亡時点で20歳であったとも[43]読み取れる言及になっており、20歳になる直前か直後かは曖昧な描写にされている。
- ^ 第一話は「アニメーションプロデューサー」としてクレジット。
テレビアニメ参照話数
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- ^ “第九話 B小町”. TVアニメ「【推しの子】」公式サイト. 2023年6月14日閲覧。
- ^ “第十話 プレッシャー”. TVアニメ「【推しの子】」公式サイト. 2023年6月21日閲覧。
外部リンク
- 【推しの子】原作公式サイト
- 【推しの子】 - 少年ジャンプ+公式
- 漫画【推しの子】赤坂アカ×横槍メンゴ (@oshinoko_comic) - X(旧Twitter)
- テレビアニメ『【推しの子】』公式サイト
- 『【推しの子】』アニメ公式 (@anime_oshinoko) - X(旧Twitter)
- TVアニメ【推しの子】公式チャンネル - YouTubeチャンネル