ロザリオとバンパイア
ロザリオとバンパイア | |
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ジャンル | ファンタジー漫画 |
漫画 | |
作者 | 池田晃久 |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | 月刊少年ジャンプ(第1部) 週刊少年ジャンプ(番外編) ジャンプスクエア(第2部) |
レーベル | ジャンプコミックス |
発表期間 | 2004年4月 - 連載中 |
巻数 | 10巻 |
話数 | 第1部全38話 第2部5話(2008年3月現在) |
アニメ | |
原作 | 池田晃久 |
監督 | 稲垣隆行 |
シリーズ構成 | 山口宏 |
キャラクターデザイン | 藤田まり子 |
アニメーション制作 | GONZO |
製作 | 陽海学園新聞部 |
放送局 | 放送局参照 |
放送期間 | 2008年1月 - |
ゲーム: ロザリオとバンパイア 七夕のミス陽海学園 | |
ゲームジャンル | アドベンチャー |
対応機種 | ニンテンドーDS |
発売元 | カプコン |
発売日 | 2008年3月20日 |
レイティング | CERO C |
テンプレート - ノート |
『ロザリオとバンパイア』は、池田晃久作のファンタジー漫画である。通称『ロザバン』[1]。2004年5月号~2007年7月号まで、第1部を「月刊少年ジャンプ」で連載された(全38話)。同誌の休刊に伴い週刊少年ジャンプ2007年43号からの一時的な間借りを経てジャンプスクエア2007年12月号にて第2部『ロザリオとバンパイア Season II』を連載開始。それに伴い話数をリセットした。2006年5月にドラマCD化。2007年12月には、ドラマCD第2弾が発売。2008年1月3日からテレビアニメが独立UHF局にて放送開始。更に、2008年3月20日にはゲーム版が発売予定。
注意:以降の記述にはロザリオとバンパイアに関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
ストーリー
平凡な少年・青野月音は、高校受験に失敗し、最後の希望校として「書類審査だけで入学できる」という怪しげな高校「陽海学園」に入学した。しかしその学校は、人間世界でマイノリティとして片隅で生きることを余儀なくされた妖怪が通う学校であった。入学式の日に、美少女バンパイア赤夜萌香に出会った月音は一目惚れ、一方の萌香は血が美味しいという理由で月音に興味を抱く。
しかし陽海学園では人間社会に溶け込むために生徒も教師も人間の姿をしているが全て妖怪や妖(あやかし・いわゆる「人外」の存在)で、正体をばらすのは校則違反であるうえに、人間は居てはいけない。月音は萌香に人間だという事を隠していたが知られてしまう。それでも萌香は月音が人間であるのを許して秘密を共有する。
だが正体を隠しつつ妖怪だらけの学校で生活をするのは前途多難、四苦八苦。おまけに萌香は生粋のバンパイアで妖の中でも最強でエリート中のエリート、普段は十字架で封印しているもう一つの人格は攻撃的で襲い掛かる相手には容赦なし。災いは一難去って、また一難。果たして月音はこの学校で無事に生活する事が出来るのだろうか…。
陽海学園とは
妖怪だらけの学校。強力な結界により人間界から隔離されていて、結界内では携帯電話すらも圏外である。トンネルと謎の運転士が運行するバスによって外界と繋がっており、全寮制で敷地内に付属病院もあり、校舎は人間界に準じた近代建築であるが、教室や職員室の札など所々に怪しげな装飾があるほか、敷地内の風景は枯れて捻じ曲がった古木や墓石が立ち並ぶなど、独特のうらぶれた雰囲気をかもしている。
「正体を隠せない」や「適合出来ない」の理由で人間界に居場所がない妖怪たちの為の学校であり、人間の高校教育に相当する基本教養の他に人間界に適応する為の教育も行うが、教師陣も妖怪の類が教えているため、多少人間的に言うと常識外れな場合も。
本来なら人間が入る事はご法度であり、正体がばれた人間は一人残らず居なくなっているという。また妖怪だらけという特性上、沢山の問題児を抱えている。なおクラブ活動も盛んだが、中にはミイラ部など、活動目的が意味不明な部活も存在している。 (全12話)
登場人物
記載されている声優はアニメ・ドラマCD共通
この節の加筆が望まれています。 |
新聞部
学内に数ある部活の一つ。主人公である月音らが属し、物語の主要な舞台・主要構成メンバーの所属する部活となっている。顧問教師の猫目が受け持つ1年3組の教室が部室(seasonIIでは、正式な部室ができている)で、月音や萌香(アニメでは胡夢も含む)は教室と部室が一緒となっている。また、メインキャラには、名前のどこかしらに「色」の字が含まれている。
- 青野 月音(あおの つくね)
- 声 - 岸尾だいすけ
- 何処にでもいる平凡な少年。6月22日生まれ(かに座)で、血液型はO型。高校受験に失敗し、父親が拾った(父親曰く、怖そうな神父さんの落し物)「書類選考のみで入学できる高校」という入学案内書により進路を無理矢理決められ、陽海学園で人間だという事を隠して生活する事になる。「平凡」と呼ばれるに相応しいその成績は、勉強は中の中で、体力は人並み。愛称は「つくね」。
- 見るからにして平凡な冴えない容姿だが、入学式で出会った学園一の美少女である赤夜萌香に(血の味を)気に入られ一緒にいることが多いほか、柔和な性分ながら他人のために全力を尽くすなど友情に厚く、不思議と人(妖怪?)を惹き付ける様で、月音の事を気に入った者が学内に複数おり、学内の男子には羨望とやっかみの視線を向けられたりもしている。感情を剥き出しに怒るとヒステリックになる面もあるが、なんだかんだとクラスに馴染んでいる。部活はなし崩し的に新聞部に入っている。
- 前述の通り「何故か他に好かれる」という性質からはぐれ妖(あやし)達の目の仇とされ、頻繁に襲われて重傷を負わされる事件にまき込まれ、この傷を癒す目的で萌香に首筋から注ぎ込まれたバンパイアの血によって度々半妖(暴走すれば妖怪)に近い身体になってしまい、はぐれ妖の不良連中が結成した組織「反学派(アンチテーゼ)」に命を狙われる破目になるが、逆にこのバンパイアの血による副作用で、物語中盤には戦いに悦びを見出す破滅的なグール(屍食鬼)となってしまう。
- グール化した自身の能力を危惧していたが、エクソシストである理事長に月音に潜在する妖怪(バンパイア)としての実力を見込まれ、自身が学園に居られる様になる為に、そして最愛の萌香を守る為に、自ら過酷な運命に立ち向かい、反乱を起こそうとするはぐれ妖達に戦いを挑む決意をする。
- 10巻時点で5人の女の子(萌香、胡夢、紫、みぞれ、瑠妃)などが月音に好意を寄せており、毎週日替わりなどという声も。
- 赤夜 萌香(あかしや もか)
- 声 - 水樹奈々
- 容姿端麗・頭脳明晰に淑やかな性格のパーフェクト美少女。その正体はバンパイアで、初めて直に吸ったという月音の血が大好物。普段はトマトジュースを愛飲しており、以前は輸血用血液パックからも血を飲んでいたらしいが、アニメ版ではこの血液パックを飲む姿も登場している。才色兼備で近付き難い雰囲気があり、これが元で中学まで通っていた人間の学校で遠巻きにされ孤独を味わった(萌香本人は「自分がバンパイアだから」だと思い込んでいた)ため、人間不信に陥っていた。その為、極端に一人でいる事を恐れている。入学して初めて得た友人である月音を大切に思う気持ちが事の他強く、月音と話しているとすぐ顔を赤くしたり、他の女性が月音と仲良くしているのを見るとあからさまに嫉妬する等、明らかに月音に対して恋愛感情を持っているのだが、物語を通じて友情以上の感情に発展しかけては激しく揺れ動いている。二人の姉と妹がいる。部活は新聞部で愛称は「モカ」。月音は呼び捨てだが、他の女性キャラは名前に「ちゃん」付けで呼ぶ。(アニメでは白雪みぞれのみ「白雪さん」と苗字に「さん」付けで呼ぶ)
- 戦いを好まず、バンパイアの力を封印する為に胸にロザリオをつけており、自分では『外す(力を解放する)』ことは出来ない(自分で『つける(力を封印する)』事はできる)。このロザリオを外せるのは月音だけで、作中では度々彼が封印されているもう一人の萌香を呼び出す鍵の役割をしている。しかし、月音でも常時ロザリオが外せるわけではなく、萌香に対する想いが一定以上にならないと外す事はできないようである。普段は、不用意な言動で月音を傷つけてしまう事があるなど天然ボケな面もあるが、誰にでも優しく、かなり気が弱くておっとりとしていて、その上すぐ泣いてしまう(殆どいつも号泣と言ってよい)性格で、身体能力的にも人間と比べて若干打たれ強い以外には、通常の状態では普通の人間と同程度の力しかない(感情が高ぶると所謂「火事場の馬鹿力」が出る事がある)。事実アニメの第2話では普通の状態で胡夢に全く歯が立たなかったし、それ以降も相手の攻撃をかわすのが精一杯と言った感じで、劣勢になる事が多い。
- しかし、胸のロザリオを外すと「覚醒」して殆ど正反対と言ってよい別人格になり、冷徹で凶悪な不死のバンパイアとなり、主に足技(蹴り)で敵対者を打ちのめす。妖力を物理的な力に変換する特殊能力があるため妖怪の中で一番力が強く、バンパイアの存在を知る者からは「力の大妖」と呼ばれている。ただし水に弱い点はバンパイア化しても克服出来ず、マーメイド軍団相手に苦戦を強いられた(胡夢と紫の助太刀でピンチを脱出したが)。
- 普段の姿は赤(亜麻色)い髪に丸い黒い瞳(アニメではピンク色の髪に緑色が入った黒い瞳)だが、覚醒時は銀髪に鋭い切れ長の赤目となり、体形も変化する。覚醒時の彼女も月音の血が大好物。裏モカは月音に対する感情を表モカが大事に想っている相手だからと言っているが、月音には好感以上の感情を抱いている様子。仲間内では覚醒時の萌香を「裏モカ」と呼んでいるが、幼少時は裏モカのほうが主人格であったことがSeasonIIで明らかにされた。
- 心愛の発言から、家柄は悪党の出であるらしい。
- 黒乃 胡夢(くろの くるむ)
- 声 - 福圓美里
- クリーム色のベストとルーズソックスがトレードマークの、可愛らしいコギャル風の容姿をした巨乳のサキュバス。髪の色は水色。入学当初、片っ端から生まれ持った自分の美貌で男子学生を魅了し学園を支配すること(彼女曰く「ハーレム計画」)を目論んでいたが、容姿で自身よりも勝る萌香を見て萌香がいたために計画が崩されたと思い、萌香のお気に入りである月音を妖力で無理矢理奪って(操って)見返そうとする。しかし萌香に戦いを挑み、覚醒した萌香に返り討ちされそうになった時に(アニメ版第2話ではその際に大泣きした)庇ってもらったことがきっかけで、月音に惚れてしまう。
- サキュバスであり、他人を魅了して意のままに操る能力や強力な幻術を使えるほか、普段は小悪魔ぶっているが、本質的には胡夢の母親や裏萌香が言う様に、サキュバスらしからぬ純情な乙女で、萌香とは月音をめぐってやり合う場面が多いものの、萌香同様に月音との関係は決定打に至っていない。またお人よしで友情に厚く、恋のライバルである萌香のことも実は月音と同じくらい大切に思っていて、月音がらみ以外の事柄ではむしろ萌香とは仲が良い(部活も、月音と萌香が入ったという理由で新聞部に入部している)。萌香が危機に陥ると月音や紫、みぞれらと共に真っ先に協力する事も多い。成績はかなり悪い。また、学園の一部では萌香以上に熱狂的な支持者がいる。
- 原作では当初、月音や萌香とは別クラスだった(SeasonIIで同じクラスになる)が、アニメでは最初から月音や萌香と同じクラスになっている。その為、アニメでは第1話にも台詞はなかったが、姿だけは登場していた(本格的な登場は第2話から。またこの設定の影響か、胸元のリボンがSeasonIIと同じものになっている)。アニメではやたらと胸を強調した演出がされている。
- 胸はGカップ。だが一年経ったSeason IIではさらに大きく、柔らかくなったらしい。また、胡夢は月音を奪おうとして胸の芸を披露する一面も。
- 仙童 紫(せんどう ゆかり)
- 声 - こやまきみこ
- とんがり帽子とマントがトレードマークの可愛らしい少女。高校一年生だが、実は11歳の飛び級で入学してきた天才少女で、魔女。髪の毛は少し茶色がかった黒。魔女は人間と妖の境界にある存在であることから、人間からも妖怪からも嫌われ、また陽海学園でのテスト成績はトップだが妬みから冷遇され、極度に他人を信じられなくなっていた上に、魔法で仕返し悪戯を繰り返していたために周囲から孤立していた。当初はイジメに遭っているところをかばってもらったことから萌香に付きまとっていたが、後に孤独から救ってくれた萌香と月音が大好きになり、2人をこよなく愛する。常に敬語を使っていて、「ですぅ」等が口癖。「魔女」「子供」という要素から、人間や妖怪問わず「ロリコン」「萌え」要素に目をつけられ、しばしば散々な目にあっている。
- 胡夢とは主に胸の大きさ等の女性的な魅力に関する事柄で子供っぽい衝突を繰り返していながらも、最近は良きコンビになりつつある。部活は月音達に合流する形で同じ新聞部に入部した。ツッコミの代わりに金ダライを降らせる(ドリフの定番ギャグ)魔法を使うが、何故か銀影に対してだけは机や刺付き鉄球などのしゃれにならない物を降らせている。コミックス2巻のおまけ四コマより、身長は137cmで12歳の女子としてはかなり小柄。その小柄さを利用して萌香の下着を盗み見したりする。
- アニメでは第3話から登場。原作の合宿編では人間を恐れて人間界に行く事を拒むシーンがあったが、アニメではそのような描写はない。また、第10話でステッキを使わないと(紫だけでなく、魔女全てが)魔法が使えない事が明らかにされた。
- 白雪 みぞれ(しらゆき みぞれ)
- 声 - 釘宮理恵
- 月音のクラスメイト(ただし1学期は不登校)。上半身は制服を着ておらず(肩の露出したパーカー調の服)、縞模様のニーソックスがトレードマークで、髪の色は薄い紫色。繊細な一面を持つ雪女で、自分を表現することが苦手なため、普段はクールを装い表情をあまり変えない。いつも棒付きキャンディーを咥えているが、このキャンディーは彼女曰く「携帯クーラーのようなもの」らしく、巻末4コマでは一口舐めた猫目先生を凍結させた。
- 不登校中も手元に届けられていた新聞部刊行紙を愛読しており、「陽海学園新聞部の影のファン」を自称する。特に月音が書いた記事が気に入っている。曰く「弱者の視点」による記事に共感を感じるとのことで、登校時はいつも月音と一緒にいる萌香に嫉妬心を燃やした。月音に惚れているが、恥ずかしがり屋な性格が災いして面と向かうとのぼせてパニックを起こしてしまうためにストーカー状態の付かず離れずで付き纏っている。過去に「ストーカーした挙句に教師を氷漬けにした」という黒い噂もあったが、実際にはセクハラを受けたためであることが明かされる。
- セクハラ教師の一件が解決した後は月音との距離を縮めているが、恥かしがり屋な性格は相変わらずで、柱の陰や扉の隙間から見つめる日々が続いている。周囲を凍らせるだけでなく、氷のオブジェを作ったり、雪を降らせる事が出来る。
- アニメでは第7話から登場したが、原作以上に彼女の寂しさを強調する描写がなされていた(みぞれの作った氷人形がみぞれの心の声を口にしていたこと等)。
- 猫目 静(ねこのめ しずか)
- 声 - 井上喜久子
- 陽海学園の教師で、月音と萌香(アニメでは胡夢も含む)のクラス担任。担当科目は国語で、新聞部の顧問も務めている。基本的に陽気な性格だがルーズな一面もあり、都合の悪い事は有耶無耶にしてしまう傾向がある。部活もほぼ放任状態。ちなみに正体は学校の規則で他の者には知られてはならない筈だが、猫耳やしっぽを丸出しにしていたり、魚が大好物であるなど、正体が化け猫であることを隠している様子は微塵も無い。ただし生徒に指摘されると、引っ掻いて誤魔化している。食欲旺盛で、学園祭では金魚すくいの金魚によだれをたらしたりもしている。おまけ4コマでは、読者からのQ&Aに答えている。また、ノーブラであることが発覚した。
- 森丘 銀影(もりおか ぎんえい)
- 声 - 関智一
- 着崩した制服と赤いヘアバンドがトレードマークの、月音達の所属する新聞部の唯一の先輩にして部長。アニメでは第6話から登場。美男であるが下心剥き出しのウェアウルフ。関西弁を話す。見た目通りの下心満載な軽い男ではあるが、覗きなどせこい罪を人に擦り付ける特技を持ち、悪さをしても咎められる事が無い。萌香を自分の者にする為、邪魔者となる月音を罠に填めようとしたが、結局失敗に終わってしまい女子達に嫌われる羽目に。
- しかし、実際は仲間思いの好青年で、過去には学内の不正に義憤を燃やしたり、新聞部を守る為に苦渋の選択をしたこともあるなど、ただ軽いだけの男ではない。みぞれの無実を自ら撮影した写真で証明したり(もっとも女子生徒の盗撮もバレて胡夢や紫に袋叩きされたが)仲間の為に体を張るなど、登場当初とはうって変わって回が進むごとに兄貴的ポジションになっている。
- 獣化すると身体能力が上がり、超高速での戦いを得意とし「速(スピード)の大妖」を自称する。(九曜には瞬速の大妖と呼ばれていた) 獣人ゆえの不死性と高速を生かした戦闘スタイルは侮れず、特にスピードに関しては封印解放時の萌香以上を誇る。しかし、満月が雲でかげっただけで能力半減するなど、妖としては不安定な面も。学業の成績は良好ではない模様。
- 部活の先輩ながら、登場頻度は巻を重ねるごとに減少しており、コミック巻末によれば読者アンケートに出番を期待する葉書が来ているらしい。(しかし、送り主は銀影自身であったため、最終的に紫によって燃やされた。) 以上のようにネタとしてのチョイ訳の出演しかないが、人気が高いのは事実なようで、ファンサイト等の人気投票ではわりと上位に食い込んでいる。
陽海学園の教師と生徒達
教師
- 石神 瞳(いしがみ ひとみ)
- 美しい物を愛し、同性である女のコに大人気だった美術教師。正体は生物を石にするというメデューサで、頭髪を蛇に変化させ、これを噛み付かせて石化させる毒を注入する。美術に対する指向は確かなもので、萌香に絵の書き方を教えていたこともあるが、石化能力によって気に入った女子生徒を石像に変えコレクションした。新聞部により悪事を暴露され教職を追われたため、新聞部と直接事件に関与して解決した月音と萌香に復讐心を抱く。月音の正体が人間である事に気付き、それを利用しようとする。
- その後、二度に渡り、月音と萌香に復讐しに来る。公安委員会の幹部の九曜に月音の正体を教えて月音を亡き者にしようとしたり、または、陽海学園の学園祭に訪れていた妖怪達の正体をリリスの鏡で暴いたりなどをした。
- 籠女 李々子(かごめ リリコ)
- 声 - 久川綾
- 陽海学園で数学を教えている教育熱心にしてセクシーな教師。実は教育熱心さが災いし周りが見えなくなってしまう事もあるトラブルメーカー。胡夢のクラスの担任である(原作だけ)。普段よりフェロモンを振りまいていて、男子生徒の人気は高い。正体は魅惑を放つラミア。裏では気に入った男子生徒を「学力アップ」と称して自身の能力で知識を直接流し込む洗脳を行っていた。バンパイアとなった萌香に叩き呑めされ2週間の謹慎を受けた後は反省している模様で、普通に授業している。
- 小壷 奥人(コツボ オクト)
- 声 - 加瀬康之
- 体育教師。一度目に付けた生徒は絶対に許さない。女性に対して手が早い。みぞれに好かれていたが、いやらしいことをしようとしたところ凍らされて、それ以来みぞれに逆恨みをしていた。正体はクラーケン。バンパイア化した月音に倒され、全治2週間の怪我を負った。
- アニメでは月音に突き放され落ち込むみぞれに猥褻な行為をはたらこうとしたため、返り討ちに遭い凍らされてそのまま入院した。また、原作に比べて眉毛が若干細くなっている。
- 御子神 典明(みこがみ てんめい)
- 陽海学園の創設者うちの一人にして理事長。人間と妖怪の良好な関係に基く共存を望んでいるらしい。退魔師(エクソシスト)で、「三大冥王」と呼ばれる大妖怪のうちの一人でもある。魔具「審判の十字架(ロザリオ)」を持ち、その力は強大。月音がグール化しかけた際には、彼に「魔封じの鍵」(ホーリーロック)を与え、封印を行った。常にフードを被っており、素顔は不明であるため、生徒たちは好き勝手にその下を想像しているらしい。ちなみに、(バスの)運転士とは旧知の仲にあるらしい。
生徒
- 九曜(くよう)
- 学園の治安を守る公安委員会の幹部。自分の考えを絶対と信じ、その為ならどんな事でも厭わない。またその権力の陰で見返りを要求したり搾取を平然と行う卑劣漢でもある。なお学校内では人間の姿を崩して妖力を使うのは校則違反だが、公安委員会は特例として妖力行使することを免責されている。
- 月音らの入学する前年度に新聞部に公安の不正を批判されたため、新聞部を目の仇にしている。その時から銀影と敵対していた模様で、新聞部を廃部寸前にまで追い詰めた。このため銀影は新聞部を存続させるために、公安委員会の不正に目をつぶるという苦渋の選択をしたらしい。正体は火を操る術を得意とする妖狐であり、壮大な妖力を持つ。
- 蛍糸(けいと)
- 公安委員会の一人。相手を見下すような話し方をする。正体は絡新婦。
- 小宮 砕蔵(こみや さいぞう)
- 声 - 檜山修之
- 暴力で欲望を満たそうとする、はぐれ妖(あやし)(アニメ版ではオーク)の不良。入学した月音・萌香と同じクラスの新入生。人間社会で問題を起こし過ぎてしまい、この学園に入れられたという経歴を持つ。「人間は皆喰ってしまえばいいし、美女は襲えばいい」という物騒な思考回路を持つ。萌香の容姿を気に入ってアプローチをかけるが拒絶されてしまい、近くにいた月音に逆恨みする。 また2回目に登場したときは、モカを集団で襲おうとした。
- このように原作ではゲスな一面が強いが、アニメではなぜかモカの股間を見ながら「強大な妖気」と言い、挙句の果てに「がんばれ、俺」と、なんとも情けない台詞を言い放ち、ネタキャラ、ヘタレキャラとしての印象を深めてしまった。
- 一ノ瀬 珠魚(いちのせ たまお)
- 声 - 雪野五月
- 大人の魅力あふれる水泳部の部長。裏では新入部員を襲って生気を吸い取っている。正体はマーメイド。
- 叶 流行(かのう ながれ)
- パッと見オタクな少年。常にカメラを持ち歩いている。胡夢に好意を抱いており、彼女の写真を入れた脅迫状を押し付けたり、新聞部の原稿を奪ったりしていた。正体はマッドスラッグ。
- チョッパー力石(ちょっぱーりきいし)
- 最強を目指すプロレス研究部に所属する大柄な男。シャツとダンベルが特徴。強いやつのうわさを聞きつけるとすぐにフライング・ボディ・アタックをするので、嫌われている。九曜の首を狙っていたが、バンパイア化した月音に先を越されたため、どちらが最強かを決めるため月音に戦いを挑んだ。正体はトロール。
- 御堂 楔(みどう くさび)
- 圧倒的な破壊力を持つはぐれ妖の「組織」に身を置く男。はぐれ妖としてのコンプレックスか出自によるものか、エリートの純血種を極度に憎む。しかし実力は高く、早さと力を兼ね備えている。萌香を人質にし、月音を一方的に虐げるが、「妖怪」として覚醒した月音に敗れた。後に入院した際、麻子に始末されかけた(コミック7巻で「重軽傷者」に含まれていたため、一命は取り留めた模様)。
- 薬丸 麻子(やくまる まこ)
- はぐれ妖の後始末屋である女性。看護師に成り済まし、月音を始末しようとする。自分の体液を相手に注入する事で、意のままに操る事が出来るが、精神的に脆い所があり、追い詰められると見境なく手駒を増やそうとするため、学園付属病院で16名の重軽傷者を出す惨事を招いた。
- 吉井 霧亜(よしい きりあ)
- バンパイア状態の萌香に興味を持つ、はぐれ妖の刺客。胡夢の月音への思いを利用して萌香を罠にかける。瞳が力を使う際にヤギのような瞳孔になるが、左右で瞳孔の向きが違う特徴的な目をしている。捉えどころのない飄々とした性格で、騒動を楽しむ性分であるが、統制の取れていない「反学派(アンチテーゼ)」の中でも取り分け気分屋で、興味を失った相手を簡単に殺そうとするなど掛け値なしの危険人物である。
- 金城 北都(かねしろ ほくと)
- 学園祭運営の為の委員会を統率するリーダー。学園祭実行委員会会長でもある。頭脳明晰で文武両道、強い指導力とカリスマ性を持ち、委員会のメンバーや教員達の信頼も厚く、学園の平和を熱く説く。
- 実は元人間で、霧亜の妖の血液が体内に入る事によって、月音のグール化同様に暴走しやすい特異体質になってしまっており、「反学派(アンチテーゼ)」を率いて学園を、ひいては隠れ住む妖と人間の共存関係を破滅に導こうとしていた。
- その後、月音達に敗れた後は、学園祭の前夜祭の時に霧亜と共に学園を去る。
- 朱染 心愛(しゅぜん ここあ)
- SeasonIIからの登場。萌香の異母妹で4姉妹の末っ子。粘着質な性格の持ち主。武器化能力を持つバケバケコウモリのこーちゃんをペットにしている。モカとは違い、ロザリオで力を封印していない。覚醒状態の萌香=「裏モカ」限定のシスコン。
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その他
- 運転士さん(本名不詳)
- 声 - 井上倫宏
- 学園と外界を繋ぐバスの運転士で、どうやら最初から月音の正体を見抜いていたが、思うところあってか学校に送り届けた。その後しばしば方々に出没し、思わせぶりなセリフをはいている。葉巻を豪快に吸ったり怪しげな含み笑いをするなどしていて、本性は謎だが、10巻までの間に理事長とは旧知の仲であるらしいことなども描かれている。月音に関して曰く「責任がある」とのことで、陰ながら見守っている様子である。
- 青野 かすみ(あおの かすみ)
- 声 - 寺田はるひ
- 優しい性格をしている月音の母親。ただ夫が怪しい神父が落とした入学案内で息子の進学先を決めた際にこれを後押しするなど、月音が陽海学園に入学するキッカケを作った一人。学園祭に伴う学舎損壊で一時帰宅した月音を出迎えたが、月音を頼って萌香が青野家を訪れた際には、息子がはじめて自宅に招いたガールフレンドが飛び切りの美少女だったために慌てるやら喜ぶやらしたものの、その直後に月音と交友する女子生徒集団が各々青野家に潜入していたために、誰が月音の本命なのかでパニックを起こしている。
- 橙条 瑠妃(とうじょう るび)
- 声 - 千葉紗子
- カラスを使った魔術が得意な魔女の一族の少女。アニメでは第9話から登場。原作では4巻13話で初登場。幼い頃、夜の都会に出かけていた際、大好きだった両親を理不尽な交通事故で亡くす。その瑠妃を引き取って育てたのはお館様である。それ以来、「人間」が両親を奪ったと考えるようになり、全ての「人間」と「人間の文明」を憎む様になった。しかし次第に人間を滅ぼそうとするお館様の計画に疑問を抱くようになる。そして敵対していた月音達に心を開くようになり、事件の終了と共に嘗ての純粋な願いを思い出す事が出来た。
- アニメでは、後述のお館様が登場時には既に死んでおり、お館様の死を受け入れられなくて、暴走してしまう設定になっている。
- その後、事件の怪我が治ると男(月音)目的で学園で働く事になり、仕事の一環として月音たちと一緒に戦うようになる。理事長の「仕事に私情は挟まない」という方針の為、中々月音に会えずにいる。
- 理事長との会話の内容からして、実力は一般の生徒以上と思われる。
- 種族が同じ魔女という事もあってか、最初に会った時から特に紫と仲が良い。
- 主なヒロイン達の中で一人だけ学園の生徒ではない。コミックス8巻のおまけ四コマより、生年月日は不明だが年齢は17歳ぐらい、血液型はA型だと判明した。(このときに、8巻まで明らかにされていなかった名字も明らかとなった。)また、生徒ではないが、メインの一人という扱いなのか、彼女の名前にも「色」(『橙』=オレンジ)が含まれている。
- 第2部5話にて、紫の口からドMであることが発覚した(最も、それ以前にもそれらしき言動をしており、ファンの間ではMではないかという噂は立っていた)。
- 青野 響子(あおの きょうこ)
- 声 - 小島幸子
- 月音の従姉。幼少時、月音とは姉弟の様に育てられ、またいい加減な親に代わってあれこれ世話も焼いていた。ちょっと天然系と月音は言ってるが、言動・行動を見る限りちょっと所ではない暴走し易い性分で、また思い込みがかなり激しい。実の姉弟ではないが、ブラコンと言っても差支えがない位月音を溺愛している。
- 長らく月音の姉代わりをしていたのに、月音が自身に断りもなく地図にも載っていない陽海学園に入学して離れ離れになったのが我慢出来なくなり、学園祭の時に陽海学園を訪れてきた。少しでも学園の怪しい所を見つけたら月音を連れて帰ると言い放ち、月音達は右往左往する羽目になってしまった。
- お館様(おやかたさま)
- 声 - 前田敏子
- 魔女を統括するモノ。魔女の住処を奪っていく人間に対して強い憎しみを持ち、人間の住む街を潰滅させようと試みる。身寄りのない瑠妃を引き取った育ての親でもある。植物を扱う術に長け、この力を使って事件を起こした。アニメでは瑠妃登場時には既に死んでいた設定になっている(その為、瑠妃登場時のエピソードが原作とアニメでは全く異なっている)。
- 黒乃 アゲハ(くろの あげは)
- スタイル抜群で、外見も派手な胡夢の母親。純情な胡夢とは異なり、男を虜にしまくるサキュバスらしい性格で他人の男を寝取ることに情熱を燃やし、月音にまでモーションをかける。月音に胡夢を襲っていいとまでいう大胆な発言もするが、胡夢に言わせるとこの性分が男運の無い理由だとか。
- 白雪 つらら(しらゆき つらら)
- 落ち着いた雰囲気のみぞれの母親。容姿も性格も親子共々そっくりだが、感情的になると氷で刃物を作り出してしまい、飲み物も一瞬で凶器に変える技の持主。雪女の地元では深刻な婿不足でもあるため、月音には是非ともみぞれの夫となり、子作りに励んで貰いたいと思っている。
- 謎こうもり(なぞこうもり)
- 声 - 子安武人
- アニメのみ登場。どこか愛らしいコウモリで、状況や用語などの解説・説明に登場する。また、覚醒した萌香を相手にした者がどれだけ持ち応えたかの時間を計測している。そして放送地区によってはパンチラやくるむ胸の押し当てを隠すためにも、しばしば登場する。
- 演じている子安は、萌香の覚醒時のナレーションもしている。
- バケバケコウモリのこーちゃん
- 心愛について回るマスコット的こうもり。いろいろな武器に変身する能力を持っている。外見はアニメの謎こうもりと同じ。
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用語
- バンパイア
- 「力の大妖」という称号を持つ希少種族(絶滅寸前)で、独立心が強く、妖力を物理的な力(腕力)などに変換する能力があるうえに回復力も群を抜いているため、物理攻撃に対してめっぽう強い不死性を誇る。反面、水や十字架など様々な弱点があり、特に水は浴びると著しく弱体化する。なお入浴に際しては特殊なハーブを入浴剤とすることで可能。またその血液には適合する相手の肉体の能力を一時的にバンパイア並に押し上げ瀕死の重傷も治す力もあるが、効果のあるなしが極端なことと血を与えたバンパイアの側が弱体化すること、加えて短時間ながら強大な力を得てしまう副作用がある。更にはこの供血によって月音がグール化したように、抑制不能な化物に変えてしまうという問題もある。
- あまりの強さから自尊心が強く、過去には純血主義的な掟も根強かったが、そのために絶滅寸前にまでいってしまったことが作中語られている。
- アニメ版では「数少ないSクラスの大妖怪」とも呼称されている。
- はぐれ妖(あやし)
- 混血妖怪や人間との混血など、他の純血妖怪から差別されている存在。その能力もピンキリで、弱体化しているものから親種族の優秀な性質だけを色濃く引き継いだり、突然変異的に強大な力を得る者まで様々である。差別を被っているために猜疑心や敵愾心が強く、また絶対数が多いこともあって徒党を組んで純血種を襲うこともある模様。ただし能力的なばらつきもあって組織力に欠け、仲違いから仲間内で殺しあうことも。
- 反学派(アンチテーゼ)
- はぐれ妖らを主体とするグループで、主流派で学園を運営する人間との共存を推進する動きに対し反発しており、この中には純血種であっても単に人間との共存を好まないために合流している者もいる様子。はぐれ妖の能力もばらつきがあり、また統率力の代わりに「力こそ全て」の考え方で、考えを違えたりグループの役に立たない者は力でねじ伏せ、不必要になったら切り捨てる冷酷な集団である。別称「反学園組織」。
- 封印
- 萌香やグール化した月音などが身につけている装身具で、バンパイアの力を封じ込める絶大な力を持つ。聖なる十字架であり、特に萌香の首につけたチョーカーから下げた大型の十字架(ロザリオ)は物語を象徴するアイテムの一つである。巻末4コマ漫画に拠れば「知恵の輪のようになっている」とのことで脱着可能だが、何らかの効力で本来は封印された者自身の力では外すことはできない。ただし月音の「ホーリーロック」と呼ばれる鎖と錠前を模したブレスレッドは本来は別人のために製作された封印具であるため、月音の感情が高まりバンパイアの力がオーバーフローすると破損し、一時的にグール化の力を理性を備えたまま引き出せるようになってしまったが、これは完全にグール化しかねない諸刃の剣である。ちなみに萌香のロザリオは、これを媒介として裏モカと対話するための機能を備えている模様。
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以上でロザリオとバンパイアに関する核心部分の記述は終わりです。
単行本
- 1巻 2004年10月4日 ISBN 4-08-873665-6
- 2巻 2005年2月4日 ISBN 4-08-873776-8
- 3巻 2005年6月3日 ISBN 4-08-873823-3
- 4巻 2005年10月4日 ISBN 4-08-873869-1
- 5巻 2006年2月3日 ISBN 4-08-874024-6
- 6巻 2006年6月2日 ISBN 4-08-874116-1
- 7巻 2006年10月4日 ISBN 4-08-874270-2
- 8巻 2007年2月2日 ISBN 978-4-08-874324-0
- 9巻 2007年6月4日 ISBN 978-4-08-874372-1
- 10巻 2007年10月4日 ISBN 978-4-08-874449-0
キャラクターソング/サウンドトラックなど
- キャラクターソングは全てオリジナル曲と80年代のアイドル歌手のカバー曲の2曲を収録。カップリング曲の( )内はオリジナルヴァージョンの歌唱者。
- ロザリオとバンパイア キャラクターソングシリーズ 1
- (KICM 3167) 2008年2月14日発売
- 赤夜萌香/staring:水樹奈々
- 収録曲:赤い情熱・赤いスイートピー(松田聖子)
- ロザリオとバンパイア キャラクターソングシリーズ 2
- (KICM 3168) 2008年2月14日発売
- 黒乃胡夢/staring:福圓美里
- 収録曲:渚のデカメロン・時に愛は(松本伊代)
- ロザリオとバンパイア キャラクターソングシリーズ 3
- (KICM 3169) 2008年2月14日発売
- 仙堂紫/staring:こやまきみこ
- 収録曲:マジカルロマンス・デリケートに好きして(TVアニメ「魔法の天使クリィミーマミ」 OPテーマ・太田貴子)
- ロザリオとバンパイア キャラクターソングシリーズ 4
- (KICM 3170) 2008年3月26日発売予定
- 白雪みぞれ/staring:釘宮理恵
- 収録曲:雪解けの恋心・スローモーション(中森明菜)
- ロザリオとバンパイア キャラクターソングシリーズ 5
- (KICM 3171) 2008年3月26日発売予定
- 橙条瑠妃/staring:千葉紗子
- 収録曲:友達だよ…・話しかけたかった(南野陽子)
- ロザリオとバンパイア キャラクターソングシリーズ 6
- (KICM 3172) 2008年3月26日発売予定
- ザ・かぷっちゅ(赤夜萌香・黒乃胡夢・仙堂紫・白雪みぞれ・橙条瑠妃)/staring:水樹奈々・福圓美里・こやまきみこ・釘宮理恵・千葉紗子
- 収録曲:冷たいロザリオ・時の河をこえて(うしろ髪ひかれ隊)
テレビアニメ
ジャンプ系新作アニメとしては、UHF局放送かつ全局ハイビジョンで放送されている初の作品。戦闘シーンが多い原作に対し萌えを狙った演出が多く、胸揺れやパンチラが非常に多い。特にパンチラは、毎回平均20回前後にも及ぶほど。
スタッフ
- 原作:池田晃久
- 製作:鳥嶋和彦、石川真一郎、藤岡修、雲出幸治
- 企画協力:「ジャンプSQ.」編集部、渡邊真
- シリーズ構成:山口宏
- メインキャラクターデザイン:藤田まり子
- モンスターデザイン・プロップデザイン:神戸洋行
- 設定協力:川原智弘、中村深雪
- 総作画監督:清丸悟
- 美術監督:池田繁美
- 美術設定:池田繁美、大久保修一
- 美術ボード:丸山由紀子
- 背景:アトリエ・ムサ
- 色彩設計:鈴木寿枝
- 特殊効果:益子典子
- 撮影監督:牛島あゆみ
- 撮影協力:トライパッド、W-sky、デコロコ、トランスアーツ、Cube A motion、スタジオエル、流星、GAINAX
- 3DCGI監修:白井宏旨
- 3DCGI:山形一弥
- 2Dグラフィックス:ロゴデザイン:西條洋介
- 2Dデザイン・張り込み:村田恵里子
- 編集:廣瀬清志
- 編集助手:齋藤朱里
- オフライン編集スタジオ:キュー・テック
- オフライン編集:塚田徹郎、藤本貴大
- オフライン編集デスク:岡本昌明
- 音楽:田中公平、浜口史郎
- 音響監督:高寺たけし
- 音響プロデューサー:中野徹(第4話-)
- 音響効果:小山健二(サウンドボックス)
- 録音調整・選曲→サウンドミキサー:なしもとりょうこ
- 録音助手→サウンドエディター:宮本賢人
- 音響制作・録音スタジオ:HALF H・P STUDIO
- 音響制作担当:浦狩裕樹、渡辺悠介
- 音楽制作:フューチャービジョンミュージック(藤田純二)、イマジン(齋藤裕二、當眞一)
- 音楽協力:キングレコード(三嶋章夫、中村則子)
- 宣伝担当:木立己百花、大石睦美
- 商品化担当:杉浦仁司
- 制作管理:吉田悟
- デジタル管理:藤黒素子
- CGI管理:三輪泰地朗
- 制作デスク:乙川将志
- 設定制作:石川俊介
- 制作協力:GAINAX(第10話)
- アニメーション制作プロデューサー:若松剛
- アシスタントプロデューサー:吉澤隆、後藤宏樹
- プロデューサー:松田宗治、藤崎真哉、橋本大知、松井智、池田慎一
- エグゼクティブプロデューサー:渡辺直樹、難波秀行
- 監督:稲垣隆行
- アニメーション制作:GONZO
- 製作:陽海学園新聞部(集英社、GDH、ハピネット、読売広告社)
主題歌
- オープニングテーマ『COSMIC LOVE』(第2話 - :第1話はエンディングテーマ)
- 作詞:園田凌士、作曲・編曲:藤田淳平(Elements Garden)、歌:水樹奈々
- エンディングテーマ『Dancing in the velvet moon』(第2話 - )
- 作詞:水樹奈々、作曲:上松範康(Elements Garden)、編曲:上松範康・中山真斗(Elements Garden)、歌:水樹奈々
- 挿入歌『赤い情熱』(第5話)
- 作詞:園田凌士、作曲:上松範康、編曲:菊田大介、歌:赤夜萌香(水樹奈々)
- 挿入歌『渚のデカメロン』(第5話)
- 作詞:桑原永江、作曲・編曲:藤田淳平、歌:黒乃胡夢(福圓美里)
- 挿入歌『マジカルロマンス』(第5話)
- 作詞:桜たんぽぽ、作曲:上松範康、編曲:菊田大介、歌:仙童紫(こやまきみこ)
- 挿入歌『雪解けの恋心』(第7話)
- 作詞:園田凌士、作曲・編曲:上松範康(Elements Garden)、歌:白雪みぞれ(釘宮理恵)
- 挿入歌『赤いスイートピー』(第8話)
- 作詞:松本隆、作曲:呉田軽穂、編曲:藤田淳平(Elements Garden)、歌:赤夜萌香(水樹奈々)
- 挿入歌『友達だよ…』(第10話)
- 作詞:桜たんぽぽ、作曲・編曲:藤間仁(Elements Garden)、歌:橙条瑠妃(千葉紗子)
サブタイトル
話数 | サブタイトル | 放送日 | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | DVD |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 新生活とバンパイア | 2008年1月3日 | 山口宏 | 稲垣隆行 | Shuzilow.HA 齋藤雅和 |
第1巻 | |
2 | 夢魔とバンパイア | 2008年1月10日 | 福田道生 | 市村徹夫 | 中村深雪 | ||
3 | 魔女っ子とバンパイア | 2008年1月17日 | 池畠博史 | SEO KYUNG-ROCK | |||
4 | さよならとバンパイア | 2008年1月24日 | 祝浩司 | 山川宏治 | 第2巻 | ||
5 | スクール水着とバンパイア | 2008年1月31日 | 早坂律子 | 稲垣隆行 | 小林亮 | ||
6 | 新聞部とバンパイア | 2008年2月7日 | 福田道生 | 大宅光子 | 菅井翔 斉藤雅和 神戸洋行(作監補佐) | ||
7 | 雪女とバンパイア | 2008年2月14日 | 山口宏 | 東海林真一 | 白石道太 | Shuzilow.HA 海老原雅夫 片岡英之 蘇武裕子 阿部達也 |
第3巻 |
8 | 数学とバンパイア | 2008年2月21日 | 出井真知雄 | 神戸洋行 | SEO KYUNG-ROCK | ||
9 | 夏休みとバンパイア | 2008年2月28日 | 早坂律子 | もりたけし | 祝浩司 | 小谷杏子 片岡英之 | |
10 | ひまわりとバンパイア | 2008年3月6日 | 板垣伸 | 平田雄三 | 第4巻 | ||
11 | 新学期とバンパイア | 2008年3月13日 | |||||
12 | 公安委員会とバンパイア | 2008年3月20日 | |||||
13 | 月音とバンパイア | 2008年3月27日 |
放送局
この項目は最新・正確な番組情報を提供するものではありません。録画・録音・視聴・聴取などの際には放送局の公式Webサイトなどで確認してください。免責事項もあわせてご覧ください。※このテンプレートは過去の議論により既に廃止されており、現在は使用すべきではありません。詳細はWikipedia‐ノート:ウィキプロジェクト 放送番組#番組警告テンプレートの廃止提案をご覧ください。 |
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 |
---|---|---|---|---|
東京都 | TOKYO MX(幹事局) | 2008年1月3日 - 3月27日 | 木曜 23時30分 - 24時00分 | 独立UHF局 |
千葉県 | チバテレビ | 木曜 26時00分 - 26時30分 | ||
神奈川県 | tvk | 木曜 26時15分 - 26時45分 | ||
埼玉県 | テレ玉 | 2008年1月5日 - 3月29日 | 土曜 25時30分 - 26時00分 | |
大阪府 | テレビ大阪 | 土曜 26時40分 - 27時10分 | テレビ東京系列 | |
愛知県 | テレビ愛知 | 2008年1月10日 - | 木曜 25時28分 - 25時58分 | |
青森県 | 青森放送 | 木曜 25時34分 - 26時04分 | 日本テレビ系列 | |
全国 | キッズステーション | 2008年4月22日 - | 火曜 24時00分 - 24時30分 | CS放送 |
TOKYO MX 木曜23:30枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
ロザリオとバンパイア
|
-
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|
テレビ大阪 土曜26:40枠/チバテレビ 木曜26:00枠/ tvk 木曜26:15枠/テレ玉 土曜25:30枠/テレビ愛知 木曜25:28枠 |
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スカイガールズ
(ここまでテレビ大阪が幹事局) |
ロザリオとバンパイア
|
紅
(ここからtvkが幹事局) |
青森放送 UHFアニメ枠 | ||
ロザリオとバンパイア
|
-
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|
キッズステーション 火曜24:00枠 | ||
ロザリオとバンパイア
|
-
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備考
- TOKYO MXと青森放送以外は、前番組の『スカイガールズ』と同じ放映枠を踏襲。ただし、テレビ愛知は編成の都合上から前番組と比較して1週遅れネット。
- 青森放送は本作における東名阪地区以外の唯一のネット局にして、『フタコイ オルタナティブ』以来2年9ヶ月ぶりのUHFアニメである。
- tvkでは第2話放送の際に画像が乱れる放送事故が発生し、後日再放送された。
- テレビ大阪やテレビ愛知など一部の局での放送時には、パンチラを初め露骨な部分の幾つかを謎こうもりで見え難くする修正が加えられている。
- 第2、3話のOP・EDと第4話以降のOP・EDではアニメーションが修正されている。曲も僅かにアレンジ(リミックス)された。
- 監督は、「アニメはラブコメ路線で行く」と言う発言をしており、原作を踏襲しつつも独自な演出をする事をほのめかしている。
- 主演の岸尾だいすけ、水樹奈々はほぼ同時期に放映されたアニメ『AYAKASHI』でも主人公とヒロイン役で共演している。
インターネットラジオ
- ラジオ! ロザリオとバンパイア
- 2007年12月27日より音泉で配信されているネットラジオ。パーソナリティは福圓美里(黒乃胡夢役)、こやまきみこ(仙童紫役) 。
ゲーム
Template:節新製品 『ロザリオとバンパイア 七夕のミス陽海学園』のタイトルで、カプコンより2008年3月20日に4,800円(税込み5,040円)での発売。ニンテンドーDS用ソフトで、ジャンルはアドベンチャー。
脚注
- ^ ラジオ! ロザリオとバンパイアでも使われている。
- ^ 同時刻での前番組は「スーパーロックライン」(移動)