さよなら絶望先生
さよなら絶望先生 | |
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ジャンル | ギャグ漫画・少年漫画 |
漫画 | |
作者 | 久米田康治 |
出版社 | 講談社 東立出版社 |
掲載誌 | 週刊少年マガジン |
レーベル | マガジンコミックス |
発表期間 | 2005年22・23号 - 連載中 |
巻数 | 既刊11巻 |
アニメ | |
原作 | 久米田康治 |
監督 | 新房昭之 |
シリーズ構成 | 金巻兼一 |
脚本 | 金巻兼一・高山カツヒコ他 |
キャラクターデザイン | 守岡英行 |
アニメーション制作 | シャフト |
製作 | さよなら絶望先生製作委員会 |
放送局 | 放送局参照 |
放送期間 | 2007年7月 - 9月 |
話数 | 全12話 |
アニメ:俗・さよなら絶望先生 | |
原作 | 久米田康治 |
監督 | 新房昭之 |
シリーズ構成 | 小黒祐一郎 |
キャラクターデザイン | 守岡英行 |
アニメーション制作 | シャフト |
製作 | さよなら絶望先生製作委員会 |
放送局 | 放送局参照 |
放送期間 | 2008年1月 - 3月(予定) |
話数 | 全13話(予定) |
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『さよなら絶望先生』(さよならぜつぼうせんせい)は「週刊少年マガジン」で2005年22・23合併号から連載中の久米田康治によるギャグ漫画作品とそれを原作とするアニメ作品。単行本は2025年1月現在、十一集(11巻)まで発刊中。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
あらすじ
桜も咲き誇る4月。新しいクラスに希望に胸を膨らませた何事もポジティブにしかとれない少女・風浦可符香は、自殺しようとする何事もネガティブにしかとれない青年・糸色望と出会う。決して出会ってはいけないはずの2人であったが、何と糸色望は風浦可符香のクラスの担任であった。
ひきこもり少女、ストーカー少女、被DV疑惑少女、人格バイリンガル少女、超几帳面少女、難民少女など一癖も二癖もある絶望的な生徒が在籍する2年へ組では毎回様々なことが起こる。
概要
- 1話完結式。毎回時事ネタ、自虐ネタ、作者の知識などを使って、特定の言葉や事柄に焦点を当てたギャグを展開する。伏字などを使い、分かる人には分かる時事ネタやパロディ、ギャグが特徴。これは、前作『かってに改蔵』から続く作風であるが、前作に比べればマニア向けなネタや強烈な毒気のあるギャグやパロディは減っている。このほか、前作と異なり漫画家や漫画作品に対するパロディなどはほとんどなく、さらに少数の強烈なキャラ(前作における名取羽美や坪内地丹など)のみで展開させないこともあり毒気が薄い。内容も若干一般向け・社会派になっている。
- 毎話のサブタイトルは文学作品のタイトルやその中の一節とその回のテーマとをかけたパロディである。
- 『かってに改蔵』に比べると、個性の強いキャラが多くなっているものの、外見の描き分けはキャラが多いためかほとんど髪型で分けられるようになっている[1]。
- 舞台である高校は『かってに改蔵』同様に、男女共学であるが、女子生徒と比べると男子生徒の登場人数や頻度は極端に少ない。
- 「昭和」の年号が続いているという設定となっている(ただし望が「平成○○」と言うこともある)。また、夏を時期とする話では女子が和服を着ている回が圧倒的に多い。男子も久藤准はよく着物姿で登場する、など、「夏」と「和服」を顕著に結びつける傾向が強い。
- 携帯電話やファックス、インターネットなどテクノロジー面では現在と何ら変わりないが、背景に描かれる建物は基本的にノスタルジックな看板建築や西洋近代建築であり、高層ビルは基本的に登場しない。またバスやタクシーなども昭和30年代を思わせるようなデザインである。夏場や秋祭りには昭和の「旧き良き時代」を彷彿とさせる描写がよく登場する。
- 時代的には「昭和」の延長線上にあるが、一部地区の扱いが現代と異なる「明治的時代観」によってなされており(旧日本軍が引き続き存在している(第一集八話の新聞番組欄、アニメ12話などに登場)、学生運動が未だに続行中で今年で39年目である、など)、東京は「東京府」となっている。また東京の自治区分も現代とは異なり本作の舞台は主に「小石川区」(講談社の所在地は旧東京市小石川区に相当する)となっている。ただし「京都」「沖縄」は現代的扱い。
- 作中では以前の久米田康治の作品と同じく、まれに過去の作品の登場人物が登場する。
- 朝日新聞(2006年4月16日号「コミックガイド」コーナー)や週刊文春(2006年8月31日号「漫画専科」コーナー)、他にSPA!、読売新聞等で作風が紹介されたことがある。
- 2007年(平成19年)度(第31回)講談社漫画賞少年部門受賞(この漫画賞受賞の件も作中でたびたびネタにしている)。
- 単行本の「第○集」は、コミックスでは主に小学館が用いている単位である。
登場人物
単行本
装丁
- カバー
- 表面に和紙風の加工が施された仕様。毎集地の色と模様が異なる。
- 表表紙は絶望先生の全身絵。裏表紙は和服を着用した2のへの少女の絵で、単行本の人物紹介掲載が早い順に描かれている。
- 装丁担当者:第一 - 三集:久持正士(ハイヴ)、第四 - 十一集:久持正士/土橋聖子(ハイヴ)
- 帯
初版時
- 第一集:あおり文句「久米田康治、最新作ついに!!」
- 第二集:「世の中を授業する。」
- 第三集:「言っちゃっても、いいですか?」
- 第四集:「梅雨入り教育、真骨頂!!」
- 第五集:帯なし。
- 第六集:「教育とは、死ぬ事と見つけたり。」
- 第七集:「先生は、嘘つかない。」
- 第八集:TVアニメ化の告知。「ついに!まさかの?TVアニメ化!!」
- 第九集:TVアニメの放送情報。「本気のTVアニメ、
放送暴走開始!!」 - 第十集:TVアニメの放送情報。「TVアニメ、やりたい放題中!」
- 第十一集:TVアニメ第2期決定の告知。「TVアニメ第2期2008年1月放送開始!!予定」
キャンペーン時の版
- 第一 - 八集など(第九集発売後):講談社漫画賞受賞の宣伝、TVアニメの放送情報。「TVアニメで会いましょう!」
- 第一 - 八集など(2007年8月頃 -):DVD第一集特装版の宣伝、TVアニメの放送情報。「TVアニメ、絶賛暴走中!!」
- 第一 - 七集など(同年11月頃 -):TVアニメ第2期の告知、DVD第一・二集特装版の宣伝。「TVアニメ第2期チバTVなど製作決定!」
その他
- 第六・七集の帯はカバー同様の和紙風の紙。
- 第六 - 九集の帯には続刊の発行予定日が記載されている。
コンテンツ
- そで
- 前のそで(カバーの折り返し部分)では、「前巻までのあらすじ」と称して本編とは全く関係のないマッドなエピソードを紹介(第一集にもある)。
- 後ろのそでには、有名な文学作品の一節を改変した「絶望文学集」を掲載。
- カバーの下
- カバー表面とは異なる絵や4コマ漫画が描かれている。『かってに改蔵』の4巻以降と同じだが、本作は絵がより丁寧。表裏ともに描かれているが、一方は小森霧のサービスショットである(第六集は119ページにも)。
- 巻末
-
- 「今回の告訴」:木村カエレの告訴状を載せる。
- 「絶望学級通信」:「絶望絵画館」や「絶望写真館」というサブコーナーを設けて、読者から送られてくるイラストや写真を久米田の手書きコメント付きで載せる。なお、「絶望写真館」は第八集以降未掲載。第十集の「絶望絵画館」においては、TVアニメの声優と監督による読者イラストの選定・コメントが企画されている。
- 「紙ブログ」:作者が単行本に載った話のテーマに沿った小話を掲載。『かってに改蔵』の「今巻の反省文」と同じく内容は明るくない。
- このほかにもうひとつ、毎集企画の異なるコーナー(下記参照)がある。
- 第一集:本作の連載開始前にさよなら絶望先生の「予告編」と称して週刊少年マガジンに掲載された一編を特別収録。内容は廃校寸前の小学校を舞台にした物語というもので、本編とは全く関係がない。
- 第二集:「今集のアンケート」を掲載。一般的な読者アンケートと異なり、質問内容や選択肢がひどくネガティブである。
- 第三集:「週刊絶望先生批評」と題する漫画を収録。本作に寄せられた読者の辛辣な批評を司会役の千里と久藤が取り上げる。
- 第四集:「特集 二人はどこへ行く 久本康×米田治[異色対談]」を掲載。久米田康治が実は久本康と米田治という二人の漫画家であるというネタは『かってに改蔵』で初出。
- 第五集:「絶望先生えかきうた」を掲載。うたのおねえさんが千里でおにいさんが久藤。
- 第六集:「緊急救済企画」として、単行本と同日発売予定だったが実現しなかった2007年の隔月めくりカレンダーの一部(1/2月・3/4月・5/6月・7/8月の4枚)を白黒で掲載。原画はカラーだった。
- 第七集:「絶望的膿(のう)トレ!」と題する時事ネタを交えたクイズやパズルのコーナー。当コーナー内のピクロスで初めてアニメ化が発表された。ピクロスを解くと「祝アニメ化」の文字が浮かび上がるものだったが、本気にした人は第七集発売後しばらくほとんどいなかった。元弟子である畑健二郎の漫画のアニメ化を祝福しているものと勘違いした人が多かったようだ[2]。
- 第八集:「セルフアニメ」と称して連続する31枚の絵を並べて掲載。あえて各アシスタントにばらばらに振り分け、自宅で作業するよう指示したもの。絶望先生の持っている鞄が突然逆の手になるといった類のミスが多発し、久米田が手書きで突っ込んでいる。なお、このセルフアニメは「久米田先生のアニメーション」としてTVアニメ内で何度か使われている。
- 第九集:「絶望音楽館」として、歌に合わせて盆踊りを踊る絶望先生の絵を掲載。CDジャケットは「バッドウィルレコード」。
- 第十集:「アニメ誌に総スルーされたので、自分で作ってみました。」として、「アヌメージョ」なる架空の雑誌の10月号の表紙と、その特集記事を掲載。表紙の方では「絶望先生 自虐のルルルルルス」の緊急特集が謳われているのに対し、次頁で特集されているのは魔法少女物萌えアニメの「絶望先生」。ちなみにアニメージュの10月号では本作の特集が組まれた。
- 第十一集:「久米田康治のお悩み相談室」と称して、作者の悩みに対する答えを読者に要求する。
雑誌掲載時との変更点
- 各話の始めに扉絵がつく。登場人物のシルエットが描き込まれたレトロチックな絵。
- 各話の終わりには、新キャラがいる場合はその紹介、いない場合は追加エピソードやおまけの4コマ漫画などがつく。
- 随所に細かい変更が見られる。特に背景の黒板や掲示物などで展開される文字による時事ネタは、頻繁に変更されている。雑誌掲載時と単行本発行時では旬の時事ネタが変わってしまうため。
- 話によってはコマの拡大や内容の追加といった大きな変更もある。以下に大きな変更点を列挙する。
- 第一集十話147ページ5コマめ - 149ページ3コマめ:まといのエピソード追加
- 第二集十三話44・45ページ見開き:宇宙の真理のコマ拡大
- 第二集十八話114ページ5コマめ - 116ページ5コマめ:千里の千里眼のエピソード追加
- 第三集二十三話42・43ページ見開き:千里「ここが勝負の分かれ目よん」のコマ拡大
- 第四集三十三話38・39ページ見開き:デッドスペースのコマ拡大
- 第六集五十六話88・89ページ見開き:おっぱいW杯の見開きゴマ(袋とじのお願い)追加
- 第七集六十三話40・41ページ見開き:優先順位を間違える男の裸のコマ拡大
- 第八集七十四話63・64ページ:千里の28歳像エピソードを加筆
- 第九集八十五話72ページ3コマめ - 73ページ3コマめ:みんなのアバターのエピソード追加
- 同話74ページ:甚六先生の入れ墨のコマ加筆・拡大
- 第十集百話142・143ページ見開き:小森霧の水着シーン追加
- 第十一集百四話62・63ページ見開き:望の影武者とあびるの海でのワンシーン追加
発売記録
- 第一集 2005年9月16日発刊 ISBN 4063635821
- 第二集 2005年12月16日発刊 ISBN 4063636194
- 第三集 2006年3月17日発刊 ISBN 4063636461
- 第四集 2006年6月16日発刊 ISBN 4063637034
- 第五集 2006年9月15日発刊 ISBN 4063637239
- 第六集 2006年12月15日発刊 ISBN 406363762X
- 第七集 2007年2月16日発刊 ISBN 9784063637939
- 第八集 2007年4月17日発刊 ISBN 9784063638189
- 第九集 2007年7月17日発刊 ISBN 9784063638547
- 第十集 2007年9月14日発刊 ISBN 9784063638875
- 第十一集 2007年12月17日発刊 ISBN 9784063639292
- 第十二集 2008年2月15日発刊予定 ISBN 9784063639490
テレビアニメ
さよなら絶望先生
チバテレビなどの独立U局をはじめ7局、及びCS局のキッズステーションにて、2007年7月より9月まで放送された。キッズステーションでは2008年現在再放送されている。全12話で、UHFアニメにあたる。ネット上や書店関係者の間では、度々アニメ化の情報が流れたが単行本8集にて正式に発表された。ちなみに同年3月8日に講談社の映像化情報でも掲載されたが、度々削除されていた。
キャスティングの発表は、原作本編(第97話)において登場人物と共に声優名を表記するという珍しい形式で行われた(単行本では本編で紹介されてなかった小森霧(谷井あすか)が単行本第9集カバー下に、日塔奈美(新谷良子)が本編から九十七話表紙に移っている)。作者いわく、「スペースがなく」てこうしたらしい。
特徴
監督が新房昭之ということもあって、近年に新房が監督した作品に出演していた声優が多くキャスティングされている。また、監督の他作品のネタがさり気なく詰め込まれている(霧の部屋のポスターが『ひだまりスケッチ』のゆのなど)。さらに原作にはない監督の他作品とは関係のないネタやキャラクターを演じている声優に関するネタがちらほら登場する(2話のまといの写真の中に、まとい役の真田アサミが演じたデ・ジ・キャラットがいるなど)。
本編には映画からアニメまで他作品の様々なパロディーがあり、またオープニングやエンディングでも、さまざまな小ネタが散りばめられている。例としては、「スペシャルサンクス」に単行本のおまけページなどに度々登場する久本康と米田治がクレジットされていることや、映倫のロゴを模した「絶倫」というロゴが使用されていることなど。また、アイキャッチは、元ネタのカット割りなどがほぼ忠実に再現されている。
パンチラや入浴といったシーンには修正が入っている(第1話のみ)。なお、修正に使われているのは原作のアシスタントの前田君の顔写真である。また、学校の時計や踏み切りにも前田君の顔写真が使われている。さらに、第2話では前田君が「MAEDAX」名義にて声優として初出演し、「クリーニング屋」を演じている(その後も本人役などで度々登場している)。なお、前田君の修正は公式サイトの投票により削除された(DVD第一集では特典映像として第1話の前田君の修正入りバージョンが見られる(規制以外の映像はDVD版と同じ))。公式サイトでは本編で使われた前田君の顔写真が見られる。
また、近年の新房作品に多く見られる「黒板の書き文字小ネタ」は、本作では原作者の久米田が自ら書いている。
第4話から第9話までのオープニングは、久米田が白黒写真で登場している。なおこの写真は講談社漫画賞授賞式後に久米田本人が行った生前葬で遺影に使用されたものと同じである(椎名高志完成原稿速報 久米田先生漫画賞レポートにて確認ができる。アニメ第3話、第5話と原作第103話でスタッフと久米田の遺影の貸し借りに関するやり取りが行われている)。
公式サイトは影を押すと裏サイトへ行ける。なお、さよなら絶望放送へのリンクがないことがネタになった(webラジオのため再生数が大事なことから)。
原作との差異
原作の時事ネタ、有名人ネタ、ブラックネタについて削除または改変が見られる以外にも、次のような違いがある。
- 原作第一話時点では登場していなかったキャラクターがアニメでは第一話から登場している(音無芽留、藤吉晴美、日塔奈美など)。
- 原作第一話に登場していたが名前は出ていなかったキャラクターについては当初より名前判明後の外見になっている(常月まとい、木津千里など)。
- (千里の名前が初めて出た)原作第八話のエピソードがアニメでは第一話と第二話に取り込まれ、また登場人物その他細部について改変されている(茶道部に来たメンバーが異なる、保健室で先に休んでいたのは原作では望、アニメでは千里、など)。
- アニメ第三話の原作第九話相当部分で望がいない理由が「取材のため」から「法廷画になるのが嫌」に変更になっている(原作第七話より連続する形となったため)。
- 奈美が最初から登場しているため、「奈美が他のクラスメイトと面識がない」という前提で成立する原作第十話相当のエピソードがカットされている。
スタッフ
- 原作:久米田康治
- 監督:新房昭之
- 副監督:龍輪直征
- シリーズ構成:金巻兼一
- キャラクターデザイン:守岡英行
- 総作画監督:山村洋貴、伊藤良明
- 美術監督:加藤浩
- 仕上監修:日比野仁
- 色彩設計:滝沢いづみ
- ビジュアルエフェクト:酒井基
- 撮影監督:江上怜
- 編集:関一彦(関編集室)
- 音響監督:亀山俊樹
- 音楽:長谷川智樹
- 音楽制作:スターチャイルドレコード
- 音響制作:オムニバスプロモーション
- オープニングディレクター:尾石達也(第1話 - 第9話、第12話)、龍輪直征・宮本幸裕(第10話、第11話)
- テロップワーク:尾石達也
- エンディング絵コンテ・演出・作画監督:大田和寛
- 協力:竹田哲也(週刊少年マガジン編集部)、室市剛人(ビッグショット)
- 宣伝:藤村絵美
- 制作担当:田上公仁
- 制作デスク:米沢圭亮(シャフト)、菅野雄二(スタジオパストラル)
- 設定制作:佐藤克彦
- 制作補佐:大嶋実句、藤田星平(第1話)
- アシスタントプロデューサー:宮本純乃介
- プロデューサー:森山敦
- アニメーションプロデューサー:久保田光俊
- アニメーション制作:シャフト
- 製作:さよなら絶望先生製作委員会
声の出演
主題歌
- オープニングテーマ1『人として軸がぶれている』(第01話 - 第09話,第12話)
- 歌:大槻ケンヂと絶望少女達(風浦可符香、木津千里、木村カエレ、関内・マリア・太郎、日塔奈美)、作詞:大槻ケンヂ、作曲・編曲:NARASAKI
- 演奏は、大槻の率いるバンド『特撮』のメンバーである。
- オープニングテーマ2『強引niマイYeah〜』(第10,11話)
- 歌:絶望少女達(風浦可符香、木津千里、木村カエレ、日塔奈美) 、作詞:村野直球、作曲・編曲:川田瑠夏
- 『人として軸がぶれている』のカップリング曲。
- エンディングテーマ『絶世美人』
- 歌:絶望少女達(風浦可符香、木津千里、木村カエレ、日塔奈美)、作詞:只野菜摘、作曲・編曲:橋本由香利
- オープニングテーマを歌う絶望少女達から、関内・マリア・太郎を演じる沢城みゆきが抜けた編成である。なお、いずれのシングルにも、初回限定盤には「絶望エンドカード」が封入されている。
サブタイトル
話数 | サブタイトル[3] | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | エンドカード[4] |
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1 | さよなら絶望先生 | 金巻兼一 | 福田道生 | 宮本幸裕 | 山村洋貴 | 藤田和日郎 |
2 | トンネルを抜けると白かった | 高山カツヒコ | 森義博 | 古川英樹 | 上条明峰 | |
3 | その国を飛び越して来い | 金巻兼一 | 龍輪直征 潮月一也 |
板村智幸 | 潮月一也 | 瀬尾公治 |
4 | ヒジニモ負ケズ ヒザニモ負ケズ ※アンテナ立ちぬ いざ生きめやも |
高山カツヒコ | 田中穣 | 飯村正之 | 田中穣 | 西本英雄 |
5 | ※身のたけくらべ シミと毒だし |
山村洋貴 宮崎修治 清水慶太 |
吉田秀之 | 実原登 | 木尾士目 | |
6 | 見合う前に跳べ | 久保田雅史 | 音間聞 | 板村智幸 | 湖川友謙 | 曽山一寿 |
7 | ※仮名の告白 ある朝、グレゴール・ザムザが目をさますと神輿を担いでいた |
高山カツヒコ | 森義博 | 古川英樹 | 高橋留美子 | |
8 | 私は宿命的に日陰者である ※それだから逃げるのだ ついて来い!フィロストラトス! |
久保田雅史 | 福田道生 | 鎌田祐輔 | 田中穣 | 荒川弘 |
9 | 富士に月見草は間違っている ※証明しようと思っていた。今年の正月 |
金巻兼一 | 鎌田祐輔 | 吉田秀之 | 実原登 | 瀧波ユカリ |
10 | ※一人の文化人が羅生門の下で雨やどりしていた 生八ツ橋を焼かねばならぬ |
久保田雅史 | 福田道生 | 宮本幸裕 板村智幸 |
西田美弥子 湖川友謙 |
朝基まさし |
11 | あれ 不可よ 原作があるじゃないかね[5] | 金巻兼一 | 森義博 | 古川英樹 | 寺嶋裕二 | |
12 | なんたる迷惑であることか![5] | 高山カツヒコ | 尾石達也 | 飯村正之 | 大田和寛 田中穣 守岡英行 |
久米田康治 |
放送局
対象地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 遅れ日数 | 備考 |
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神奈川県 | tvk | 2007年7月7日 - 9月22日 | 土曜 24時30分 - 25時00分 | - | |
千葉県 | チバテレビ | 2007年7月8日 - 9月23日 | 日曜 23時30分 - 24時00分 | 1日 | 幹事局 |
埼玉県 | テレ玉 | 日曜 25時00分 - 25時30分 | |||
兵庫県 | サンテレビ | 2007年7月9日 - 9月24日 | 月曜 24時00分 - 24時30分 | 2日 | |
東京都 | TOKYO MX | 月曜 25時30分 - 26時00分 | |||
愛知県 | テレビ愛知 | 月曜 26時05分 - 26時35分 | |||
京都府 | KBS京都 | 2007年7月11日 - 9月26日 | 水曜 25時30分 - 26時00分 | 4日 | |
鹿児島県 | 鹿児島テレビ | 2008年1月17日 - 4月10日 | 木曜 26時10分 - 26時40分 | 約5ヶ月 | スポンサーは ひょうたん書店のみ[6] |
日本全国 | キッズステーション | 2007年7月25日 - 10月10日 | 水曜 24時00分 - 24時30分 | 18日 | リピート放送あり |
チバテレビ 日曜 23:30枠 / キッズステーション 水曜 24:00枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
陸上防衛隊まおちゃん
(アンコール放送2回目) |
さよなら絶望先生
|
|
鹿児島テレビ 木曜 26:10枠 | ||
さよなら絶望先生
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-
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DVD
DVDは特装版と通常版のそれぞれ全4巻発売予定。各巻3話ずつ収録予定。 特装版には特典として絶望デジパック仕様、そして絶望エンドカードと絶望カルタカードが封入される。
- さよなら絶望先生 特装版1(2007年9月26日発売)
- さよなら絶望先生 特装版2・通常版1(2007年10月24日発売)
- さよなら絶望先生 特装版3・通常版2(2007年11月21日発売)
- さよなら絶望先生 特装版4・通常版3(2007年12月26日発売)
- さよなら絶望先生 通常版4(2008年1月23日発売)
CD
いずれも初回限定で「絶望エンドカード」が封入されている。
- さよなら絶望先生 オープニングテーマ「人として軸がぶれている」(2007年8月22日発売)
- さよなら絶望先生 エンディングテーマ「絶世美人」(2007年9月26日発売)
- さよなら絶望先生 あゝ、文化的… オリジナルサウンドトラック「絶望劇伴選集」(2007年10月24日発売)
- さよなら絶望先生 キャラクターソングアルバム「絶望歌謡大全集」(2007年11月21日発売)
Webラジオ
さよなら絶望先生 序〜絶望少女撰集〜
2008年1月1日に発売された総集編DVD。原作1巻の中から風浦可符香、小森霧、常月まとい、小節あびる、木村カエレ、木津千里、関内・マリア・太郎、日塔奈美が登場する話全8話を収録(日塔奈美のみ不登校中の様子を描いたオリジナルエピソード)。テレビアニメ版より原作基準のためアニメ第1期と比べネタなどが原作と同じになったりさまざまな新規カットが加えられていたり、第1期で削られた木津千里のエピソードなど新作もある。また原作通りの話のためテレビアニメ版と少し設定が異なる(木津千里が委員長と呼ばれている、日塔奈美が不登校のままなど)。
BS11デジタルでは2008年1月4日に「絶望少女撰集(BS11 Ver.)」として風浦可符香、小森霧、木津千里、日塔奈美の話を放送。また、この回のエンドカードは小林ゆうが担当している。
俗・さよなら絶望先生
2008年1月よりチバテレビほか独立U局とキッズステーションと、新たにBS11デジタルで放送。BS11デジタルでは第一期を放送せずに「俗・さよなら絶望先生」のみ放送[7]。
第2期の特徴
本編は第一話を除いて3部構成になっており、時間が統一されていない(2話では7月→3月→5月と季節が行ったり来たりしている)。第二話のAパートでは全てのセリフが意味不明の言語になり原作とは全く違う字幕が付けられたり、Cパートではなぜか浜辺で授業を受けていたりと第1期とは違った演出がされている。
第3話からのオープニングの前半の画は「解体新書」の図版を基にしている。 第1話から第4話のエンディングは原作及び本編とは全く違う少女漫画のような画になっている(臼井影郎は例外)。
本編の終了後には単行本後ろそでにある絶望文学集を出演声優の一人が朗読する。
第1期との違い
- シリーズ構成が金巻兼一から小黒祐一郎に交代し、1期で各話演出をしていた宮本幸裕がチーフ演出になる。
- 日塔奈美の不登校話の時には既に木村カエレが居る等第1期とは矛盾した展開になっている。
- 第2期公式ホームページにはさよなら絶望放送のリンクがある。
スタッフ
- 原作:久米田康治
- 監督:新房昭之
- 副監督:龍輪直征
- チーフ演出:宮本幸裕
- シリーズ構成・脚色:小黒祐一郎
- キャラクターデザイン:守岡英行
- 総作画監督:守岡英行・山村洋貴
- 美術監修:加藤浩
- 美術監督:栫ヒロツグ
- 色彩設計:滝沢いづみ
- 撮影監督:江上怜
- 編集:関一彦(関編集室)
- 音響監督:亀山俊樹
- 音楽:長谷川智樹
- 音響制作:オムニバスプロモーション
- 音楽制作:スターチャイルドレコード
- オープニングディレクター:龍輪直征・宮本幸裕
- 協力:竹田哲也(週刊少年マガジン編集部)、室市剛人(クオラス)
- 宣伝:藤村絵美
- アシスタントプロデューサー:宮本純乃介
- 制作担当:田上公仁
- 制作デスク:米沢圭亮、菅野雄二(第02話、第04話)
- 設定制作:佐藤克彦
- プロデューサー:森山敦
- アニメーションプロデューサー:久保田光俊
- アニメーション制作:シャフト
- 製作:さよなら絶望先生製作委員会
主題歌
- オープニングテーマ『空想ルンバ』
- 歌:大槻ケンヂと絶望少女達(風浦可符香、木津千里、木村カエレ、関内・マリア・太郎、日塔奈美)、作詞:大槻ケンヂ、作曲・編曲:NARASAKI
- メインエンディングテーマ『マリオネット』(第05話 - )
- 歌:ROLLYと絶望少女達(小森霧、常月まとい、関内・マリア・太郎、小節あびる、藤吉晴美)、作詞:ROLLY、作曲:ROLLY、長谷川智樹、編曲:長谷川智樹
- サブエンディングテーマ『恋路ロマネスク』(第01話 - 第04話)
- 歌:絶望少女達(小森霧、常月まとい、小節あびる、藤吉晴美)、作詞:村野直球、作曲・編曲:橋本由香利
- 『空想ルンバ』のカップリング曲。
- サブエンディングテーマ『オマモリ』
- 歌:絶望少女達(風浦可符香、木津千里、木村カエレ、日塔奈美)、作詞:只野菜摘、作曲・編曲:川田瑠夏
- 『マリオネット』のカップリング曲。
サブタイトル
話 数 |
サブタイトル | 原作 | 構成 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | エンドカード | 制作協力 |
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1 | ほら、男爵の妄言 | 単行本第一集 前巻のあらすじ |
東富耶子 | 龍輪直征 宮本幸裕 |
宮本幸裕 | 大田和寛 | 寺田克也 | |
当組は問題の多い教室ですからどうかそこはご承知ください | 第十話 | |||||||
2 | まだ開けそめし前髪の | 第十二話 | 実原登 板村智幸 |
加藤顕 | 実原登 | 亜桜まる | スタジオパストラル | |
ティファニーで装飾を | 第八十五話 | 古川英樹 | ||||||
新しくない人よ 目覚めよ | 第五十話 | |||||||
3 | 十七歳ね、自分のシワをつかんで見たくない? | 第七十四話 | 鎌田祐輔 | 守岡英行 | 氷川へきる | |||
義務と兵隊 | 第七十一話 | 日下岳史 | ガイナックス | |||||
さらっと言うな!とメロスはいきり立って反駁した | 第九十話 | 宮西多麻子 | ||||||
4 | 路傍の絵師[8] | 第百話 | 中澤勇一 | 森義博 | 中澤勇一 | 幾原邦彦 | スタジオパストラル | |
恥ずかしい本ばかり読んできました | 第二十二話 | 森義博 | 古川英樹 | |||||
薄めの夏[8] | 第百話 | |||||||
5 | 文化系図 | 第六十八話 | 飯村正之 | 西田美弥子 | 畑健二郎 | |||
私はその人を常に残りものと呼んでいた | 第三十五話 | 湖川友謙 | 飯村正之 | 湖川友謙 | ||||
恩着せの彼方に | 第九十八話 | 龍輪直征 | 貞方希久子 | ガイナックス |
放送局
対象地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 備考 |
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神奈川県 | tvk | 2008年1月5日 - | 土曜 24時30分 - 25時00分 | |
千葉県 | チバテレビ | 2008年1月6日 - | 日曜 23時30分 - 24時00分 | 幹事局 |
埼玉県 | テレ玉 | 日曜 25時00分 - 25時30分 | ||
兵庫県 | サンテレビ | 2008年1月7日 - | 月曜 24時00分 - 24時30分 | |
東京都 | TOKYO MX | 月曜 25時30分 - 26時00分 | ||
愛知県 | テレビ愛知 | 月曜 26時05分 - 26時35分 | ||
京都府 | KBS京都 | 2008年1月9日 - | 水曜 25時30分 - 26時00分 | |
日本全国 | BS11 | 2008年1月11日 - | 金曜 24時30分 - 25時00分 | 「ANIME+」枠 |
キッズステーション | 2008年1月23日 - | 水曜 24時00分 - 24時30分 | リピート放送あり |
リニューアル後の公式サイトではBS11とキッズステーションの放送日時が消されている。また、提クレは各局送出。
チバテレビ 日曜 23:30枠 / キッズステーション 水曜 24:00枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
俗・さよなら絶望先生
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D.C.II S.S. 〜ダ・カーポII セカンドシーズン〜
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BS11 ANIME+ 金曜 24:30枠 | ||
絶望少女撰集(BS11 Ver.)
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俗・さよなら絶望先生
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DVD
- 俗・さよなら絶望先生 特装版1(2008年3月26日発売予定)
- 俗・さよなら絶望先生 特装版2・通常版1(2008年4月23日発売予定)
- 俗・さよなら絶望先生 特装版3・通常版2(2008年5月21日発売予定)
- 俗・さよなら絶望先生 特装版4・通常版3(2008年6月25日発売予定)
- 俗・さよなら絶望先生 通常版4(2008年7月23日発売予定)
CD
- 俗・さよなら絶望先生 オープニングテーマ「空想ルンバ」(2008年1月23日発売)
- 俗・さよなら絶望先生 エンディングテーマ「マリオネット」(2008年2月27日発売予定)
書籍
- TV ANIMATION 俗・さよなら絶望先生 絶望案内正本(2008年2月15日発売予定、ISBN 9784063754506)
日本国外における展開
- 台湾では、東立出版社が講談社から正式認可を受けており、繁体字中国語版の単行本が『絕望先生』のタイトルで10巻まで刊行されている(2007年12月現在)。装丁は日本版と同じ。百一話は「新少年快報」で2008年1号(2007年12月7日発刊)から連載中。
- 韓国では、鶴山文化社が講談社から正式認可を受けており、韓国語版の単行本が『안녕, 절망선생』(ローマ字転写:「Annyeong, jeolmangseonsaeng」、意味:「さよなら、絶望先生」)のタイトルで6巻まで刊行されている(2007年3月現在)。カバーの絵柄は日本版と同じだが和紙仕様ではない。カバー下の絵や巻末コンテンツも健在。台詞や背景に箇条書きにされる文章に関して、韓国では一般的に知られていない事物や日本国内でのみ通用する元ネタなどの単純な翻訳だけでは理解が困難な箇所には、コマ外に韓国語で簡単な解説が付けられている。
脚注
- ^ 『かってに改蔵』の頃も名取羽美と彩園すずの髪型以外の顔が同じだった。キャラの描き分けができてないことは単行本の紙ブログなどでもネタになっている。
- ^ アニメ化を信じてもらえなかったことや勘違いされたことについては、作者自ら第八集の紙ブログや『オトナアニメ』Vol.6の特集記事その他各所にて言及している。
- ^ ※は、地デジEPGに記載及び作中に出てくる前半又は後半のもうひとつのサブタイトル。
- ^ 原作者である久米田康治と交流もしくは関連のある漫画家による書下ろしとなっている。
- ^ a b 一部の雑誌やキッズステーションの公式サイトでは11話と12話が入れ替わっていた(原作などでも放送前から11話と12話を入れ替えたと思わせるようなネタがある)。2007年9月23日に行われた野中藍 ラリルれ、にちようび。の公開録音でキャストの野中藍と新谷良子が話数入れ替わりについて、製作話と放送話が変わって驚いたと話題にした。
- ^ 地方局においては、キー局制作全日帯アニメの遅れネットは比較的多いが(深夜アニメの場合はかなり少なくなる)、地元企業が番組スポンサーとなってUHFアニメを放映する事は極めて珍しい事例である。[1]
- ^ その代わりとして、放送1週前の2008年1月4日に総集編「絶望少女撰集(BS11 Ver.)」を放送。
- ^ a b 『路傍の絵師』が原作第百話の「本筋」、『薄めの夏』が「どうでもいい話」に相当する。
関連項目
外部リンク
- 週刊少年マガジン公式HP さよなら絶望先生 紹介ページ
- スターチャイルドレコード さよなら絶望先生 アニメ公式ページ
- スターチャイルドレコード 俗・さよなら絶望先生公式ページ
- アニメイトTV WEB -Webラジオ-さよなら絶望放送-
講談社漫画賞少年部門 | ||
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第30回 平成18年度
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第31回 平成19年度
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第32回 平成20年度 -
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