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Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/杉原千畝 20111023

選考終了日時:2011年11月6日 (日) 09:38 (UTC)

  • (推薦)「命のビザ」でなんとなくは知っていた人物ですが読んでみて圧倒されました。いささか長すぎると以前に指摘され4月に大幅に改稿されています。今でも少々長いとか注釈と出典提示を分けていないとか参考文献には本当の参考文献と関連書籍を混在させていないか?とか指摘もあるかもしれませんが、FAではありません、GAです。この圧巻の記事は評価に値すると思います。
  • 賛成  推薦者票--ぱたごん 2011年10月23日 (日) 09:38 (UTC)[返信]
  • コメント 「命のビザ」の節で本省から叱責されたことが先に書かれ、ビザ発給の話はその後の「難民救済の機略」の節を中心に書かれているなど、事実関係が前後しているように思います。もちろん、後に起きたことを前に説明した方がわかりやすいものもありますが、この場合は事実関係を発生順に追って説明していった方が分かりやすい気がします。それから脚注ではあるものの、この版で言って140番に「文献的にも無視できない」、141番に「邦訳も少部数刊行のポーランド専門誌に掲載されたもので、今日ほとんど入手困難。多少加筆されたほぼ同内容の以下の英訳があるので、こちらの参照を薦める」のような書かれ方がしていて、およそウィキペディアの文章の書き方と違って何らかの書籍、教科書の類のようです。「無視できない」のは著者の考えであって独自研究なのでは、とか、「こちらの参照を薦める」のは、どちらを読むかは読者の勝手であって百科事典がどちらかを進める必要はないのではないか、とか考えてしまいます。全体に文体がそういうトーンになってしまっている気がします。--Tam0031 2011年10月28日 (金) 14:36 (UTC)[返信]
  • 賛成  膨大な文献には圧倒されました。韓国語版にもコピーされたと思いますが、多かったです。各国語版にも別の写真もあり、重要な人物と思います。--Ichiro Kikuchi 2011年10月29日 (土) 05:26 (UTC)[返信]
  • コメント Tam0031さんの指摘された脚注の件に関してはその後の編集で除去されていますね。ひとまず、注釈と出典を分けてレイアウトの指針通りに参考文献節の前に移動させました。参考文献と関連文献の分割は、脚注形式で文章と関連付けられている書籍のみを参考文献としてカウントしてその他は関連書籍に持っていくといった機械的な対処ならば可能ですが、脚注によって本文と関連付けられていないもののその書籍を参考として書かれた文章が本文中にある可能性もありますし、ノート:夢での経験上、機械的な整理には二の足を踏んでしまいます。また、関連文献が無秩序な列挙に近い状態になっているように見受けられ、内容を精査したうえでの整理が必要であろうかと思います。
  • 本文中にいくつもの外部リンクが内部リンクと類似の体裁で組み込まれていますが、他の良質な記事や秀逸な記事でもあまり見かけない形ですし、内部リンクとの混同を避けるためにも外部リンクは出典もしくは脚注の形の方がいいのではないかと思います。「ゲシュタポの危機迫る」節2段落目の「大鷹正次郎」に張られた外部リンクはブログに使われている画像への直接リンクなようで、Wikipedia:外部リンクの選び方に照らし合わせて問題があります。その他の本文中に組み込まれた外部リンクのリンク先に関しては問題ないでしょうか?--重陽 2011年10月29日 (土) 05:48 (UTC)[返信]
  • 反対 力作であることは間違いないと思いますが、文献の裏付けのある記述なのか、執筆者の主観を述べているのか、判断がつきかねる箇所も少なからずあります。ひとまず全てを挙げることは避け、特に気になっているものを挙げますので、対応をご検討下さい。コメントにとどめようかとも考えましたがすでに賛成票のみ2票という状況であり、現在の状態で早期終了で通過することには反対ですので、反対票を投じます。
    • チェック 1つめは、「通説では、杉原と小野寺が正確な情報を東京に打電し、ベルリンの大島浩・駐独大使が誤伝したと考えられているが、それは事実と異なる。」(「ナチスとポーランド諜報機関」節)と通説を否定する記述です。通説を否定しているのはどの文献でしょうか。根本的には、なぜ(「通説を否定する見解もある」という形をとることなく)通説を「事実とは異なる」と記事の中で断言することができるのか、という疑問も浮かびますが、まずは通説が事実とは異なるとしている文献を明らかにすることが必要ではと思います(脚注を用いて文献名とページ数を記事中に示すことが望ましいように思います)。
    • チェック 2つめは、「ゲシュタポの危機迫る」節で、「千畝の身辺に危機が迫っていた。」、「命さえ失いかねない決死行だった。」と、杉原の生命・身体が脅かされていたことをうかがわせる記述です。同じ節には「『ポーランド及び英国に親しい人物』として名指しで非難」、「大量のユダヤ人逃亡を助けた杉原に当初から強い反感を持っており、」「ケーニヒスベルクからの即刻退去を求められた」、「ゲシュタポの尾行が付いていた」といった記述があり、ドイツ側が杉原を敵視し監視の対象にしていたことがうかがえますが、そのことからただちに生命身体が脅かされているようには思えず、ズレを感じます。「千畝の身辺に危機が迫っていた。」、「命さえ失いかねない決死行だった。」という記述は具体的にどの文献を情報源にしているのか、明らかにすることが必要ではと思います(脚注を用いて文献名とページ数を記事中に示すことが望ましいように思います)。--Pastern 2011年10月29日 (土) 08:27 (UTC)[返信]
  • コメントご対応頂きありがとうございます。私が指摘した点はいずれも編集除去で対応されたようですが、該当する文献がすぐには見つからなかったということなのか、そもそも文献の裏付けなしに執筆者の主観が書かれていたということなのか、どちらでしょうか?もし後者であるならば、先に指摘した箇所以外にも大幅な見直しが必要になってくるのではという気がしますが…気になる箇所は他にもあります。
    • チェック 空前絶後の外交的勝利」(「ハルビン学院と満州国外交部」節)、「千畝を含む6名は、当時の対ソ諜報に望み得る最高の布陣」(「独ソ戦迫るヨーロッパへ」脚注)という表現は、かなりの大言壮語ですが、誰による評価でしょうか。今の書き方ですと、いずれかの専門家によるものなのか執筆者の主観であるのか、判然としません。後者でならば除去すべきでしょうし、前者の場合でも評価の主体と、情報源を示す必要があるように思います。「欧州のどこでも活躍できる杉原の抜群の語学力と諜報能力は、在欧の日本大公使の間で注目の的であった」(「独ソ戦迫るヨーロッパへ」節)という表現も同様です。
    • 大言壮語は用いられていませんが、チェック 「家族を含めて少なくとも数千名の難民の国外脱出を助けたと考えられている。」(「領事館閉鎖後の避難民」節)、チェック 「ドイツ側が、独ソ不可侵条約を日本が防共協定への裏切り行為と見なしていたことを深刻視していなかったことがうかがえる」(「ナチスとポーランド諜報機関」節)、チェック 「クンツェヴィッチ」ことヤクビャニェツ大尉の逮捕は、……少佐の嫉妬からドイツ側に密告されたとされていたが」、(「ナチスとポーランド諜報機関」節脚注)、チェック 「どの政治家も民族主義の扇動でのし上がってきた当時のルーマニアでは、民族主義そのものは人を際立たせる特徴とならず、反ユダヤ主義が政争の重要なファクターになっていた……」(「独ソ戦と第三帝国の落日」節)、 未了...チェック 「カウナスにおける大量ビザ発給の責任を負わされた形で実質的に退職させられた可能性が強い。」(「不遇の後半生から顕彰へ」節)、チェック 「政府見解には不可解な点が多く残る。」(「日本政府の対応」節)といった表現も、現状では誰によってそのように考えられているのかが判然とせず、執筆者の主観を述べているのではないかと疑われる余地があり、同様に脚注を用いて出典が示す必要を感じます。そうすれば、少なくともその文献の中でそのように記述されている、あるいはその文献の著者がそのような見解を示しているという推測が働きます。--Pastern 2011年10月31日 (月) 22:37 (UTC)[返信]
      • コメント 上述「政府見解には不可解な点が多く残る。」に関連して設けられた脚注26についてですが、「政府見解では説明できない」という部分に出典がなければ、その判断材料である都倉栄二の発言に出典があっても結局のところ独自研究が疑われてしまいます。現在気になる点は「カウナスにおける大量ビザ発給の責任を負わされた形で実質的に退職させられた可能性が強い。」とあわせて2点で、これらが解消されれば反対票を撤回する予定です。--Pastern 2011年11月3日 (木) 02:53 (UTC)[返信]
      • コメント 明らかな問題を感じる箇所はすべて解消されたように思いますので反対票を取り下げます。結果的に記述を除去する形で対応された箇所が複数あったようですので、改めて記事全体について情報源の検証をして頂ければと思います。記事のさらなる発展をお祈りしています。--Pastern 2011年11月5日 (土) 11:43 (UTC)[返信]
        • コメント に対する返信1:注記を「元イスラエル大使の都倉栄二は、『当時、ソ連課の若い課長代理として活躍していた曽野明』が、『今後の日本はアメリカとソ連の両大国との関係が非常に大切になってくる。特にソ連は一筋縄ではいかぬ相手であるだけに、わが国の将来を考えるならば、一人でも多くのソ連関係の人材を確保しておくべきである』(『外交官の決断』p.163)と述べたことを証言しており、他ならぬこの都倉は、杉原から3ヶ月も遅れてシベリア抑留から復員したにもかかわらず、外務省勤務が即刻認められ、『ソ連関係の調査局第三課にこないか』(p.163)とさえ薦められている。さらに、杉原といっしょの復員船で帰国した部下の新村徳也は、帰国と同時に外務省外局の終戦連絡中央事務局に勤務することができた。したがって、「外務省きってのロシア通」の排除を「戦後の人員整理」に帰す政府見解に関しては疑義を持つ研究者も少なくない。cf. 『杉原千畝の悲劇』pp.10-26.」と訂正しましたが、いかがでしょうか。該当事項に関しては、実は多くの研究者が熟知している事柄なのですが、関係する存命者および遺族の生活や名誉を考慮して、誰もが閲覧できるフリー百科事典で、これ以上突っ込んだ付記をすることは、諸般の事情を考慮して適切を欠くと思われ、それが故に記述に苦慮したわけです。Tizizano 2011年11月3日 (木) 09:20 (UTC)[返信]
          • コメント 粘り強く対応して頂きありがとうございます。この件に関する詳しい事情は存じ上げませんが、一般論としては外交官として国家の外交政策に深く関与していた、しかも存命ではない人物の、外交官としての活動に関わる名誉については、保護される領域は相当に狭いのではないかと思います。--Pastern 2011年11月4日 (金) 09:49 (UTC)[返信]
            • コメント に対する返信:いささか誤解があるように思われます。ここで、名誉とか生活と申し上げているのは、杉原氏ではなく、同氏の辞職を余儀なくした外務官僚たち側の話であり、存命者もまだおります。Wikipediaが百科事典であれば、その役割は検事の役割とは自ずから異なり、外務省西欧二課による「戦後の人員整理」では説明がつかないことが示されれば、それで十分ではないかと愚考致します。Tizizano 2011年11月4日 (金) 13:02 (UTC)[返信]
              • コメント に対する返信2:未了...「カウナスにおける大量ビザ発給の責任を負わされた形で実質的に退職させられた可能性が強い。」(「不遇の後半生から顕彰へ」節)← ご指摘の個所を削除致しました。Tizizano 2011年11月4日 (金) 23:12 (UTC)[返信]
  • 出典の無い文があります。出典はどんな記事でも絶対に必要な最低条件です。最低条件を満たさない記事が良質なはずがありません。このまま出典がつかなければ出典が無い文は全部消すつもりです。--121.102.112.239 2011年10月29日 (土) 12:36 (UTC)[返信]
  • 上記の諸氏のご要請を斟酌し、ご指摘の諸点に関しまして、すべて修正を加えました。ご検討下さいませ。Tizizano 2011年10月31日 (月) 08:43 (UTC)[返信]
  • 上記の諸氏のご指摘の内で、典拠の不足分を補いました。Tizizano 2011年11月2日 (水) 03:17 (UTC)[返信]
  • 賛成  すばらしい記事だともいます。Pastern様がご指摘になられたことも直されています。秀逸な記事をめざすにあたって必要なことは、ぱたごん様やPastern様がご指摘になられているように加筆ではなく、文章の整理ではないかとおもいます。出典に書いてあるにしても「華美を嫌い質実を重んじる「古武士のような」と形容される千畝の気骨は、この佳境で養われた」「途方もない」「見事な手腕」「鉄道譲渡交渉で見せた辣腕から高い地位が約束されていた」「破天荒な特訓」とかの主観的な形容表現は百科事典ぽくないとおもいます。出典の著者の主観的な推測までwikipediaに書かないほうが良いのではないでしょうか?(私ごときが生意気でごめんなさい)百科事典らしく客観的な事実だけを淡々と書かれたらきっと秀逸な記事にふさわしい記事になるとおもいます。--朝に弱い姫 2011年11月2日 (水) 04:42 (UTC)[返信]
    • 朝に弱い姫さん、こんにちは。18世紀フランスの『百科全書』に寄稿したヴォルテールの「形容詞は名詞の敵」という警句を思わせる適切なご指摘に従い、余計な形容詞を数カ所削除して参りました。Tizizano 2011年11月2日 (水) 06:24 (UTC)[返信]

選考終了時点で賛成3票、反対なしのため、通過となります。--ぱたごん 2011年11月6日 (日) 09:40 (UTC)[返信]