コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ミハイロ・ムドリク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミハイロ・ムドリク
U-21ウクライナ代表でのムドリク(2023年)
名前
本名 ミハイロ・ペトロヴィチ・ムドリク
Mykhailo Petrovych Mudryk
ラテン文字 Mykhailo Mudryk
ウクライナ語 Михайло Петрович Мудрик
基本情報
国籍  ウクライナ
生年月日 (2001-01-05) 2001年1月5日(23歳)
出身地 クラスノフラドウクライナ語版
身長 175 cm
体重 61 kg
選手情報
在籍チーム イングランドの旗 チェルシー
ポジション FW
背番号 10
利き足 右足
ユース
2010-2014 ウクライナの旗 メタリスト・ハルキウ
2014-2016 ウクライナの旗 ドニプロ
2016-2018 ウクライナの旗 シャフタール・ドネツク
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2018-2023 ウクライナの旗 シャフタール・ドネツク 29 (9)
2019 ウクライナの旗 アルセナル・キエフ (loan) 10 (0)
2020 ウクライナの旗 デスナ・チェルニーヒウ (loan) 10 (0)
2023- イングランドの旗 チェルシー 46 (5)
代表歴2
2016  ウクライナ U-15 2 (0)
2016-2017  ウクライナ U-16 9 (3)
2017-2018  ウクライナ U-17 8 (3)
2018-2019  ウクライナ U-19 11 (5)
2019-2021  ウクライナ U-21 16 (3)
2022-  ウクライナ 28 (3)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年6月12日現在。
2. 2024年10月28日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

ミハイロ・ムドリクウクライナ語: Михайло Петрович Мудрик, ラテン文字転写: Mykhailo Petrovych Mudryk, 2001年1月5日 - )は、ウクライナハルキウ州クラスノフラドウクライナ語版出身のプロサッカー選手ウクライナ代表プレミアリーグチェルシーFC所属。ポジションはフォワード

クラブ経歴

[編集]

2010年にメタリスト・ハルキウの下部組織に入団[1]。2014年にFCドニプロに移籍し、さらに2年後にシャフタール・ドネツクの下部組織に入団した[2]。2018年11月1日、ウクライナ・カップオリンピク・ドネツィク戦でトップチームデビューを果たした[2][3]。2018-19シーズンの後半戦は、アルセナル・キエフにレンタル移籍した[4]。2020-21シーズンはデスナ・チェルニーヒウにレンタル移籍し、リーグ戦10試合に出場した[2]

2021年5月にロベルト・デ・ゼルビが監督に就任すると、本格的にチームの戦力となり、2021年9月18日のイリチヴェツ・マリウポリ戦で初ゴールを挙げた[2][5]ロシアによるウクライナ侵攻で公式戦が中止になるまで、11試合で2得点7アシストを記録し、チャンピオンズリーグでもグループステージの全6試合に出場していた[6]。2021年のシャフタール・ドネツクの年間最優秀選手に選ばれたほか、2022年のウクライナの年間最優秀選手にも選ばれた[2]

2023年1月15日、チェルシーに8年半契約で加入[7]。移籍金はウクライナサッカー史上最高額となる7500万ユーロ+出来高2500万ユーロ程とされており、シャフタールはその中から2500万ドルをウクライナ兵や遺族支援に寄付することを発表した[8]。背番号は15番。2023年1月21日、プレミアリーグリヴァプール戦で移籍後初出場を果たした[2][9]。2月4日のフラム戦で移籍後初のスタメン出場を果たした[2][10]

2023年8月8日、背番号を10番に変更したことが発表された[11]。10月3日に行われたフラム戦で移籍後初ゴールを決めた[12]

代表経歴

[編集]

各世代別代表に選出されており、2022年5月11日に行われたボルシアMGとの親善試合では先制点を決めた[13]。6月1日、2022 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選のプレーオフのスコットランド戦に途中出場し[14]、代表デビューした[2]

2024年6月7日、UEFA EURO 2024ウクライナ代表に選ばれた。

2024年10月12日、UEFAネーションズリーグジョージア戦で前半35分に挙げた先制点を皮切りにキーパス1本、デュエル勝利数8を記録するなど高プレイを連発したことにより、勝利に貢献し、同試合のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた[15]

人物・エピソード

[編集]

敬虔なクリスチャンであり、首には「Only Jesus」と書かれたタトゥーが施されている[4]。幼少の頃に、社交ダンスのレッスンを受けることがサッカーをするための条件として母から提示され[4]、2年間社交ダンスを習っていた[1]

個人成績

[編集]

クラブ

[編集]
国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
ウクライナ リーグ戦 リーグ杯ウクライナ杯 期間通算
2018-19 シャフタール・ドネツィク 91 プレミアリーグ 0 0 - 1 0 1 0
アルセナル・キーウ 10 0 - - 10 0
2019-20 シャフタール・ドネツィク 3 0 - 0 0 3 0
2020-21 デスナ・チェルニーヒウ 14 10 0 - 1 0 11 0
シャフタール・ドネツィク 91 3 0 - - 3 0
2021-22 20 11 2 - 1 0 12 2
2022-23 10 12 7 - - 12 7
イングランド リーグ戦 FLカップFAカップ 期間通算
2022-23 チェルシー 15 プレミアリーグ 15 0 - - 15 0
2023-24 10 31 5 5 1 5 1 41 7
2024-25
通算 ウクライナ プレミアリーグ 49 9 - 3 0 52 9
イングランド プレミアリーグ 46 5 5 1 5 1 56 7
総通算 95 14 5 1 8 1 108 16

代表

[編集]


ウクライナ代表国際Aマッチ
出場得点
2022 8 0
2023 8 1
2024 10 2
通算 28 3

ゴール

[編集]
# 年月日 開催地 対戦国 勝敗 試合概要
1. 2023年10月17日 National Stadiumマルタの旗 マルタ  マルタ ○3-1 UEFA EURO 2024予選
2. 2024年3月26日 ヴロツワフ市立競技場ポーランドの旗 ポーランド  アイスランド ○2-1
3. 2024年10月11日 ポズナン市立競技場ポーランドの旗 ポーランド  ジョージア ○1-0 UEFAネーションズリーグ2024-25・リーグB

脚注

[編集]
  1. ^ a b 篠崎 直也 (2023年2月7日). “ミハイロ・ムドリク。22歳のアタッカーが、ウクライナ人史上最高額の選手へと上り詰めるまで”. www.footballista.jp. 2023年8月17日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h Mykhailo Mudryk”. Chelsea FC. 2023年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月17日閲覧。
  3. ^ Shakhtar Donetsk vs. Olimpik Donetsk - 31 October 2018 - Soccerway”. int.soccerway.com. 2023年8月17日閲覧。
  4. ^ a b c "ウクライナのネイマール"チェルシーの新WGムドリクに140億の価値がある理由”. Goal.com (2023年1月21日). 2023年8月17日閲覧。
  5. ^ Mariupol' vs. Shakhtar Donetsk - 18 September 2021 - Soccerway”. int.soccerway.com. 2023年8月17日閲覧。
  6. ^ “ユーベがシャフタールのウクライナ代表FWを狙う? ディ・マリアの状況に関わらず獲得を目指す構えか”. (2022年6月10日). https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=420020 2022年6月10日閲覧。 
  7. ^ チェルシーがムドリク獲得を正式発表! 総額139億円で“ハイジャック”、8年半契約締結”. サッカーキング (2023年1月15日). 2023年1月15日閲覧。
  8. ^ 移籍金32億円で兵士や遺族を支援 ウクライナ強豪サッカークラブ”. 朝日新聞 (2023年1月17日). 2023年1月20日閲覧。
  9. ^ Liverpool vs. Chelsea - 21 January 2023 - Soccerway”. int.soccerway.com. 2023年8月17日閲覧。
  10. ^ Chelsea vs. Fulham - 3 February 2023 - Soccerway”. int.soccerway.com. 2023年8月17日閲覧。
  11. ^ チェルシーが今季の背番号を発表! スターリングが「7」ムドリクが「10」など変更多数”. サッカーキング (2023年8月8日). 2023年8月17日閲覧。
  12. ^ ムドリク、チェルシー24試合目にして待望の初ゴール!指揮官は「成長と適応の問題だった。我慢は必要」 | Goal.com 日本”. www.goal.com (2023年10月3日). 2023年10月5日閲覧。
  13. ^ “ウクライナ代表、ロシアによる軍事侵攻後初の試合実施…親善試合でボルシアMGに勝利”. (2022年5月12日). https://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20220512/1647520.html 2022年6月10日閲覧。 
  14. ^ Scotland vs. Ukraine - 1 June 2022 - Soccerway”. int.soccerway.com. 2023年8月17日閲覧。
  15. ^ "ウクライナ代表MFムドリクはジョージア戦で決勝点を挙げてMOMに 今季は本領発揮の予感". theWORLD. 2024年10月12日. 2024年10月13日閲覧

外部リンク

[編集]