コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

Windows Mail

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Windows Mail

Microsoft Windows コンポーネント
詳細
種別 電子メールクライアント, ニュースクライアント
標準提供 Windows Vista, Windows 8, Windows 8.1, Windows 10(24H2まで), Windows 11(24H2まで)
置換 Outlook Express
後継 Outlook for Windows

Windows Mail(ウィンドウズメール)とはマイクロソフトが開発していた電子メールおよびニュースグループ送受信用電子メールクライアントである。Windows VistaおよびWindows 8からWindows 11(24H2)までに標準で付属していた。Outlook Expressの後継にあたる。Outlook ExpressはInternet Explorerに付属の形で提供されてきたが、Windows Mailでは独立して提供される。2024年末でサポートを終了し、後継となるのはOutlook for Windowsである[1]

特徴

[編集]

Windows Vista

[編集]

Windows Mailは、Outlook Expressに比べ、幾つかの新要素やMicrosoft Outlook 2003から導入された幾つかの要素が取り込まれている。

また、削除された要素もあり、利用している場合は注意する必要がある。

Windows 7

[編集]

Windows 7には標準搭載されず、Windows Essentialsの1つとして「Windows Live Mail」が提供された。

Windows 8/8.1

[編集]

Modern UIアプリとして、Windows 8に標準搭載された。カレンダーアプリとPeopleアプリと共にインストール及びアンインストールされる。Outlook.comGmailAOL MailYahoo!のサーバー構成が事前に設定されている。Exchange Serverやその他のIMAPアカウントは設定できるが、POP3はサポートされない。

Windows 10/11

[編集]

UWPアプリとして、Windows 10/11に標準搭載され、カレンダーアプリと共にMicrosoft Storeで提供されている。Outlook.com、Microsoft 365、Gmail、iCloud、Yahoo!のサーバー構成が事前に設定されている[3]。AOL Mail、Exchange Serverやその他のIMAPアカウントは引き続き設定でき、POP3も再びサポートされるようになった[4]

2022年5月に、Outlook.comをベースにした新しいOutlook for Windowsのプレビュー版がリリースされ、その後2024年にかけて本アプリからの移行期間が設けられ[5]、最終的に2024年12月31日にWindows Mailのサポートが終了した[6]

フィッシング詐欺や迷惑メールへの対処

[編集]

Windows Vista

[編集]

Windows Mail用に月一度のペースで定義ファイルが配布されている。定義ファイルは、Microsoft Updateを利用して更新できる。

不具合

[編集]

Windows Vista

[編集]

自動転送機能を使用すると、文字化けすることがある[7]

脚注・出典

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]