コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/日本の女性史 20210411

選考終了日時:2021年4月25日 (日) 07:46 (UTC)

  • (自動推薦)2021年3月の月間新記事賞受賞記事。--桜国の竜会話2021年4月11日 (日) 07:46 (UTC)[返信]
  • 反対 保留あずきごはんさんがこれだけ大部の記事を纏められたことに敬意を示します。その上で何故反対するかですが、WP:NPOVに於て不十分だと考えるからです。女性史は(残念ながら)若い学問です。これから次々に書き換えられるでしょう。そこでより優れた、新たな女性史を記すために、これまでの研究史や幅広い分野への視点、世界への視野が必要になるわけです。この記事はそれらを満たしていないと考えます。冒頭の研究史で井上清及びマルクス主義歴史学が挙げられていますが、それがどういったものなのか、言及が無い(高群逸枝は言及されますが)。また異論の提示は、母系制北条政子日野富子くらいです。jawpの記事としてアップされるということは、検索エンジンでトップに来る可能性があり(現時点では2番目でした)、各種メディアや個人のブログやSNSで当然のように引用され、大学のレポートで使用され得ます。その記事に「良質な記事」の名を与えるということは、私たちが記事の内容=日本女性史観にお墨付きを与え、これが「正史」であると喧伝することになりかねません。ある程度定説が形成されているジャンルであればよいのですが、若い学問でそれをしてしまうのは、危険です。この記事がよくまとまっているのは認めますが、使用文献が少ない(論文集(≒ある程度論旨が一定である)を1タイトルと数えると6タイトル)のも多様性を欠いているように感じます(これは酷な発言なのを認めますが)。 導入部最後の「またさらに踏み込んで…ジェンダー史である。」に注が付いていないのが気になります。以上。--Falcated会話2021年4月12日 (月) 17:15 (UTC)[返信]
  • コメント 参考文献が女性史学者の書いた本に偏っているように感じます。記事の冒頭に「女性史とは、歴史上の女性に焦点を当て、女性が社会の中でどのように位置付けられていたかを考える歴史学である。」とありますが、この定義に従うならば民俗学者や、女性史学者ではない尋常の歴史学者の書いた本なども参考文献として用いた方が記事もより充実しますし、多様な見方を伝えることができるのではないでしょうか。あとは、「対外戦争と女性の欄」に慰安婦の記述がありますが、慰安婦に関する論争が現在も続く中、「女性の多くは借金や暴力により強制的に連れてこられ、性行為を拒否できなかった。」と書いてしまうのは一方的な見方だけを伝えることになりかねませんし、記事の中立性にも問題があると思います。--Kameda kakinotane会話) 2021年4月14日 (水) 15:10 (UTC)こちらの意図が伝わりにくくなっていたので文章を改稿。--Kameda kakinotane会話2021年4月15日 (木) 11:36 (UTC)[返信]
  • 返信 (Kameda kakinotane宛) 査読ありがとうございます。本記事は「女性史が示す歴史」を示すものですので中心に据えるべきは女性史の史料に基づく歴史観だと思っています。ただその件について断りがなく「一般化された(女性の)歴史」と受け取られてしまう事に配慮がありませんでした。記事冒頭にその点についてのお断りを加筆しました。他の歴史学の描く「女性の歴史」についてはそれぞれの歴史学に書くべき事で、本記事の内容は「女性史という史学が描く(女性の)歴史」を中心に据えて、女性史に対する批判、もしくは女性史が描く学説に対する批判を記載すれば中立性は保てるというのが私の考えになります。最も現状で批判が書かれていないというのはその通りで、その点はご指摘の通り女性史の本を読んで記述している事に原因があります。その部分の不足は私の浅学ゆえで、今後の課題とさせていただければと思います。--あずきごはん会話2021年4月18日 (日) 07:48 (UTC)[返信]
  • コメント 豊富なトピックが出典付きで記載された記事ですが、コメントとして以下の点を挙げさせていただきます。
1.時代ごとの総論・概説が欲しい。現在は各論しかなく、各時代の特徴みたいなものが把握しにくいと感じました。総論→各論の構成にすると読みやすくなると思います。
2.「現代」節は扱っている時代が長く、戦後の大改革と現在の女性の状況については別物と言えます。ついてはこれを一纏めにせず、例えば均等法制定前の1970年代くらいまでを「戦後」、それ以降を「現代」というように区切っってはどうでしょうか。その上で、2000年以降最近の記述が弱いと感じました。例えば、シングルマザーの増加、マタハラ、女性活躍推進法制定、男女雇用機会均等法令和2年改正など昨今の課題・政策についても触れたほうが良いと思います。
3.参考文献について。書籍に収められている論文が全て?列挙されていますが、本文で使用した論文だけにすべきでしょう。--Iso10970会話2021年4月15日 (木) 01:26 (UTC)[返信]
  • 参考文献に関する指摘については勝手な思い込みで、正確にチェックしていたわけでは無かったので失礼しました(Jgmo30さん、チェックありがとうございます)。あと、現代の女性の状況については、研究論文でなくとも、男女共同参画白書や女性白書とかも参考になるかと思います。--Iso10970会話2021年4月18日 (日) 12:58 (UTC)[返信]
  • 返信 (Jgmo30宛) 出典を整理していただいたようで助かります。ありがとうございました。--あずきごはん会話2021年4月19日 (月) 16:04 (UTC)[返信]
  • コメント 前提として、記事の主題自体を問題として良質な記事に選出するのが危険だという考え方は疑問です。勿論慎重になるべきではありますが。そのうえで全体の傾向として、良質な記事とするにはやはり参考文献が女性史学者あるいは女性史にかかわる研究会・学会が編纂したものに偏りすぎていると思います。これはFaclatedさんのご指摘と同じで、WP:NPOVを満たせているのか疑問であるからです。女性史という分野には詳しくありませんが、女性史そのものの説明や記事本文を読む限りでは非常に学際的な分野でありましょう。そうであれば女性史と銘打っていない学会や分野でも取り上げがあるはずです(それが少ないからこそ女性史という分野が成立したのだという指摘はありましょうが)。分野が若いと定説が形成されないという指摘の通り(ここから事後補筆< これまでのいわゆる女性史に限らない歴史学で形成されてきた定説と、女性史学が形成する見解が異なることも十分考えられる、程度の意図です。本記事の参考資料を見る限りでは、女性史学が形成した見解が他の歴史学にも及んでいればそちらを出典とすることもできたのでは、というところ> 以上補筆終わり)で、WP:NPOVを満たすのに他の分野と比べて高い水準が求められるのは間違いありません。自動推薦ではありますが、選考期間内に記事が改善される期待も込めて反対票とはせずコメントに留めます。 --紅い目の女の子(会話/履歴) 2021年4月15日 (木) 02:01 (UTC) 一部意見を補記しました--紅い目の女の子(会話/履歴) 2021年4月15日 (木) 03:09 (UTC)[返信]
  • 返信 (紅い目の女の子宛) 査読ありがとうございます。他の歴史学からの視点(女性史に対する批評などが中心になるべきと考えます)も必要と思いますが、そうできていないのは私の浅学によるところです。今後の課題とさせてください。また期間中にも改善を試みますが、私から期間の延長は望んでいません。--あずきごはん会話2021年4月18日 (日) 07:48 (UTC)[返信]
  • 返信 (Kameda kakinotane宛) ご案内ありがとうございます。現在選考に上がっている私が執筆した記事についての責は私にあります。この件については引き続きこの場所にコメント頂きたく思います。ご案内いただいたメモでの問題提起は「女性史」そのものについての評価になります。分けて記載していただければ幸いです。--あずきごはん会話2021年4月16日 (金) 12:24 (UTC)[返信]
  • コメント 記事主題に関係なく基準を満たしていると判断されれば(主題自体の特筆性に問題が無い限り)良質な記事とされるのに何の問題はないものと思います。また女性史学者の書いた本に偏っているという指摘もありますが、「女性史」の記事であるなら女性史学者の書いた本が当然中心になるはずと思います。隣接分野からの視点が必要だとしても、軍事史の記事なら戦史学者に、経済史の記事なら経済史学者に出典が「偏る」のは当然ですし、女性史学者の著作が中心になるのはむしろ適切な重みづけだろうと思います。ただ、こうした総論的な記述をまとめあげるのは多分本職の学者でも難しいことでしょうし、なかなかハードルが高いことです。女性史自体について十分な知識を持ち合わせていないのですが、個人的には、「各時代の特徴みたいなものが把握しにくい」という既にある指摘に同意であり、各節ごとのジャンル分けに一貫性がなく「日本の女性史」という総体を理解できるようにはなっていないと感じます。--TEN会話2021年4月16日 (金) 00:52 (UTC)[返信]
  • 返信 (TEN宛) 査読ありがとうございます。ご指摘の記事の主題というのは、私が思うところと近いと思っています。各節のジャンル分けですが、たとえば宗教については社会思想と繋がりが強いのですが、中世では文化芸能との繋がりも強かったりして、明確にジャンル分けするのが難しく苦慮したところです。今後の課題とさせてください。--あずきごはん会話2021年4月18日 (日) 07:48 (UTC)[返信]
  • 賛成 §庶民の女性、第1パラグラフ、姉家督は長子単独相続制の一形態なので、注釈35 あたりの記述が少し変かもしれません。あと、近世における避妊、birth control についてもいろいろなことがわかっているはずなので、記述があってもいいと思いました。1918年の米騒動も、女性中心の観点から見た日本史の叙述においてはよく見かける話題と思われますが、本項では出てこないので、1文程度、言及があってもいいと思いました。Good Articles へのリストアップに賛成します。--ねをなふみそね会話2021年4月22日 (木) 07:10 (UTC)[返信]

選考終了時点で賛成1票のため、今回は見送りとなります。--Loasa会話2021年4月25日 (日) 12:57 (UTC)[返信]