Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/南極隕石 20130517
表示
選考終了日時:2013年5月31日 (金) 18:23 (UTC)
- (推薦)自薦です。GA選考によって起きるであろう加筆依頼に、応じる時間がようやく出来ました。立項からだいぶ時間は経ちましたが、推薦しまず。--Halowand(会話) 2013年5月17日 (金) 18:23 (UTC)
- 賛成 推薦者票。--Halowand(会話) 2013年5月17日 (金) 18:23 (UTC)
- 反対 トピックが網羅されていません。JPOVです。参考文献に問題があります。
- 非南極隕石と南極隕石の質の違いが書いてありません。本文中に「非南極隕石は回収しやすさが隕石の種類によって変わってしまう」とあるように南極隕石の種類ごとの数字が必要です。[1]←この文献は1986年までの古いデータですが南極隕石の種類ごと(鉄隕石、石鉄隕石、コンドライト、エコンドライト、炭素質コンドライト)の数字が載ってます。古いデータでもないよりマシでしょう。
日米と並ぶ南極隕石大国の中国のことが書いてません。中国は南極Zhong Shan基地から500kmほど内陸のGrove Mountainsの裸氷域で2002-2003シーズンに4000個採取したのを皮切り[2]に日米を追い越す勢いで南極隕石を採取しています。このGrove Mountainsは南極隕石の採取地として大変有望だとされています[2]。- 隕石の採取方法、命名法は日米で違います。少なくとも1987年時点では。入れる袋は日本では数の多いコンドライトはポリエチレン、貴重で変質しやすい炭素質コンドライトはNASA提供のステンレス缶、それ以外はテフロン袋。アメリカではコンドライトもテフロン袋です[3]。また命名法も日米で違います。日本では発見順、アメリカではNASAの冷凍庫から取り出した順(少なくとも1987年までは)[3]また、隕石の処理法も基本は同じでもやはり日米で違いがあります[3]。具体的には出典を見てください。wikipedia:南極隕石では日本のやり方しか書いてありません。
- 月隕石・火星隕石は興味がもたれるところですが、それらがなぜ月や火星から飛んできた物だと分かったのか?と月隕石・火星隕石の特徴が書いてありません。月刊地球『総特集 太陽系物質の起源と進化--南極隕石からの新たな展望』にはその辺の記事が5-6本あります[4]。
- 南極隕石(非南極隕石もですが)は普通コンドライトが大半を占めます。しかしメインベルト小惑星では普通コンドライトのスペクトルを示すものは少ないです。では普通コンドライトの供給源は?国立極地研究所 編『 南極の科学. 6 (南極隕石)』pp.276-307のあたりにそのことが書いてあります。
- 使っている参考文献は全部一般向け書籍・ウェブです。自然科学の記事では一般向け書籍・ウェブをメインにするのは好ましくありません、まして一般向け書籍・ウェブのみで記事を構成するなんて。Wikipedia:信頼できる情報源#科学では一般向けの出版物からの引用を避けるをお読みください。確かに小島秀康氏も矢内桂三氏も南極隕石の世界的権威ですが、だからといって一般向け書籍は一般向け書籍にすぎません。これはオーロラのFA審議のときも指摘したはずです。いい加減、専門書籍・総説論文という物を使うことを覚えて下さい。
- 出典
- 国立極地研究所 編『 南極の科学. 6 (南極隕石)』古今書院、 1987年は古いけど極地研の査読付きで全440ページが全部南極隕石です。月刊地球『総特集 太陽系物質の起源と進化--南極隕石からの新たな展望』は日本語文献では新しい。査読付き誌ではなさそうだけど執筆陣は全員ちゃんとした機関に所属する研究者です。--ぱたごん(会話) 2013年5月18日 (土) 09:50 (UTC) 追記、『金星・水星から飛来した隕石が(中略)冥王星起源の隕石や太陽系外起源の物質が見つかる可能性すらあるとしている。』可能性ならアンドロメダ星人も見つかるかもしれませんね。こういう記述があるから一般向け書籍は危ないのです。--ぱたごん(会話) 2013年5月18日 (土) 10:32 (UTC)
- 再追記、中国のことが書いてないというのは私の勘違い。すみませんでした。それと「隕石は木製の釘を使っていない棚で保管されている」はわかりにくいです。隕石は金属釘を使っていない木棚で保管されている。ですね?--ぱたごん(会話) 2013年5月18日 (土) 10:43 (UTC)
選考終了時点で賛成1票、反対1票のため、今回は見送りとなります。--ぱたごん(会話) 2013年6月2日 (日) 03:46 (UTC)