Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/変形菌 20210210
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選考終了日時:2021年2月24日 (水) 07:44 (UTC)
- (推薦)1月の月間加筆記事賞受賞記事として良質な記事候補にエントリーが確実な記事ですが、一足先に推薦しておきます。:--Loasa(会話) 2021年2月10日 (水) 07:44 (UTC)
- 賛成 推薦者票。一口で評価すれば、網羅的で詳細な解説といい、豊富な美しい写真といい、たいへんに百科事典らしい記事、と言えます。ただし、ウィキペディア日本語版における生物記事の標準的な構成に比較すると、「生態」節の内容は、たとえば「生活環」「分布」「他生物との関係」などの小節に分けて解説してほしいところです。もっとも、通常の百科事典ではこれらの内容はあまり細かく分けずに、「生態」としてこの程度にまとめて解説している場合もあるので、その意味でも百科事典らしい構成と言えるかもしれません。もう一つ欲を言えば、「研究史」に関しても一節設けて解説して欲しいところです。「系統と分類」節の内容がほぼそれに相当するとは思いますが、「人間との関わり」節の内容も近代から現代の変形菌研究史のトピックとして欠かせない話題であり、これらの研究をまとめた解説が欲しいところです。
- §1.2 変形体
- 「アメーバ細胞と鞭毛細胞の間は、水分条件などによって変換することがある[注 3] (水分が多いと鞭毛細胞になる)」
- これは、一度アメーバ細胞もしくは鞭毛細胞として発芽した細胞が、その後の水分条件により変化することがある、ということでしょうか。それとも発芽時の条件でどちらになるか決定され、一度発芽したら変化することはないのでしょうか。
- 「 不適な環境下では、アメーバ細胞はガラクトサミンを含む細胞壁を形成し、シスト (ミクロシスト microcyst) となる」
- シストは単なる休眠手段であって、散布手段ではないのでしょうか
- 「このことは、変形体・子実体形成能の二次的欠失が、変形菌の中で独立に何度も起こったことを示唆している。 」
- 出典がありません。こういう重要な推論結果への言及は、出典がないと確実に独自研究と見做されます。
- 変形菌に見られる変形体は、以下の3型に類別される
- 一般的な可視変形体は別として他の2種については代表的な種を揚げていただければと思います。
- §1.3 子実体
- 「非結晶性の石灰 (炭酸カルシウム) が沈着していることがある 」
- 石灰を着ける目的、もしくは理由については何かわかっているのでしょうか。わかっているのであればそれについても解説が欲しいと思います。
- §2 生態
- 「変形菌は、倒木や落葉、土壌などふつう種によってほぼ決まった基質に出現する」
- 後の方で「ただし野外で変形菌の存在を肉眼で確認できるのは子実体またはその直前の変形体の状態であり、本来の生育場所 (アメーバ細胞や変形体が生育している場所) とは離れていることもある」との但し書きはあるものの、この表現では変形体も含めた生息環境について述べているように誤解されるので、「変形菌の子実体は...」と述べたほうがよいと思います。
- 「倒木など枯死した樹木に生育する変形菌は死木変形菌 (lignicolous myxomycetes) とよばれ」
- 同じく。これも「生育」ではなく、「倒木など枯死した樹木に子実体が発生する」とでも述べたほうがよいと思います。
- --Loasa(会話) 2021年2月10日 (水) 07:44 (UTC)
- 返信 主加筆者です。ご意見ありがとうございます。対応可能な部分は加筆・修正してみました。
- 「研究史」についてはどのような情報を加えるべきか判断できないため、ほとんど変えていません。
- 石灰の機能については記述されている文献は見当たりませんでした。
- この頁は他言語版で「Mycetozoa」にリンクされており、「Myxogastria」(Mycetozoaに含まれる分類群の1つ) に変更すべきなのですが、どうもうまく出来ません。どなたか可能でしょうか?--Neobodo(会話) 2021年2月13日 (土) 10:03 (UTC)
- 質問 言語間リンクについてですが、英語版ではMyxogastriaでしょうか?こちらが正しいようであれば、Q46309に紐付けし直します。--Jutha DDA(会話) 2021年2月13日 (土) 10:10 (UTC)
- 返信 その通りです。Wikipedia:ウィキデータを参考に言語間リンクを修正しようとしたのですが、公開ができません。申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。--Neobodo(会話) 2021年2月13日 (土) 11:56 (UTC)
- 報告 ウィキデータの修正を行いましたので、原語間リンクをご確認ください。d:Q378789の方のラベルと説明も更新したほうがいいかなと思います(こちらは単純に上書きで公開できるかと思います)。--Jutha DDA(会話) 2021年2月13日 (土) 12:24 (UTC)
- ありがとうございます。d:Q378789の日本語も変更いたしました。--Neobodo(会話) 2021年2月15日 (月) 13:20 (UTC)
- 返信 主加筆者です。ご意見ありがとうございます。対応可能な部分は加筆・修正してみました。
- 賛成 生物記事として、網羅すべき点は大方押さえた内容になっていると思います。--利用者:要塞騎士(会話 / 投稿記録 / 記録) 2021年2月11日 (木) 11:52 (UTC)
- 賛成 「網羅すべき点は大方押さえた内容」など、とんでもない言い方だと思います。これで『大方押さえた』と言われるなら、ほとんどの生物記事はスタブになってしまいます。十分に充実した記事になっていると思います。秀逸、と言うと皆さんどう言うかですが、良質は十分だと思います。--Keisotyo(会話) 2021年2月13日 (土) 10:24 (UTC)
- 賛成 疎い分野なので投票を迷っておりましたが、生物学記事の執筆経験者の方たちからの評価も加味して、賛成票を投じることにいたします。写真が豊富なこともあって、門外漢にもとっつきやすい記事になっていると思います。
- この辺りはかなり好みの問題になってくるかと思いますが、出典がfurther readingとしても秀逸なのではないかと思われ、また同一文献の頁違いもそこそこありますので、別途参考文献節を設けて、出典はハーバード方式にしたほうが、さらに調べたい閲覧者や同様の記事を書かれる際に参考とされる方にとっては見やすいかなと思います。--Jutha DDA(会話) 2021年2月13日 (土) 12:31 (UTC)
- 返信 ありがとうございます。詳しい書誌情報が別になっていると (参考文献節)、本文閲覧時にページ内を移動せずにその情報を得る、ということが出来ないため、個人的には今のような形が好みではあります。もちろん好みの問題ではありますが...--Neobodo(会話) 2021年2月15日 (月) 13:20 (UTC)
賛成のみ3票以上の状態が48時間継続のため、早期終了・通過となります。--Tam0031(会話) 2021年2月15日 (月) 13:36 (UTC)