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: 修行時代には小松ともう1人の仲間(小松は「梅ちゃん」と呼んでいる)と共に「みんなが喜ぶおいしい料理を作る」という志を抱いていたにも関わらず、現在は「稼げる料理」を至上としており、マスコミへの買収工作など売名のためには手段を選ばない姿勢を示している。そのことを小松から非難され、互いの考えの違いから決別することになった。その後、美食會によってグルメ界に連れ去られた。 |
: 修行時代には小松ともう1人の仲間(小松は「梅ちゃん」と呼んでいる)と共に「みんなが喜ぶおいしい料理を作る」という志を抱いていたにも関わらず、現在は「稼げる料理」を至上としており、マスコミへの買収工作など売名のためには手段を選ばない姿勢を示している。そのことを小松から非難され、互いの考えの違いから決別することになった。その後、美食會によってグルメ界に連れ去られた。 |
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; ライブベアラー |
; ライブベアラー |
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: グルメカジノでディーラーも務めるオーナーにして、違法料理や麻薬食材を専門に取り扱う地下料理界のボス |
: グルメカジノでディーラーも務めるオーナーにして、違法料理や麻薬食材を専門に取り扱う地下料理界のボス。全身に刺青を彫っている巨漢で、常に不気味な笑顔を浮かべており、男性でありながら[[オネエ言葉]]を喋る。食材を脳からデータで食べる偏食家で、実際の味や栄養など興味はなく、裏VIPエリアの賭け(ゲーム)で倒した者の脳から「食歴」の記憶を奪い、そのデータを直接自身の脳に読み込ませる事で他人の感じたうまみを味わっている。また、IGO料理人ランキング上位に入る一流の料理人でもあるが、それは数多の料理人の脳から盗み取った技術によるところが大きい。性格は卑劣で、勝つためならイカサマをも厭わない。 |
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: 互いの記憶をかけてトリコたちに食の神経衰弱「グルメテイスティング」を行うが、敗北。逆上して襲い掛かるもココに瞬殺されてしまう。しかし、その後小松が調理している姿を見るうちにひたむきな料理人だった昔を思い出して改心。グルメカジノの経営をグルメヤクザに渡し、まっとうな料理人としてやり直すことを決めた。 |
: 互いの記憶をかけてトリコたちに食の神経衰弱「グルメテイスティング」を行うが、敗北。逆上して襲い掛かるもココに瞬殺されてしまう。しかし、その後小松が調理している姿を見るうちにひたむきな料理人だった昔を思い出して改心。加えて、メテオガーリックを食する事で「本当においしい料理を口に含む喜び」を思い出した。それにあたって、グルメカジノの経営をグルメヤクザに渡し、まっとうな料理人としてやり直すことを決めた。 |
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; ジョア |
; ジョア |
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:「闇の料理人」と呼ばれるジダル王国国王専属料理人。ジダル王宮の料理長も務める。ジダル国王ダーニル・カーンと共にアカシアの手帳を狙っている。トリコ達が王宮に来ていることを察し、国王と共に姿を消した。 |
:「闇の料理人」と呼ばれるジダル王国国王専属料理人。ジダル王宮の料理長も務める。ジダル国王ダーニル・カーンと共にアカシアの手帳を狙っている。トリコ達が王宮に来ていることを察し、国王と共に姿を消した。 |
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=== 国際グルメ機構(IGO) === |
=== 国際グルメ機構(IGO) === |
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; 一龍(いちりゅう) |
; 一龍(いちりゅう) |
2012年4月4日 (水) 19:47時点における版
注意:単行本未収録のネタバレは削除されます。性急な編集をしないようにしてください。 |
トリコ | |||
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ジャンル | グルメバトル、少年漫画、 | ||
漫画 | |||
作者 | 島袋光年 | ||
出版社 | 集英社 | ||
| |||
掲載誌 | 週刊少年ジャンプ | ||
レーベル | ジャンプ・コミックス | ||
発表号 | 2008年25号 - 連載中 | ||
巻数 | 既刊19巻(2012年4月時点) | ||
ラジオドラマ:VOMIC | |||
原作 | 島袋光年 | ||
放送局 | テレビ東京 | ||
番組 | サキよみジャンBANG! | ||
収録時間 | 3分 | ||
話数 | 全12話 | ||
映画:トリコ3D 開幕!グルメアドベンチャー!! | |||
監督 | 志水淳児 | ||
制作 | 「2011 トリコ」製作委員会 | ||
封切日 | 2011年3月19日 | ||
上映時間 | 40分 | ||
アニメ:トリコ | |||
原作 | 島袋光年 | ||
シリーズディレクター | 座古明史 | ||
シリーズ構成 | 村山功 | ||
キャラクターデザイン | 香川久 | ||
音楽 | 水谷広実 | ||
アニメーション制作 | 東映アニメーション | ||
製作 | フジテレビ、読売広告社 東映アニメーション | ||
放送局 | フジテレビ系列 | ||
放送期間 | 2011年4月3日 - | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | 漫画・アニメ | ||
ポータル | 漫画・アニメ |
Template:漫画 は 廃止されました |
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『トリコ』は、島袋光年による日本の少年漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2008年25号より連載中。連載話数の単位は「グルメ○○」。
概要
「食」をテーマとした異色の格闘漫画。作中の世界は美食が世界的流行となっている「グルメ時代」。世界中に未知の食材が溢れ、1つの食材に億単位の大金が動くことも珍しくない。そんなグルメ時代の中、未開の味を探求する「美食屋」トリコが、様々な食材を求めて世界中を冒険する。狙いの多くは猛獣や秘境にのみ存在するため捕獲が困難であり、それらを巡って激しい闘いが行われる。「ガララワニ」「虹の実」「フグ鯨」など、登場する食材はほとんど架空の食材であるのが特徴だが、時折語られる科学知識などは実在のものもある。
単行本は2012年2月時点で、売上累計1200万部を達成している[1]。第2回マンガ大賞ノミネート作品。
初出は、『世紀末リーダー伝たけし!』連載中の『週刊少年ジャンプ』2002年6・7合併号に発表した同タイトルの読み切り作品。2007年52号に続編の読み切りが掲載された後、連載に至る。読み切り版は1作目が『グルメハンティングブック』に、2作目が短編集『トリコ外伝』に収録されている。読み切りと連載版では、主人公であるトリコの設定や世界観はさほど変わりはないが、小松の顔や設定が異なるなど違いも見受けられ、読み切り時は「美食屋」という用語はまだなく、トリコは「ハンター」と呼ばれていた。
2011年3月、テレビアニメ放送開始に先駆け3D映画が公開。同年4月より、日曜朝9時にフジテレビ系でテレビアニメが放送中。
注意:以降の記述にはトリコに関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
登場人物
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
声優はテレビアニメ版・映画版でのキャスト。JSAT2009、VOMICでの声優については後述。
主要人物
- トリコ
- 声 - 置鮎龍太郎
- 本作の主人公。25歳。
- IGO(国際グルメ機構)に所属する美食屋の中でも折り紙付きの超人で、世界に存在する30万種類の食材の内、およそ6000種類を見付け出したと言われるカリスマ的存在。人並み外れた筋肉質の肉体と身体能力を持つ大男で、IGOでは四天王と呼ばれる実力者の1人。
- 戦闘は素手で行うことが多く、自分の体を金属の食器に見立てた「フォーク」や「ナイフ」、釘を打つように同じ場所へ間を置かず連続で打ち付ける「釘パンチ」といった技を使用する。また、「フォーク」や「ナイフ」をブーメランのように飛ばす遠距離攻撃したり、腕が使えなくても足で攻撃することも可能。常人の1万倍以上[2]で警察犬をも上回るという超嗅覚の持ち主で、生物の体臭を察知することでその生物の居場所や体調、精神状態まで正確に把握することができる。また、自分や仲間が残した匂いを逆にたどることで、複雑に入り組んだジャングルや迷宮からも迷うことなく脱出することができる。また頭脳明晰で生物や自然等に関する専門的な知識も豊富で、自分が訪れる大自然の生態系等も完全に把握している。その一方、悪知恵は全く働かない。トロルコングとの戦いでは道具を使ってノッキングしていたがフグ鯨捕獲以降からは素手でノッキングをするようになった。
- 様々な生き物を捕獲して食べるハンティングを生業としてはいるが、一方で食材に対する感謝の気持ちを常に忘れず持ち続けており、基本的には食べる目的以外での無意味な殺生を嫌っている(ただし自分や周囲の人間を守るためにやむを得ず殺した生物は、たとえ肉が不味くても食べるらしい。また、食べられず周囲の環境や生物に害を及ぼすな場合は“駆除”として排除する)。そのため、無益に命を奪う者へは激しく怒りを燃やすこともある。「四天王一の食いしん坊」と呼ばれ、最大食事量は1日8t以上で好き嫌いは無い[2]。食材の味にもこだわるが、決して独り占めはせず、皆で食べた方がうまいと思っている。反面、食材が絡むと周りが見えなくなり、人の話を聞かず行動することもあるが、基本的には非常に豪快かつ大らかな性格の持ち主で、周りの人々を惹き付けずにはおかない人間的魅力にあふれており、四天王仲間やIGO関係者はもちろん、業界の類を問わず世界中に数え切れないほどの友人や知り合いがいる。他の美食屋同様、世界中の珍しい食材を使った「人生のフルコースメニュー」を作ることを目標とする。最終的には伝説の食材「GOD」を狙っており、たとえGOD出現によるグルメ戦争が勃発しても、世界中の人々に分け与えて阻止すると心に決めている。
- 小松(こまつ)
- 声 - 朴璐美
- IGO直轄の「ホテルグルメ」の料理長を務める小柄な青年。25歳。
- トリコに憧れており、初めは食材調達の依頼目的で彼の元を訪れたが、自分が扱う食材の生きている姿を実際に見てみたいという好奇心と探究心から、危険を承知の上でトリコの旅に同行。臆病でビビりやすい性格だったが、幾多の死線をくぐる経験を得ることで成長していき、ベジタブルスカイでトリコからパートナーの誘いを受け、正式にコンビを組むに至る。四天王にもない優れた味覚の持ち主で、食べた料理の食材や成分を分析ができる。自分よりも相手のことを第一に思いやる心優しい性格で、他の四天王達からもその人柄や料理の腕前を認められている。小松もトリコはもちろん、トリコ以外の四天王達のことも信頼している。
- 料理人としての腕前は一流で、調理が非常に困難なフグ鯨を毒化させずにさばいたり、美食人間国宝の節乃でさえ完成させられなかった「センチュリースープ」を見事完成させてみせた。また、料理の腕前だけでなく道具を扱う技術も一流であり、彼の持つ包丁を見ただけでもその技量を容易に窺い知れるという。その他、本人はあまり自覚がないが、「食材に好かれる才能」の持ち主でもあり、冒険の際にはいつも食材の方から彼に歩み寄ってくるという食運を持つ。夢はグルメ時代に恥じない一流の料理人になり、最高の食材に最高の調理を施すこと。
- その優れた才能は、単なる生まれ付きだけのものではなく、普段からの熱心な努力と勉強によって培われたもので、今でも料理に関する本を年に何百冊も読んでいると語っており、グルメピラミッドでは、未知の古代文字で書かれた料理のレシピ本を(古代文字に関する知識は全くないにも関わらず)その場で完璧に解読するという離れ業を披露したことがあった。
美食屋四天王
通称「四天王」。トリコも含めて全員がIGO会長・一龍の下で幼少期から生活を共にしており、そのため、4人の関係は修行仲間というより悪友に近い。味覚を除く人間の五大感覚(嗅覚、視覚、触覚、聴覚)のどれか一つに特化した超感覚を持つ高度な戦闘力の超人達である。なお、現時点で四天王が4人揃っているのは回想と番外編のみ。トリコや小松はいつか四天王全員で旅が出来たらいいと思っている。
- ココ
- 声 - 櫻井孝宏
- 美食屋兼占い師。27歳。
- 我の強い四天王の中では比較的常識人で、穏やかで物腰が柔らかく、トリコいわく「四天王一の優男」。人並み外れた数の錐体細胞と視細胞を持ち、通常の光だけでなく赤外線や紫外線などあらゆる電磁波を視認して、暗黒の洞窟の奥まで正確に見通すことのできる超視覚の持ち主。この視力を生かして、相手の体の波長を見て運勢を占ったり、死相を見ることもできる。
- 生まれつき毒に強い体質で、約500種類もの毒の抗体を持つが、短期間で多種の毒を取り込んだ為、体内で毒が混合してしまい新たな毒を生み出せる毒人間となってしまった。戦闘では毒を使った技を主に使用。肉弾戦はあまり得意とせず、占いでのブランクもあり、他の四天王に比べ、腕力は弱いが遠距離から素早く毒を放ち、相手を弱らせたり、毒に火をつけ、爆発させるなど知略に富んだ戦闘を得意とするが、毒を使い過ぎると脱水症状になるため、いつも水筒を持ち歩いている。また、未知の毒に触れることがあっても、その毒を体内で分析して新たな抗体を生み出すことも出来る。
- かつてはその特殊な体質のため、研究目的で科学者達から追いかけまわされたり、第一級の危険生物として隔離されそうになったことがあったため、世間を疎んじて美食屋の表舞台から姿を消していたが(アニメ版では更にカメラで撮影されるのを嫌がる描写もある)、トリコ達の旅に同行したことで再び美食屋としての情熱を取り戻した。
- フルコースのメニューは栄養バランスが良いものを揃えている。食事に関してはテーブルマナーを大事にしているので、豪快な食べ方をするトリコに注意することもある。また温厚な口調だが毒人間ゆえか時折悪意のない毒舌を言うこともある。自分を毒人間と知っても差別せずに真面目な態度で付き合ってくれる小松の誠実な人間性に強く惹かれ、彼の料理人としての並みならぬ才能を高く評価している。
- サニー
- 声 - 岩田光央
- 地面まで届くほどの長いカラフルな髪の毛が特徴の美青年。24歳。
- 髪の毛の先端からは、太さ0.1ミクロン(1万分の1mm)という非常に細い触覚を自由に出し入れすることができ、これを使って対象物の性質や状態を細かく分析することができるという超触覚の持ち主。触覚の数は、当初トリコ曰く「20万本はくだらない」数だったが、現在では全部で31万6789本あるという[2]。髪の色によって違う感覚点を持ち、青は冷点、ピンクは温点、緑は圧点、白は痛点を備えている。この触覚は1本につき張力約250kgという驚異の強度を誇り、戦闘やノッキングにも活用するなど自在に操ることができる。戦闘では髪の長さを生かした攻撃を得意とし、触覚が届く半径25m内では全ての食材・獲物は自由に調理され味見されてしまう、通称“ダイニングキッチン”という制空圏を持ち、中でも防御と攻撃範囲を活かした返し技「フライ返し」を得意とする。
- 『俺(おれ)』を『俺(れ)』、『美しい(うつくしい)』を『美しい(つくしい)』といった具合に、単語を奇妙に縮めて話す独特の喋り方が特徴。不潔と気味の悪いものを嫌う極度の神経質で、自分が嫌だと思うことは死んでもやらない。戦いや行動などにも独自の美意識を持ち、他人に対しても自分の美学を押し付けようとする傾向が強いため、自己中心的に見えるが、その本質はトリコと同じく熱い心を持つ男であり、無意味な殺生をする者を「美しくない」と嫌い、怒りを見せることもある。また自分の考えで決めたことは身の危険も顧みずにやり遂げようとする強い意志を持つ。
- 自分や捕獲した物を美しいと主張する筋金入りのナルシストだが、美しいものもしくは美しいと思えるもの(他人への思いやりや熱意など)を持つ者に対しては高く評価する。当初は小松を美しさがないと見下していたが、同行しているうちに彼の人柄や料理への熱意を気に入り、松(マツ)と呼ぶようになり、ダンスパーティでは一緒に踊ったり、コンビを組みたいと思うほど。
- フルコースは美しさを保つための食材で構成されており、トリコからは「四天王一の偏食野郎」と称されるほど。
- 食材の味、見た目、栄養バランスなどにこだわりが強く、嫌いな食べ物は2941種類もある[2]。「調和」を何より大事にしており、食材はもちろん、それに携わる食器・調理器具から、店の内装・BGMなど食事をする際のコーディネートにもこだわりを持つ。トリコとは食材の好みなどで口喧嘩することが多いがお互い信頼しあっている。またココに対してもおいしい所を持っていくことに嫉妬するも基本的に意見は合う。アニメ版ではヘリコプターを所有している。
- ゼブラ
- 声 - 松田賢二[3]
- 第一級危険生物として認定され、「四天王一の問題児」と呼ばれている男。25歳。作者の一番のお気に入りキャラ[2]。
- トリコを上回る大男で、口唇左側のみが頬まで大きく裂けている。自らを環境に例えて、「俺に適応できない生物は絶滅する」と豪語する。過去26種類の生物を絶滅させた罪(ただしこれらはすべて生態系を乱す危険生物であった)で、再生屋の鉄平と与作に逮捕され、ハニープリズンに収監されていたが、トリコ達のグルメピラミッド同行に伴い、500人の指名手配犯確保と100種の新種食材発見の条件付きで釈放された。その出所により全世界に数千兆円の経済損失をもたらすとされ、世間では天災以上に恐れられているが、一方で彼の存在による経済バランスの変化のせいで紛争が止まった地域もあり、そのような地域の住民からは英雄視されている。
- あまりに短気で喧嘩っ早く、自分勝手で凶暴な性格だが、生物や自然環境を問わず「チョーシにのっているもの」や「嘘をつくもの」を嫌っており、律儀で面倒見の良い一面もある。トリコが一緒に迎えに行くのを頼んだ際に、同じ四天王であるはずのココとサニーからは即刻拒否されたほど[4]で、他のIGO関係者も彼を快く思っていないが、戦闘スタイルが近く、自分と素手で互角に殴り合える唯一の仲間であるトリコとは比較的仲がいい様子。他の美食屋とは違い人生のフルコースを作ろうとはしなかったが、小松とも旅をしているうちにその真面目で嘘偽りのない態度を気に入り、メロウコーラのハントに手を貸す代わりに自分とコンビを組めと言うが、その条件として「トリコを上回るほどの人生のフルコースを作ってほしい」と言われ、人生のフルコースを作ることを決めた。
- 最大約70km先[2]の音を聞き分けるという超聴覚の持ち主であり、音を増幅させて発する力を持つ。呼吸音や脈拍音から相手の心理状態をも見抜いてしまうため、彼の前では一切の嘘や隠し事は通用しない。また数多い戦闘経験や生物を殺した経験から、生物の体格・動き・呼吸などである程度の戦闘能力を把握する。戦闘では声を使った強力な攻撃を得意とし、パワーや破壊力は四天王随一と言われる。また超音波の反響を利用して周りの地形を把握したり、音の鎧を纏わせて敵の攻撃から身を守ったり、自分の声を特定の相手に向けて最大約120km先[2]まで飛ばしたりできるが、これらの技は消費カロリーが非常に高く、使いすぎると喉が枯れてしまうのが弱点。
- なお、短時間であるが、怒りに満ち溢れたとき、空になったエネルギーを、手っ取り早く生産することができる。
美食屋
- アカシア
- 声 - 田中秀幸
- 「美食神」。500年ほど前、この世の全てを「食破」し、美食の神と謳われた伝説の美食屋。
- グルメクラゲとグルメ細胞の発見者であり、晩年の最後に全ての食材の頂点に立つ幻の食材「GOD」を発見したと言われる。当時100年以上にもわたって繰り広げられていた戦争を、食によって終結させた功労者でもある。自らが得た食のいろはを後世に残すため、一龍、次郎、三虎を弟子にしていた。グルメ神社には彼の等身大の像が祭られている。
- ゾンゲ
- 声 - 高木渉
- 原始人のような毛皮の衣服に髭を生やした割れ顎の男。27歳。トリコ達からは毎度のごとく、ゾンビ、サンゲリア、死霊のはらわた(全てゾンビ映画の名前)などと名前を間違えられる。
- 田舎出身の世間知らずで、自身を優れた美食屋だと勘違いしている。捕獲レベル1程度の猛獣なら単独で仕留められる程度の腕はあり、常人よりはかなり強いが、グルメIDや各種グルメ施設の勝手だけでなく、捕獲レベル13のガウチをアイスヘル最強の猛獣と勘違いしたり、有名人であるトリコや節乃を知らないなど、世間の常識や食材の知識にはかなり疎い。
- 常に2人の手下(声 - 白川周作、坂巻学)を引き連れている。スキンヘッドのほうがゾンゲを煽てることが多く、もう片方の手下が二人にツッコミを入れる。
- いつもは二人の手下にすら呆れられるほど口先だけの見栄っ張りだが、面倒見が良く手下達のことも大切に考えているために非常に慕われている。トリコの行く先々で数々の自然の脅威や猛獣に出会い、酷い目に遭うも、無事生還する悪運の持ち主でもある。かなりのゲーマーで主にRPGをやることが多い。何かと自分のフルコースを披露したがるが、全品大した物ではない(メインディッシュのガララワニでさえ赤ん坊だった)。癒しの国「ライフ」で無銭飲食して捕まったが(アニメではドクターフィッシュを獲ろうとして捕まった)、ビックリ島で再登場した。
- 次郎(じろう)
- 声 - 森川智之
- 白髪をリーゼントヘアーにしている老人。
- 無類の酒好きで、一見ただの酔っ払い老人だが、その正体は、かつて「ノッキングマスター」と呼ばれていた伝説の美食屋。約500年前には美食神アカシアの二番弟子だったと言われ、年齢は約500歳[2]。市販されていないオリジナルのノッキングガンを使い、自身の肉体を強化したり、死んで間もない生物の心臓を再び鼓動させることさえ可能な、あらゆるノッキング法を熟知する。普段は小柄で腰の曲がった老人だが、ノッキングによって強化された状態では、筋骨隆々とした大男と化す。3度目にグルメ界で登場した時は白髪ではなく、黒髪で、外見も若返っていた(これもノッキングの技術によるらしい[2])。
- 現在は引退しているが、作中、フグ鯨のヒレ酒を目当てに活動していた。デビル大蛇をあっさりとノッキングし、フグ鯨を毒化せずに大量に捕獲するなど、実力はいまだ健在。そのパワーは本気を出せばグルメ界の巨大な猛獣さえも威嚇だけで屈服させてしまうほど凄まじく、トリコや小松の命の恩人でもある。フルコースのメニューは未だ世界中のほとんどの人が口にしたことが無く、捕獲レベルも測定不能。
料理人
- 節乃(せつの)
- 声 - 雨蘭咲木子
- 世界に4人しかいないとされている「美食人間国宝」の一人。IGO会長の一龍や美食會のボスである三虎とも昔なじみで、かつてはノッキングマスター次郎とコンビを組んでいたという伝説の女性料理人。数え切れないほどの食での功績を持ち、フグ鯨を世界で初めて毒化させずに捌いたのも彼女である。見た目は腰の曲がった老婆だが、その身体能力は次郎を始めとするトップクラスの美食屋にも匹敵するほどで、三虎の側近であるアルファロをして戦いを避けざるを得なかった。
- 満腹都市「グルメタウン」のはずれに「節乃食堂」という小さな店を構えている。店は各界の著名人や大富豪達で10年先まで予約が満杯だが、開店するかどうかは「食材の気分次第(と本人の気分)」であるため、営業していることは滅多にない。
- 次郎とコンビを組んでいたため、節乃のフルコースメニューは次郎の食材を調理したものになる。
- フローゼ
- 「神の料理人」と呼ばれる人物。かつて美食神アカシアのパートナーであったとされているが、詳細は不明。IGO会長の一龍は、小松にフローゼに似た雰囲気を感じているようである。
- ザウス
- 「調理王」と呼ばれる人物で、IGO料理人ランキングでは毎月1位の扱いを受けている。節乃・フローゼと並び、包丁にしか関心の無い初代メルクが持ち主に興味を示した数少ない一人とされるが、詳細は不明。
- 大竹(おおたけ)
- 小松の昔馴染みで、修業仲間の一人だった青年。25歳。まだ若手ながらも成長著しい七ツ星レストラン「オトギの城」のオーナーで、IGO料理人ランキング99位になっている。小松の事は「小松っちゃん」と呼び、小松からは「竹ちゃん」と呼ばれている。
- 修行時代には小松ともう1人の仲間(小松は「梅ちゃん」と呼んでいる)と共に「みんなが喜ぶおいしい料理を作る」という志を抱いていたにも関わらず、現在は「稼げる料理」を至上としており、マスコミへの買収工作など売名のためには手段を選ばない姿勢を示している。そのことを小松から非難され、互いの考えの違いから決別することになった。その後、美食會によってグルメ界に連れ去られた。
- ライブベアラー
- グルメカジノでディーラーも務めるオーナーにして、違法料理や麻薬食材を専門に取り扱う地下料理界のボス。全身に刺青を彫っている巨漢で、常に不気味な笑顔を浮かべており、男性でありながらオネエ言葉を喋る。食材を脳からデータで食べる偏食家で、実際の味や栄養など興味はなく、裏VIPエリアの賭け(ゲーム)で倒した者の脳から「食歴」の記憶を奪い、そのデータを直接自身の脳に読み込ませる事で他人の感じたうまみを味わっている。また、IGO料理人ランキング上位に入る一流の料理人でもあるが、それは数多の料理人の脳から盗み取った技術によるところが大きい。性格は卑劣で、勝つためならイカサマをも厭わない。
- 互いの記憶をかけてトリコたちに食の神経衰弱「グルメテイスティング」を行うが、敗北。逆上して襲い掛かるもココに瞬殺されてしまう。しかし、その後小松が調理している姿を見るうちにひたむきな料理人だった昔を思い出して改心。加えて、メテオガーリックを食する事で「本当においしい料理を口に含む喜び」を思い出した。それにあたって、グルメカジノの経営をグルメヤクザに渡し、まっとうな料理人としてやり直すことを決めた。
- ジョア
- 「闇の料理人」と呼ばれるジダル王国国王専属料理人。ジダル王宮の料理長も務める。ジダル国王ダーニル・カーンと共にアカシアの手帳を狙っている。トリコ達が王宮に来ていることを察し、国王と共に姿を消した。
国際グルメ機構(IGO)
- 一龍(いちりゅう)
- 声 - 堀内賢雄
- IGO会長。トリコ達「四天王」の師匠で、彼らの親代わりでもあった模様(トリコは一龍を「オヤジ」と呼んでいる)。見た目は派手でお調子者だが、弟子達の事を絶えず気にかける深い思いやりを持った老人。約500年前に美食神アカシアの一番弟子であったと語っており、正確な年齢は不明。
- すでに美食屋を引退している身であるが、その驚異的な身体能力と戦闘力はいまだ衰えていない。トリコが「四天王」と呼ばれるようになった今でもトリコを完全に子供扱いしており、アイスヘルでの死闘を乗り越えてパワーアップしたトリコの全力の技を簡単にあしらうほどの強さを誇っている。
- GODの出現がアカシアの予想通りに新たな戦争を招くであろう事態を危惧し、戦争の勃発を事前に阻止するため、自らの命を賭けて最後の使命に臨もうとしている。トリコに対してはグルメ界に適応できる力をつけてもらうため、七つの食材を探すよう命じた。
- 茂松(しげまつ)
- 声 - 石井康嗣
- IGO副会長。トリコやマンサムにも引けを取らない堂々とした体格の中年男で、長く濃いヒゲをたくわえている。普段は鼻にノーズクリップを装着し、左目を閉じているが、戦闘時にそれを外して左目が開かれると、筋肉が肥大し殺気漲る姿となる。
- マンサム
- 声 - 小杉十郎太
- IGO開発局長兼グルメ研究所所長[注 1]。55歳。IGOでは会長・副会長に次ぐ実質的なナンバー3の存在と言われている。
- 細かいことにはこだわらない豪放な性格。名前を呼ばれるたびに「今ハンサムと言ったか?」と聞き返すが、周囲からは即座に否定されるのがお約束になっている。常に酒瓶を持ち歩いている程の大変な酒豪で、その酒好きっぷりはフルコースを全て酒に関する食材で統一しているばかりか、彼のグルメ細胞に適合する食材が酒になっている程である。
- トリコにも劣らぬ筋骨隆々の体格をしているスキンヘッドの中年男で、超人的なパワーを誇る格闘術の達人。得意技は力任せに相手をぶん殴る「フライパンチ」、両手でのフライパンチで相手を挟み込む「フライパンサンドイッチ」。痛覚を麻痺させており、腹や喉元を貫かれたりしても何事も無かったかの様に振る舞う。また、両肩をノッキングすることで筋肉を異常に肥大化させるといった肉体操作も可能なようである。頭部には常にボルトのようなものが刺さっているが、これはノッキングを固定している為であり、それにより身体に様々な作用を施している[2]。
- 鈴(リン)
- 声 - 田野アサミ
- IGO専属の猛獣使いで、四天王サニーの妹。20歳。髪型は黒のショートカット。グルメ細胞を持っている。一人称は「ウチ」で、語尾に「~だし」と付けて話す。若干口の悪い部分もあり、上司であるマンサムを「ハゲ」呼ばわりするなどどこか兄のサニーに似ている所がある。
- 動植物から抽出した様々なフェロモン物質を両腕に付けている放射装置から放射し、動物達を操る。トリコに好意を抱いており、彼への憧れからトリコを真似て自分で顔に傷を一本つけている(ただ、間違えてトリコとは逆の頬につけている。アニメでは絹鳥の卵をトリコと運んでいる最中、ハイエナギャングに襲われて偶然ついたことになっている)。トリコに褒めて貰いたいと行動をするも、よくドジをふんで騒ぎを引き起こしてしまう。
- 兄のサニーとは口喧嘩が絶えないが決して仲が悪いわけではない。サニーも妹のリンに素っ気無いようで内心では心配しており、彼女がスタージュンのGTロボの攻撃を受けて瀕死の重傷を負った際には大急ぎで応急処置していた。
- アニメでは何かとトリコに近づこうとするティナに嫉妬し、疎ましく思う他、小松がトリコと同行していたり、テリーがトリコに撫でられたりしても羨ましがるなど、トリコへの好意が原作よりも増している。また出番も増えていて、ココからトリコが左腕を失う重傷を負った事を聞くや否やすぐさまトリコのいるライフへ向かい、与作に「トリコの腕を完璧に治さなければデビルドリアンフレグランスを浴びせる」と脅しつけ、与作に「セツ婆の次にヤベェな」と評された。
- ヨハネス
- 声 - 川田紳司
- IGO開発局食品開発部長。サングラスをかけており、車の運転では両手をそろえて前かがみでハンドルを操作する癖がある。
- 原作では出番が少ないが、アニメでは小松たちとウージャングルに同行したり、リンの頼みで彼女をライフへ送り届けるなど出番が大幅に増えており、仕事上機密事項を扱うため、無許可で取材をしようとするティナには厳しい態度を見せる。
- ウーメン梅田(うめだ)
- 声 - 小西克幸
- IGO事務局長。おかっぱ頭と濃い髭が特徴のオカマ。「インパクト」を「ィヤンパクト」と発言する。
- グラス
- 声 - 小池謙一
- IGO法務局長。四天王ゼブラの逮捕を決断した人物でもある。
- ワイン
- 声 - 吉開清人
- IGO管理局長。眼鏡をかけた青年。
- 武流(ブル)
- IGO財政局長。豪胆そうな老人。
- ナーロイド
- IGO広報局長。黒人の男性。
- レイ
- IGO防衛局長。美形の青年。
- トリコ達によるメロウコーラ捕獲記念のパーティーの最中にマンサム、ラップと共に現れ、トリコとゼブラが仕留めたニトロを引き取りにきた。
- エルボー
- 声 - 高口公介
- IGO防衛局管理第18関所監視長。煙管を咥えた腰の曲がったちょび髭の中年男性。「ヒッヒッヒ」と笑う。
ハニープリズン
- ラブ
- グルメ刑務所「ハニープリズン」所長。
- 見た目はハチのコスプレをしているぽっちゃり系の小柄な幼女。一人称は「あちし」。実年齢は不明だが、本人曰く「ババア」らしい。数百種類のフェロモンを自在に操り、女王蜂の如くスタッフや猛獣達に指令を出し、ハニープリズン全体を統率している。その力はトリコすら魅了するほどだが、強い精神力でフェロモンを打ち消すゼブラにだけは効果がない[2]。彼女が一龍の要請も拒否して長い間ゼブラの出所に反対していた理由は、実は彼女がゼブラに惚れており、ゼブラをずっと傍においておきたいという私情によるものであった。
- オーバン
- グルメ刑務所「ハニープリズン」副所長。
- ドラキュラとフランケンシュタインを合わせたような外見で、見た目は恐ろしいが、性格は良識的で口調も丁寧。ゼブラにベタ惚れの所長に呆れている。
- プリコム
- グルメ刑務所「ハニープリズン」看守長。
- 左目に眼帯を着け、右頬や首筋に弾痕を持つ男。右側がアフロ、左側がストレート(但し、帽子で隠れている真ん中はハゲている)という妙な髪形をしている。「か」「が」の部分を「くぁ」「ぐぁ」と発音する癖がある。
- チュパリー
- グルメ刑務所「ハニープリズン」受付係。常に笑顔を浮かべており、囚人たちの情報を把握している。
- トール
- グルメポリス・特別グルメ機動隊隊長。
- 経験豊富な元美食屋で、IGO首脳陣の間にもその実力の高さが知れ渡っているほどの男だが、IGOの入手した情報によるとスタージュンの操縦するGTロボの捕獲に失敗し逆に殺害されたという。アニメには未登場。
第0ビオトープ職員
- 与作(よさく)
- 声 - 銀河万丈
- 癒しの国ライフに拠点を構えている凄腕の再生屋で、鉄平の師匠。55歳。通称「赤い再生屋」または「血まみれの与作」。
- グルメ界へ入ることのできる数少ない人物の一人で、四天王であるゼブラを逮捕し、サニーを赤子同然にあしらうほどの実力の持ち主だが、サニーの才能は認めている。社会の常識に一切とらわれない豪快な性格の中年男で、いかなる場においても「ルールを破る」ことを信条としている。この場合のルールとは一般社会において“常識”や“定説”とされている事柄をも含んでいる。
- トミーロッドとの戦いで左腕を失ったトリコのために、腕の再生を可能とする“再生の種”を作った。その後、サニーとは対等に戦えるほどになったら伝説の食材『アース』の場所を教えることを約束した。大きな仕事があるということで、グルメヤクザ組長リュウを誘ってグルメ界へ向かった。
- 初代メルク
- メルクマウンテンの山頂に住む、世界最高峰の研ぎ師。72歳。IGO会長一龍の古い友人。
- トリコを上回る筋肉隆々の巨体で、髪と髭は伸び放題、さらに全身切り傷だらけで隻眼の大男である。現在は引退しており、ヘビーホールで一龍依頼のサラダ「エア」をさばくための包丁づくりをしている。仕事の邪魔が入らないように蠍魔牛の子供を手なづけ、見張りをしてもらっている。恐ろしげな外見に似合わず気さくな性格だが、声が物凄く小さく、ガンセキコンドルの声帯からできる拡音石がないと他人には声が聞こえない(しかし、本人にはその自覚がない)。そのため周りからは無口だと思われており、「娘に二代目を託し引退する」という説明も伝わっておらず、二代目からはずっと行方不明だと思われていた。トリコが持っていた小松の包丁に高い関心を示し、小松をフローゼ・節乃・ザウスにも匹敵する料理人になると評価している。
- 愚衛門(ぐえもん)
- 通称「グルメ番長」と呼ばれる剣術の達人。48歳。リーゼント頭に往年の番長のような格好をしており、グルメ界と人間界とを繋ぐ「三途の道」にただ一人陣取り、グルメ界からやって来る猛獣を食い止めていると言われる。
- 膨大な量の訓練と実戦経験から生み出された直観力により、考えるよりも早く体が動き、エネルギーを無駄に消費しない最も効率的な戦闘の技術を体得しているが、長年にわたり他人との接触が全くない場所にいるためか、普段からボーッとしていて物忘れが激しく、妙に鈍い所がある。ちなみに与作の知り合いらしいが、本人は与作のことさえ忘れていた模様。サニーの優れた才能と素質を認める反面、神経質でエネルギーの無駄遣いが多いサニーの弱点をも見抜いており、サニーの弱点を克服するために必要な直観力の極意を伝授した。
- ラップ
- 戦隊ヒーローのような格好をしている大男。その体格はゼブラに匹敵し、まだ若手ながらグルメ界に入れるほどの実力者と言われている。
美食會
幹部
- 三虎(ミドラ)
- 声 - てらそままさき
- 美食會ボス。美食神アカシアの三番弟子で、一龍および次郎とは兄弟弟子の関係とされる。その姿は現在のところシルエットでしか描かれておらず、素顔は不明。
- 世界中のあらゆる食材を牛耳るために「GOD」を狙っている。部下達によれば底知れない食欲の持ち主で、近年は「GOD」の到来を示す「グルメ日食」が近付いているのを察してか、急激に食欲が増しているという。節乃には「暴食バカ」と呼ばれている。彼の居城は、グルメ界の内部「地球の果て」と呼ばれる場所にあり、そこへ行ける者は部下達の中でもごく限られている。なお、彼がアカシアの教えに反して一龍・次郎と対立するようになった経緯については不明。
- アルファロ
- 声 - 梅津秀行
- 美食會ギャルソン(ウェイター)。三虎の側近。
- 冷静沈着な男で、言葉遣いは常に礼儀正しく、自分の部下たちや敵に対しても丁寧な敬語で話している。8本の腕を持ち、多数の皿を手裏剣のように操って相手をバラバラに切断する技を持つ。捕獲レベル81のパラサイトエンペラーと捕獲レベル72のヘルボロスを2匹同時に瞬殺できるほどの実力者。
- 後始末とセンチュリースープ回収のため、アイスヘルへと赴く。そこで偶然にもヘルボロスに呑み込まれたバリーガモンとボギーウッズを助け出し、さらにトリコたちを始末しようとするも、節乃の登場で戦いを避け、倒れているトミーロッドを回収して撤収した。その後、三虎にセンチュリースープを献上した。
- ドレス
- 美食會総料理長。異常に長いコック帽を被り、忍者のような格好をした老人。背中に二振りの刀を携えている。
- ナイスニィ
- 美食會総料理長補佐。グルメ界の精鋭。
- 髪型はオールバックで、口髭を生やした中年男性。人間界のことは眼中に無く、第0ビオトープの職員達を当面の脅威だと考えている。
- クロマド
- 声 - 金尾哲夫
- 美食會料理長。
- 異常に長い紺色のコック帽が特徴。三虎が求める料理を作る。冷徹な性格の男で、任務に失敗した部下たちを連帯責任で容赦なく処罰し、場合によっては死に至らしめることもあるという。グルメ界に乗り込めるほどの実力者とされており、3人の副料理長と6人の支部長および多数の構成員達を従えている。
- スタージュン
- 声 - 三木眞一郎
- 美食會副料理長の一人。
- 全身黒尽くめの衣装をまとい、黒い長髪に氷のような冷たい目をした長身の男。黒いマスクで顔を隠しており、表情をうかがい知ることはできないが、仮面の下はかなりの美男子で、顔には火傷のような大きなアザがある。最新式のGTロボですらまるで自分の能力を思い通りに発揮できないほどの恐るべき戦闘力の持ち主で、手のひらをマグマ級に高熱化させることにより触れた物体を瞬時に焼く能力を持つ[2]。しかし、残忍なことで知られる美食會のメンバーの中では比較的良識的な性格の持ち主で、基本的に自分の邪魔さえしなければ相手に危害を加えることはない。また、他の2人の副料理長と違って会議にも遅れず参加し、部下の失敗の責任を自ら負おうとするなど任務に対する責任感も強いため、部下からの人望も厚い。
- 「宝石の肉」入手の為に、黒色のGTロボを駆使してリーガル島へと赴く。そこでトリコと対峙し、一度は圧倒するも「宝石の肉」を食して進化したトリコにロボを破壊された。後にトリコとは素顔で対面したが、その時は任務中ではないという理由で直接の戦闘はせず、まだ成長途中の段階であるトリコの将来を期待しつつ生身での再戦の機会を待ち望んでいる。また、7ツ星以上のシェフを捕獲しろというナイスニィに対し、「7ツ星ではない者にも優れたシェフがいる」と発言するなど小松のことも同じ料理人として高く評価している。
- グリンパーチ
- 声 - 三ツ矢雄二
- 美食會副料理長の一人。
- スタージュンに劣らない長身で、肩や顔に刺青がある上半身裸の男。歯と爪が黒く、両目に瞳孔が3つずつある「複眼」と、4本の腕を持っている(脇腹の腕は、かつてライバルから奪ったものだという[2])。飄々とした掴み所のない性格で、敵対しているトリコにあっさりと組織の内情を話したり、命令を面倒だからと放棄するなど適当な行動が目立つ。脅威的な肺活量の持ち主で、「デビルモスキート」という蚊の針を加工して作った巨大なストローを使い、あらゆる生き物の体を跡形もなく吸い尽くしてしまう。また、大量の息を爆発的な勢いで吐き出して飛び道具とする技を有する。
- ウール火山でトリコと偶然遭遇し戦闘になるが、料理長の呼び出しの為に勝負が中断。トリコとは一見互角の勝負を繰り広げたように見えたが、実は全然本気を出しておらず、成長したトリコとの再戦を望んでいる。
- トミーロッド
- 声 - 石田彰
- 美食會副料理長の一人。
- 道化師のような風貌で、背中には昆虫を思わせる翅を持つ。一見ほっそりとした体型でトリコより小柄だが、手足に付けているバンドを外すと筋肉質で巨大な体躯へと変貌する。一人称は「ボク」で飄々とした口調だが、性格は非常に残忍かつ卑劣で、役に立たない者はゴミ扱いする。また、感情に流されないため挑発は効かない。体内に様々な種類の凶暴な寄生昆虫の卵を宿しており、それらを瞬時に孵化させ、成長促進エキスで急成長させて飛び回らせる遠距離攻撃を得意としているが、虫に頼らずとも非常に高い戦闘能力を持つ。
- センチュリースープを入手する為に、バリーガモン・ボギーウッズと共にアイスヘルへと赴く。そこでトリコと対峙し、彼の左腕を失わせた上、本気の力で圧倒し戦闘不能に追いやるも、トリコの新技「レッグナイフ」や「レッグフォーク」で自身も胸部に穴が開き、右腕を切断されるなどの重傷を負う。さらにそこへ現れた鉄平にノッキングされ、最後の力で切り札の「パラサイトエンペラー」を産み落とし力尽きて倒れる。その後、アルファロによって連れ帰られた。その後、右手と胸部の穴を治し、以前より強力な昆虫を体内に宿し、細胞を活性化させて完全復活した。
- リモン
- 美食會ソムリエール。アルファロによるともう少しでグルメ界へ行けるレベルの逸材で、支部長を凌駕する力を持つ[2]らしいが、詳細は不明。
- カイトラ
- 美食會専属再生屋。肩や顔に刺青がある半裸の男。6本の腕を持つ。
支部長
- エルグ
- 美食會第1支部(調理補助チーム[2])支部長。
- 上半身に包帯を巻いており、下半身は馬のようになっている。アルファロによると、もう少しでグルメ界へ行けるレベルの逸材らしいが、詳細は不明。
- ユー
- 声 - 前野智昭
- 美食會第2支部(情報収集チーム[2])支部長。
- 中世ヨーロッパの貴族のような中性的な姿で、言葉使いも丁寧。美食會の中で唯一、操作が難しいミクロ型GTロボを操れる。ハエに乗った白いミクロ型GTロボを用いて、トミーロッドらとは別経路でアイスヘルに赴き、小松からセンチュリースープを強奪する事に成功した。
- ジェリーボーイ
- 声 - 高橋英則
- 美食會第3支部(食材開発チーム[2])支部長。
- 額から鼻にかけて浮き出た血管と血走った目、牙が特徴の男。
- バリーガモン
- 声 - 木村雅史
- 美食會第4支部(調理器具調達チーム)支部長。28歳。
- 自然界でも指折りの強度と耐久性を持つ「クラッシュタートル」の甲羅で作られた防具で身を固めた巨漢で、上半身は地肌の上に防具を纏っている。不凍液を体内で生成することができ、それによって極低温のアイスヘルでも常に高いコンディションを発揮・維持すると同時に、マシンガンの弾丸をも滑らせる事ができる。戦闘ではその巨体を活用した「ミンチクラッシュ」や「ミンチラリアット」などといった格闘技を使用する。
- センチュリースープを入手する為にアイスヘルへと赴く。そこでマッチとその部下たちと交戦し、部下たちを完膚なきまでに叩きのめすが、その事でマッチの怒りを買い、最高の脱力による、必殺の居合い斬りを受けて倒された。それでも皮膚の下に仕込んでいたゴリニラの粘着成分によって復活してスープの元へ向かおうとするも、ボギーウッズ共々復活したヘルボロスに丸呑みにされてしまう。その後はアルファロによって偶然に助け出され、共に撤収した。
- ボギーウッズ
- 声 - 竹本英史
- 美食會第5支部(仕込みチーム)支部長。25歳。
- 赤いジャージのような服を着ている。また、支部長と料理長および副料理長による会議の時にはヤドカリの貝殻のような仮面を被っていた。見た目の姿は通常の人間とあまり変わらないが、常人とは骨格が数も形も異なり、骨が約4000個(通常の人間の骨は約200個)もあり、筋肉も柔軟であるため伸縮自在で変幻自在な動きが可能。「宿」として骨を抜いた他者の体内に入り込み、相手を操作できる。戦闘では柔軟な体を利用して相手に軌道を読まれないように攻撃する技を使用する。又、この骨格を工夫すれば、鎖鎌のような役割もできる。
- センチュリースープを入手する為に、ドランカー→カーネル配下のグルメSPの体を借りてアイスヘルへと赴く。そこで滝丸と交戦し、滝丸の得意技が通用しない肉体と変幻自在の攻撃で終始圧倒するが、滝丸の決死の一撃により弱点である仙骨(骨盤を構成する骨)を抜き取られ、痛み分けに終わる。それでも他の骨を総動員して仙骨の機能を補い、何とか回復してスープの元へ向かおうとするも、バリーガモン共々復活したヘルボロスに丸呑みにされてしまう。その後はアルファロによって偶然に助け出され、共に撤収した。
- セドル
- 声 - 陶山章央
- 美食會第6支部(食糧調達チーム)支部長。24歳。
- 全身にタトゥーのような紋様が入っており、目玉のネックレスを着けている。動物の生きた目玉を収集するのが趣味。
- 「宝石の肉」を入手する為に、頭部に羽飾りのついた青色のGTロボを用いてリーガル島へと赴き、リーガルマンモス体内にてサニーと交戦する。飛び道具や捕獲したメガオクトパスを用いて遠距離戦に持ち込み、サニーの疲弊を狙うが、サニーの挑発に乗って接近してしまったことが敗因となり自滅した。その後、任務失敗の責任を取らされて料理長から他の第6支部のメンバー共々制裁を受け、幹部達の会議の際には全身に包帯を巻いて登場した。
その他
- ジョージョー
- 声 - 島田敏
- 美食會技術部所属の開発者[2]。緑のローブを羽織り、大きく裂けた口を持つ腰の曲がった老人。GTロボの製造および管理や、グリンパーチのストローの開発は彼が行っている。中間管理職的な仕事も行なっている。
- ギド
- 声 - 安元洋貴
- 美食會第6支部新入りメンバー。容姿は不明。美食會の中で唯一巨大GTロボを操れる人物だが、性格は卑劣で、自分の手柄のためには仲間も平気で裏切る。
- 「宝石の肉」を入手する為に、ピンク色の巨大GTロボを用いてリーガル島へと赴くが、仲間であるザイパーの乗ったGTロボを破壊するなどの蛮行に及んでいた。リーガルマンモスの体外にてココと交戦し、巨体を生かして優位に立つが、ココが核に打ち込んだ王水によってロボのコントロールを失い戦闘不能となった。グリンパーチの話では、後に任務失敗の責任を取らされ、料理長からの制裁を受けて死亡したとのことだが、詳細は不明。
- ベイ
- 声 - 矢部雅史
- 美食會第6支部メンバー。半裸で全身に血管が浮き出たような緑色の皮膚を持つ。おしり虫を追い回すのが趣味で、スタージュンには食い物の趣味が悪いと評されている。
- トリコやマンサムが最初に戦ったGTロボの操縦者。緑色のGTロボを用いて、ロト共和国のドヘム大統領に変装してグルメコロシアムに進入。マンサムにダメージを与え、テリーの母親を無益に殺害するが、それに激怒したトリコにロボを破壊される。
- ザイパー
- 声 - 大林洋平
- 美食會第6支部メンバー。「怪人ザイパー」と呼ばれる。爬虫類のように目付きの悪い、黄色い肌のスキンヘッドの男。
- 「宝石の肉」を入手する為に、肩にレーザー砲を搭載した紫色のGTロボを用いてリーガル島へと赴く。しかし、リーガルマンモスの攻撃でGTロボが損傷、そこにやってきたギドに助けを求めるが無視されたあげく完全にGTロボを破壊されて戦線離脱。ギドに対して怒りを露わにし、制裁しようと息巻いていたが、ジョージョーに却下された。
グルメヤクザ
- リュウ
- グルメヤクザ組長。姿は今のところシルエットでしか描かれておらず、不明。
- 鉄平によると与作とは旧知の仲で、傷を負った時はライフに来ていたという。後に与作から「デッカい仕事がある」と誘われ、組長の座をマッチに託し、幹部十数名と共にグルメ界へと旅立った。
- マッチ
- 声 - 鳥海浩輔
- グルメヤクザ副組長。
- 顔を含む全身に無数の切り傷がある。かつて四天王の一人であるゼブラに戦いを挑んで敗北しており、全身の傷はその時に一撃で付けられたものだという。厳つい外見や自らを「おじさん」と呼ぶ事などからよく中年に間違われるが、実年齢は28歳。立場上敵対する者には容赦しないが、義侠心には厚く、トリコとはアイスヘルでの過酷な旅を共にした関係から深い友情で結ばれている。
- 居合術を主体とした剣術の達人で、海に棲む竜の王「レオドラゴン」の牙で出来ている名刀『竜王』を所持している。「脱力」という技法を持ち、力を抜けば抜くほど、居合のスピードと破壊力が増す(その反面、身体への負担は大きくなる)。
- 彼もその部下たちも犯罪国家ネルグの貧しいスラム街の出身で、自らと同じ境遇に育ったスラム街の子供たちには深い慈愛を示しており、センチュリースープをスラム街の子供たちに飲ませるためにアイスヘルへの旅路に参加。その途中でバリーガモンと交戦し、苦戦を強いられながらも大切な部下たちを倒された怒りで勝利した。その後、小松が作ったスープをスラム街に持ち帰った。
- 後にグルメ界に旅立ったリュウに代わって組長となり、ネルグ街に麻薬食材をばら撒く地下料理界を止めるためにジダル王国に赴き、トリコと再会する。
- ラム、シン、ルイ
- 声 - 大林洋平(ラム)
- グルメヤクザ構成員。マッチの部下で、彼のことを非常に慕っている。
- マッチと共にアイスヘルへの旅路に参加。バリーガモンとの戦いで、マッチが「脱力」を完成させる時間を稼ぐために奮闘し、心肺停止状態になるが、極寒の気候が幸いして死後間もなく冷凍保存状態になっていたため、後に与作の手により全員復活した。
グルメ騎士
- 愛丸(あいまる)
- 声 - 野島健児
- グルメ騎士のリーダー。トリコとは昔なじみらしく、トリコからは「アイ」と呼ばれている。
- 病人の体に宿っている病原体を食べることでその病人を治すことができるが、その影響で彼自身が重い病に侵されている。自らの命を自然のままに委ねるというグルメ教の掟に従って一切の治療を拒み、部下の滝丸が持ち帰った天然の薬も拒否して死ぬ覚悟を決めていたが、近いうちに“GOD”が出現するらしいという情報を聞き、生きる気力を取り戻して滝丸から薬を受け取った。
- 滝丸(たきまる)
- 声 - KENN
- 食の幸福であるグルメ教の教えを忠実に守るという「グルメ騎士(ナイト)」の新入りメンバー。18歳。アシンメトリー(左右非対称)の髪型をした青年で、ターバンを巻いている。礼儀正しい性格。相手の骨格をずらしたり、関節を外す高度な技である「栓抜きショット」を得意とする。
- 幼い頃に「呪い」(グルメ界からもたらされた病気)に侵されていたという過去を持ち、医者からも余命僅かだと宣告されていた。周囲の人間は病気を恐れ彼に寄り付かず、孤独な日々を過ごしていた所を愛丸に拾われ、彼に命を救われる。但し病気自体は完治せずウィルスの一部が左目に残ってしまったため、左目全体の色が常人のものとは異なっている(普段は前髪で隠している)。
- 病に侵された愛丸を治療する薬を買う金を手に入れるために、アイスヘルへの旅路に参加。その途中でボギーウッズと交戦し、人間離れした技で苦戦するも「栓抜きショット奥義コルクスクリュー」でボギーの弱点である「仙骨」を抜き取り、痛み分けに持ち込み、引き分けに終わった。その後、与作から愛丸のための薬を譲ってもらい、愛丸のもとへ帰った。
その他の人物
- 十夢(とむ)
- 声 - 柿原徹也
- 世界の台所(ワールドキッチン)で卸売業の商売をしている男。黒髪で浅黒い肌にサングラスを着用しており、左目から頬にかけて傷がある。
- トリコとは仲が良く、トリコが交渉相手にする数少ない人物の一人である。既婚者。
- 鉄平(てっぺい)
- 声 - 小野坂昌也
- フリーの再生屋(グルメリバイバー)。27歳。「ノッキングマスター」次郎の血を引いており、自身も豊富なノッキング技術を持っている。節乃の依頼を受けた師である与作の代わりにセンチュリースープの調査にやってきたらしく正体を隠すため、初登場時は緑の仮面とスーツで素顔を隠していた。
- リーゼントヘアと顔の傷が特徴的な若者。本人すら気にするほどお喋りが過ぎるため「口は災いのもと」を信条としており、たまに無口になり、字で相手に伝えようとするが、字が汚く、つい口を滑らせ、余計な事を喋ってしまうこともある。かつて美食屋四天王の一人ゼブラの逮捕に貢献したほどの実力者で、グルメタウンに来たトリコですらその脅威を感じた。昔はよく次郎に連れられて狩りに行っていたが、土地と食材が死んで変わり果てた思い出の場所に落胆した次郎の表情を見て、食材を保護する再生屋の道を選んでいる。手の爪に小型のナイフや折りたたみ式の注射器などを仕込んでいる。また、様々な薬や急速成長する薬草の種を持っている。
- 二代目メルク
- 初代メルクの唯一の弟子である若い女性。21歳。本人は自分のことを「オレ」と呼び、人前では男性のように振る舞っている。右頬には幼少時に仕事場の包丁が顔に落ちた際についた十字の傷がある。
- 赤子の頃、捨て子だったところを初代に拾われ、実の子供のように育てられた。15歳の時には既に研ぎ師としての腕は初代と何ら変わらず、初代メルクが最後の仕事の旅に出る際二代目を託されている。しかし初代の小声のせいでその事が伝わっていなかったため、研ぎ師としての自信を喪失していたが、小松の励ましのおかげで自信を取り戻し、真の二代目最初の仕事として、小松の折れた包丁に竜王デロウスの牙を融合させ、小松の新しい包丁を完成させた。小松の包丁には魂が宿っていると評し、道具に対する小松の愛情の深さを絶賛している。
- ドヘム
- 声 - 金光宣明
- ロト共和国の大統領。ベイは彼の皮をかぶったGTロボを用いてグルメコロシアムへと潜入した。原作での生死は不明だが、アニメでは生存している。
- マグロのトロが好物で、かなり偏屈な性格のため、国民からは「ド偏屈のドヘム」と呼ばれている。グルメコロシアムに敵の侵入を許したIGOの警備能力に憤り、重要なグルメ法案の成立に一人反対の姿勢を見せていたが、小松がウールスターソースとウール火山の灰で調理したマーメイマグロのバブリートロの味に感動し、法案の成立に賛成した(これらの設定はアニメのもの)。
- モリ爺
- 声 - 江川央生
- グルメタウンにある「Bar ヘビーロッジ」店主(マスター)。
- トリコとは旧知の間柄で、長年美食屋の相手をしてきた経験から一目でその美食屋の才能と実力を見極める事ができるほか、節乃以外に誰も気付かなかった小松の潜在能力(食材に好かれる才能)をも見抜いたことがある。
- カーネル・モッコイ
- 声 - 斎藤志郎
- 年商20兆の「(株)グルだらけ」の会長にして、グルメ大富豪。
- センチュリースープ入手のために、100億もの懸賞金をかけ、美食屋を募った。しかし、自分そっくりのロボットを遠隔操作して影武者として人前に出す上、スーツに盗聴器を仕掛けたり、スープがないと分かると美食屋たちを置き去りにするなど、冷酷で猜疑心の強い老人である。彼が最初に集まった大勢の応募者を選考にかけず全員採用したのも、応募者の大部分が途中で死亡することを見越しての策略であった。
- スマイル
- 声 - 津田健次郎
- グルメ建設都市「フードライン」で働くグルメ一級建築士。トリコのスウィーツハウスを設計した。
- あまりの仕事の多忙さで笑うことが苦手になっていたが、スウィーツハウスの新築祝いにて小松のセンチュリースープを飲み、その味を満喫した(本人曰く「笑顔を思い出した」)。アニメ版では美食王決定戦の会場の設計にも関わった。
- パッチ
- 声 - 梅津秀行
- IGO主要加盟国より選出された味覚マスター「GOURMET7」(G7)の一人。
- センチュリースープをテイスティングしにホテルグルメにやって来たが、トリコ達が先客だったためひとまず断念。スープの完成により小松の名が世間に知れ渡ると思い、ホテルグルメ総支配人、スミスに小松にボディガードを付けることを勧めた。
- アポロン
- G7の一人。シルクハットを被り、黒服を着た男。ビックリアップルをテイスティングしに仰天祭にやって来た。単語を伸ばして喋る癖がある。
- ハッチ
- 声 - 小池謙一
- グルメジャーナリスト。気象予報士の資格と航海術の知識を持つ。取材でとある美食屋と共にグルメ界に入界し、異常な環境と凶暴な猛獣に襲われたが、その美食屋に命を救われる。ハッチの証言により、グルメ界の概念が一変し、IGOによってグルメ界全域を危険特定区域とされた。
- よっち
- 超高級食材として有名な卵を産むニワトラの住処「巨万の一坪」を所有する老人。顔の三本の傷と団子鼻が特徴。
- 50年ほど前までは現役の美食屋で、病気がちの妻・美子(みこ)を養うため美食屋の仕事に精を出していたが、そのせいで彼は家を留守にすることが多く、本当は彼と一緒の生活を何よりも望んでいた妻の気持ちを思いやれないまま、妻を孤独の中で死なせてしまった。その翌年、妻の墓標がある場所でニワトラのヒナを発見し、妻がその卵を好んでいたことから運命を感じて妻の名からミーコと名づけ、美食屋もやめて片時も離れず大切に育てるようになった。自分の死期が近いことを悟り、最後に残った唯一の財産である「巨万の一坪」を他人に譲ろうと決めたが、我が子同然の大切なミーコをあくどい金儲けに利用されることを恐れ、投資目的で大金を積んで現れる富豪達をことごとく門前払いにしてきた。しかし、投資目的でなく純粋にニワトラの卵を食べたくて彼の家を訪れたトリコと小松だけは気に入り、トリコ達にミーコの世話を託して「巨万の一坪」を快く譲った。それから間もなく彼は亡くなった模様で、彼と妻の墓標は同じ場所に並んで建っている。
- ダーニル・カーン
- ジダル王国国王。IGOや美食會を上回るほどの情報網を持ち、ある場所に行くための手がかりとなるアカシアの手帳の在り処を知る。グルメカジノの経営をライブベアラーに一任して資金を十分に集めていたが、国に用が無くなったと判断し、GTロボのエンジンを切って逃亡した。
相棒・ペット
- テリークロス
- IGOのコロシアムで産まれたバトルウルフの子供で、名付け親はトリコ(名の由来は「厚手のタオル地のように毛並みが気持ち良い」ことから)。通称「テリー」。
- 産まれた直後にベイによって母親を殺された。通常バトルウルフが人に懐く事は無いと言われているが、母親を全力で助けるトリコの姿とそのスケールの大きな人望をまのあたりにし、トリコに懐いて相棒となる。「古代の王者」の末裔に恥じぬ優れた素質を持ち、凄まじいスピードで成長を続けている。知能はかなり高く、人間の言葉を理解したり、その場にある物を活用して敵を倒す手段とする事も簡単にやってのける。
- キッス
- ココの相棒として飼われている、漆黒の翼を持つ巨大なエンペラークロウ。捕獲レベル測定不能の鳥獣類。
- エンペラークロウは、かつて「空の番長」と呼ばれた巨大なカラスで、現在では絶滅種とされている(単行本の解説によると、バトルウルフ同様グルメ界のどこかには生息しているという噂があるとのこと)。知能が高く、ココの言葉を理解し、意見疎通を図ることができる。
- リッキー
- マンサムの相棒として飼われている、豹のような体毛に翼と長い尻尾を持つ巨大なハイアンパンサー。捕獲レベル35の哺乳獣類。
- 普段はグルメ研究所にあるマンサムの部屋で寝そべっているが、マンサムの指示ひとつで部屋から飛び出し、高速で逃げるGTロボの核アンテナを一瞬で粉砕するほどのスピードとパワーを持つ。ホロホロパフェが大好物。マンサムのトレーニングにも一役買っており、腕立て伏せはリッキーを背中に乗せたまま行う。
- オブサウルス
- トリコがリーガル島で出会った猛獣。捕獲レベル28の哺乳獣類。
- 10本(アニメでは8本)の足と2つに分かれた口を持ち、自分よりも強い者に忠実に従う性質を持っているが、さらに強い者と出会った場合にはその者を新たな主人とする。たとえ重症を負ってもすぐに回復するほどタフ。下べとしての売買はグルメ八法で禁止されている。セドル→トリコ→スタージュンという流れを経てテリーの下僕となり、そのままトリコの家に居付いている。愛称は「オブ」。
- ユン[2][5]
- 声 - 金田朋子
- 小松がアイスヘルで出会ったウォールペンギンの子供。桃色の毛皮とお腹の赤い模様が特徴。最初は親とはぐれており、後に親と再会するもトミーロッドによって親を殺されてしまったため、小松が引き取ることになった。アイスヘルで何世代にも渡ってセンチュリースープを餌としてきたため、スープの味の一部がその体に染み込んでおり、その唾液は小松のセンチュリースープにとっての最後の材料となった。
- ウォールペンギンは読者募集の猛獣。雛は警戒心を持たないため誰にでも懐くが、それゆえ他の猛獣に襲われやすく、現在では絶滅危惧種になっている。しかし、成体は獰猛な上に捕獲レベル30にも達する強力な生物である。
- リムジンクラゲ
- 節乃のペット。体長25mの巨体で空中浮遊することができる。その体内には人間が住むことのできる居住スペースがあり、移動式の住居にもなる。生態、生息地などは謎が多く、人間界の生物なのかも不明。
- クイン
- サニーのパートナーであるマザースネークの子供。まだ子供だが、並の猛獣を一呑みにするほどの強さと時速400km強の速さを持つ。サニーは自分以外の者を乗せる際、土足厳禁にしている。
- ジャックエレファント
- グリンパーチがペットとして従えている推定捕獲レベル85の昆虫獣類で、巨大なクワガタと象が合わさったような姿をしている。ジャンボジェット並みの高い飛行能力を持ち、乗り物がわりとして使うほか、食材を運ばせるためにも使用している模様(20階建てのビルに匹敵する程の巨大BBコーンも一房丸ごと運べる)。グリンパーチによると、方向音痴らしい。
- パラサイトエンペラー
- トミーロッドが体内で飼育していた最強の寄生昆虫。推定捕獲レベル81の混合獣類で、凶暴な寄生昆虫を何度も交配させて作られた。多くの昆虫が混ざったような姿をしており、クワガタのようなアゴ、カマキリのような前脚、炎や超低温のガス、クモの糸、サソリの毒など豊富な攻撃手段を持つ。鉄平と戦っている最中に乱入してきたヘルボロスと激しい戦闘を繰り広げるが、最後はアルファロにヘルボロスともどもバラバラにされてしまった。
- ポチコ
- 読者募集の猛獣。2代目メルクが可愛がっているヴァンパイアコングで、見た目は怖そうだが利口で人懐こいらしい。捕獲レベル20の哺乳獣類。コウモリのような風貌のゴリラで、世界中の様々な顧客からメルクに依頼された包丁を配達している。
- 蠍魔牛(さそりまぎゅう)
- 読者募集の猛獣。捕獲レベル53の哺乳獣類で、サソリのような尻尾とハサミを持つ2足歩行の牛。はるか昔からヘビーホールに住んでおり、子供でありながらヘビーホールでは敵無しの強さを誇る。初代メルクに手なづけられ、仕事の邪魔が入らないように見張りをしている。非常に聴覚が優れており、トリコも聞き取れなかった拡音石無しの初代メルクの声も聞き取る事ができる。
アニメオリジナル
- ペック
- 声 - 桃井かおり
- 映画オリジナルキャラクター。トリコが小松と出会う前に旅に同行した少年。ある時村を怪鳥ゲロルドに襲われ、ゲロルドの退治をトリコに依頼する。
- 狩猟で生計を立てている村に生まれ育ったにもかかわらず、パチンコもまともに当てられないほど狩りは下手。しかし食材の知識は豊富で、トリコから得たアドバイスをきっかけにその豊富な知識を活かして非力さをカバーする狩りの仕方を編み出し、物語終盤では自力で獲物を仕留められるようになった。
- ティナ
- 声 - 水樹奈々
- テレビアニメオリジナルキャラクター。グルメTVの情報番組「グルメニュース」の新米レポーター。髪型はオレンジのかかった茶色のミディアム。
- 食べる事が大好きで、人一倍の負けず嫌い。グルメキャスターの仕事に就いたのも、「いつでも沢山美味しいものを食べられて、それを皆に伝えられると思ったから」という理由からである[6]。カメラ前ではエレガントに振舞うが、普段はとてもガサツで、更にオヤジギャグを好むという多少オッサン臭い一面もある反面、女性らしい優しさや温情も合わせ持っている。物事の大きさを「大盛り」「てんこ盛り」、逆に小ささを「一つまみ」「1グラム」と表現するなど料理用語を多用する癖がある。
- 世界中の美味しい食材の情報を皆に届けたいという思いは誰よりも強く、それに関しては一切の妥協を許さない。仕事中に偶然トリコ達と出会ったことがきっかけで、彼らの行く先々に(如何なる危険区域であっても)独自に足を運び取材しようとするが、自身の運の無さや詰めの甘さが災いしてか失敗に終わる場合が殆ど。しかしそれでも懲りる様子はなく、大スクープを掴もうと日々奔走している。無許可かつ強引な手段による取材を頻繁に行い、それ以外にも問題児的な行動(取材先で揉め事を起こす、自身の食事の支払いを会社の経費で落とそうとする等)が目立つため、嫌味な性格の部長(声 - 菊池正美)から睨まれている。
- 原作でもモブキャラクターとして登場している。
- クルッポー
- 声 - 菊池こころ
- テレビアニメオリジナルキャラクター。ティナと行動を共にする伝書風船鳩。電波も届かない僻地から記者から預けられたスクープ映像のデータを本社に送り届ける事を役目としており、クルッポーとは色違いの伝書風船鳩がグルメTV本社の屋上で飼育係の老人(声 - 園部啓一)によって大量に飼育されている。
- 威嚇時や驚いた時などに体を風船のように膨らませて大きくなるが、いかんせん外見が愛らしいため威嚇としての効果はあまり期待出来ない。その代わり、高所から落下したティナを体を膨張させて受け止め助ける、といった事に主に活用されている。ティナにはとても懐いており、よく感情をシンクロさせている。
- 原作でもティナと一緒にモブキャラクターとして登場している。
- フォン・ド・ボーノ
- 声 - 三瓶由布子
- ゲーム『トリコ グルメサバイバル!』より登場。コック帽のような髪型が特徴の小柄な青年で、世界各国で手広くチェーン展開しているレストラン「ボーノ」の経営者。グルメ長者番付10位圏内にランクインしており、カーネル・モッコイに迫る勢いだと言う。
- 幼少期に森で弱っていたクリスを拾い、以来一緒に暮らすようになった。クリスの食欲不振を解消する食材を探すため、賞金10億を募って「美食王決定戦」を開催する。
- クリス
- アニメオリジナルグルメモンスターコンテスト5ツ星賞受賞作。ボーノの家族である七色ネッシー。捕獲レベル34の翼竜獣類で、カラフルな体色の8本足のネッシー。既に両親を亡くしているボーノにとっては、残された唯一の家族。
- 昔からボーノとは食材を分け合って食べていたが、最近になって何も食べなくなった。その理由は既に自分が大人に成長し、野生に帰る時が来たため、ボーノと一緒に初めて食べたパフェを最後に食べたかったからである。小松がトリコ、ココ、サニーが採ってきたグランドベリー、ハニードラゴンの蜜、ミルクジラのミルクで作ったパフェを食べ、七色に輝く翼を生やし、成長の証であるグロウアップルを実らせて飛び去っていった。
用語
- 美食屋
- 未知の味を求めて世界中を渡り歩き、様々な食材を捕獲・採取することを生業とする探検家でありハンター。見つけた食材はまず自らが口にし、味を確かめる。高級グルメ料理店からの彼らに対する「依頼」が後を絶たず、腕利きの美食屋は雇われた企業の株価をも左右するほどの存在。本編の主人公であるトリコは、IGO(国際グルメ機構)に所属する美食屋の中でも「四天王」と呼ばれる実力者の1人である。腕の良い美食屋は腕の良い料理人とコンビを組んで活動する事も多く、次郎と節乃のように捕獲と調理で役割を分担して様々な食材を追いかけることもある。一応美食屋も調理はするが、大抵は焼くだけといった調味料も使わないシンプルなもので、単に食材を「食べられる状態」にするだけの行為という傾向が強い。
- 人生のフルコース
- 美食屋達がそれぞれ人生の目標とするメニュー。内訳は「オードブル(前菜)」「スープ」「魚料理」「肉料理」「メインディッシュ(主菜)」「サラダ」「デザート」「ドリンク」の8種類からなる。そのリストには、基本的に美食屋本人が捕獲した経験のある食材が記されるため、リストに記されている食材の捕獲レベルによって、その美食屋の実力がある程度判定できる。また、リストに記される食材には、その美食屋の個人的な嗜好やこだわりが反映される場合も少なくない。
- だが、近年では他の美食屋が捕獲し市場に出回った物をリストに載せる美食屋も多くなっているらしく、実力を測る意味合いではあまり意味が無くなり始めているらしい。
- 食の再生屋(グルメリバイバー)
- 希少な食材の保護、絶滅危惧種の繁殖、枯れた土壌の回復、密猟者の逮捕などの仕事に携わり、世界中の食を枯渇から守る食の救助隊。自然物を用いて人間の怪我を治療したりもする。殆どは国やIGOの雇用だが、企業や個人などの依頼を直接受けるフリーの再生屋も存在し、本作に登場する鉄平もその一人。グルメ時代において、その時勢による乱獲を防ぐ意味でも、美食屋と並ぶ重要な存在である。
- IGO
- 国際グルメ機構の略。野生の獣の捕獲レベルを定めたり、食材の市場価格を決めるなどして、世界中の食材の流通を適正にコントロールしている。もともとは国連の一機関に過ぎなかったが、グルメ食材の需要増加に伴い国連から独立した。今や加盟国数は国連を上回り、現在のIGO加盟国は360ヶ国にも及ぶという。IGO直属のホテルに各国首脳を集めてのグルメパーティーを開くなど、かなりの財力と政治力を持っている。開発局、事務局、法務局、管理局、防衛局、財政局、広報局といった部署が存在している。
- ビオトープガーデン
- 通称「庭」。IGOが動植物の生態調査や繁殖などを目的として世界各地に建造したビオトープ兼超巨大養殖場兼実験場で、それぞれが島1つ分の広大な敷地面積である。中でも第1ビオトープに当たるリーガル島は50万km²(北海道の約6倍)もの面積を誇っているらしい。また、周囲を分厚い壁と堀で取り囲むなど、猛獣が逃げ出さないための措置をとっている。トリコ達四天王のかつての修行場でもある。ここの食材を無許可で庭の外に持ち出すことは重罪とされている。
- 様々な動植物の繁殖に成功してはいるものの、その中には危険な種類も多く、それらの採取・捕獲の手段は確立されていないのが現状のようで、庭の中の食材の捕獲のために美食屋に声がかかることもある。
- 一般には知られていないが、人間界に存在する第1~8ビオトープのほかに、グルメ界には第0ビオトープが存在している。第0ビオトープはIGOの職員ではなく、民間から集められた20名足らずの少数精鋭から構成されており、グルメ界に存在するという特性上、全員がかなりの実力者である。
- 美食會(びしょくかい)
- IGOと敵対している闇の組織。非愛の森「ソーンウッド」に本部を置き、ボスと呼ばれる支配者、三虎の下、この世にある全ての食材を独占するために各地で暗躍している。メンバー達はそれぞれの役割に応じて6つの支部に配属されており、本部にいる料理長と3人の副料理長がこれを統率している。目的のためなら手段を選ばず(スタージュンを除く)、無益に生物を殺すこともいとわない。
- GTロボ(グルメ・テレイグジスタンス・ロボット)
- 遠隔操作により運用される人型ロボット。火山地帯や深海などといった、普通の人間が立ち入ることのできない危険な場所における食材の探索・収集を目的として開発された。その目的故に非常に頑丈な特殊金属で作られており、トリコやマンサムの腕力でも破壊することは困難。医療界において世界的名医が僻地に赴かずに手術が行えるなど、他の分野でもその性能を認められている。
- 操縦者の動作を1/1000秒以下の誤差で正確に模倣して動くと同時に、五感全てを体内の核(コア)アンテナを通じて信号化し、忠実に操縦者に伝えることが可能。それ故、ロボットでありながらも、まるで操縦者本人がそこに実在するかのような雰囲気を醸し出す。ただし、生命に関わるほどの過剰な痛みや衝撃については操縦者に直接伝わらない「圧覚超過」の機能を備えるなど、高い安全性も施されている。さらに、ロボをコントロールしている核アンテナは単独での移動も可能で、非常時には核アンテナだけ本体から離れて脱出できるようになっている。
- 美食會が所有するGTロボは、重装甲高火力タイプ・巨大タイプ・ミクロタイプなど様々な型が存在するが、いずれもニトロのような表情のないアリクイのような形の顔をしているのが共通の特徴。その顔の内部には強力なレーザー砲が装備されている。なお、戦闘用ではない一般人向けのGTロボは、普通の人間の姿をしている。
- 危険区域
- 凶暴な猛獣が生息する危険な地域。危険区域に入ること自体が自殺行為と見なされ、危険区域で死んでも生命保険が適用されない。
- グルメ細胞
- 伝説の美食屋アカシアが発見した、深海に生息する幻のクラゲ「グルメクラゲ」のみに存在する特殊な細胞。「細胞を取り込んだ生物はその特有の旨みが増し、またその生物が『旨い物』を食すれば細胞自体が進化する」特徴がある事から、IGOは他の動植物の細胞と同化させて品種改良や新種の創造などに使用している。
- この細胞は人間にも移植可能で、移植に成功した者はその特性が飛躍的に強化され、超人的な能力を得ることができ、美味しい食材や好みの食材を食べれば食べるほど成長し、能力が上昇するが、その反面、移植に失敗すれば拒絶反応で死亡してしまう危険性が高い、リスクの大きな賭けでもある。その上、移植に成功したとしても、容姿が怪物じみたものに変貌してしまう危険性も高く、美食會のメンバー達はその典型らしい。
- 細胞を移植された者は、ある程度成長すると“壁”にぶつかり、成長が止まるが(“壁”の数は個々人によって違い、成長の限界である場合もある。“壁”の総数がその人間の潜在能力を示す)、その“壁”を打ち破った時、細胞は更なる進化を遂げて飛躍的にパワーアップする。「宝石の肉」などの特定の食材(または、特にその個人の嗜好に合ったもの)を摂取することにより、“壁”を打ち破り、グルメ細胞を更に成長させることが可能で、美食會のメンバーたちはその食材を捜し求めている。
- もともと再生機能に特化した万能細胞であり、適合する食材を食せば大概の傷は治る上、適当な腕や足を体に引っ付けて、自由自在に動かすことも一応可能ではある。ただし、優れたグルメ細胞ほど時に利己的で他の組織には馴染み難いとされ、移植などの治療に不都合を及ぼす場合もある。
グルメ食材、動植物
作中には食材を始め、様々な架空の動植物が登場する。本項ではそれらの内、トリコの捕獲対象になったものなど、主要なものについて記述する。
これらにはIGOが対象の強さ、生態、生息環境などから総合的に導き出した捕獲の困難さを示す「捕獲レベル」を定めており、数値が大きいほど捕獲が困難であることを示す。単純に捕獲レベルが高ければ個体戦闘力が高いというわけではなく、生息地の環境が苛酷であったり、集団生活を行うタイプである等、捕獲するための条件が過酷という場合や、調理が非常に難しい時には、虹の実・BBコーン・オゾン草などただ生えているだけの植物であっても捕獲レベルが高くなる場合がある。また、捕獲レベルの高いものが必ずしも美味というわけでもない(例:トロルコングなど)が、美味な食材にレベルの高いものが多いのも確か(その他、価格などは必ずしも食用としての値段だけではなく、装飾品やペット、医療関係等の値段となってる場合がある)。
捕獲レベルの基準として、レベル1「猟銃を持つプロのハンターが10人がかりでやっと捕獲できる」であり、捕獲レベルを設定されていること自体が捕獲が困難であることを示す。ただし、中には「レベル1以下」と表現する様に誰でも安易に捕獲・栽培できる物(毒化したフグ鯨やアーモンドキャベツ等)や、長命によってより大型に成長し強力化したなど種で定められたレベル以上にレベルが上がった物などがある為、物によっては目安として捕らえられている。その他の意味合いとしては、「口に入る物なら全て食材」としての定義が存在する[注 2]。
また、このグルメ食材の中には、捕獲・仕込みから調理に至るまで、非常に繊細さを要する「特殊調理食材」、更に調理の難しい「超特殊調理食材」なるものが存在する。食すのに非常に手間のかかる「特殊賞味食材」も存在している。
人間界
- ガララワニ(捕獲レベル5)【爬虫獣類】
- 生息地:湿原、沼 体長:18m 体高:4.2m 体重:13t 価格は部位によって違い、モモ肉は100g/5万円
- およそ20万種類の生き物が生息する危険区域「バロン諸島」の生態系の頂点に君臨する赤くて巨大なワニ。世界最高級のワニ肉として有名。8本の脚を持ち、それらを駆使して跳躍することで、巨体に似合わない敏捷な動作を見せる。また、口の中に吸血性のヒル「バロンヒル」を飼っており、撒き散らしたヒルが吸った血の匂いを辿って獲物を捕食する。繁殖力が弱い反面、個体の寿命が長く、平均寿命は150年近い。また、歳を重ねるほど食欲や獰猛さが増す特徴がある。最近は個体の寿命が延びており、トリコが遭遇した個体は300歳以上の長命であった(この個体の推定捕獲レベルは8)。近年、IGOの庭にて養殖が成功した。
- 虹の実(単体の捕獲レベル6)【果実】
- 生息地:栄養豊富な土地 体長:1m 体重:1.5~2t 価格:1個/約5億円
- 虹の樹と呼ばれる樹木に生る巨大な果実。気温や湿度によって七色に味を変え、25mプールの水に果汁をほんの一滴たらすだけでプール内の水全てが濃厚で芳醇なジュースに変化するほど果汁濃度が高い。口に含むと胃に到達するまで7つの味が味わえる。また、その芳醇な香りはあらゆる動物の食欲を刺激し、野生動物にさえ身の危険よりも食欲を優先させるほど。果肉はプリンのように軟らかく、金のように重みがある。重さは1個900キログラムは下らない。
- 自然界ではここ数年発見情報がなく、絶滅したかと思われていたが、IGOが第8ビオトープにて栽培に成功した。トリコに収穫の依頼が舞い込み、トリコのフルコースメニューのデザートに決定された。上記の捕獲レベルは人工栽培されたものの数値で、天然で育った虹の実の捕獲レベルは12。後にアルコール度数85パーセントの「虹の実ワイン」が登場した。
- トロルコング(捕獲レベル9)【哺乳獣類】
- 生息地:IGOビオトープ内 体高:4.5m 体重:2t 価格:100g/5500円
- 緑の毛皮と4本の腕を持つ最強のゴリラ[注 3]。完全な肉食性。40トンの戦車を簡単にひっくり返し、握力は1トンを超える怪力の持ち主で、胸を叩いて相手を威嚇するドラミングは数十km先まで届く爆音。また、4本腕の特性から、腕と脚で歩くナックルウォーキングの姿勢からでも攻撃を繰り出せる。獲物を捕らえるために罠を張るなど、知能もチンパンジー並みには高い。シルバーバック[注 4](捕獲レベル10)と呼ばれる危機管理能力の高い年長のゴリラを中心とした群れを形成し、その群れは完全な縦社会。肉は筋っぽくて不味いため食肉には適さないが、脳みそは珍味として重宝されているらしい。ただし、ゲーム「トリコ グルメサバイバル」では、肉も食材として登場しており、小松の調理によって筋っぽさが解消されている。
- IGOによって品種改良され、第8ビオトープガーデンにて繁殖、虹の樹を中心に縄張りを形成し、虹の実に近付く動物を捕食していた。このため、彼らは結果として虹の実をガードする形になっており、並みのハンターでは虹の樹に近付くことさえできないため、虹の実収穫の依頼がトリコに舞い込む。
- フグ鯨(捕獲レベル29)【魚乳類】
- 生息地:深海 体長:50~60cm 体重:5~7kg 価格:100g/92万円
- 「深海の珍味」と称される鯨。別名「ミジンコ鯨」とも呼ばれ、大きさは通常のフグに近い。成魚になるまでの数年間を浅瀬で過ごし、一度体長6メートルにまで成長するが、その後深海へと潜り水圧で体長50センチメートルほどにまで縮む。それによって体の各部の旨みが凝縮されて最高の味を持つようになるが、同時に老廃物が凝縮された「毒袋」をも持つようになる。毒袋の毒は強力な神経毒で、一度毒袋が破れてしまうとフグ鯨の体全体が「毒化」してしまい、食べられなくなってしまう。毒袋を完全に取り除いた個体は一瞬で黄金色に輝く。末端相場は、毒化しているものは売買禁止で価値はゼロ(ただし闇ルートでは約800万の値がつく)、毒袋が破れていない状態だと1億、毒袋を完全に取り除いた状態だと3億になる。
- 非常に神経質な性格で、特に産卵期のフグ鯨はわずかな刺激(触れるだけ)で毒袋が破れ毒化してしまう。また、毒袋を破かずに捕獲できたとしても、毒袋の位置が個体により異なっており、個体ごとに毒袋の位置に合った捌きの順序立てをしないといけないため、破かずに除去するのは至難の業。その2つの困難があるため「特殊調理食材」に指定されており、フグ鯨の毒袋を除去できる料理人は世界に10人もいないと言われている。
- 毒化したフグ鯨は原則として流通が禁止されているが、毒化しても味は変わらないため、「死んでも構わないから食べてみたい」と言う人間も多く、闇ルートで密かに取り引きされる(実際、ジダル王国で販売されていた)。なお、29と言う捕獲レベルは毒袋を破かずに捕獲する際の数値で、毒化の是非を問わなければ捕獲レベルは1以下と、非常に容易である。
- デビル大蛇(おろち)(捕獲レベル21)【爬虫獣類】
- 生息地:暗い洞窟 体長:35~40m 体重:17t 価格:100g/15万円
- 遥か昔、最強の狼「バトルウルフ」と肩を並べたと言われる伝説の怪物。3つの目、複数のピット器官、髪の毛、多数の脚を持つ紫色の大蛇。
- 骨格を持たない軟体動物。凄まじい怪力を持ち、また身体を縮めることで皮膚の密度を高めあらゆる攻撃を跳ね返すほどに硬化する。腕は胴内に縮めた後スプリングの要領で勢いよく伸ばし敵に掴みかかることができ、切断されても万能細胞により驚異的な速度で再生できる。口から岩肌をも溶かす消化液を吐き、自在に動く頭髪の針状の毛先から毒液を放つなど多彩な攻撃手段を持つ。3つの目は各々カメレオンのように独立して動くことから視野範囲が広い上に、ピット器官は0.0001度の熱をも的確に感知するため、暗所でも獲物を見失うことはない。洞窟でトリコたちが遭遇した個体は捕獲レベル21だが、グルメ界にはよりレベルの高いデビル大蛇が生息しているといわれる。なお、アニメでは亜種として、捕獲レベル25のデーモンデビル大蛇も登場している。
- リーガルマンモス(捕獲レベル48)【哺乳獣類】
- 生息地:リーガル島 体長:1500m 体高:1000m 体重:推定5000万t 価格:普通の部位100g/15万円 宝石の肉100g/500万円
- 第1ビオトープのリーガル高原の食物連鎖の頂点に君臨する「古代の食宝」と呼ばれる超巨大マンモス。2本の鼻と6本の足・長く太い尾を持ち、食性は肉食であらゆる猛獣を一踏みで踏み潰し、片方の長い鼻の強力な吸引で数十匹もの獲物を一度に呑み込み、口の辺りで肉のみを剥ぎ取り、もう片方の鼻から骨を吐き出す。体内には内臓を含めた全ての部位の旨味を持つ宝石の肉(ジュエルミート)と呼ばれる部位があり、この部位の小売価格は、100グラムあたり500万の値がつく(普通の部位でも充分旨い)。宝石の肉は、体内から取り出された後でもマンモス本体が生きていれば数十年後には元に戻る。近年では生きたままでも宝石の肉を取り出すことが可能になり、大型であれば体内に酸素が通っているため、体内に入って直接取りに行くことができるようになった。しかし、体内には捕獲レベルが高い他の生物が多く生息している(このため、リーガルマンモスの体内に独自の生態系がある)。背中には小さな翼も生えているが、太古の生態系の名残りなだけで、退化しており空は飛べない。なお、48という捕獲レベルはトリコ達が侵入したマンモス(体長1500メートル)の数値で、捕獲レベルは体が大きいほど上昇する。
- 宝石の肉(ジュエルミート)
- リーガルマンモスの最高級部位。太古の時代では結婚指輪の代わりとして用いられていた。「宝石」という名前の通り、周囲が明るくなるほどの眩しい輝きを放っている。グルメ細胞の「壁を打ち破る食材」の一つで、これを食べたトリコは爆発的なパワーアップを果たした。また、グルメ細胞を持つ者がこれを食べると全身が発光する。トリコとサニーは2人ともこの食材をフルコースに入れようとしたが、互いに食材がかぶるのは嫌だと引かないため、取っ組み合いの喧嘩までした挙げ句、最終的にはじゃんけんでサニーの「メインディッシュ」に決定された。後にBar メリアにて「乾燥 宝石の肉」が登場した。
- BB(ブルーブラッド)コーン(捕獲レベル35、アニメ版では30、ただし、グルメ界の物は測定不能)【穀物】
- 生息地:ウージャングル 体長1m~50m 価格:1粒数10万円、1本10数億円、ポップコーン1人前/3000円
- 「グルメ界」に存在する穀物だが、太古の昔グルメ界から渡ってきた怪鳥を通じて種が運ばれ、「人間界」のウージャングルにも生息している。バトルウルフなど肉食の猛獣達も大好物であり、古代のグルメ貴族達にもおやつとして親しまれていたという(「ブルーブラッド (Blue Blood)」とは、英語で貴族を指す俗語)。圧倒的な香ばしさとコクを持ち、粒の大きさによってできる量は大きく変化するが、たった1粒を強い火力で炒れば100人前のポップコーンが取れるという。取引も1粒数10万単位で行われ、1本丸々なら末端相場で10億は下らないとされている。ただし根がウージャングル全体とつながっているため、トリコの腕力でも引き抜けないほど頑丈で、小型サイズでも収穫は非常に困難。成長したコーンは全体の高さが20階建てのビルにも匹敵し、実は1粒だけでもバスケットボールより大きい上、実際にポップコーンを作るためには実をこまめにひっくり返しながら低温で徐々に加熱し、最終的には1200度という超高温で加熱しなければならないため、凄まじい忍耐力が必要。
- ポップコーンは味もさることながら食欲増進効果が非常に高く、これをフルコースの最初に出せばその後の料理も全ておいしく食べられるという理由から、トリコのフルコースメニューのオードブル(前菜)に決定された。BBコーンから作られたポップコーンは、テリーの主食になっている。
- センチュリースープ(捕獲レベル60、ただし天然物の数値)
- 全てを凍らせる極寒の大陸「アイスヘル」にあるとされる幻のスープで、その名の通り100年に一度しか出現しない。数多の食材が保存された「グルメショーウインドー」がメタンハイドレートの大量発生により解凍され流れ出たものである。スープには無数の具材の旨みが凝縮されており、極めて濃厚な味わいでありながら喉越しはしつこくなく、器に入っているものを目視できないほどに透明度が高い。また、完全なスープからは美しいオーロラが立ち昇る。
- 過去に飲んだことがある節乃によって味の再現が試みられたが、彼女が30年がかりで取り組んでもなお未完成であった。現在では強力な抽出が幾度となく繰り返されたことにより、すでに資源として枯渇状態に陥っており、アイスヘルで最後の一口分を口にした小松の手により、半年余という異例の早さで完成を果たし、トリコのフルコースメニューのスープに決定された。完成にはウォールペンギンの唾液が必要だが、絶滅危惧種であるウォールペンギンの乱獲を防ぐため、小松はあえてレシピを公開していないが、使用した食材は百種類以上だという[2]。これを口にした者は、至福のあまり笑いが止まらなくなり、「みだらな顔」と呼ばれるほどのだらしない顔つきになってしまうため、サニーだけは「あの顔になりたくない」と飲むのを拒否した(ただし、三虎だけは満足しなかったためか表情を崩さなかった。アニメ版ではココも飲んだが顔を隠しており、節乃曰く「かなり面白い顔になった」らしい)。多忙で笑顔を忘れたスマイルもこれを飲んで笑いが止まらなくなるがあくまでスープによる一時的なものであったため、トリコ達がスウィーツハウスを食い尽くした後、笑顔を失ってしまった(ただし、アニメ版ではその後、感謝するトリコ達の笑顔を見て、自然に笑顔になれるようになった)。
- ヘルボロス(捕獲レベル72)【爬虫獣類】
- 生息地:アイスヘル 体長:42m 体重:60t 価格:肉は臭くて食えない
- 読者投稿の猛獣。「アイスヘル」の支配者と呼ばれるアイスヘル最強の巨大な爬虫獣類。頭が何又にも分かれている。「食べる」という目的のために進化した生物で、視覚ではなく爬虫類特有のピット器官で獲物を探し出し、その貪欲なる獰猛さでいかなるものをも破壊し、どんなものでも捕食しつくす、まさに極寒地獄の悪魔というべき猛獣。100年前、ノッキングマスター次郎によってノッキングされて以来氷漬けになって眠っていたが、再生屋の鉄平によって再生されて復活。100年間何も食べてなかったため、目についたパラサイトエンペラーに襲いかかり、上空で戦いを繰り広げるもアルファロの皿手裏剣で細切れにされて絶命した。
- ビックリアップル【果実】
- 読者投稿食材。人のような顔があり、別名「人面林檎」と呼ばれる。もともとは猛獣たちの闘いが止まぬ島「バトルアイランド」に実る固有のリンゴだったが、近年IGOが人工栽培に成功した。ビックリさせればさせるほど美味しくなる特殊なリンゴであり、ビックリアップルが栽培されている「ビックリ島」では、毎年ビックリアップルをビビらせる「仰天祭」が行われる。驚きの度合いによって「ビックリLV」が決められ、LV100ともなるとその価値は時価にまで跳ね上がるらしいが、そこまでのLVを出した者はまだいない模様(ちなみにトリコは推定LV50前後)。最高LVは一龍が95、次郎が92で、非公式だが美食會の誰かもLV90台を出したとされている。通常は重火器を使って驚かせる人が多いが、思わぬことでビックリすることもあり、ゾンゲの屁の臭さはLv80を叩き出した。
- ニワトラ【鳥獣類】
- 読者投稿猛獣。虎のような風貌をしている四足歩行のニワトリ。凶暴な性格で捕獲レベル50は下らないが、ヒナの時から愛情を込めて育てれば人間にも懐く。まろやかな中に強いコシがあって美味い超高級食材「ニワトラの卵」を産む。ただし、自分の気に入った土地にしか卵を産まず、産卵場所に選ばれた土地は「巨万の一坪」と呼ばれている。
- モルス油
- トリコ命名の小松が発見した天然食用油。モルス山脈の山中にある「滝の中の洞窟」の栄養が溜まる池の上澄み部分であり、そこにサンサングラミーが生息している。天ぷらを揚げても全く汚れず小松に「無限に使えそう」と評される上質な油である。
会長の依頼食材
IGO会長一龍が、グルメ界に入るための環境適応の修行としてトリコに課した7つの食材。そのどれもが人間界指折りの過酷な環境下に存在する。
- オゾン草(捕獲レベル68)【野菜】
- 一口食べるだけで天にも昇る爽快さが得られることから、別名「天空草」と呼ばれる野菜。また、一口食べれば地上の野菜が全て賞味期限切れに感じるほどの瑞々しさと新鮮な旨みが味わえる事から、「野菜の王様」とも呼ばれる。標高2万メートルの天空の野菜畑「ベジタブルスカイ」に存在する。
- オゾン草は幾重にも重なる葉っぱに包まれており、その葉はオゾン草の可食部分を太陽の紫外線など有毒なものを守っており、非常に強い刺激臭を放つ。しかし、かなり苦いが病みつきになるオゾン茶を淹れられる。実際に取り出して食べるためには「臭いが強烈な葉から順に2枚同時に剥いでいく」必要があるが、臭いの判別は嗅覚が鋭いトリコですら苦労するほどであり、また食べる時も、2人同時にかじるか、又はオゾン草が気付かないほどのの高速度で2か所同時にかじらなければならない。そのルールを破るとすぐに腐ってしまい、食べられなくなる(アニメでは葉を剥ぐのに失敗すると種に戻ってしまう)。これらの困難があるため「特殊調理食材」「特殊賞味食材」に指定されている。トリコのグルメ細胞の「レベルを上げる食材」の一つだが、2人同時に食べないといけないという難点から、トリコのフルコースに入れるかどうかは保留になっている。
- メルクの星屑(捕獲レベル不明)
- 地下2万メートルの洞窟「ヘビーホール」の奥に存在する、あらゆる物質を研ぐ事ができるとてつもない硬度を持った金色の鉱石で、硬度の高い素材を研ぐ際に出る粉末は、新種のアミノ酸で構成されている極上の調味料となるが、食べるのがやめられなくなる程の強烈なうまみ故に、並の食材にふりかけても食材の味が殺されてしまう。初代メルクが発見したためにこの名がついた。
- サラマンダースフィンクス(捕獲レベル92)【哺乳獣類】
- 人間界最大の砂漠「サンドガーデン」にそびえ立つグルメピラミッドの猛獣達の頂点に君臨する、蛇の頭の付いた尾を持ち、巨大なスフィンクス型の猛獣。高い捕獲レベルに違わぬ実力を誇り、トリコとゼブラの四天王2人がかりでも苦戦するほど。「特殊調理食材」の一種で、この猛獣が流す涙が「メロウコーラ」となり、適切な手順で攻撃を加えて涙腺を刺激することで、部屋いっぱいをコーラの海にするほどの大量の涙を流させる事ができる。初代メルクが言っていた「年に1度、最も旨味が増す時期」というのは、この猛獣が今まで溜めたグリコーゲンを流す時である。
- メロウコーラ
- 世界一うまいといわれるコーラ。その正体はサラマンダースフィンクスが今まで食べてきた餌の栄養源の一部をグリコーゲンにして、涙腺に溜めたものである。そこに特殊な工程を踏んだ調理法を行い、体内の二酸化炭素と混ぜ合わさることでこの食材となる。だが、その手順をしたとき、まず最初に出るのは涙腺の表面に溜まっていて酸化した灰汁である(それでも立派なコーラであり、ニトロが飲んだところ、筋力が倍増した)。本物は灰汁が出てしばらくすると滝のような勢いで流れ出す。1年間熟成されたものはメープルシロップの数百倍の糖度があり、炭酸の量はシャンパンやソーダ水とは比較にならない程であり、仮にコップに注いでも気泡は1年間止まらないという。
- ゼブラのグルメ細胞に適合しており、彼の細胞を進化させた。元々「人生のフルコース」に興味を持っていなかったゼブラが、小松の「より優れたフルコースを作った人のコンビになる」という提案を呑み、自身のフルコースメニューのドリンクに入れる事を決定した。
- サンサングラミー
- 別名「クリスタルフィッシュ」と呼ばれる美しく透き通り光輝く、銀身の魚。モルス山脈のふもとにある「デスフォール」の滝の裏の洞窟に生息している。「デスフォール」をこえる場合捕獲レベルは実に80を超えるが、本体自体の捕獲レベルは1以下である。
- 天敵のほとんど居ない環境で生息しているため脅威に対する耐性が全くと言っていいほど無く、少しでも力のある存在が近づくとすぐにショック死を起こして新鮮さが失われてしまう。そのため、特殊調理食材に指定されており、「デスフォール」を超えるほどの強さとこの魚を捕まえることは矛盾する。しかし、元より力のない小松が捕獲に乗り出した事により殺すことなく捕獲に成功した(ただし三匹ほどノッキングに失敗している)。その後、小松の手で洞窟内のモルス油を油に、メルクの星屑を調味料代わりに天ぷらに調理された。
- メテオガーリック
- 読者投稿の食材。別名「ドーピングガーリック」と呼ばれるニンニク。隕石の落ちた土地に稀に生育する。土壌の栄養を吸い尽くして育つため、滋養強壮成分が半端ではなく食べると約一ヶ月は不眠不休で活動ができる。そのため、グルメ八法でも食用制限がある。
グルメ界
- バトルウルフ(捕獲レベル測定不能)【哺乳獣類】
- 生息地:詳細不明 体長:18m 体重:11t
- 古代が産んだ最強の王者と呼ばれており、成長すれば体長18メートルにもなるという最大最強の狼。はるか昔、突然変異で生まれた巨大草食獣「デスゴール」の集団を、当時大陸を支配していたわずか1匹の若いバトルウルフが全滅させたという伝説が残っている。テリーの母親だったバトルウルフは、出産で体力が消耗しているにもかかわらず、興奮状態のデビル大蛇(アニメではデーモンデビル大蛇)を一瞬にしてバラバラにする程のスピードとパワーを発揮した。
- どんな理由でも体を横たえることはなく、直立したままの姿勢で死ぬほど気高い。出産直後を除いて群れることはないとされていた。
- 現在、人間界では絶滅しており、IGOが偶然採取したDNAから復元したメスのクローンから産まれた1匹の個体(テリー)が存在しているのみだが、スタージュンの言葉からすると、「グルメ界」のどこかには今でも群れが生息しているらしい。
- マザースネーク(捕獲レベル不明)
- グルメ界に生息する大蛇。胴体は非常に長く、最大級は地球を一周するほどだと言われる。その長さゆえに人間界で極稀に出る目撃情報も全て胴体のみで、顔及び尻尾を見ると縁起が良いとされる。グルメ界の他の猛獣達を喰らうほどの戦闘力と、流星のような速さを持つ。
- デロウス(捕獲レベル不明)【翼竜獣類】
- 生息地:不明 体長:350m 体重:150万t 価格:不明
- 1万年は生きたと言われる伝説の翼竜獣類、生涯たった一本しか生えない牙で、この世の王となった最強の竜で、それを称え、「竜王」と呼ばれる。化石となったその牙の一部を初代メルクが見つけ出し、二代目メルクが小松のために包丁の原料にした。その牙は数千℃の熱でも変形せず鍛造することが不可能なほどの硬さを誇り、メルクの星屑でひたすら削ることでしかしか加工できない。
- 二代目メルクが竜王デロウスの牙で作り出した小松の包丁は高い希少価値とともに山をも両断するほどの威力を誇り、小松がグルメピラミッド内の猛獣に、包丁を向けたとき、猛獣がデロウスの幻影を見るなどその存在感は遺憾なく発揮されている。
- ミリオン(捕獲レベル不明)
- IGO会長・一龍のフルコースの前菜で、豆粒のような形をしている。グルメ界の奥地に生える樹の種で、特に珍しいものではないが、節乃曰く誰かを呼んでいる「食材の声」がするという。このミリオン含め会長のフルコースはIGOの第1~8ビオトープにそれぞれ一つずつ頑丈な宝箱に守られた状態で隠されており(ミリオンは第8に隠されていた)、そのどれもがよくわからない食材だという。現在のところこれらのフルコースの持つ意味や、それらを封印した真意は不明。
アカシアのフルコース
伝説の美食屋アカシアがフルコースに選んだ食材。アカシアによって封印されその正体は明らかでないが、これを最大の目標として追い求める美食屋も存在する。
- GOD(ゴッド)(捕獲レベル測定不可能)
- 500年前、伝説の美食屋アカシアが人生の晩年に最後に発見したとされ、この世の食材の全ての頂点と言われている幻の食材。
- その実体はまだ不明だが、あらゆる人間を虜にしてしまう食材とされ、これを手に入れれば世界中を支配し、コントロールすることも可能と言われる。実際、かつて世界中が100年以上にもわたって残酷な戦争を繰り広げていた当時、アカシアがこれを各国の首脳たちに食べさせたところ、その余りの美味しさに首脳たちは全員が涙を流して感動すると同時に、それまで自分たちが行ってきた戦争の愚かさを本能的に悟り、直ちに戦争をやめたという逸話さえある。
- アカシア自身、これを彼のフルコースのメインディッシュにしていたが、反面、全ての食材を独占しかねない危険な性質も秘めたこの食材が「分け合う心」を持たない者の手に渡ることを恐れた彼は、GODを含む自身のフルコースメニューを全て封印した。数百年に一度起こるグルメ日食の日に活動が始まると言われている。トリコはこれを自分のフルコースのメインディッシュにすることを最大の目標にしている。
- アース(捕獲レベル測定不可能)
- アカシアのフルコースのデザート。グルメ界に存在する。現在、与作が再生作業にあたり、サニーが自分のフルコースのデザートにしようと考えている。
- エア(捕獲レベル測定不可能)
- アカシアのフルコースのサラダ。この食材をさばく包丁を作るためには、大量のメルクの星屑と長い年月が必要とされるという。
- アトム(捕獲レベル測定不可能)
- アカシアのフルコースのドリンク。ココが自分のフルコースのドリンクにしようと考えている。
ニトロ
- 鳥と爬虫類を掛け合わせたような特徴と尖った口を持ち、ディノサウロイドを彷彿させるような姿をしている謎の人型生物。約600年前にアカシアによって発見・命名され、後に一番弟子の一龍に監視と隔離を託した。人間の言語を解さず、分類や生殖方法、発生時期などその生態の多くが謎に包まれているが、数億年前の地層から本種に似た化石が発見されている。類まれなる生命力を持ち、環境が悪化しても乾眠に入り仮死状態になることで、何千年も生きながらえることができる。また、オゾン草の食べ方をトリコ達のやり方を観察して覚え、太古より何度も文明を開花させる程非常に高い知能と、どんな屈強な猛獣にも躊躇なく襲いかかる獰猛さ(ベジタブルスカイでトリコ達が目撃した個体はあまり凶暴ではなかった)、あらゆる特殊調理食材を調理するほどのグルメ度を持つ。その危険度と扱いの困難さがニトログリセリンに例えられ、ニトロと名づけられた。
- 名前が判明するまでは上記で述べたような姿から「鳥人間」(『トリコ イタダキマスター』、『ミラクルバトルカードダス』では「謎の生物」)と称されていた。
- グルメピラミッドでは復活した個体がトリコとゼブラと交戦するが彼らの連携攻撃を受け、ゼブラの技「死音」によって息を引き取った。
- ゼブラやラブの証言によれば、ハニープリズンにも飼育されていたらしい。
- IGOによって監視と隔離は行われているものの、乾眠のせいでノーマークだった場所から突如現れることもあり、IGOもその実態を完全に把握できていない。また、GODにつながる情報を持っているとされており、美食會のGTロボがニトロに酷似しているのは、GODの鍵を握るニトロに接近するため、ニトロをモデルとしたためである。
アニメオリジナルグルメ食材
- 象熊(ぞうぐま)(捕獲レベル不明)
- 映画オリジナルの猛獣。2007年読み切り版が初出。
- 通称「マンモスベア」。タラン平原に生息する巨大な熊で、象の牙と鼻、四本の足を持つケンタウロスのような体型をしている。一生の大半を穴蔵で眠って過ごし、数年に一度しか地上に姿を現さない。目覚めている間は次の休眠のために栄養を蓄えようと、目に付く物を全て食べつくす。それにより、周辺に住む猛獣達は住み家を追われ、ゲロルドがペックの村を襲うようになった。15年ほど前、タラン平原の生物、植物を食いつくし、村人はその恐怖を忘れるために象熊の話題を禁止している。何年も穴蔵で冬眠していたためか強い炎や光に弱く、ペックはそれに気付きトリコのピンチを救った。
- マーメイマグロ(捕獲レベル20)
- 「深海のプリンセス」と呼ばれる虹色に輝く魚。一匹から200gのバブリートロが採れる。水揚げから七日後に味のピークを迎え、泡となって消えてしまう。その様が愛する人に想いが届かず、泡となった人魚姫に似ていることが名前の由来とされる。グルメサミットの重要法案採決に一人反対するドヘム大統領の機嫌を治すため、小松はこれを調理することとなった。
世界観・地理
トリコ達の住む世界は「地球」と呼ばれているが、実際の地球よりも広く、人間が生活圏にしている「人間界」だけでも現実世界の地球の倍以上とされている[7]。人間の住んでいない未開の土地は「グルメ界」と呼ばれ、人間界を取り囲むように存在しており、人間界よりも遥かに広い。グルメ界は人間界とは全く異なる独自の生態系を持ち、太古から伝わる未知の食材の宝庫とされるが、相当にレベルの高い実力者でなければそこへ行くことは不可能らしく、美食屋の中でも実際に行ったことのある者は数少ないという。
作中世界の科学力は高く、500年前には核兵器が使われた大規模な戦争が100年にわたって続いたとされている。通貨単位は「円」。
人間界
- スウィーツハウス
- トリコの住むお菓子の家。グルメ一流建築士スマイルが建てたが、トリコがすぐに食べ尽くすため、過去何度も改築されたらしい。後に「スウィーツキャッスル」という巨大なお菓子の城に改築されたが、記念パーティに小松達を呼んだところ一晩で食い尽くされた。
- ホテルグルメ
- 小松が料理長を務める五つ星ホテル。十分に高級レストランの部類であるが、この作品のレストランの最高ランクは十星なので、小松自身はまだ半人前と言っている。小松がセンチュリースープを完成したことがきっかけで、六つ星ホテルへと昇格した。
- バロン諸島
- 約20万種の生物が生息する岩礁で囲まれた諸島。危険区域に指定されているため、生命保険が適用されない。この諸島の食物連鎖の頂点に君臨しているのがガララワニ。
- グルメフォーチュン
- ホテルグルメから900kmに位置する古くから易学で栄えた占いの街。猛獣が襲いかかることがあるが、占い師が猛獣の出る時間帯を占い、住民がそれに合わせて毒壁で出来た家に身を隠すため、これまで住民が猛獣に襲われたことがない。フグ鯨出現やゼブラ出所の情報の発端はここでもある。美食屋四天王のココもここに仕事場を構えている。ココの毒舌のせいか、住民は口が悪い(小松の叫び声を「品のない声」と言ったり、トリコのことを野蛮人とか原人とか言ったりした)。
- 洞窟の砂浜
- 近年「フグ鯨」の産卵場となっている海岸。その海岸は洞窟の中にあり、海は非常に透き通っている。そこまで行くルートは2つあり、1つは全長数十km、深さ800mにも及ぶ迷宮のような洞窟を抜けるルート。そこにはデビル大蛇を筆頭にした危険な生物がたくさんいるため、行ける確率は0.1%。もう1つ海側からのルートがあるが、そのルートを通り抜けるには深海1,000mまで潜る必要があるため、さらに確率が低くなる。
- リーガル高原
- リーガル島の第1ビオトープに存在する高原で、リーガルマンモスの住処。その地面はリーガルマンモスに捕食された動物の骨で埋め尽くされている。そこに至るまで、猛獣が多数生息するビオトープ内の複数のエリアを跨いで行かなければいけない。
- ウージャングル
- ウール大陸にある、食獣植物が多く生息するジャングル。通称「植物地獄(ヘルプラント)」。植物の成長速度が半端ではなく、凄まじい勢いでその範囲を広げ続けており、森に入った者を迷わせる。木の上にはBBコーンが群生している。
- ウール火山
- ウージャングルから北へ約1500km行ったところに位置する火山。積み重なった岩は地下のマグマによって高温となっており、一番上の岩の温度は50度、一番下は1200度もあるため、BBコーンを炒るのには最適な場所といえる。また、火山灰は程よい塩分を含んでおり、調味料として使用できる。
- グルメタウン
- 通称「満腹都市」。最高十星のレストランが入っているグルメタワーや節乃食堂などがある大都市で、駅の平均利用者数は2500万人以上と言われる。
- 節野食堂
- グルメタウンの外れにある節野が経営する小さな食堂。料理はとても美味いが、食材の気分が良い時にしか営業せず、10年先まで予約が満杯になっている。地下には広大な厨房があり、そこでセンチュリースープをはじめとする様々な料理の下ごしらえをしている。
- Bar ヘビーロッジ
- グルメタウン中心部にある、モリ爺が経営する酒場。世界中から食の情報や仕事を求める美食屋が日々ここを訪れる。腕利きの美食屋を求める依頼人も多く「出会いの酒場」とも呼ばれている。アニメ版では美食屋達に武器や防具、ノッキングガン等の販売も行っている。
- アイスヘル
- 年間の平均気温が-50度を下回る極寒の大陸。そのため、猛獣の捕獲レベル以上にその気候で危険区に指定されていて過去にこの島に上陸した美食屋達が氷漬けになっている。
- 別名「美食の冷蔵庫」と呼ばれていて、冷凍技術が無い時代には、当時の美食屋達がフルコース食材の冷凍保存の場にしていた。そのため中央の氷山にはその時に氷付けにされたあらゆる食材が収められた氷柱グルメショーウインドーが存在している。
- グルメショーウインドー
- 極寒の大陸アイスヘルの中央にそびえる氷山。冷凍保存や品種改良の技術を持たなかったかつてのグルメ家たちが、己のフルコース食材を保存するのに利用していたため、氷の中に当時の食材が入っている。その荘厳さから、再生屋・鉄平を「グルメ世界遺産に認定されるかもしれない」と言わしめた。
- センチュリースープを手に入れる事が出来る唯一の場所でもあるが、過去幾度の抽出によりトリコたちが訪れたときは既にスープが枯渇寸前だった。そして鉄平が最後のスープの一滴を搾り出すために締め上げたことにより、完全崩壊した。後にこのスープは最後の一滴を呑んだ小松によりわずか半年という驚異的な速度で完成された。
- ライフ
- 「癒しの国」と呼ばれる場所。世界中の重症者や病気の患者が、最先端の医療でなく、自然の癒しを求めるため訪れる。そのため、効能のあるいくつものドクターフィッシュなどが存在する。また美容に良いものもあるため、サニーの様に美容目的で訪れる人もいる。国のすぐ近くには「癒しの森」という天然の治癒道具の材料などがある。
- 療樹マザー・ウッド
- ライフに一番高くそびえる木。別名「食の宿屋」と呼ばれ、多くの再生屋が宿を構える場所。再生屋が多くいるため、世界中から食材の再生依頼が来る。与作の再生所もこの中の一室にある。
- ベジタブルスカイ
- 標高数万m、雲の上にあると言われる天空の野菜畑。一度行った人のほとんどが「菜食主義(ベジタリアン)」になって帰ってくると言われている。採れる野菜は全て新鮮かつ美味で栄養価が高く、食べてから短時間で消化されてしまう。野菜の王様であるオゾン草も此処に生息している。
- 上空には怪鳥の住み処があるため、飛行機で行くことはできず、空の上から垂れている「スカイプラント」の蔓(通称:天からのいざない)を、自力でよじ登っていく必要がある。
- メルクマウンテン
- 標高約4000mの鉱山。頂上には研ぎ師メルクの工房がある。工房まで続く長い階段は、メルク自身が作ったと言う事で名前の由来になっている。
- ヘビーホール
- メルクマウンテンより北へ約30km、さらにその地下数万メートルに存在する洞窟。人間界で最も深い洞窟とされており、メルクの星屑の採掘場でもある。特殊な磁場と気圧の影響から、地球の引力の影響を受ける過酷な場所。
- ハニープリズン
- 陸・海・空にあるA級食犯への刑が執行される世界3大グルメ刑務所の中でも、収容可能人数1億人と最大の規模を誇る陸のグルメ刑務所。蜂の巣のようなファンシーな見た目だが、護送獣コンボイサウルスによって世界中から日々運ばれ、収容される囚人はすべて終身刑で、一度入ると二度と出られない。グルメ時代の最大の幸福である「食する」ことを奪う「刑のフルコース」を囚人に行う。
- 黄泉への門
- ハニープリズンへと続く死季の森と外界とを隔離する巨大な門。ギガホースによるグルメ世界一周の観光名所の一つとなっている。
- 死季の森
- ハニープリズンが脱獄不可能と言わしめる理由の一つである森。黄泉への門からハニープリズンまでにある数十Kmもの長い道のりの森で、「獣溶霧凍(じゅうようむとう)」の死季で形成される。見張り役のAランクの処刑獣が徘徊していたり、全12ヵ所に長さ1Km以上の巨大開閉橋が設置されていたりと、その危険度は、グルメ界にも匹敵する人間界の危険地帯と呼ばれるほど。
- 獣季(ビーストシーズン)・・・3月~5月。森の魔物(溶岩大亀、通称マグマトータス)を筆頭した平均捕獲レベル60の猛獣たちがはびこるシーズン。
- 溶季(マグマシーズン)・・・6月~8月。辺り一面マグマが現れるシーズン。気温も70度を超え、歩くだけで火傷を起こす。
- 霧季(ミストシーズン)・・・9月~11月。1m先が見えないほどの濃い霧が発生するシーズン。また、その霧は毒ガスで3回呼吸しただけで心停止する。
- 凍季(フローズンシーズン)・・・12月~2月。3ヶ月止むことのない‐200度の猛吹雪が発生するシーズン。凍った針草が吹雪で飛んでいくため、外傷も与える。
- サンドガーデン
- 総面積3900万平方km、人間界最大の砂漠地帯であり、米・黒糖等のグルメ砂漠地帯、ダイヤ・砂金等のジュエル砂漠地帯、石油・レアアース等の資源砂漠地帯などの砂漠が存在し、デザートラビリンスも、この砂漠地帯の一角に過ぎない。この場所に来るには、リフトハウスに乗って1カ月間かけて「砂塵の谷」を渡らないといけない。
- デザートラビリンス
- グルメピラミッドを取り巻く広大な赤い砂漠。多くの美食屋が足を踏み入れたまま帰ってこないことから「美食屋の墓場」とも呼ばれる。迷宮のように入り組んだ蜃気楼が旅人を惑わせる。また、気温も60度を超えサンドガーデンでは歩けたラクダがダウンするほどの別格の暑さとなる。
- グルメピラミッド
- 世界のグルメ七不思議の1つと言われる古代の遺跡。中は複雑に入り組んだ迷宮となっている。地面からの高さは約500mと推定される巨大なピラミッド状の建物だが、実はこれは氷山の一角で、地中に隠れているさらに超巨大な宮殿の屋根の一部分に過ぎない。その内部には、ニトロの集団によるメロウコーラ採取をはじめとする猛獣の調理の様子を描いたと見られる壁画や、未知の古代文字で書かれた料理のレシピ本、さらにはニトロが乾眠状態で眠っていた棺などが残されており、いずれもニトロが開花させた文明の名残と言われている。生息する猛獣はほとんどが特殊調理食材で、ただ倒しても美味しい食材にならないものばかりである。
- 黒の湖
- 巨大な蓮の葉が浮かぶ黒い湖。危険区に指定されている。
- Bar「メリア」
- 黒の湖に浮かぶ酒場。店主メリアがGTロボ(人間型)を使って経営している。一般人が入ることのできない危険区にあるため、他人に聞かれるとマズい話をするのに都合が良い場所とされており、SPを連れた国の大統領や大臣クラス、カタギではない者が、危ない取引や交渉の場に使っている。偶然にもスタージュンもここに来ていた。交戦はしなかったが、いずれグルメ戦争が起こると告げられた。
- グルメ神社
- グルメ世界遺産の一つで、アカシアを祭る神社。境内の面積は8万平方kmで、グルメ祈願や食厄払いのために年間90億人もの人が参拝に訪れる人気パワースポット。露天も非常に多いが、出店を希望する店があまりにも多いため、実際に店を出せるのは毎月抽選で選ばれる数千店のみ。参拝客はホーリーウォーターで手や口を清め、アカシアのフルコースを祭る8つの食殿を前菜から順に礼拝する。
- モルス山脈
- 人間界で第5位の高さを誇る、標高1万5千メートルを超える大山脈。1000を超える川や湖があると言われ、そのふもとにはデスフォールがある。水は栄養をデスフォール内の洞窟に吸い取られており、透明度が高い。
- デスフォール
- 通称「処刑の滝」と呼ばれる世界三大大瀑布のひとつ。1kmもの厚みがあり、毎分一兆リットルもの水が巨大な岩や樹、猛獣と共に流れ、近づく者を全て水のギロチンで処刑すると言われる。また、滝壺は巨大な渦が発生してるため、水中から潜入することは不可能。滝の裏にはサンサングラミーの住む洞窟がある。
- ダストゾーン
- 腐臭の漂うゴミの島。元々は海だったが、上空にある美食會ダイニングキッチンから毎日数万tという大量のゴミの雨が陸地を形成した。
- バーバーグルメ
- グルメ美容師、ペンが経営する店。レストランと美容院を兼任している。
- ジダル王国
- ダーニル・カーンが治めるIGO非加盟、国際監視対象国で、治安が非常に悪くグルメ犯罪の横行する治外法権。別名「食のるつぼ」。グルメ八法の縛りを受けておらず、闇ルートで麻薬食材や高級食材が多く流通しており、希少な食材は全てジダルに集まるとも言われている。国王の失踪後、グルメヤクザと地下料理界によって統治され、犯罪が激減し、特に身寄りの無い子供に優しい国となった。
- グルメカジノ
- ジダル王国中心部にあるカジノ。ジダル王国の国営とされているが、国王がカジノの管理をライブベアラーに一任している。幻の高級食材から裏社会でしか手に入らない非合法食材など、あらゆる食材が景品として集まり、連日100兆もの金が動く。現金を賭ける一般メインエリアの他に、食材と人の命を賭けの対象とするVIPエリア、人の記憶を賭ける裏VIPエリアも存在する。
グルメ界への入界ルート
人間界からグルメ界へのルートは、まず「陸」・「海」・「空」の3つの中から選ばれる。しかし、「海」のルートは死の海流「毒潮」が流れ、「空」のルートは巨大なサイクロンの壁が形成されており、入界リスクが非常に高い。そのため多くの者は「陸」のルートを選ぶが、それでもほとんどの者は生きて帰って来ることのない危険な場所である。「陸」のルートは、ザーベル島の「命の滝壺」、ユトウ島の「悪霊たちの港」、ワック大陸の「三途の道」の3つがある。
- 命の滝壺
- IGO防衛局管理「第18関所」で管理されている崖。3つある「陸」のルートの中で、最も邪魔が少なく入界しやすいとされているルートだが、それでも帰還者はほとんどいない。人間界とグルメ界との間に大きな海抜の差を形成しているため、グルメ界の猛獣たちに対する防御壁の役割も果たしている。命の滝壺と呼ばれる由縁は、グルメ界に挑戦するため飛び込む毎年数百人の挑戦者の殆んどが生きて帰って来ることのない様を、あたかも命を落とすために飛び込んでいるかのように喩えられる事からである。加えて、標的を視界に捉えると無造作に攻撃する習性を持つ猛獣・ブレスドラゴン[8]が、命の滝壺から飛び込む者を空気の砲弾と化した鼻息で狙撃してくるため、着陸するまでの間すら死と隣り合わせの状況が待ち受けている。
- 三途の道
- 3つある「陸」のルートの1つ。人間界とグルメ界が陸続きで繋がっているため、グルメ界の猛獣が人間界に迷い込んでくる事があるが、グルメ番長・愚衛門がそれを食い止めている。ここからやって来る猛獣の数は多い時で一日数百匹ほど。
グルメ界
地球上の約7割の領域を占める広大な場所。かつて美食神アカシアが「GOD」を始めとする多くの食材を発見した場所で、「グルメ界」という名前も約500年前に付けられた。
かつては「食の楽園」と呼ばれ、多くの人がグルメ界に憧れて足を踏み入れた時期があり、入った者が誰も戻ってこないのは天国の様に魅力的だからだと思われていた。しかし、実際は異常気象だらけの天候と凶暴な猛獣達がはびこる地獄であり、帰還者がいないのは全員が死んでいったためであると判明。程なくIGOはグルメ界全域を危険特定区域に指定し、以来各地に設けた関所で人間界とグルメ界を隔離している。しかし、人類にほとんど知られていない新たな食材の宝庫であることは事実であり、弱肉強食で生きる場を追われた獣ですら基本的には人間界への進出をしないほどにグルメ界の食材は美味であるため、現在でも命をかけてグルメ界に挑戦する者は後を絶たない。グルメ界は特殊な磁場により一切の電波が遮断され、人工衛星などによる撮影も不可能とされる。
グルメ界で生き抜くためには、集中力を限界まで高めた状態を常に維持し、1/100秒も油断せずに周りを観察し続けるのが基本である。また高度な戦闘力はもちろん、それ以上に刻一刻と変わる異常な環境への適応力が要求される。そこまでのレベルに到達し、グルメ界に入ることのできる者は、美食屋の中でもごく限られている。現時点でグルメ界に入れることが確認されているのは、美食會の副料理長クラス以上、一龍、次郎、節乃、第0ビオトープの職員たちの十数名。トリコ達四天王はまだグルメ界に入れるほどのレベルには達しておらず、トリコとサニーは単身でグルメ界に挑戦して危うく命を落としかけたことがあった。そのため四天王は、一龍、次郎、与作ら先人達の指導の下、グルメ界攻略に必要な力を体得するための修行に励んでいる。
- アングラの森
- 「命の滝壺」の入界ルート入口にある森。人間界から見て、海抜がマイナス2万メートルの場所に存在する。地上より地球の核に近いため、その影響で重力が強く作用している。トリコですら歯が立たない凶暴な猛獣や、人間界の常識を超えた不思議な植物も数多く存在する。
アニメオリジナル
- ハングリラ島
- 『トリコ×ONE PIECEコラボスペシャル』に登場。存在自体が伝説の島で、様々な食材が存在する。その正体は天然のプリンアラモード。
以上でトリコに関する核心部分の記述は終わりです。
アニメ
テレビアニメ
フジテレビ系列にて、2011年4月3日より毎週日曜日の朝9時00分から9時30分に放送中。ハイビジョン制作。
制作は東映アニメーション。前番組である『ドラゴンボール改』に引き続き、週刊少年ジャンプ連載作品のアニメ化となり、『ボボボーボ・ボーボボ』以来6年ぶりとなる東映アニメーション制作の新作ジャンプアニメで、フジテレビ系の少年ジャンプの新作アニメは『HUNTER×HUNTER』以来10年ぶりとなる。
第1話は『トリコ×ONE PIECEコラボスペシャル』と題して、両作品のキャラクターが共演する番外編であり[注 5]、物語本編は第2話から開始した。
DVDは2011年8月2日から発売中。
- ナレーション
- 石丸謙二郎が担当(第2話より)。毎回本編冒頭で、世界中にある自然のグルメ食材を2・3種類、または本編に登場する食材をナレーションで紹介している。「誰かが言った…」と言う語りから始まり、自然のグルメ食材が2~3個ほど紹介される。この食材は基本的にアニメオリジナルだが、本編に登場する食材の解説を行うこともある。本編が先週の続きである場合、先週のあらすじをナレーションで紹介する。
- EDと次回予告の間にはミニコーナー「Gourmet NEWS(グルメニュース)」が挿入され、その回に登場した食材や生物や食べ合わせグルメの紹介をキャスターのティナがスタジオから紹介、続けて次回予告も担当する。
- アイキャッチ
- 第1話のみ異なっており、第2話以降は若干変更されている。
話数 Aパート終了後 Bパート開始前 1話 - 小松がラーメン、トリコがハンバーガーを食事。食べ終わった後
回転テーブルが周り、ふたを見る食べたラーメンのスープを垂らす小松と目じりを下げて期待するトリコがふたを開けるとガララワニが現れ、吠える 2話 - 22話 小松がラーメン、トリコがハンバーガーを食事。食べ終わった後
回転テーブルが周り、ふたで閉じてある次のグルメに目じりを下げ、涎を垂らしながら期待するふたを開けると吠えて襲ってくるガララワニに驚き、小松とトリコが逃げる 23話 - 38話 ふたを開けると巨大なフグ鯨があらわれ、むしゃぶりつこうとする小松達を怒って弾き飛ばしてしまう(このとき毒化している) 39話 - ふたを開けるとデビル大蛇があらわれ、驚いて逃げる小松達を笑顔で捕まえる
- 提供読み
- キー局のみ、OP後の提供は置鮎演じるトリコ、次回予告後の提供は水樹演じるティナが担当している(それ以外の同時ネット局と遅れネット局は各地方局のアナウンサーが読みあげている)。
- 受け渡しスポット
- 関東と山形・宮城・静岡・東海・佐賀では後提供の後に簡易予告が流れ、トリコが「このあとは『ONE PIECE』だ!」→(ルフィがマルヤキブタを食べる)→トリコ「うめぇ~」と言って締める。10月2日(第26話)からはルフィ単独の次番組予告になった。
- シーンは初回のコラボスペシャルでトリコとルフィがマルヤキブタをほおばっているシーンから流用されている[注 6]。
- 原作との主な相違点
- 流血シーンや、猛獣が真っ二つにされるなどの残酷なシーン、「死ね」「殺す」など残酷な台詞はカット・変更が多くなされている。原作では作中でナレーションが多用されるが、アニメではそれを作中のキャラに喋らせるか、もしくは完全にカットされる。アニメオリジナルキャラクターのティナが、事あるごとにトリコ達を取材しようと試み、行動を共にすることもある。また、読者投稿の食材・猛獣はオリジナルのものに置き換えられていたが、アイスヘル編以降は原作通り読者投稿の食材・猛獣が使われている。
スタッフ(テレビアニメ)
- 原作 - 島袋光年(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)
- シリーズディレクター - 座古明史
- シリーズ構成 - 村山功
- キャラクターデザイン - 香川久
- グルメモンスターデザイン - 島貫正弘
- 美術設定 - 平澤晃弘→青木薫
- 美術デザイン、美術 - 野村正信
- 色彩設計 - 澤田豊二
- 音楽 - 水谷広実
- 製作担当 - 藤岡和実→末竹憲
- 企画 - 高瀬敦也、渡辺和哉、関弘美→清水慎治
- プロデューサー - 情野誠人、佐川直子、鷲尾天、若林豪
- 制作協力 - 東映
- 制作 - フジテレビ、読売広告社、東映アニメーション
主題歌(テレビアニメ)
- エンディングテーマ
-
- 「SATISFACTION」(ワーナーミュージック・ジャパン)(第2話 - 25話)
- 作詞 - いしわたり淳治 / 作曲 - 堀向彦輝 / 編曲 - 平出悟 / 歌 - FTISLAND
- 「DELI-DELI☆DELICIOUS」(Lantis)(第26話 - 第38話)
- 「サブリナ」(ビクターエンタテインメント/Colourful Records)(第39話 - )
- 「SATISFACTION」(ワーナーミュージック・ジャパン)(第2話 - 25話)
各話リスト
サブタイトルが太字の回はアニメオリジナルストーリー。
放送日 | 話数 | サブタイトル | 脚本 | (絵コンテ) 演出 |
作画監督 | 総作画監督 | DVD |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2011年4月3日 | 1 | 上陸、グルメの島! 美食屋トリコ現る! | 村山功 | 伊藤尚往 | 香川久 中谷友紀子 井手武生 |
- | 第1巻 |
2011年4月10日 | 2 | 秘境の巨獣! トリコ、ガララワニを捕獲せよ! | 座古明史 | 爲我井克美 | 香川久 | ||
2011年4月17日 | 3 | 芳醇なる七色の果汁! 虹の実をとれ! | (志水淳児) 中尾幸彦 |
山室直儀 | 第2巻 | ||
2011年4月24日 | 4 | さばけ猛毒フグ鯨! 四天王ココ登場! | うえだひでひと | 岡辰也 山崎正和 |
- | ||
2011年5月1日 | 5 | 洞窟の死闘! 撃て、5連釘パンチ! | 田口智子 | (角銅博之) 暮田公平 |
山崎展義 | 香川久 | |
2011年5月8日 | 6 | ノッキングの達人! フグ鯨、実食の時! | 高橋洋一 | 小村敏明 | 林祐己 松岡謙治 | ||
2011年5月15日 | 7 | 最大最強の狼! バトルウルフ、復活! | 村山功 | (西本由紀夫) 中尾幸彦 |
大西亮 | ||
2011年5月22日 | 8 | 現れた脅威! 波乱、グルメコロシアム! | 高橋洋一 | うえだひでひと | 山崎正和 宮井加奈 | ||
2011年5月29日 | 9 | 受け継がれるもの! 活性、グルメ細胞! | 田口智子 | (和田卓也) 暮田公平 |
山室直儀 | 第3巻 | |
2011年6月5日 | 10 | 無敵の領域を持つ男! その名はサニー! | 村山功 | 志水淳児 | 爲我井克美 | ||
2011年6月12日 | 11 | 疾走、リーガル島! ジュエルミートを目指せ! | 角銅博之 | 山﨑展義 | |||
2011年6月19日 | 12 | 魔のゲーム! デビルアスレチックをクリアしろ! | (志田直俊) 中尾幸彦 |
林祐己 | |||
2011年6月26日 | 13 | 最強の助っ人! 激突、ココ対GTロボ! | 高橋洋一 | (竹之内和久) 暮田公平 |
大西亮 | ||
2011年7月3日 | 14 | 驚異の猛毒! ココ、勝利への方程式! | 田口智子 | うえだひでひと | 岡辰也 山本善哉 山崎正和 | ||
2011年7月10日 | 15 | 強靭なる美学! サニー、男の闘い! | 高橋洋一 | 角銅博之 | 市川慶一 | 第4巻 | |
2011年7月17日 | 16 | リン、最期の願い! 覚醒せよ、超トリコ!! | 村山功 | 小村敏明 | 袴田裕二 | ||
2011年7月31日 | 17 | 超トリコ、怒りの拳! これが最強の釘パンチ! | 田口智子 | (志水淳児) 中尾幸彦 |
爲我井克美 | - | |
2011年8月7日 | 18 | DNAに刻まれた味! トリコ、BBコーンを探せ! | 村山功 | (角銅博之) 深澤敏則 |
山崎展義 | ||
2011年8月14日 | 19 | 闘いの才能! 見せろテリー、王者の素質! | 田口智子 | うえだひでひと | 山崎正和 宮井加奈 | ||
2011年8月21日 | 20 | テリーの為に! 灼熱で弾けろ、BBコーン! | 高橋洋一 | 小村敏明 | 大西亮 | ||
2011年8月28日 | 21 | 美食會の刺客! トリコの技、進化の瞬間! | 村山功 | (門倉小平太) 中尾幸彦 |
香川久 爲我井克美 |
第5巻 | |
2011年9月4日 | 22 | 狂気の圧力! グリンパーチ対トリコ! | 暮田公平 | 林祐己 渡邊巧大 | |||
2011年9月11日 | 23 | 食事の遊園地! 満腹都市グルメタウン! | 深澤敏則 | 袴田裕二 | |||
2011年9月18日 | 24 | 夢の時間! 節乃のセンチュリースープ! | 田口智子 | 角銅博之 | 山崎展義 | ||
2011年9月25日 | 25 | 出会いの酒場! 群雄割拠の美食屋達! | 高橋洋一 | うえだひでひと | 山崎正和 をがわいちろを 山村俊了 宮井加奈 | ||
2011年10月2日 | 26 | 美食屋軍団の挑戦! 上陸、極寒の地獄! | 田口智子 | (本田敬一) 中尾幸彦 |
本田敬一 | 香川久 | |
2011年10月9日 | 27 | 膳は急げ! 氷土のサバイバルレース! | 村山功 | 志水淳児 | 大西亮 | - | 第6巻 |
2011年10月16日 | 28 | 氷山揺るがす爆炎! 覆面男の正体!! | 高橋洋一 | 暮田公平 | 爲我井克美 | ||
2011年10月23日 | 29 | 爛漫なる蟲使い! トミーロッド対トリコ! | 角銅博之 | 山崎展義 | |||
2011年10月30日 | 30 | 感謝と誇り! 滝丸、渾身の栓抜きショット! | 田口智子 | うえだひでひと | 山崎正和 宮井加奈 | ||
2011年11月6日 | 31 | 決着! マッチと滝丸捨て身の大技! | 村山功 | 小村敏明 | 袴田裕二 | ||
2011年11月13日 | 32 | 食の再生屋と伝説のスープの行方! | 高橋洋一 | 宇田鋼之介 | 本田敬一 | ||
2011年11月20日 | 33 | 真っ向勝負! 激闘トリコ対トミーロッド! | 田口智子 | (本田敬一) 暮田公平 |
山崎展義 本田敬一 |
第7巻 | |
2011年11月27日 | 34 | 絶体絶命!! トミーロッド本気モード炸裂! | 村山功 | えんどうてつや | 香川久 | ||
2011年12月4日 | 35 | 驚異の力! 再生屋鉄平参戦! | 高橋洋一 | うえだひでひと | 山崎正和 をがわいちろを 山村俊了 | ||
2011年12月11日 | 36 | 最後の一滴! センチュリースープは誰の手に!? | 村山功 | 深澤敏則 | 爲我井克美 | ||
2011年12月18日 | 37 | さらばアイスヘル! セツ婆の秘めたる力 | 田口智子 | (志水淳児) 中尾幸彦 |
山﨑展義 小山知洋 | ||
2011年12月25日 | 38 | 豪快治療! 再生屋・与作登場! | 小村敏明 | 袴田裕二 | |||
2012年1月8日 | 39 | 競争! トリコの完治か小松のスープか!? | 高橋洋一 | (本田敬一) 広嶋秀樹 |
本田敬一 | 第8巻 | |
2012年1月15日 | 40 | 至福の世界へ! 実食センチュリースープ | 村山功 | うえだひでひと | 山崎正和 宮井加奈 | ||
2012年1月22日 | 41 | 新築祝! スイーツハウスに全員集合! | 高橋洋一 | えんどうてつや | 本田敬一 | ||
2012年1月29日 | 42 | 美食王決定戦! 究極のスイーツを探せ! | 田口智子 | 角銅博之 | 大西亮 | ||
2012年2月5日 | 43 | 絆の一品! パートナーは永遠に | 高橋洋一 | 小村敏明 | 北條直明 仁井学 平野絵美 |
香川久 | |
2012年2月12日 | 44 | 白熱! トリコ対IGO会長! | 村山功 | 暮田公平 | 爲我井克美 | - | |
2012年2月19日 | 45 | 天空の野菜畑・ベジタブルスカイ! | 田口智子 | うえだひでひと | 山崎正和 宮井加奈 山村俊了 | ||
2012年2月26日 | 46 | 発見! 野菜の王様オゾン草! | 高橋洋一 | 深澤敏則 | 石井ゆみこ | 香川久 | |
2012年3月4日 | 47 | 大空の告白! 不滅のコンビ結成! | 角銅博之 | 袴田裕二 | - | ||
2012年3月18日 | 48 | 衝撃の出会い! 謎の生物現る! | 田口智子 | (本田敬一) 中尾幸彦 |
本田敬一 | ||
2012年3月25日 | 49 | トリコ突入! グルメ界の真実! | 高橋洋一 | 田中智也 | 山﨑範義 小山知洋 |
放送局
放送地域 | 放送局 | 系列 | 放送期間 | 放送日時 | 放送の遅れ | 字幕 |
---|---|---|---|---|---|---|
関東広域圏 | フジテレビ(制作局) | フジテレビ系列 | 2011年4月3日 - | 日曜 9:00 - 9:30 | 同時ネット | ○ |
北海道 | 北海道文化放送 | |||||
岩手県 | 岩手めんこいテレビ | |||||
宮城県 | 仙台放送 | |||||
山形県 | さくらんぼテレビ | |||||
新潟県 | 新潟総合テレビ | |||||
長野県 | 長野放送 | |||||
静岡県 | テレビ静岡 | |||||
石川県 | 石川テレビ | |||||
中京広域圏 | 東海テレビ | |||||
岡山県・香川県 | 岡山放送 | |||||
広島県 | テレビ新広島 | |||||
福岡県 | テレビ西日本 | |||||
佐賀県 | サガテレビ | |||||
高知県 | 高知さんさんテレビ | 2011年4月26日 - | ||||
熊本県 | テレビ熊本 | 2011年4月9日 - | 土曜 5:30 - 6:00 | 6日遅れ | ||
富山県 | 富山テレビ | 2011年4月16日 - | 土曜 6:25 - 6:55 | |||
近畿広域圏 | 関西テレビ | 2011年4月10日 - | 日曜 9:00 - 9:30 | 7日遅れ | ||
秋田県 | 秋田テレビ | 2011年4月27日 - | 水曜 16:23 - 16:53 | 10日遅れ | ||
島根県・鳥取県 | 山陰中央テレビ | 2011年4月21日 - | 木曜 16:23 - 16:53 | 11日遅れ | ||
福井県 | 福井テレビ | 2011年4月26日 - | 土曜 5:30 - 6:00 | 13日遅れ | ||
長崎県 | テレビ長崎 | 2011年4月18日 - | 土曜 10:55 - 11:25 | |||
愛媛県 | テレビ愛媛 | 2011年4月17日 - | 日曜 9:00 - 9:30 | 14日遅れ | ||
宮崎県 | テレビ宮崎 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
2011年5月10日 - | 火曜 15:29 - 15:58 | 30日遅れ | |
沖縄県 | 沖縄テレビ | フジテレビ系列 | 2011年5月23日 - | 火曜 15:56 - 16:22 | 65日遅れ | |
鹿児島県 | 鹿児島テレビ | 2011年4月24日 - | 日曜 9:00 - 9:30[注 7] | 91日遅れ |
映画
トリコ 3D 開幕!グルメアドベンチャー!! | |
---|---|
監督 | 志水淳児 |
脚本 | 村山功 |
出演者 |
置鮎龍太郎 朴璐美 柿原徹也 桃井かおり 他 |
主題歌 | 東京スカパラダイスオーケストラ |
製作会社 | 「2011 トリコ」製作委員会 |
配給 | 東映 |
公開 | 2011年3月19日 |
上映時間 | 40分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『トリコ 3D 開幕!グルメアドベンチャー!!』は、2011年3月19日公開の初の劇場作品で、3D映画。『ジャンプHEROES film』(略称:JHF)と題し、『ONE PIECE 3D 麦わらチェイス』と同時上映。『ONE PIECE』が3DCGによる3Dアニメであるのに対し、本作は2Dアニメを3Dに変換したものである。変換を担当したのは、キュー・テック及びグラフィニカ。
キャッチコピーは「世紀の
3月11日の東日本大震災の影響もあり、関東地区の舞台挨拶は中止となった。震災の影響で休館や営業時間短縮もあり全体の興行収入も落ち込んでいる中、2011年3月19、20日初日2日間で興収は興収1億1,351万2,200円、動員は8万4,480人、初日3日間では興収1億7,405万300円、動員12万9,903人になり、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第7位となった[9]。
DVD&Blu-rayは、本作のみ収録のものと、同時上映の『ONE PIECE』とのツインパックが2011年7月20日に同時発売。
ストーリー
本作のストーリーは、週刊少年ジャンプ2007年52号の読み切りをアレンジしたものである。
少年ペックは美食屋トリコに会うため、露店市グルメマーケットをさまよっていた。卸売商トムの案内でとある島に向かったペックは、猛獣に襲われている所をトリコに助けられる。ペックは自分の村を襲う怪鳥ゲロルドの退治をトリコに依頼。トリコは「ゲロルドを食う」という目的でペックの依頼を受けることとなった。
スタッフ(映画)
- 原作 - 島袋光年(集英社 週刊『週刊少年ジャンプ』連載)
- 脚本 - 村山功
- 監督 - 志水淳児
- 製作 - 「2011 トリコ」製作委員会
- 配給 - 東映
- ナレーション - 肥後克広、寺門ジモン、上島竜兵(ダチョウ倶楽部)
主題曲(映画)
- 作曲 - NARGO
ジャンプアニメ
JSAT2009版
- 『トリコ』
- 2009年、「ジャンプスーパーアニメツアー2009」で上映された。初のアニメ化。原作第1話、300歳のガララワニ捕獲のエピソードだが、若干原作と内容が異なる。
登場キャラ・キャスト(JSAT2009)
スタッフ(JSAT2009)
- 原作 - 島袋光年
- 企画協力 - 集英社『週刊少年ジャンプ』編集部
- 企画 - 渡辺直樹
- プロデューサー - 大好誠、篠崎真哉
- キャラクターデザイン・作画監督 - 國弘昌之
- モンスター&プロップデザイン - 丹羽恭利
- 脚本 - 平松正樹
- 絵コンテ - 島津裕行
- 演出 - 小船井充
- 色彩設計 - 千崎美賀子
- 美術監督 - 海老沢一男
- 撮影監督 - 松田成志、寺尾優一
- 音楽 - 長谷川智樹
- 音楽プロデューサー - 福井健吾
- 音響監督 - 岩浪美和
- 編集 - 神野学
- ラインプロデューサー - 鈴木龍
- システムマネージャー - 笠原健一郎
- 制作プロデューサー - 近藤光
- 監督 - 小船井充
- アニメーション制作 - ufotable
- 製作 - 集英社
主題歌(JSAT2009)
- 「その名はトリコ!」
- 歌 - トリコ(近藤隆)
- 作詞 - 平松正樹・ufotable
- 作曲・編曲 - 長谷川智樹
- 主題歌制作 - スターチャイルドレコード
- ディレクター - 山中隆弘
JSAT2010版
- 『トリコ バーバリアンアイビーを捕獲せよ!』
- 2010年10月23日以降、『ジャンプスーパーアニメツアー2010』で上映されたオリジナルエピソード。
登場キャラ・キャスト(JSAT2010)
スタッフ(JSAT2010)
- 監督 - 小村敏明
- 絵コンテ - 西尾大介、小村敏明、大塚隆史
- シナリオ - 村山功
- キャラクターデザイン・作画監督 - 香川久
- 美術デザイン - 秋山健太郎
- 色彩設計 - 澤田豊二
- 製作担当 - 岡田将介
ラジオドラマ
ジャンプ専門情報番組「サキよみ ジャンBANG!」にて、2009年4月3日 - 24日(各3分、全4話)放送。2009年5月から2011年2月まで、集英社ヴォイスコミックステーションサイト「VOMIC」にて全12話を配信した。
キャスト
- トリコ - 近藤隆
- 小松 - 岸尾だいすけ
- 十夢 - 津田健次郎
- ウーメン梅田 - 最上嗣生
- オーナー - 岡林史泰
- ナレーター - 加藤将之
- 節乃(セツ婆) - はやみけい
- ゾンゲ - 志村知幸
- ナレーター - 加藤将之
ゲーム
- トリコ グルメサバイバル!
- プレイステーション・ポータブル用ゲームソフト。バンダイナムコゲームスより2011年8月4日に発売。ジャンルは「グルメハンティングアクション」。
- トリコ イタダキマスター
- データカードダス。2011年4月27日稼働開始。
- ミラクルバトルカードダス
- バンダイのトレーディングカードゲームシリーズ。2011年3月12日に第1弾「激闘グルメ時代」が発売。
- トリコ 爆食グルメバトル!
- Yahoo!モバゲー提供のソーシャルネットワークゲーム。2011年9月下旬よりサービス開始。トリコ達と共に冒険し、猛獣と戦ったり食材を集めてフルコースを完成させていく。
- 美食獣判定器 グルメスティックセンサー
- 携帯型ゲーム機。バンダイより2011年10月29日に発売。食品をスキャンしてモンスターと戦い、食材を集めて料理を作る。
備考
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
- しばしば『世紀末リーダー伝たけし!』のキャラがモブキャラとして描かれている。
- 本作の読者参加企画の一つとして、作中に登場させる新しい食材のアイデアを募集したところ、採用された猛獣のひとつがドラゴンクエストシリーズに登場するモンスターと同名で、類似した形をしていると指摘され、一部で話題となった[10]。単行本では、この猛獣の名前は変更されている。
- 『グルメ学園トリコ』が最強ジャンプで連載中。作者は水元あきつぐ。トリコをはじめとする国際グルメ中学、通称「グルメ学園」の生徒や転校生の小松がおりなす、学園モノのギャグ漫画。ところどころ原作のシーンが使われることも。
書誌情報
単行本
- 島袋光年 『トリコ』 集英社〈ジャンプ・コミックス〉、既刊18巻(2012年2月3日現在)
- 「美食屋・トリコ!!」2008年11月9日第1刷発行(11月4日発売[集 1])、ISBN 978-4-08-874608-1
- 「ココ!!」2008年11月9日第1刷発行(11月4日発売[集 2])、ISBN 978-4-08-874609-8
- 「現れたモノ!!」2009年2月9日第1刷発行(2月4日発売[集 3])、ISBN 978-4-08-874632-6
- 「サニー!!」2009年5月6日第1刷発行(5月1日発売[集 4])、ISBN 978-4-08-874666-1
- 「リーガル高原へ!!」2009年8月9日第1刷発行(8月4日発売[集 5])、ISBN 978-4-08-874718-7
- 「“10連”!!」2009年10月7日第1刷発行(10月2日発売[集 6])、ISBN 978-4-08-874739-2
- 「ジャングルの結晶!!」2009年12月9日第1刷発行(12月4日発売[集 7])、ISBN 978-4-08-874768-2
- 「センチュリースープ!!」2010年3月9日第1刷発行(3月4日発売[集 8])、ISBN 978-4-08-870014-4
- 「氷点下の決戦!!」2010年4月30日第1刷発行(4月30日発売[集 9])、ISBN 978-4-08-870036-6
- 「野生の勝負!!」2010年7月7日第1刷発行(7月2日発売[集 10])、ISBN 978-4-08-870075-5
- 「再生への道!!」2010年10月9日第1刷発行(10月4日発売[集 11])、ISBN 978-4-08-870113-4
- 「ベジタブルスカイ!!」2010年12月31日第1刷発行(12月29日発売[集 12])、ISBN 978-4-08-870150-9
- 「グルメ界の現実!!」2011年3月9日第1刷発行(3月4日発売[集 13])、ISBN 978-4-08-870190-5
- 「〝本物〟のメルク!!」2011年4月9日第1刷発行(4月4日発売[集 14])、ISBN 978-4-08-870210-0
- 「ゼブラ!!」2011年7月9日第1刷発行(7月4日発売[集 15])、ISBN 978-4-08-870257-5
- 「“最悪”との再会!!」2011年9月7日第1刷発行(9月2日発売[集 16])、ISBN 978-4-08-870285-8
- 「サンサングラミー!!」2011年11月9日第1刷発行(11月4日発売[集 17])、ISBN 978-4-08-870305-3
- 「グルメカジノ!!」2012年2月8日第1刷発行(2月3日発売[集 18])、ISBN 978-4-08-870371-8
関連書籍
- 「トリコ外伝 島袋光年短編集」(2009年10月2日発売、ISBN 978-4-08-874763-7) - 読み切りを収録した短編集。
- ファンブック「トリコ グルメハンティングブック」(2011年11月4日発売、ISBN 978-4-08-870306-0)
- 小説版
- 劇場版 トリコ 開幕!グルメアドベンチャー!!(2011年3月22日発売、ISBN 978-4-08-703242-0)
- ジャンプ ジェイ ブックスより発行。著者は久麻當郎。劇場版のノベライズ。
- トリコ フグ鯨をつかまえろ!(2011年10月5日発売、ISBN 978-4-08-321047-1)
- トリコ BBコーンを手にいれろ!(2012年2月5日発売、ISBN 978-4-08-321070-9)
- 集英社みらい文庫より発行。著者は村山功。BBコーン編をトリコ視点で描写。
- 劇場版 トリコ 開幕!グルメアドベンチャー!!(2011年3月22日発売、ISBN 978-4-08-703242-0)
脚注
注釈
- ^ ただし、作中では「グルメ研究所所長」の肩書のみが強調されており、他のIGO関係者からも「所長」としか呼ばれない。
- ^ 宝石の肉獲得任務で負傷したリンが復活する際口にした食材、ジダル王国・グルメカジノのVIPルーム等
- ^ ただし、これは連載初期における設定。その後、作中では、捕獲レベル測定不能のキングレントラーを含め、トロルコングを上回るレベルのゴリラ系の猛獣が何種類も登場している。
- ^ 年老いて背中の毛が白銀色に変化したゴリラのこと。作中の創作ではなく、実際のゴリラにも見られる特徴。
- ^ 次番組の『ONE PIECE』では後編扱いとして「最強タッグ! 奮闘、ルフィとトリコ!」(第492話)が放送された。
- ^ それ以外の同時ネット局では各ローカル番組の次番組スポットに差し替え。
- ^ 毎月第1週のみ情報番組『ぐっとグッドかごしま』のため休止するため、遅れ日数が拡大する
出典
- ^ コミックス18巻の帯より。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 『グルメハンティングブック』より。
- ^ “トリコ|松田賢二オフィシャルブログ『Kenji Matsuda』powered by アメブロ”. 2011年12月18日閲覧。
- ^ 当初は小松もこれには驚いたが彼と付き合ううちに理解した。
- ^ アニメでは「ウォールペンギンの子ども」と表記されている。
- ^ 「ティナのグルメラジオDJ」より。
- ^ 単行本7巻
- ^ グルメハンティングブック p.178
- ^ “震災の影響で映画の興収落ち込む中『ワンピース』『プリキュア』が初登場 子どもたちの笑顔で映画館も明るく”. シネマトゥデイ (2011年3月24日). 2011年10月9日閲覧。
- ^ “『ドラクエ』モンスターが週刊少年ジャンプでパクリ採用か”. ガジェット通信 (2009年10月20日). 2009年10月20日閲覧。
以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。
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- ^ “トリコ/18|島袋 光年| ジャンプコミックス” (n.d.). 2012年2月3日閲覧。
外部リンク
フジテレビ系列 日曜9:00枠(2011年4月3日 -) | ||
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