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2006年8月に[[ボルトン・ワンダラーズFC]]に1180万ユーロ(約17億円)で移籍。2008年1月までの全コンペティションで53試合出場21ゴールの成績を残し、同年1月11日に[[チェルシーFC]]に1500万ポンド(約32億円)で移籍。しかし本職のCFではなくウィングを任されるなど本来の力は発揮できず、わずか2ゴールに終わる。2008-2009シーズンは[[ルイス・フェリペ・スコラーリ|スコラーリ]]監督のもとCFのレギュラーとしてゴールを量産。監督が[[フース・ヒディンク|ヒディンク]]に代わってからは[[ディディエ・ドログバ|ドログバ]]に出場機会を譲ることが多くなるが、結局シーズン通算19ゴールでプレミア・リーグ得点王に輝いた。 |
2006年8月に[[ボルトン・ワンダラーズFC]]に1180万ユーロ(約17億円)で移籍。2008年1月までの全コンペティションで53試合出場21ゴールの成績を残し、同年1月11日に[[チェルシーFC]]に1500万ポンド(約32億円)で移籍。しかし本職のCFではなくウィングを任されるなど本来の力は発揮できず、わずか2ゴールに終わる。2008-2009シーズンは[[ルイス・フェリペ・スコラーリ|スコラーリ]]監督のもとCFのレギュラーとしてゴールを量産。監督が[[フース・ヒディンク|ヒディンク]]に代わってからは[[ディディエ・ドログバ|ドログバ]]に出場機会を譲ることが多くなるが、結局シーズン通算19ゴールでプレミア・リーグ得点王に輝いた。 |
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[[2010 FIFAワールドカップ]]のメンバーに選出されたが、グループステージ2戦目の[[サッカーメキシコ代表|メキシコ]]戦後、ドメネク監督に対して |
[[2010 FIFAワールドカップ]]のメンバーに選出されたが、グループステージ2戦目の[[サッカーメキシコ代表|メキシコ]]戦後、[[レイモン・ドメネク]]監督に対して暴言を吐いたとしてチームから追放された。 |
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== 逸話 == |
== 逸話 == |
2010年6月25日 (金) 00:37時点における版
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名前 | ||||||
本名 | ニコラ・セバスティアン・アネルカ | |||||
愛称 | ニコ、サイレントキング | |||||
ラテン文字 | Nicolas Sebastien Anelka | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | フランス | |||||
生年月日 | 1979年3月14日(45歳) | |||||
出身地 | ヴェルサイユ | |||||
身長 | 184cm | |||||
体重 | 78kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | チェルシー | |||||
ポジション | FW | |||||
背番号 | 39 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
代表歴2 | ||||||
1998-2010 | フランス | 69(14) | ||||
2. 2010年6月17日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
ニコラ・セバスティアン・アネルカ(Nicolas Sebastian Anelka, 1979年3月14日 - )は、フランス共和国ヴェルサイユ出身のサッカー選手。イングランドプレミアリーグ・チェルシーFC所属。ポジションはフォワード。
経歴
1996年にフランスリーグ・アンのパリ・サンジェルマンでキャリアをスタート。能力の高さをアーセン・ベンゲルに見込まれて、当時18歳ながら50万ポンドという異例の高額で1997年にFAプレミアリーグ・アーセナルFCへ移籍し、得点を着実に重ねて評価を上げた。ペレはこのころの彼を評し、「ストライカーに必要なものを全て兼ね備えている」とベタ褒めした。1999年にスペインのレアル・マドリードに移籍するも、怪我もあり不振が続き、また遅刻の常習者として問題になり、更に尊大な振る舞いをする若者として評判は頗る悪かった。UEFAチャンピオンズリーグでは予選で2度大敗した天敵バイエルンに準決勝で2得点を奪い、勝利に貢献するという活躍もあったが結局退団。それからパリ・サンジェルマン、リヴァプール、マンチェスター・シティと移籍を繰り返し、定着しかけたフランス代表からは遠ざかっていた。
ジャック・サンティニが指揮を執るフランス代表では、招集初期の親善試合で目覚ましい活躍を見せ「奴は俺たちのロナウドなのさ」とチームメイトからも賞賛されたが、レアル・マドリード移籍を境に低迷、なかなかメンバーに定着せず、怪我をしたシドニー・ゴブの代理招集を拒否してからは完全に代表と決別。2005年1月に移籍したトルコのフェネルバフチェでの活躍により、11月上旬に行われたコスタリカとの親善試合で、およそ3年ぶりに代表復帰を果たす。最終的に2006年ドイツW杯選考からは漏れてしまい、その決定について監督レイモン・ドメネクを批判しているが、その後の代表にもコンスタントに招集されている。2007年春の代表戦でアネルカが得点した際に、「これが私が見たかったアネルカだ」とドメネクは称賛しており、同監督からは評価されている様子である。アネルカ本人はこのような自身の代表歴について「失敗だった」と評している。
2006年8月にボルトン・ワンダラーズFCに1180万ユーロ(約17億円)で移籍。2008年1月までの全コンペティションで53試合出場21ゴールの成績を残し、同年1月11日にチェルシーFCに1500万ポンド(約32億円)で移籍。しかし本職のCFではなくウィングを任されるなど本来の力は発揮できず、わずか2ゴールに終わる。2008-2009シーズンはスコラーリ監督のもとCFのレギュラーとしてゴールを量産。監督がヒディンクに代わってからはドログバに出場機会を譲ることが多くなるが、結局シーズン通算19ゴールでプレミア・リーグ得点王に輝いた。
2010 FIFAワールドカップのメンバーに選出されたが、グループステージ2戦目のメキシコ戦後、レイモン・ドメネク監督に対して暴言を吐いたとしてチームから追放された。
逸話
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
- ベルギー出身で振付師など様々な分野で活躍するバーバラと2007年6月にモロッコのマラケシュで挙式を挙げ、息子が一人いる。
- ヴェルサイユ生まれだが両親はフランス領マルティニーク出身で、本人は2004年にムスリムであることを公表している。「Abdul-Salam Bilal」というムスリム名を持っている。
- 常々フランス代表のメンバーに名を列ねているが、過去3度のW杯の代表選考では最後のほうで毎回落選している。唯一EURO2000の時だけメンバーに選ばれ、優勝を経験。
- かつての恩師であるアーセン・ベンゲルからは「自分が指導した中で最も優れたFW」と称賛されている。2007年初頭のインタビューにおいては、アーセナル復帰を望むとの発言をしている。
- 趣味は映画鑑賞と音楽鑑賞。なお、映画「ル・ブレ」ではパリ・サンジェルマンFCの親会社のCANAL+が出資していたことや親友ジャメル・ドゥブーズが出演していたこともあり、わずかながら映画初出演を果たした。また、引退後の仕事として映画産業で働きたいとも語っている。
- ゴールを決めると天使のパフォーマンスをする。日本の平山相太も真似をしているが、天使ではなく蟹と間違えられることが多い。
- ディディエ・ドログバとの2トップを自ら望むなど、その性格からは珍しい一面を見せたが、これはリヴァプール時代にマイケル・オーウェンと2トップを組んだ時アシストする事の楽しさを覚えたからだという。なお、ルイス・フェリペ・スコラーリには「ドログバとの共存は不可能」と言われていたが、その後ドログバとは素晴らしい連携を見せるようになり、現在はプレミアリーグでも屈指の2トップとなった。後にアネルカは「チェルシーに入団した時からドログバと一緒にプレーしたかった」と語っている[1]。
- 4ヶ国、8クラブを渡り歩いており、チェルシーに移籍した時点での彼へのこれまでの移籍金の総額は8700万ユーロ(約140億円)に上り、これはクリスティアーノ・ロナウドがレアル・マドリードに移籍するまでサッカー史上最高額であった。アネルカ自身、様々な土地のクラブでプレーすることに魅力を感じている[1]。
- 食生活に関しては朝食を食べないことが日常であるばかりか、食事の中心がハンバーガーとのことで、チェルシーのスタッフはこの不摂生ぶりに怒りを感じている模様。
所属クラブ
- 1996-1997 パリ・サンジェルマン 10試合1ゴール
- 1997-1999 アーセナル 65試合23ゴール
- 1999-2000 レアル・マドリード 19試合2ゴール
- 2000-2002 パリ・サンジェルマン 39試合10ゴール
- 2002-2004 マンチェスター・シティ 89試合38ゴール
- 2005-2006 フェネルバフチェ 39試合14ゴール
- 2006-2008 ボルトン・ワンダラーズ 53試合21ゴール
- 2008-現在 チェルシー
個人成績
クラブ | シーズン | プレミアリーグ | FAカップ | フットボールリーグカップ | 欧州カップ戦 | その他 | 合計 | ||||||
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App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | ||
チェルシーFC | 2008-09 | 35 | 19 | 4 | 4 | 0 | 0 | 12 | 2 | 0 | 0 | 51 | 25 |
2007-08 | 14 | 1 | 3 | 1 | 2 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 24 | 2 | |
クラブ | シーズン | プレミアリーグ | FAカップ | フットボールリーグカップ | 欧州カップ戦 | その他 | 合計 | ||||||
App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | ||
ボルトン・ワンダラーズ | 2007-08 | 18 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 22 | 11 |
2006-07 | 35 | 11 | 3 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 39 | 12 | |
クラブ | シーズン | トルコ・シュペルリガ | トルコ・カップ | --------- | 欧州カップ戦 | その他 | 合計 | ||||||
App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | ||
フェネルバフチェ | 2006-07 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 |
2005-06 | 25 | 10 | 6 | 2 | - | - | 6 | 0 | 0 | 0 | 37 | 12 | |
2004-05 | 14 | 4 | 2 | 0 | - | - | 2 | 0 | 0 | 0 | 18 | 4 | |
クラブ | シーズン | プレミアリーグ | FAカップ | フットボールリーグカップ | 欧州カップ戦 | その他 | 合計 | ||||||
App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | ||
マンチェスター・シティFC | 2004-05 | 19 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 19 | 7 |
2003-04 | 32 | 17 | 4 | 4 | 2 | 0 | 5 | 4 | 0 | 0 | 43 | 25 | |
2002-03 | 38 | 14 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 41 | 14 | |
リヴァプールFC Loan | 2001-02 | 20 | 4 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 22 | 5 |
クラブ | シーズン | リーグアン | クープ・ドゥ・フランス | クープ・ドゥ・ラ・リーグ | 欧州カップ戦 | その他 | 合計 | ||||||
App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | ||
パリ・サンジェルマン | 2001-02 | 12 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 3 | 0 | 0 | 19 | 5 |
2000-01 | 27 | 8 | 0 | 0 | 1 | 0 | 9 | 5 | 0 | 0 | 37 | 13 | |
クラブ | シーズン | プリメーラ | コパ・デル・レイ | --- | 欧州カップ戦 | その他 | 合計 | ||||||
App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | ||
レアル・マドリード | 1999-00 | 19 | 2 | 0 | 0 | - | - | 9 | 2 | 11 | 4 | 39 | 8 |
クラブ | シーズン | プレミアリーグ | FAカップ | フットボールリーグカップ | 欧州カップ戦 | その他 | 合計 | ||||||
App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | ||
アーセナルFC | 1998-99 | 35 | 17 | 5 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 1 | 1 | 46 | 19 |
1997-98 | 26 | 6 | 9 | 3 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 40 | 9 | |
1996-97 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | |
クラブ | シーズン | リーグアン | クープ・ドゥ・フランス | クープ・ドゥ・ラ・リーグ | 欧州カップ戦 | その他 | 合計 | ||||||
App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | App | Goals | ||
パリ・サンジェルマン | 1996-97 | 8 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 9 | 1 |
1995-96 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | |
Total | 338 | 114 | 33 | 11 | 11 | 1 | 52 | 16 | 12 | 5 | 446 | 147 |
獲得タイトル
ナショナルタイトル
クラブタイトル
- アーセナル
- レアル・マドリード
- UEFAチャンピオンズリーグ: 1 (1999-00)
- パリ・サンジェルマン
- UEFAインタートトカップ: 1 (2001-02)
- フェネルバフチェ
- チェルシー
個人タイトル
- プレミアリーグ月間最優秀選手: 2 (1998年2月、2008年9月)
- PFA年間ベストイレブン: 2 (1999、2009)
- PFA年間最優秀若手選手賞: 1 (1999)
- プレミアリーグ得点王: 1 (2008-09)
脚注
- ^ a b Goal.com 将来の移籍を計画しているアネルカ 2009年12月16日
- ^ “Nicolas ANELKA”. Yahoo! Sport. 2007年7月9日閲覧。