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== 人物像 ==
== 人物像 ==
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2018年1月4日 (木) 12:17時点における版

人造人間18号
Android No.18[注 1]
ドラゴンボールのキャラクター
登場(最初) 其之三百四十九「目覚めた17号、18号」
『ドラゴンボールZ』第133話「そして恐怖が現実に… 目覚める17号と18号!!」
作者 鳥山明
声優 伊藤美紀
プロフィール
別名 ラズリ(本名)
種類 ドクター・ゲロによって作られた人造人間(人間ベースであるため、生殖能力は有している)
親戚 ドクター・ゲロ(創造主)
人造人間(シリーズ)
人造人間17号(双子の弟)
クリリン(夫)
マーロン(娘)
17号の妻(義理の妹)
17号の実子[注 2]
17号の養子2人[注 2]
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人造人間18号(じんぞうにんげんじゅうはちごう)は、鳥山明漫画ドラゴンボール』またはアニメドラゴンボールZ』『ドラゴンボールGT』『ドラゴンボール改』『ドラゴンボール超』に登場する架空の人物。声優伊藤美紀

人物像

レッドリボン軍の生き残りの天才科学者であるドクター・ゲロが、孫悟空を殺害する目的[注 3]で人間の女性をベースに改造した人造人間(サイボーグ)。人間をベースにして、ほとんど有機質だけで改造してあり、それが細胞レベルで融合している。同じくゲロによって改造された人造人間17号双子の弟である。17号よりはパワーで多少劣るが、それでも超サイヤ人を凌駕する実力は、永久エネルギー炉の異常なパワーによって担保されており、生みの親であるゲロでさえ手に負えないほどである。他の人造人間らと同様に飛行能力を有し、気(気配)を一切感じさせない。エネルギー切れがないために疲労を感じることはなく[注 4]フリーザを一刀両断したトランクスの剣を片腕で受け止めて刃毀れを生じさせるほど肉体も頑強。

生身の人間をベースとしているため生殖能力は残っており、のちにクリリンとの間に娘のマーロンをもうける。また、基本は人間なので修業をすればさらに強くなることが可能[1]で、食事は必要としないが水分補給は必要[1]

外見的にはかなりの美人で第25回天下一武道会では多くの男性参加者から「いい女」と評されており、バトルロイヤルでは(即一蹴しているが)美男子のジュエールに言い寄られている。細胞の劣化が遅いために年の取り方も遅い[1]。原作や『Z』の末期の頃でも外見そのものは変わっていないが、年相応の格好はしていた。

好戦的な性格で言葉遣いも荒く、金銭面にがめついなど粗野な面も目立つが、基本的に常にクールで高飛車な態度を貫いている。一方で一般的な女の子同様にファッションに気を遣っており、ブロンドの髪を掻きあげる癖がある[注 5]。クリリンに別れの挨拶としてキスをしてからかうなど女性らしい一面も時折のぞかせる。気持ちを素直に表現できない奥手なところもあり、特にアニメではその部分が強調された。恐ろしい悪役としての登場だったものの、無闇に人や動物の命を奪うことはせず、作中の時間軸の18号は結果的に直接的には誰一人として殺していない。また、自分たちを追って来たベジータたちや警官も追撃不能にした時点で攻撃を止めており、アニメでは自動車で走行中に暴走族に絡まれても追撃不能にしているだけだった[2]

完成当初は造ったドクター・ゲロすらも恐れるほどに残虐な性格となってしまい命令を全く聞かず、それを修正する何らかの再調整を受け[3]機能を停止させられていた。ゲロがベジータらに追い詰められたことで「直っておれば良いのだが」と言いつつやむなく起動、再調整が「上手く直った」と安心したゲロだったが、勝手に自分たちを改造したゲロを恨んでいることは変わらず、結局、ゲロはもうひとつの未来と同じく17号に殺害された。トランクスが言うには、未来の人造人間よりも戦闘力は高く性格も異なる。

名前について

作中、「人造人間18号」か「18号」以外の呼び名で呼ばれる場面はない。自身も「18号」としか名乗らず、魔人ブウ編の天下一武道会で氏名の記述を求められた際、係員から「18号とは名前なのか」と問われて不機嫌そうに認めるシーンがあった。

人間だった頃の名前は「ラズリ[4]」。なお弟である17号の人間だった頃の名前は「ラピス[4]」である。

ストーリーへの絡み

人造人間編

ドクター・ゲロに恨みを持つ18号は、弟の17号と同様に、テスト段階においてゲロの命令に従わない問題が判明していたため、ゲロにとっては起動させたくない存在であった。悟空たちとの戦いで、唯一命令に忠実だった19号ベジータに破壊され、後にゲロ自身も重傷を負って後がなくなったことで、苦肉の策として17号とともに起動させられた。2人は当初こそ命令に従う振りをしていたものの、それによってゲロを油断させた隙に、自分たちを緊急停止させるコントローラーを奪って破壊。最終的には17号がゲロを殺している。

その後は16号、17号とともに悟空を倒すために行動し、その途中でベジータと戦うことになる。ベジータとは当初は互角であったが、スタミナの減らない点(永久エネルギー)を生かして次第に体力が落ちるベジータを圧倒。一方的な展開で勝利を収め、ベジータのプライドを打ち砕いた。その経緯でトランクスにも圧倒的な力の差を見せ付けている[注 6]。このとき、人造人間の強さに圧倒されて尻込みしていたクリリンのことをからかう意味で頬にキスをしているが、このことがクリリンに恋心を芽生えさせる結果となった。

16号の情報を基に悟空の家に向かう途中、服屋に立ち寄り、先のベジータ戦でボロボロになった服を替えるが、気にいらず、悟空の家に辿り着くまでの間に服を着替え直していた。

17号とピッコロの戦いの最中、セルの登場によって事態は一転。17号と18号を吸収することで自らを完全体にしようと目論むセルに付け狙われ、悟空を倒すどころではなくなる。18号は、17号が吸収された後、現れた天津飯の決死の攻撃で16号とともに逃亡を図る。その後、ブルマらによって人造人間の緊急停止コントローラーが製作されており、自ら名乗り出たクリリンが人造人間を停止させる役目を負う。ベジータとセルの戦いに気を取られている18号にクリリンは接近するが、18号に恋心を抱いていたため、スイッチを押すことができず、本人の目の前でコントローラーを踏み潰す。その際クリリンは、18号に「吸収されないで欲しい」と言っている。しかし、直後にセルに発見され抗戦の構えを取るも最終的にセルの太陽拳に目をくらまされた隙に吸収された。

セルゲームでの孫悟飯との戦いの際、頭部に強烈な攻撃を喰らった影響でセルが口から吐き出したために生還、無傷だった。セルゲーム終了後に意識を取り戻した後、悪態をついて飛び去ろうとしたが、ドラゴンボールへのクリリンの願いによって17号とともに体内の爆弾が取り除かれる。その後自分と17号がお似合いだと諦めるような発言をしたクリリンの前に飛び出し「17号は双子の弟だ」と誤解を解き、感謝などしていないと憎まれ口を叩くと同時に「またな」と再会を許容するような心境の揺れを見せる。この4年後にはクリリンと結婚し、娘のマーロンをもうける。

異時系列における人造人間18号

番外編「TRUNKS THE STORY -たったひとりの戦士-」および其之四百十九「もうひとつの結末」に登場。アニメでは第164話(アニメオリジナル)のトランクスの回想、テレビスペシャル『絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』、第194話にて登場する。

作中の次元とは全く違う残虐な性格になっており、弟の17号とともに遊び感覚で破壊と殺戮を繰り返す絶望の象徴として捉えられている。破壊と殺戮を繰り返す理由は、「人間を見ると腹が立ち、人間が嫌い」だからと言っていた[注 7]。その過程で孫悟飯をはじめとする武道家を全員殺害し[注 8]、悟飯の死後に単独で戦いに挑んできたトランクスをも痛めつけた。その後パセリシティでコンピュータゲームに負けた腹いせで街を破壊していた際に過去から帰還したトランクスと対面し、「うっとうしい」という理由でトランクスを殺害しようとするが、もはやセルとの戦いを経て成長したトランクスの敵ではなく、「殺された仲間たちのカタキ」として気功波により消滅させられ、直後に「悟飯のカタキ」として17号もトランクスに倒されたため、姉弟共々あっけない最期を遂げた[注 9]

青年トランクスが生まれた次元の18号・17号は、作中の次元の18号・17号より実力が低かったことがトランクス自身によって語られている[注 10]。服装は一貫して作中の次元でいう初登場時の格好。作中の次元ではボロボロになった服を替えるが、こちらの次元ではボロボロになっていても着替えたりしていない[注 11]。しかし、テレビスペシャルと第194話の18号が17号と共に街を破壊して笑うシーンの時は、ジャケットの背中部分にレッドリボンのマークがあったが、前述のパセリシティでコンピュータゲームに負けた腹いせで街を破壊していた時からはレッドリボンのマークはない[注 12]

作中の次元に登場したセルが元々存在していた次元の18号[注 13]は、17号と共にドクター・ゲロを殺害[注 14]して研究所を出た。その際に「新しい服が欲しい」と言っていたが、その後に大きなパワーアップをしていないトランクスに何らかの方法によって破壊されている[注 15]

魔人ブウ編

セルとの戦いから7年後、開催される天下一武道会の賞金額を聞き、クリリンに出場するよう要求、自分も出ることを表明する。多数の選手が試合放棄したために行われたバトルロイヤルでジュエールを破り、孫悟天とトランクスが変装したマイティマスクと戦う。その強さに18号は訝るが、2人が超サイヤ人に変身したことですぐに正体を見破り、失格に追い込んだ[注 16]。続いて圧倒的な力の差を見せ付けたミスター・サタンに対し、わざと負ける条件として優勝賞金の倍額の金を要求。名声を汚したくないサタンの足元を見る言動のほか[注 17]、「金にならないから」と界王神に付いていくことを拒否する[注 18]など、金銭への執着を表すシーンが多く見られた。その後、強化した魔人ブウによって、神の宮殿で一度チョコレートにされて食い殺されるが、ドラゴンボールで生き返り、悟空の元気玉に協力している[注 19]

ドラゴンボール超

クリリンの良き妻として各シリーズに頻繁に登場している。

  • 「破壊神ビルス編」では、暴れだした破壊神ビルスに対してピッコロや天津飯と共に一斉に攻撃を仕掛けたが、ビルスの発した衝撃波に圧倒されすぐ戦闘不能にされてしまった。
  • 「フリーザ復活編」では、復活したフリーザと戦うクリリンにかつての道着を渡した。その際「ずっと戦闘力が高いから」と自分も戦場に出向こうとしたがマーロンを守ってくれるようにクリリンに頼まれる。その後、クリリンに頼まれ剃髪して送り出した。その戦場に赴く後ろ姿を見た時、「カッコいい…」と惚れ直す描写がなされていた。
  • 「“未来”トランクス編」では、かつて自分の敵だった未来の青年トランクスに再会。彼に対して未来世界における自分を絡めた冗談を言っていた。
  • 「宇宙サバイバル編」では、チーム対抗の武道大会「力の大会」に、第7宇宙代表の選抜戦士10名の内の1人として参戦し、最初は「タダ働きは嫌」という理由で参戦を反対していたが、悟空から1000万ゼニー出ると言われて怪しみながらもクリリンと共に参戦を表明した。また、弟の17号とはセル編の一件以降連絡を取っており、選抜戦士を探している悟空に17号の現在を話した。力の大会では、単独で第9宇宙の代表戦士ソレルを、第11宇宙の代表戦士タッパーとココットを倒し、続いて17号との連携で第2宇宙の代表戦士リブリアンと第3宇宙の代表戦士ビアラを連続して倒すといった活躍を見せるが、第3宇宙の合体戦士アニラーザによって場外から落ちかけた17号を身を挺してまで救い、その代わりに自らが場外へと落ちて脱落した。

ドラゴンボールGT

ベビーに操られ、クリリンにツフル星移住計画の順番待ちをさせていたが、結局地球に残留することになり立腹して買い物に従わせ、荷物を全部持たせているなど、夫を完全に尻に敷いている状態だった。しかし、かつて自分を改造したドクター・ゲロとドクター・ミューが開発した新17号によって凶暴化した17号にクリリンを殺された際には涙と激しい怒りを見せる。そして17号と対峙する際、強い口調で娘を逃がそうとする。一度は自身も重傷を負うが、その後悟空と協力して超17号を倒した。

また、この時クリリンに対する本音を語っている。最終回でのクリリンの台詞からクリリンとは時折組み手などをしていた様子。

邪悪龍出現後に娘と一緒にカプセルコーポレーションを訪れたのが最後の登場となった。

その他

ジャンプスーパーアニメツアー08上映作品『ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』ではサタンが企画した祝賀パーティーにクリリン、マーロンと共に出席。 助けを求めるターブルに加勢しようとしたクリリンを「一銭にもなりゃしないだろう」と一喝している。しかし危機に陥った際は身を呈して娘を守ろうとしており、そこへ駆けつけたクリリンに余裕を持って微笑みかけている。

映画

ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ』『ドラゴンボールZ 神と神』『ドラゴンボールZ 復活の「F」』に登場。

『超戦士撃破!!勝つのはオレだ』では、天下一武道会での決勝戦にて、ミスター・サタンから、2000万ゼニーを貰う取引をした。その取立てにクリリンとマーロン、トランクスと悟天を連れてサタンの邸宅に押しかけた。その後、サタンの幼馴染であるジャガー・バッタが乱入し、サタンの一番弟子とされ、ジャガー・バッタの仕向けたバイオ戦士と戦うことになる。後にバイオブロリーと戦うが、18号には手に負えなかった。悟天たちと共にジャガーたちを連れて脱出する際、クリリンが女性研究員に抱きつかれている姿を見て嫉妬していた。サタンが度々助けを求めたため、賞金を一億ゼニーまで吊り上げていた。

『ドラゴンボールZ 神と神』では、ブルマの誕生日パーティーに出席した。そこに現れた破壊神ビルスがミスター・ブウとプリンをめぐって戦いに発展していったため、ピッコロ、天津飯とともにビルスを取り押さえるべく挑むが、すぐに倒される。

『ドラゴンボールZ 復活の「F」』では、フリーザ軍戦に向かうクリリンに「私の方が強いから私が行こうか?」と気遣うがクリリンから「マーロンを守ってくれ」と頼まれクリリンを剃髪して送り出す。その際に戦いに赴くクリリンを「カッコいい…」と呟きながら見送り惚れ直している様子が覗える。この時にクリリンからは「18号さん」とさん付けで呼ばれていた。

クリリンとの結婚の過程

18号とクリリンの交際・結婚に至る経緯については作中では触れられていない。この点について原作者の鳥山は「今まで出会ったことのない、真面目で純朴なタイプのクリリンに、だんだんと惹かれていったというストーリーが頭の中で出来上がっていたが、恋愛描写が苦手なため省いた」と発言している[5]。結婚生活は幸福なようで、アニメではクリリンの「すごい幸せなんだから」という台詞に否定せず頬を赤らめている。

設定の経緯

鳥山は元々人造人間編で登場する人造人間を、19号と20号の2体のみにする予定だった。しかし敵がデブと老人という状況に初代担当編集者の鳥嶋和彦から文句を言われたため、急遽新たに17号・18号として、美形の男女の容姿をした人造人間を登場させることになった。それでも今度はガキかと再度文句を言われたため、新たな敵としてセルが登場することになる[6]

人造人間18号の主な技

原作では技名は付いていない。

パワーブリッツ[7]
片手から発射される気功波。第25回天下一武道会にて使用している。エネルギー弾自体は人造人間編においてもセルの吸収を逃れるために自害のため使おうとしたが、撃つ際に、一瞬隙ができることをセルに看破され未使用に終わった[8]
アルティメットブラスター[9] / インフィニティバレット[10]
両手から気功波を大量に放出する。未来の18号がコンピュータゲームに負けた腹いせに街を破壊する時に使用。
気円斬(きえんざん)
気を刃物のように鋭く円盤状に練り上げ、ぶつけることで相手を切り裂く技。元々はクリリンが開発した技。第25回天下一武道会においてマイティマスクと闘った時に使用。

アニメ、ゲームオリジナル

アクセルダンス
17号もしくはクリリンと2人での攻撃にゲームで名称が付けられたもの。ゲームでは、17号とのものはベジータ、トランクス戦での様子が再現されている。相方がクリリンの場合、攻撃力が17号の時よりも1.5倍上昇する。
エネルギーウェイブ
両手を1度上に挙げてから、太い柱の気功波を「そおら♪」と言いながら放出する。『超武闘伝3』でも使用しているが、放出の際の構えと台詞が異なる。
エネルギーボール
体内エネルギーを球形にして放出する技。エネルギーウェイブと同様に、掛け声を揚げながら両手を突き出すように発射される。『超武闘伝3』では、片手で気を込めて片手で放出している。
ドレインチャージ、スーパードレイン、ハイパードレイン
掴んだ相手からエネルギーを奪う技。3種類あり、それぞれ奪う効力が違う。
デッドリーダンス
前進しながら足技で連続蹴りを見舞う。
気円双波斬
両手に作り出した2つの気円斬を投げつける技。『ドラゴンボール ゼノバース』ではプレイヤーがこの技を18号から教えてもらえる。

その他にも、パームスマッシュブラッディダンスエネルギーフィールドサディスティック18(ベジータを倒した時のように最後に蹴りを放つ)など、ゲームごとにオリジナルの技がいくつか存在する。

テーマソング

ハートブレイク・メロディ、みょうに
歌 - KUKO / 作詞 - 風堂美起 / 作曲 - 清岡千穂 / 編曲 - 山本健司
あとはSilence…
歌 - 高瀬麻里子 / 作詞 - 渡辺なつみ / 作曲・編曲 - つのごうじ
人造人間18号とクリリンのテーマソング。
perfume No.18〜魔性の香り〜
歌 - KUKO&Yasumi / 作詞 - 森由里子 / 作曲・編曲 - 山本健司
My 18th Magic
歌・作曲・編曲 - cAnON.

補足

公式ファンブックにおける人気投票では、女性キャラクター中のトップ票を集めた。

担当声優の伊藤は、「とにかく強くて、割り切って演じられるのでスカッとする」キャラクターと語る。その一方で未来世界の残虐な18号を演じた際は、心苦しかったとも発言している[11]

鳥山は人造人間17号と18号について、改造される前は姉弟揃って札付きの不良であり、いきのいい実験材料を探していたゲロに偶然遭遇し、さらわれて改造されたと語っている[5]

アニメ『ドラゴンボールZ』では「水が苦手」ということを話している。また、亀仙人に服の上からパフパフされたり、胸を揉まれる(第239話)といった、原作にはなかったお色気シーンもあった。

鳥山は18号について「今まで描いたことの無かった女の子のタイプだから割と気に入ってました。つり目系が好き」とコメントしている[12]

アーケードゲームドラゴンボールヒーローズ』にも登場しており、セルの吸収時のパートナーとしても活躍する。また、クリリンが自分のデッキにいると、自分とクリリンのガードアップ兼気絶無効のアビリティが永続かつ自動で発動するアビリティ「夫婦の絆」と、毎ラウンド終了時自分チームの体力を500回復し、自分の気力を1メモリ回復するアビリティ「永久エネルギー炉」を持っていることがある。また、人造人間17号のカードと組み合わせると敵のダメージ軽減効果を無効にして攻撃できるアビリティを持つこともある。

脚注

注釈

  1. ^ 英語圏では「No.」が入らず「Android 18」となる。
  2. ^ a b 甥か姪かは定かになっていない。
  3. ^ トランクスがいた次元(未来)では、「ドクター・ゲロが世界を征服する目的で俺たちを造ったらしい」と17号がトランクスの破壊と殺戮を繰り返す理由を聞く質問に対して答えている(テレビスペシャル「絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス」より)。
  4. ^ ただし、劇場版アニメ『ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ』ではバイオブロリーと戦った際に息切れを起こすシーンがある。
  5. ^ 別世界(未来)の18号も癖は同様である。
  6. ^ トランクス(現代)は18号が昔ベジータたちより強かったという事実を知っており、天下一武道会で対決するときに悟天に警戒を促していた。
  7. ^ テレビスペシャルより。
  8. ^ アニメではピッコロ、天津飯、ヤジロベー(第164話のみ)を殺害。クリリンは、第164話では17号が殺害し、テレビスペシャルでは17号とともに殺害している。原作では描かれていないため不明。
  9. ^ 原作ではあっという間に倒したが、アニメでは少しの間だけ戦闘になった。
  10. ^ 人造人間編初期では17号と18号のことをトランクスは「19号と20号」と言っていた。詳しくは設定の経緯を参照。
  11. ^ テレビスペシャルで、服を盗むシーンがあるが着用していなかった。
  12. ^ 原作では、番外編を含めレッドリボンのマークはない。
  13. ^ 第192話にて登場。原作では描かれていない。
  14. ^ 作中の世界では、17号が単独で殺害している。こちらの世界では「まだ何か言っているよ?」と言って、とどめを刺した。
  15. ^ セルが劇中で緊急停止コントローラーの存在を恐れる言葉を漏らしているため、それを用いた可能性が示唆されている。
  16. ^ アニメでは超サイヤ人化した2人に苦戦気味だったところ、客席から懸命に声援を送る娘のマーロンに気付き、母親らしい優しい笑顔で応えて気合いを入れ直すシーンがある。
  17. ^ 劇場版『超戦士撃破!!勝つのはオレだ』の冒頭では、賞金の催促にミスター・サタンの家に押しかけ室内を荒らしたシーンもある。
  18. ^ この時、クリリンに対して「気をつけるように」と夫への優しさを見せた。また、ブルマたちとの人間関係も良好で、天界で亀仙人たちとほのぼのとトランプ遊びをしていたり、アニメではベジータが自爆した際の爆風で仲間たちを乗せた飛行機が墜落しそうになった時、ビーデルにマーロンを託し、外に飛び出て飛行機を下から支えて無事に着陸させるシーンがある。その際、お礼を言ったチチに対して微笑みかけている。
  19. ^ それ以前に天下一武道会にて悟空と会っているが、その場にいることに驚いている悟空に「バーカ」と言ったのみで特に殺害に固執している様子はなかった。

出典

  1. ^ a b c 鳥山明「DRAGON BALL 龍球問答 鳥山明先生がお答え!!」『DRAGON BALL フルカラー 人造人間・セル編6』、集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2014年5月7日、ISBN 978-4-08-880106-3、220頁。
  2. ^ 『ドラゴンボールZ』第138話「歩く超破壊兵器!!人造人間が悟空に迫る」
  3. ^ 鳥山明「其之三百四十九 目覚めた17号、18号」『DRAGON BALL 第29巻』集英社ジャンプ・コミックス〉、1992年3月15日、ISBN 4-08-851419-X、178-180頁。
  4. ^ a b 鳥山明「DRAGON BALL 龍球問答 鳥山明先生がお答え!!」『ドラゴンボール フルカラー 人造人間・セル編6』、集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2014年5月7日、ISBN 978-4-08-880106-3、220-221頁。
  5. ^ a b 渡辺彰則編 「鳥山明がお送りする DBキャラ秘密の話」『ドラゴンボール大全集 7巻』集英社、1996年2月25日、ISBN 4-08-782757-7、122頁。
  6. ^ 「神龍通信 第2号 歴代担当者+鳥山明座談会」『ドラゴンボール大全集2巻 付属冊子 神龍通信 第2号』集英社、1995年、6頁。
  7. ^ PlayStation 2ソフト『ドラゴンボールZ』シリーズ
  8. ^ 鳥山明「其之三百七十三 阻止せよ!セルの完全体」『DRAGON BALL 第31巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1992年8月9日、ISBN 4-08-851686-9、178-180頁。
  9. ^ アーケードゲーム、PlayStation 2ソフト『超ドラゴンボールZ
  10. ^ PlayStation 2、Wiiソフト『ドラゴンボールZ Sparking! NEO
  11. ^ 週刊少年ジャンプ編集部編「テレビスペシャル特別リポート アフレコ・スタジオ・ルポ!!」『ジャンプ・アニメコミックスドラゴンボールZテレビスペシャル 絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』集英社〈ジャンプコミックスセレクション〉、1993年5月31日、ISBN 4-8342-1185-1、164-165頁。
  12. ^ 渡辺彰則編 「科学&超科学の章 鳥山明が選ぶ究極のベスト 科学&超科学のまき」『ドラゴンボール大全集 4巻』集英社、1995年10月9日、ISBN 4-08-782754-2、147頁。
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